2011年02月07日

ちょっと困った村上春樹

 「風の歌を聴け」を読んだ。村上春樹さんのデビュー作である。

 いまさら、なんだ? と自分でも思うが、村上さんが子供の頃に西宮や夙川ですごしたということや、「風の歌を聴け」の舞台がその近辺であるということを知って急に読みたくなった。今の村上作品と比較すると本作は小品だ。2時間足らずで一気に読んでしまった。

 「風の歌を聴け」には「1973年のピンボール」や「ノルウェイの森」の原型が見え隠れしている。だが、プロットやストーリーはあまり問題ではない。村上春樹なのだ。その文章の優しさと村上ワールドを楽しめればいいのだ、と思って、自分が小説ではなく「村上春樹」を読んでることに気づいてちょっと困った。

 私は村上春樹さんの文章を愛している。「アンダーグラウンド」は超名作だと思っている。ひょっとしたら、私はこれまで、村上作品を小説として(アンダーグラウンドは小説ではない)考えていなかったのかもしれない、と思ってちょっと困った。

 「風の歌を聴け」が、芥川賞の選考で「外国作品の翻訳モノの読み過ぎが書いたようなバタ臭い作品」と批判されたというのが、なんだか「さもありなん」と感じてしまった。

 ふうむ。まぁいいや。今度は「辺境・近境」を読んでみよっと。、、この作品も小説ではない。本作では村上さんが讃岐うどんについて語っている箇所があるらしい。稀代の文章家が讃岐うどんをどう語っているのか、ちょっと興味がある。


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posted by Yas at 23:31| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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