2006年08月23日

ペット引き連れ行楽ジプシー

 夏は海である。高原じゃ山じゃ海外じゃという人もいると思うが、幼い頃から夏と云えば海水浴場で過ごした私にとっては夏は海なのである。私には昔からお気に入りの海水浴場が丹後半島にある。小浜という名のその海水浴場は両隣の琴引き浜と淺藻川海水浴場の喧噪からはほど遠いひなびた景色を見せてくれる。できれば毎年ここで夏を過ごしたいと思い、実際にこれまで何度もお世話になったところなのだが6年前にイヌを飼って以来、ペット連れOKの宿を求めて毎年の夏冬(冬はスキーね)に行楽地を転々とするはめになってしまった。

 夏冬あわせて、これまでたぶん10ヶ所程度の「ペットOKの宿」に泊まったと思う。今年も 日本海側のとあるペットOKホテルに泊まった。これが、う〜ん、、なのである。古くてぼろっちぃ施設で仕方ないからペットOKにして集客をはかろうという類は論外としても、どうも何かの事情でペットOKにしたからこれで許してね、のようなおざなりな宿が多い。もうひとつは、附設の動物舎にペットを入れて飼い主は普通の客室に泊まるパターンである。これもペットOKといえばそうだが、、、ちょっと飼い主としては楽しくない。今年の宿は全館ノーリードでイヌを連れ回しても良いという、おイヌさま御用達のようなホテルであった。いきおい、イヌ連れ客ばかりになる。これがまたちょっと変。もちろん、飼い主それぞれが飼い犬をかわいがる気持ちが変なわけではないが、、、。ホテルのフロアは安もんの居酒屋のようにお客が連れた犬のポラロイド写真があっちゃこっちゃに貼られている。ポラロイドの余白には「うちのポチちゃんで〜す」みたいなコメントが手書きされている。

PICT0010_1.JPG
      


 ミュウちゃんで〜す。





 裏のドッグランでは顔見知りのはずもないお客同士がイヌをはさんで楽しく談笑している。それはそれでもちろん楽しいことなのだが、イヌが好きでも何でもない人が見たらちょっと異様に見えるのではないか?、、、いってみれば「私たちイヌ好きよねぇ、イヌ好きならすぐに分かり合えますよねぇ」みたいな、オタクの論理がホテル側に見え隠れするのである。確かに、このホテルではイヌ連れでない客はいなかったような気がする。そらそうだわな、エヴァンゲリオン(ちょっと古い?)のオタクが集まる宿屋にアニメに興味のない人が泊まるか? それから、もうひとつ我慢ならんのは、宿泊料金が設備やサービスに比べて異常に高いのである。これもペットを人質にとられたようでよい気分ではない。

 誤解を生みそうなので回りくどい言い方は避けよう。もうちょっと普通にペットOKの宿はないのか?というのが結論だ。当たり前のことだが、ペット(コンパニオンアニマル)は普通に人と一緒に生活できるべきだと思う。いつだったか国際会議の帰りにベルギー・ブリュッセル空港のレストランで沢山のイヌ連れ客を見た(あのイヌたちは飛行機に乗ったのか!?)。彼らは普通に飼い主に連れられ、飼い主はそこで普通に食事をしていた。普通にそのコミュニティーにペットがとけ込んでいるようなそんな状況に、日本がたどり着くのはいつのことになるだろう?ペットの躾がちゃんとできる飼い主が増えるということも条件だけれど、、。「動物のお医者さん」を一度は志した人間として、なんだか気になる事ではある。
posted by Yas at 22:09| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]