2010年07月12日

銀ちゃんが、逝く


 劇作家の「つかこうへい」さんが亡くなった。62歳。

 ものぐさな私のこと、やっぱり芝居を観に行く機会はなかった(行きたかったなー。いま思ってみると)が、ちょっとブラックで緊張感あふれる「つかワールド」は蒲田行進曲のような一部の映画や、小説になった著作でも感じ取ることができた。ストーリーテラーとして好きな人だった。芝居はすごかったらしい。できれば観たかった(えー、そうです。観れたのに観なかっただけです)。

 私の知っている「つかワールド」の特徴は、「居場所を見つけるために落ちる」ことにある。「落ちる」とは「自らを貶める」ということに近い。蒲田行進曲の登場人物のヤスのように「階段落ち」することでしか自分の居場所を見出せ得ないもどかしさ(蒲田行進曲を知らん人、すまん)を様々な状況で表現するところに、読者(私の場合ね)は惹き付けられた。

 覚えているところでは、「熱海殺人事件」「戦争で死ねなかったお父さんのために」「傷つくことだけ上手になって」「寝盗られ宗介」「青春かけおち篇」「ストリッパー物語」「広島に原爆を落とす日」「銀ちゃんが、ゆく」「幕末純情伝 龍馬を斬った女」「竜馬伝」、、その他いろいろ。井上ひさしさんの時にも書いたが、ある時期、やはりつかこうへいさんに夢中になった時期があった。

 つかさん、ありがとうございました。安らかにお眠りください。


 
posted by Yas at 21:34| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]