2008年07月09日

大面談会 with 安倍師匠

 本日、安倍師匠と大面談会。2時間と少し。

 彼は毒素タンパク質の解析が主流の本研究室のプロジェクトでは異色となる細菌感染現象をテーマにしている。そのテーマは実は、7〜8年前から計画していたのだが、諸々の事情で結局進展させることができないまま今までに至っていた。まぁ、いろいろと障害があるのはわかっていたが、これほど苦労するとは思っていなかった。

 その、我々にとって困難なテーマに安倍っちが着手して今まで3ヶ月。大切な基礎データの収集から、材料取り、次の実験のシステム作りまで、着実に進めてくれていた。さすが安倍師匠である。

 ここにも書いたが、細菌毒素研究というのはある意味で終わりのはっきりした研究である。対象の細菌毒素の構造や作用機序が明らかになれば、さらに大きく研究を転回できるような展望は、一般的には望めない。我々はその終わりの手前にある最後のピークを目指して細菌毒素研究をしている、といってもいい。そのあたりに、私のジレンマはあった、というか、今もある。

 しかし、安倍っちの仕事は細菌感染という生命現象を扱っている。生命現象を研究テーマにすると、それぞれの研究成果についての視点を変えることで、展望をさらに広げることができるはず、、、と期待している。

 安倍師匠、、短期間のうちにここまで順調に研究を進めてくれた。、、この男、ただの汗っかきの大男ではない。
posted by Yas at 22:28| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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