2011年02月20日

ホリプレ論文篇 12 「論文の起承転結」

 論文作成は断片を書くことから始めよう、と前回書いた。特に「材料と方法」や「結果」はそもそも断片の情報からできているので、書きやすい。では、「導入」や「考察」の断片は、どのように考えれば良いのか?

 物語の骨子を「起承転結」で組み立てる、とはよく言われることだ。この概念をもとに、論文の断片も考えることができる。「導入」では起承転結、考察では「起承結」で構成する。考察に「転」は要らない。

 「導入」での「起承転結」は以下のように構成する。
起:題材(研究対象の分子や方法、生命現象など)の教科書的な定義や説明をする。
承:題材に関する研究の焦点やその動向を書く。
転:現在も不明な問題(つまり、この論文の研究で明らかにした問題)を挙げる。
結:論文の研究内容、あるいはその結果を簡潔に書く。

 「考察」の「起承結」はこんな感じだ。
起:「導入」の「結」のように、論文の研究内容やその結果をまとめて書く。この場合、「導入」の「結」と内容が過度に重複しないように気をつけねばならない。そのため、「導入」の「転」の部分で取り扱った問題を表現を変えて書き始めるといい(ちょっと高度な技かもしれません)。
承:結果についての考察が連続する。だから、「承・承・承・承」のような構成だと考えた方が良い。
結:研究の総括と意義を書く。最後に、残された問題とそれに対して研究が進行中であることを書くと、論文を結びやすい。

 論文の断片について、次回も続く。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックをよろしく


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]