2012年08月05日

明るく楽しく元気よく、、

 この金曜日、高知大学の曳地さんが研究室を訪問してくれた。京都で植物病理関係の国際会議があったらしい。それでは、というので微研では珍しい植物病原細菌関連の講演をしていただくことにした。馴染みのないテーマであるだけに、ひょっとしたら閑古鳥が鳴くかも?と心配したが、60席ほどの微研ホールが8割ほど詰まって安心した。微研の皆さんはさすがに好奇心旺盛である。

 植物の病気は、個体レベルでみても社会レベルでみても、ヒトや動物の病気とは異なる感染経路や伝播様式を示す。曳地さんの仕事は、植物の育成や種子の流通の過程にスポットを当てながら、病気の発症機構や農薬への耐性機構を解析する。ヒトの病気でいえば臨床から基礎までをカバーするような、広範で細密な研究である。「微研での講演なのに、分子レベルの話題をあまり盛り込まなくてごめんなさい」と曳地さんは講演後に言ったが、そんなこと気にする必要はない。とっても興味深い話でしたよ、曳地さん。

 その後は、曳地さんと、曳地さんの研究室の学生さん達と夕食を楽しんだ。「何が食べたい?」と尋ねると「お肉っ」と屈託なく答える明るい学生さん達だった。では鶴橋へ、、とも思ったがそれほど時間に余裕があるわけではない、、ということで天神橋筋6丁目で適当なお店に行こう、、と決めたけれど曳地さんとワイワイ喋っているうちに阪急淡路駅で電車を乗り換え損ねて十三へ、、、。

IMG_1407.JPG 十三界隈で最初に見つけた焼肉屋さんに入ってお腹を満たしたあと、さらに居酒屋さんでかんぱーい。
 話は弾む。学生生活の話、映画の話、音楽の話、、。曳地研の学生さんは物怖じすることなく、思い通りのことを好きなように話す。大学院生のユカさんと、ユキノさんだったっけ、たくさん笑わしてもらいました。彼女達の立ち位置と曳地教授との距離は本当に近い。こんなに親密な師弟の付き合いにはあこがれを感じるが、あんまり微研では見かけないように思う。

 高知大農学部の特徴なのかもしれないし、学部を担当する部局のいいところなのかもしれない。どうなのかわからないが、それにしても微研ではこんなに自由奔放に教授の前でも楽しそうにしている学生さんを見ることは少ない。どちらかというと萎縮している学生さんならよく見るんだけど、、。なんでもかんでも無闇に明るければなんでもいいやというつもりはないが、微研でも学生さんには楽しく研究してくれた方が、指導する側も嬉しいのは間違いない。でもそれができているかどうか、、?

 研究成果を求めるあまり、学生が萎縮するような窮屈な環境しか与えられないとしたら、大学院教育にかかわる者としてはあまり褒められたものではない。あるいは、指導する立場の人間ばかりが悦に入って、学生のそれぞれの事情を慮ることなく彼らをただ研究の労働力に使っているようでは、コミュニティーとしては全くバランスを欠いている。、、、、、とか、、、ややこしいことを考えながら、この日はお酒を飲んだ。

 研究は本来楽しいものだ。そんなことで学生さん達から研究を楽しむ心が削がれるとしたら、それは残念なことである。

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posted by Yas at 22:18| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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