2010年12月05日

ホリプレ・論文篇 3 「ホリグチの場合」


「ホリプレ・論文篇」は、論文の書き方の作法を若い方に伝えたい、というのが目的だ。
ところが、論文の書き方は千差万別で、同じ人でも状況によって作法を変えることもありうる。だから、論文の書き方について平易に説明するのは難しい、という言い訳を前回に書いた。
 ということでいろいろ考えた、、、んで、最初に、これも何かの参考になるかもしれないので、とりあえず私の経験を書いてみることにした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 私が最初に書いた科学論文は、博士前期課程修了時のいわゆる修士論文である。それは「逆受身ラテックス凝集反応によるボツリヌス毒素の検出」というタイトルだった。これは学部4年生のときの課題で、必要な実験はずいぶん以前にほとんど終わっていた。そのあとの修士過程の2年間には、わりとチャレンジングな課題をいただいていたのだがそれは上手くいかなかった。そんな経緯で、学部時代のデータをまとめて修士論文にすることになった。

 当時の獣医学科の修士課程の修了時は今で言う6年次にあたる。つまり国家試験が控えている。なのに、当時の指導教員だった小崎俊司先生の指示で、国家試験までに修士論文(これは当たり前だが)と学術雑誌に投稿する英語論文を書き上げることになった。当時の私は、日本語論文も書いたことのない学生である。修士論文と雑誌投稿用の英語論文と国家試験対策をほぼ同時期にするのは難しいと思うのだが、なぜか私は素直に「はい」と答えたようだ。

 この時の論文は日本獣医学雑誌(現在の J. Vet. Med. Sci.)の1984年8月号に掲載されている。投稿日は同年の2月20日になっている。3月には国家試験があったので、切羽詰まった時期に曲がりなりにも論文を書き、そして無事投稿できたことになる。しかも、和文とはいえ、初体験の修士論文の執筆と同時に、である。どうしてこういうことができたのか? それは次回。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 と、こういう感じで数回書いてみます。ではまた次回。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックをよろしく


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]