家内と娘は出かけていて朝から留守番。すこぶる天気がよい。「自転車でどっか行くかぁ?」とも思ったが自重した。来週はGCOEのシンポジウムや学位審査、週末には東京出張とイベントが目白押しだ。明日は研究室に出て原稿を仕上げないといけない。さすがに体調を戻すのが一番やろ、と珍しく大人の判断をする。
家のなかでずっと音楽を流しながら寝そべって本を読んだり、イヌと一緒に昼寝したり。いま読んでいるのは村上龍「半島を出よ」。いつだったかの文科省科研費の班会議の待ち時間に東大医科研の岩本愛吉先生が読まれていたのを見た。岩本先生は「これ、おもしろいよ〜」っておっしゃってた。
村上龍さんは好きな小説家の一人で、高校二年のときに芥川賞受賞作「限りなく透明に近いブルー」を読んで以来の付き合いだ(って別に本人とつき合ってるわけではないが)。「コインロッカーベイビーズ」や「海の向こうで戦争が始まる」「だいじょうぶマイフレンド」はかなり気に入った作品。ところが「愛と幻想のファシズム」あたりで最近の作品群に見られるような境地を拓いてからは、ちょっと私にとって「?」の状態になって、「超電導ナイトクラブ」「5分後の世界」「希望の国のエクソダス」で村上龍作品から遠ざかることを決めた。、、で、この「半島を出よ」は私にとって久しぶりの村上龍小説である。、、面白いんだけど、、最近の彼の作品の、人を不安にさせるような人間や状況の執拗な描写がどうも疲れる。昔からそういうところのある作家なのはわかってるんだけど、どうも最近はそんな描写が長くつづくようになった。
日が暮れて、部屋のなかで一人これを読んでると、おもしろいんだけど、なんかちょっと疲れた。 あ、いかんいかん、せっかく頑張って休んでるのに疲れては、、。
明日は朝から仕事するだす。
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