2011年02月06日

ホリプレ論文篇10「論文を書けない人/大作を書こうと思うな」

 論文を書けない人のことをもう少し考えてみた。昔のハナシだが、ある「論文を書けない人」が 、「実験をやって、自分の中で結果がわかっちゃったことを、改めて文章にしたり図を描いたりしてわざわざ論文にする気が起こらない」と私に言ったことがある。こういうタイプの「論文を書けない人」もいるが、とりあえずこういう人には研究職とは何かをゆっくり考え直してもらうことが先決だ(いうまでもないが、結果を公表して第三者の批判にさらされなければ、その結果は『研究成果』として成立しない)。

 また別の人は、『論文を書く』というプレッシャーに気持ちが萎えてしまって執筆にとりかかれないと云った。『論文を書く』ことを大仰に感じてしまうのだろうか。こういう人は、最初から大作の論文を書こうと思ったり、執筆前から論文の完成型を思い描いたりしないことだ。連続性のあるストーリーで構成される小説とは違って、科学論文は情報の断片の積み重ねにすぎない。だから、その小さな断片を書けばいいのだ。ひとつの実験方法の説明から、あるいはひとつの図の説明から初めてみよう。その断片をつなぎ合わせれば論文は出来上がる。

 次回は、その論文の断片のことを書こうと思う。

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