2007年03月14日

「インドカリー」に魅せられて

 中島岳志著「中村屋のボース」、読了。、、、ここのところゆっくりと本を読む時間、というか気持ちの余裕がなくて、まとまって本を読めていない。本書は寝る前の毎日の数分を使ってゆっくり読んだ。といっても読むのに時間がかかり過ぎかも。読了するのに3ヶ月以上かかったが、なかなか興味深かった。

 20世紀初め、インド独立運動の闘士であったR.B.ボースは当時の宗主国イギリスの追求を逃れて日本に脱出する。しかし、イギリスと同盟関係にあった当時の日本では身の安全は保証されない。退路に窮したボースは新宿中村屋にかくまわれる。ボースはそんな中、インドカリーの製法を中村屋に伝える。この「インドカリー」は今でも中村屋の主力商品になっている。逃亡生活を送るR.B.ボースは中村屋の隠れ家から大東亜戦争前夜の日本をどのように見ていたのか? という売り文句に惹かれてアマゾンで「ポチッとな」をしたのだが、ボースと中村屋との関わりは前半であっさり終わり。後半は大東亜戦争にもつれ込む日本にインド独立の望みをかけて奔走するボースの姿が描かれている。実は、売り文句にあった前半のテーマよりも後半の方が面白かった。最近の私の個人的調査テーマは「日本は第二次世界大戦(太平洋戦争)を如何に始め、如何に戦い、如何に敗れ去ったのか」だ。その意味でこの「中村屋のボース」は当たりだった。勉強になった。

 ところで今日、豊中キャンパスの附属図書館で会議があった。早めに到着したので附属図書館内を初めて散策。こちらの図書館は吹田キャンパスの生命図書館とちがって一般書がたくさんある。うひょ〜、おもしろ〜い。色々楽しそうな本があるがな〜。おぉっ!「日本史探訪」が全セット揃っとる(図書館やし、あたりまえやがな)! 閲覧室の中は静謐で余裕の空間をつくっている。ええや〜ん。この感じは長いこと忘れてたがな。こういう空間や時間は大事にしたいなぁ。そういえば微研の新棟建設の関係で微研図書室が新装される。電子ジャーナルの台頭で世知辛い世の中だけど、微研図書室の空間は(できればっ!)、余裕をかまして欲しいなぁ。
posted by Yas at 23:06| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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