2008年02月09日

外は白い雪の昼


 昨日は21世紀COEプログラムの国際シンポジウムがあった。4人の外国人招待演者と微研内研究者12人による英語講演である。招待演者はDavid Conway(寄生虫学)、Jorge E. Galan(細菌学)、Arlene H. Sharpe(免疫学)、Raul Andino(ウイルス学)。所内からの演者も含めてみなさん個性的な仕事と発表のやり方であった。

 ここんとこ、年に2回ほどは英語で講演や講義をするような機会があるのだが、英語の講演は何度経験していてもイヤなものである。前日に、審良、松浦、目加田と言った先生方と話していると、みなさんもやはりイヤなご様子。年に10回ほども海外で英語講演をこなすという審良先生にしてそうなのだから、、日本人研究者にとって英語の壁というのはかなり高い。想像以上に高い。むちゃくちゃ高い。私の見るところ、楽しそうに英語で講演をしてらっしゃるのは堀井先生くらい。菊谷先生なんぞは「ボクはそもそも、英語講演どころか、人前に出るのが嫌いやねんで、、」とおっしゃる(そうは見えんが)。

 当日のお昼、そうした先生方と招待演者とでキャンパス銀杏会館内のレストラン、ミネルヴァで会食をする。直前に、Dr. Galan のエキサイティングな講演が終わったばかりである(ちなみに私の講演はそのひとつ前であった)。私の前席に座った審良先生が興奮気味に、「Dr. Galan の講演良かったがなぁ、、ホリグチさんもあんな仕事せなアカンのんちゃう?」とニコニコしながら云う。仰有るとおりです。前にも書いた が、以前から、感染症の看板を掲げて「細菌毒素の機能と構造」の仕事だけをする限界をずっと感じておりました。頭の中には「細菌毒素の生化学」ではなく「細菌感染学」になるような仕事の計画もあるのだが、色々の事情があって実現ができていないのだ。もうちょっと待ってくださいな。、、、、いやぁ、それにしてももうちょっと小マシに英語講演ができんもんかなぁ、、と先ほど終わった自分の講演を反省していると、「んなもん、、しゃべり方と違ごて内容やがな、講演は、、」と再び審良先生の厳しいお言葉。これも仰有るとおり。世界のアキラに云われると頭を下げるしかない。これももうちょっと待ってくださいませ、これからの仕事の方向は決めておりますゆえ、いずれ先生にも納得してもらえる成果が出せると、、思っちょります*。懇親会のあと、目加田先生と久しぶりのソッタクで反省会。「今日のみんなの講演を聴いていても微研の研究はやっぱりレベルが高いと感じるよ」と目加田先生が仰有る。そのレベルの高い中の端っこでも入れていただいていて光栄ですわ。なんやかんやで、赤ワインのボトル二本を空けた。

 そして一夜明けた今日。外は白い雪。キャンパス内の景色はこんな風になった。
20080209(003).jpg


 午前中に久しぶりにアヤっちとディスカッションをした。これは、この春あたりからスタートさせたい新プロジェクトに関係する大事なディスカッションである。研究室で慢性化しつつある人的リソースの不足が悩みのタネだが、まぁなんとかなるやろ、とぼんやり考えながら外の雪を見る。あらら、めちゃ積もっとるがな。気温も1度以下になっとるし、、道が凍るかも知れんし、、、、帰ろっと。


*追記:
 「あんた、ブログに実名でボクのこと書いとるやんか」と審良先生に云われた。へぇ審良先生、こんなブログ見はるんやと思いながら、「はぁ、公的機関の研究者は公人ということで、実名報道(何が報道や)をさせていただいてます」と応える。お叱りを受けるかと思ったが、「気にしてないよ」とのこと。んで、今回も登場していただきました。
 
posted by Yas at 13:32| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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