2012年02月08日

最近読んだ本


 最近読んだ本、何冊か、、。

「夏草の賦/司馬遼太郎」
 司馬さんの歴史小説はほとんど読んだつもりだったのだが、昨年の夏に「細菌学若手コロッセウム」で高知に出向いた時に、本書が未読だったのに気がついた。んで、そのあとまたしばらく忘れていたのだが昨年暮れに大学生協で購入。
 司馬さんの巧妙な語り口にはまってその時代の空気に浸るのが、司馬作品の正しい楽しみ方である。、、今度高知に行ったら、本書の主人公である長曾我部元親の居城の岡豊城趾に行ってみよう、、。 やはり楽しい司馬作品。もう、読んでないのはないかしらん?

「細菌と人類/ウィリー・ハンセン、ジャン・フレネ 渡辺 格 訳」
 細菌感染症にまつわる逸話をまとめている。読んで面白いかと期待したのだが、出来のいいレポートを読むようで勉強にはなるが読み物としては今ひとつ。面白いように記述するというのは難しいのだ。本書にある百日咳菌の写真は多分間違っている。

「もうダマされないための『科学』講義/菊池誠、松永和紀、伊勢田哲治、平川秀幸、飯田泰之+SYNODOS」
 新聞の書評で推薦されていたので購入。帯には「学校が教えてくれない科学的な考え方をわかりやすく解説!」とあるが、わかりやすく解説できているかどうか、、。著者のほとんどは学者である。んで、学者らしく、用語や概念の解説にかなりの紙面が割かれていて、本ネタに到達するまでに退屈してしまう。これを読み通せる人は本書のテーマにかなりの興味をお持ちなのか、あるいは辛抱強い人だと思う。

「科学嫌いが日本を滅ぼす ー 『ネイチャー』『サイエンス』に何を学ぶか/竹内薫」
 二大科学雑誌の「ネイチャー」と「サイエンス」の成り立ち、スタンス、科学との関わりを比較することで、科学にまつわる事柄を掘り下げて考えてみようと云う観点で本書は成り立っている。両誌の比較論は面白く読ませていただいた。日本で本当の意味での国際誌(いわゆる General Journal) を持とうというハナシにも共感できる。けれど、「科学嫌いが日本を滅ぼす」という本書のタイトルはどうも内容と合っていない。もうすこし「日本の科学嫌い」の現状が詳らかにされるのかと思ったが、その辺りの話題はほとんどなかった。それと、竹内薫さんは著名なサイエンスライターなのだが、視点はガチガチの科学者(実際に物理学者)である。もう少し学者のコミュニティーから距離を置いた方が面白いものが書けるんじゃないかと思う。よけいなお世話ですけど、、。

「橋下主義(ハシズム)を許すな/内田樹、香山リカ、山口二郎、薬師院仁志」
 ほんの20分ほどで読める本書は意味不明。橋下さんの悪口が書いてある、という以外に紹介のしようがない。橋下施政のどこに問題があるのか、反橋下派の意見を勉強しようと思ってアマゾンでポチッとしたが、全く具体的な内容がない。香山リカさんは多分橋下さんのことをよく知らない。山口二郎さんが橋下さんを嫌いなのはよくわかったが、論理的思考の邪魔をする例え話や一般論ばかりで相変わらず学者評論の域を出ていない。ガッカリである。しっかりしてくださいな。敬愛する内田樹先生の寄稿はすでにどこかで読んだものと同じであった。教育基本条例案のコンセプトが内田先生の教育観と相容れないのはよくわかったが、、橋下主義を許すな!というほどの内容ではない。どうして内田先生は本書の刊行に与したのだろうか?。 

 手持ちの未読本がなくなってしまったので、明日は大学生協に出向いてみようと思う。

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posted by Yas at 23:25| Comment(4) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
じゃ、ぼくの本、買ってね。
自分でポップを作っていったし。
Posted by なかのとおる at 2012年02月09日 09:23

 、、連載をしっかり読んだんですけどぉ、、単行本は加筆してあるんすかぁ?

Posted by Yas at 2012年02月09日 09:45
いや、かためて読むと、感動もあらたに。
自分で読み直しても、むちゃおもろかったくらいですから。
Posted by なかのとおる at 2012年02月12日 07:06

 買いましたー。、、まだ読んでませんけどー。

Posted by Yas at 2012年02月13日 22:51
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