2010年12月30日
これからはpricelessで、、
大晦日を目前にして、我が家の自室をプチ掃除した。汚れまくっていた窓枠を拭いてきれいにしたりしたが、それよりも掃除に関する目下の課題は「本の始末」である。
読書量が少し減った最近だが、それでも本は溜まる。読んだ本は無条件に書棚に仕舞ってしまう習慣があるので当然だ。でも50歳を過ぎた今、いくら残しておいたって読み返しのできる本の分量はたかが知れている。ほとんどは書棚の肥やしになってそのままだ。私の目に浮かぶのは、数十年後、私が死んだあと。大量に残された本を見て、「二度と読みもせんのにこんなに本を残して、どないするつもりやったんや?」とぶつぶつと文句をいう家族の姿だ。
それに決して広くない家でもあるし、本も本棚も減らしてしまってゆったりとした空間を作って楽しむのもいいかもしれない。
ということで、これからは思い切って本を処分することにした。今日はとりあえず80冊ほど、、。小奇麗なものをまとめて近くの古本屋さんに持っていった。すると、引き取ってもらえたのは43冊だけ。しめて 1,275 円。「課長島耕作」は1冊20円。村上龍の「半島を出よ」も文庫本だと50円、その他の文庫本はほとんど1冊10円。天下の村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」の単行本でも、1冊200円だった。引き取ってもらえなかったもののうち、沢木耕太郎の「深夜特急」だけを回収して、残りは古本屋さんに処分してもらうことにした。
古本流通の相場で決まった額だということだろうけれど、自分の感動や喜びやときめきを安く買いたたかれたようで、これには少し参った。あと百冊以上処分が必要なのだけれど、古本屋さんに引き取ってもらうのはやめることにした。だけどいきなり捨てるのは忍びない。なにか自分が納得できる、いい処分方法ってないだろうか?
子供たちのための本返しプロジェクト
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くまさま、コメントありがとうございます。
そうですね。そうしたプロジェクトがあるのは聞いているのですが、、。基本的に本を古本屋さんで換金するという過程は同じなので、「どうしたものか」と考え中です。
自分の読んだ本を他の人にも読んで欲しいというのは、まぁ、勝手な思いなんですが、、。もう少し考えてみます。ありがとうございました。