2008年02月05日

レーニンジャー生化学


 今日、ちょっと知りたいことがあって、生化学領域の基本的なことを復習した。その時に書棚から引っ張り出してきたのが下の2冊である。
20080205.jpg   
 赤い一冊は、みなさんご存知の「Molecular Biology of the Cell」 最近、Fifth edition が出版された。これで知りたいことを勉強して、さらにもう一冊に手を伸ばす。
 右側の背表紙が日焼けした古くさい本は「レーニンジャー生化学」第2版である。表紙裏の私自身の書き込みを見ると、1984年11月26日に購入したようだ。だから、この本との付き合いは23年以上になる。中身を見ると、さすがに今では参考にできない箇所がたくさんあるが、それでも生体分子の構造や物性などについては基本をおさえた記述が読みやすい。

 この本を購入した当時、私は大学院博士後期課程の1年次だった。だいたいが物見遊山気分で大学院に進学したので、当初は研究者として生きていく覚悟など全くなかった。それでも入学後半年あまり経ち、ようやく何となく、研究者になった将来の自分を想像できるようになってこの道に挑戦することに決めた。この「レーニンジャー生化学」は、その時の気持ちをカタチにするために買ったものだ。学生の身分にとっては非常に高価な上・下巻を併せて購入したのを覚えている。

 そして時間を見つけては護摩修行のような気分で上下巻とも一応全てを読み通した。それが今の自分の糧になっているかどうかはわからない。しかし少なくとも、研究者を目指すというのでこの教科書を多少悲壮な気分で読み通した当時の自分を呼び起こすのに、その経験は役に立っている。
この「レーニンジャー生化学」を眺めて、「あぁ、あの頃は勉強しとったなぁ、さぁ(今も)頑張って勉強しよぉっと」と自分を戒めるキッカケになっているのはまちがいない。
posted by Yas at 19:26| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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