2009年01月12日

慶州2

 慶州での2日目は、本番のシンポジウムである。わたしは最初のセッションで座長をお務めする。一緒に座長を務めるのは全南大学のLee先生。この方は昨年の日韓シンポジウムでも一緒に座長をした。お馴染みさんだ。

 韓国の学術会議では、招待講演でもないのに演者の経歴を紹介したり、場合によっては発表後に賞状を授与したりする、今の日本の感覚から言うと結構「お堅い」ムードがある。韓国の若い人たちはそれを煩わしく感じられているように思ったが、「学術会議とはそういうものである」という確固たる雰囲気があるのだろう。とにかくそんなお堅いムードで始まる。Lee 先生の手元をのぞくと、演者の紹介のためと、セッション中に言わねばならない様々なことを英語で細かく書かれたメモを手にしておられた。、、、Lee 先生は若い方ではない。十分に経験の積まれた先生だと思うが、その先生をしてこれだけの用意をさせるくらい「堅い」、緊張を強いるような雰囲気があるのかもしれない。あいにく私は日本人だ。長々と一般演者の経歴を紹介するくらいなら、その時間をディスカッションに回した方が有益だと思ってしまう。んで、実際そう言って経歴紹介を省略してセッションを進行させてもらった。

 3回目になったこのシンポジウムだが、、う〜んどうだろう? 全南大学側と微研側の感染症・免疫研究に対するアプローチが全く違う(全南大学側はあくまでワクチン開発や臨床応用が主目的で、微研はあくまで基礎研究である)ことがもうすでに明らかとなっているのに、まだなおこのような形式張った、たいそうなシンポジウムが必要なのかどうか? そんなふうなことを、今回はこれまでよりもさらに強く感じた。例えば研修所のようなところで韓日の若手が入り交じって研究の話をするような、、沖縄感染症フォーラムや細菌学若手コロッセウムのような、フランクな形を模索してもいいんじゃないか? あるいは、一定期間お互いの大学院生を交換するとか、、(ちょっとスケジュール的に難しいけどね、、)。もう少し実のある方向に向けてもいいのかもしれない。 これに限ったことではないが、飾り付けたようなシンポジウムがホントに必要になる場合というのはそんなにあることではない。

 この日の夜はプルコギで歓待していただいた。ほとんど日本の焼き肉と変わるところはなかったかな、、。二次会はホテルのバーで乾杯。私はそれで失礼してゆっくり眠らせていただいた。次の日は昼過ぎまで慶州観光、帰りは釜山空港から仁川空港経由で関空へ、、。釜山空港の国内線ターミナルにはレストランなどがほとんど何もなく、仁川空港で腹をすかしてやっとたどり着いた日本式レストランだったが、「?」な、うどん・すし定食を食べて退散。午後9時前に関空についた。
posted by Yas at 17:55| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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