2012年02月28日

ステキな peer-review

 先週の土曜日のこと、ほぼ同時に別々の雑誌から論文の査読を依頼された。ふたつの論文を同時に査読するのは、いま抱えている仕事量から云って無理だ。ということで熟慮の末、片方の論文査読を断って、ひとつだけなんとか査読することにした。ホントならふたつとも断りたいところだが、同じ科学者の立場で他の科学者の論文を査読する peer-review 制度は科学者の世界を維持するために、現在のところ有効と考えられている仕組みなので、査読を依頼されたらできるだけ引き受けるべきである、というのが私の考えでもある。

 ところが、査読を引き受けた方の雑誌が速報誌だったので、締め切りが一週間と短いことにあとで気がついた。間の悪いことに今週は連続出張で、明日から締め切り日まで研究室を留守にする。仕方ないので、会議の少ない今日のうちに論文を読んでしまってコメントのあらすじを書いてしまうために、覚悟を決めて他の仕事をせずに査読することにした。

 んで、この査読対象の論文は実につまらん論文である、ということがよくわかった(著者には悪いが、ほんとにそうなんだもん)。研究が稚拙な上に書き方が悪いし説明が足りない。でも、「万が一、オレが誤解してるかも」と引用文献も読んで、周辺事情を確認して、ということをしているとずいぶんと時間がかかってしまった。忙しいのに、こんなくだらん論文のために時間を使わせやがって、、。でもその論文の研究背景を調べるのに時間をかけてしまうのである。研究者の性だ。これも貧乏性っていうのかしらん?

 忙しい時に査読を引き受けた論文に限って、くだらないのが多い。そんな気がする。そういう法則でも作らないとやっとれん。

 明日は札幌だ。

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posted by Yas at 23:59| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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