2016年02月19日

「焼きのり」と「ブタの鼻」

 先日、久しぶりに「よしむら」で吉森先生とお酒を飲んだ。実は「よしむら」を訪れるのは1年ぶりだ。店の引き戸を開けて顔を出した時には、さすがに「最初見た時、誰だかわかりませんでしたよ」と言われた。、、、よしむらさん、不義理しててすんませんでした、、、。

「よしむら」さんは私が大阪で一番美味しくて居心地がいいと思っている居酒屋さんである(、、それならなんで1年間もご無沙汰やったんや? というのはナシにしてね、、)。魚、肉、野菜にかかわらず、出してくれる料理は完璧で、よしむらご夫婦との話も楽しい。鰆の昆布〆、太刀魚の焼き物、牡蠣昆布、、美味しゅうございました。

 楽しく飲んでいてふとメニューを見ると、1年の間に幾つか見慣れないメニューが増えている。その中に「焼きのり」というのがあった。「なんですか? これ? 焼きのりだけだしてくれるん?」と尋ねると、よしむらさんは「焼きのり、いきますかっ」と嬉しそうにいう。よほど自慢の「焼きのり」らしい、、。「焼きのり」が自慢? わけがわからんが、面白そうなので注文してみた。

 すると、出てきたのがこれ。

IMG_2468.jpg

 よしむらと彫られた木箱。? 事情を知っている吉森先生は大笑いして喜んでいる。こっちは何のことか、相変わらずわからない。




IMG_2469.jpg 実は、この木箱、フタを開けるとこうなっている。

 木箱の底には、火のついた炭がある。さらに和紙を底に張った中箱があってそこに海苔が入っている。どうやら、炭火で海苔をほんのりあぶりながら食べましょうという企画モノのようだ、、。お好みで、ワサビをつけて、、、。よしむらさんは自慢げである。

「なんで、こんな、、焼きのりにここまで凝るんですかっ?」と聞くと、、
「ホリグチ先生のブタの鼻の研究と同じですよ。なかなか他人にはわかってもらえない『こだわり』って言うんですか?そんな感じですわ」
 い、いやっ、オレのブタの鼻の研究は仕事やし、、、いやいや、よしむらさんの「焼きのり」も仕事か、、。でも、こ、こだわりって、、ちょ、ちょっと違うし、、、いや、一緒か、、。いやいや、しかし、「なかなか他人にはわかってもらえない」って?、、。

 一流の料理人であるよしむらさんの仕事を、私の研究に例えてもらって光栄である、、。焼きのりも絶品であった。
しかし、なんかちょっとだけ、しっくりこないものを感じた夜であった。



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posted by Yas at 10:37| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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