2015年03月30日

日本細菌学会のこと

 実は、本年1月に、日本細菌学会の理事長を拝命した。任期は3年である。来年の春には日本細菌学会の学術集会の総会長も担当することになっている。つまり、何の因果か、来年は理事長と総会長を兼務することになる(ちょっとめずらしい)。

 日本細菌学会は、昭和2年に北里柴三郎先生の会長で開催された第一回衛生学微生物学寄生虫学聯合学会を源流としている。その後、研究グループの分離独立と学会名称の変更があったりして、昭和22年に日本細菌学会になった。昭和2年に発足したと考えると、もうすぐ90周年を迎えるということになる(私が担当する学術集会は『第89回』ということだ)。まことに歴史のある学会である。

 しかし、ここ数年は低迷の度合を深めている。学生を除く正会員数は10数年前から減少し、最盛期に比べて約千人減った。また、過去5年間では支出超過の財政状態が続き、赤字総額はふにゃらら万円(郊外に家を1軒建てることができるくらいの額)に及ぶ。歴史はあるが運営状況は火の車である。まるでどこかの老舗旅館とか老舗料亭のようだ。

「こんなときにどうして理事長などになってしまったのだろうか?」と自問してみるが、逆に言えばこんなときだから若輩の私にお鉢が回ってきた、とも考えられなくはない。任期は3年。その間に何ができて何ができないか? そんなことを考えてみた。というか、今年に入ってずっと考え続けている。

       *             *

、、、、と、以上のような下書きを書いたのが2週間ほど前である。その後、先週末に細菌学会総会が岐阜で開催された。

 更新が滞りがちになった本ブログだが、今回から暫くは細菌学会のことを書いてみたい。それでちょこっと更新頻度が上がるかも、、、。って、別に誰も期待していないでしょうけど、、。



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posted by Yas at 18:52| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月15日

「ガツン」と行け

 先週のこと。愚息が久しぶりに帰省してきた。「学位を取りました」という報告のためらしい。

 彼は学部を京大の工学部で過ごし、「やりたいことが東大の大学院にある」と言って修士課程から東大大学院工学研究科のお世話になっていた。もともとは化学専攻である。

IMG_2297.jpg 学位論文は iPS 細胞の浮遊培養法に関するものらしい。生来、血を見るのがキライで、親と同じ生命系分野を専攻するのにも抵抗があったといい、それで有機化学を専攻したはずが、なぜか iPS 細胞を研究テーマに博士号を取った。ここらあたりの心境の変化は興味あるが、息子を相手にそんな話をしてもはじまらん。ということで、親に渡すために持ってきた学位論文を黙って受け取った。あ、、「おめでとう」くらいは言ったかもしれん。
 写真中、隣にあるのは30年近く前の私の学位論文である。当時の研究室の標準用紙であったレターサイズの紙に印刷したので、A4版の息子の学位よりもタテが短くヨコが長い。

 ikki.jpg 私の家は、親族に学問・教育系に関わっている者が何人かいるが、学問家族というわけではない。私の親父は商売人だったし、兄は会社員だ。だから彼が研究分野に進んだのは私の影響だ(と私は勝手に思っているが、間違ってないと思う)。そんな影響を与えてしまって、これから本人はイバラの道を歩むのかと思うと、ちょっと心配だ。ポスドク(特任研究員)のあいだはなんとかなるが、そこで篩にかけられて常勤職に就けないと、大学・研究機関以外で就職先を見つけ出すのは極めて難しい世界なのである。この仕事に向いていれば良いが、とびきり優秀な場合を除いて、それは学位を取ったくらいではわからない。 似たような業界にいても、おそらく親にしてやれることは何もない(本人も望んでないと思うけど)。あとは自分の才能と努力で乗り切ってくれ。

 ところで、彼は今秋に結婚したいらしい。どうも今回の帰省は学位取得の報告よりも、結婚の相談の方がメインの目的だったようだ。大学院修了、結婚と、今年は彼にとって大変な年になるのかもしれない。まぁ「ガツン」とやるしかないな。、、「ガツン」と行け、「ガツン」と。、、、と書いていて思い出した。私は大学院在学中に結婚したのだった、、。そしてその半年後に大学院を修了した。

 同じような人生を送っとんな。、、まぁ「ガツン」と行け。


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posted by Yas at 18:54| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

ごちゃごちゃと新車自慢

先週の日曜日に、注文していたクルマ(先日のエントリーで話題にした)の納車準備ができたというので、ディーラーさんに受け取りに行った。スバル/レヴォーグ・1.6 GT-S Eye-Sight というクルマである。

来店を約束した朝の10時にディーラーに出向くと、担当の人が車検証や製品保証書やらと一緒に、分厚い説明書を何冊も抱えて私のところにやってきた。まずは車検証と保証書関連の確認、それから実車のところに行って、外観確認とレヴォーグに独特の機能の操作方法などを聞く。ここまでで1時間半ほど。それから店内に戻って今度は説明書を元に説明を受ける。これで約2時間。最後に、Eye-sight の操作に関する DVD を見せられた。DVD鑑賞はお断りしてもよかったのかもしれないが、きっと一生に一度のことであろうと、ありがたく見せていただくことにしてそれで2時間半。

Key.jpgこんなに長くかかった納車は初めてである。スバル(のディーラー?)は気合いが入っている。最後に、ディーラー店長さんと一緒に納車セレモニーの写真を撮って、ディーラーを出た。これも、別に断ってもよかったのかもしれないけれど、ディーラーさんの気合いに押されてついポーズを取ってしまった。


以前から、スバルのクルマには興味があった。特に、スバル車のオーナーが、決して自分のクルマの悪口を言わないことに気がついてからは、いっそう気になった。調べれば、世には「スバリスト」という、スバル好きでずっとスバル車に乗り続けている人を指す言葉まであるらしい。そこまで人に好かれるのには、理由があるはずだ。それと、スバル特有の水平対向エンジンにも興味があった。実は私が初めて所有したクルマ(兄と共有だった)は、やはり水平対向エンジンのフォルクスワーゲン・ビートルだった。今度購入するクルマは、私の年齢や平均所有年数から考えて最後のクルマになる可能性だってある。そうすると、最初と最後に所有したクルマがどちらも水平対向エンジンを搭載していた、なんてオツじゃん(何の意味もないけど)、、とも思ったりした。

そこで、「スバル車に乗せてちょうだい」と、やおらスバルディーラを訪れたのが一ヶ月以上前のことだった。そのときの目当てはインプレッサか XVだった。ところが、「インプレッサとか XV とか、レヴォーグなんかも良いかも」という私の言葉に食いついて、担当セールスさんが「ではまずレヴォーグに試乗されませんか?」と強く勧めたのだった。「へぇ、? レヴォーグかぁー、そんなに興味ないんやけどなー」と思いながら、乗ってみたらこれがびっくりするくらい良かった。試乗の短い時間だったけれど、加速は力強くて速い。路面の段差を拾いながらカーブを曲がっても動揺がない。室内は強烈に静か(変な言い方すまん)で、エンジンの振動もほとんど感じない。私の感覚では、その後に試乗したインプレッサや XV よりも、レヴォーグの方がはっきりと上質であるように感じた。こうなるとレヴォーグしか目に入らない。後はグレードと色を選んで、値段交渉をして、納得したので初来店から三日で決めた。

写真で見ての通り、今度のクルマは赤色にした。ガラスコーティングをしてもらったソリッドカラーの赤いボディは、金属というよりも、光沢の強い樹脂か陶器のようにツルツルしている。このブログでクルマのレビューをしてもはじまらんが、ドアの開閉音は適度に重厚だし、低い姿勢のボディはかっこいい。素直に、所有した喜びを抱かしてくれるクルマである(と思ってる)。

先週の土曜日には、慣らし運転をかねて、奈良県と三重県の県境にある月ヶ瀬に行ってみた。月ヶ瀬には有名な梅林がある。私の住む伊丹からだと、西名阪国道を利用するのが便利だ。西名阪には天理 IC から針 IC の間に有名な坂(『有名』なって言う割に、名前は知らんが、、)がある。レヴォーグはこの坂道も、何事でもないかのようにグイグイと上っていった。あんまり軽く上るので慣らし運転であることを忘れてついアクセルを踏んでしまったくらいである。んで、期待通り、アクセルを踏んだ分だけこのクルマはさらに力強く坂道を駆け上がってくれた。、、本当に良いクルマに巡り会ったと思っている。もちろん、先々代の日産・セレナ(7年くらい乗った)も先代の三菱・グランディス(こっちは15年乗った。)も、当時の目的にあった良いクルマだったけれど。レヴォーグも、今回の新車購入のテーマである「走り」に合った良いクルマだ。

IMG_2291.jpg
ところで、この日の目的地の月ヶ瀬梅林だが、、。まだ早すぎて、全く梅は咲いていなかった。散策した周囲で、唯一咲いていた花を写真にパチリ。

「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」、、、


、、、って、いうてる場合かっ。まだ寒いわっ!


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posted by Yas at 21:17| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする