必要があって、とっても久しぶりに手書きで古い友人宛にはがきを書いた。もともと字は上手い方ではない。私の字を見ると人は決まって「かわいらしい字ですね」と言う。さらに今日は久しぶりにまとまった文章を手書きして、ペンを持って書くという技術があきらかに衰えているのを感じた。ペンを持って手を動かしているとなんだかもどかしい、むずがゆいような感じがする。おかげで筆圧の一定しない、落ち着きのないアホ字になってしまった。
思い出してみると、私が学生の時はまだ和文タイプとかいう機械が現役だった。活字のブロックを一個ずつ取り上げてガッチャンガッチャンと紙に打ち込むやつだ。和文タイプ○○級とかいう資格もあったと思う。その頃私自身は万年筆で修士論文を原稿用紙に書いた。初めての論文も英文電動タイプライターで書いた。それからワープロと熱転写プリンタになり、コンピュータのワープロソフトとドットインパクトプリンタになった。その後はインクジェットやらレーザープリンタやら、ほんで何よりも、いまや印刷しなくても書いたものを通信できるようになった。おかげで書く(叩くというべきか)文章量は飛躍的に増えたように思う。それに見合う情報を自分が持っているようにも思えないが、いったい何を書いているのやら、、。少なくとも、このブログのように毎日記録を残すようなことは、きっと手書きではしようとも思わなかっただろう。第一、アホ字のブログはみっともない。
2006年11月01日
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