2015年01月31日

MacOS のクリーンインストールで、、


 Mac OS X には FileVault という暗号化機能がある。ユーザーデータを暗号化して、容易に他人がアクセスできないようにするというものだ。

 この FileVault 機能が、私の MacBook Air で、知らない間にオンになっていた。そして、なぜかその暗号化作業が2週間ほどずっと続いていて終われないでいた。暗号化を中止しようとしても、「ディスクの暗号化が終了してからオフにしてください」というメッセージが現れて、中止を受け入れてくれない。暗号化中でも、他の作業は普通にできるのだが、どうやら暗号化作業は電力消費が激しいようで、バッテリーがすぐに空になるので困っていた。それだけではない。最近、どうもこのコンピュータの動きがおかしい。SSDの空き容量も少ないし、その中身を見てみるとおそらく不要なフォルダがいくつもある。考えてみれば、Macを買い換えるたびに、「移行システム」を利用して直前まで使用していた Mac のシステムをそのまま丸写しして何年もやってきた。多分、Mac 4台か5台分、10年以上の資産を(ジャンクも)引き継いできたのだろうと思う。

 そこで、この際だからいっそのことOSをクリーンインストールしてみることにした。クリーンインストールとは、ストレージ(この場合はSSD)を空っぽにして、OSだけをインストールすることである。FileVault に関係したトラブルシューティングをネットで調べてみると、暗号化が終わらないなどのトラブルにはクリーンインストールが一番の解決策だということだ。、、、インストール後には以前の環境が失われて、復旧には時間がかかるかもしれないが、もう少しこの MacBook Air を長く使いたいのなら、やっぱクリーンインストールだ。

 まず、インストールが失敗した時の用心に、あらかじめダウンロードした Yosemite OS をターミナルのコマンドを使って USB に格納して単体のインストールデバイスを作製する(なんのことを言ってるか判らん人もいると思うが、、、すまん)。それから、MacBook Air を「Command」 + 「R」で再起動。画面に現れるユーティリティーを使って SSD をすべて消去する(おぉ怖っ)。それからさらに、OSX を再インストールを指定して1時間ほどして、クリーンインストールが完了した。

 その MacBook Air を改めて起動してみると、なぁーんもないサラッピンの Mac を起動したのと同じ Welcome 画面が出るので、システムを設定していく。アプリケーションは純正添付のもの以外何もない。とりあえず AppStore に行って、「購入済み」のリストから必要なものだけを選んでインストールする。これは数分で完了した。iTunes の音楽もほとんど Store 経由でコピーされるので問題はない。問題は、iPhoto である。当然、iPhoto の写真はすべて消えている。その中には仕事に使う画像データも含まれているので、母艦である iMac から転送する、、転送する、、転送、、?、と思って iMac の iPhoto を見ると、なんとここの写真もなぜかほとんどが消えていた。

 どうすんの?、、、

あ、長くなったので、また次回に続く、、。(ここに書かれた方法でクリーンインストールを試みられて、失敗されても当サイトはなんの責任もとりません。念のため)


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posted by Yas at 15:53| Comment(0) | コンピュータ & ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

ちょっとまとまりのないハナシかも


 阪神・淡路大震災から20年が経った。

 その時を思い出して「研究者は基本的に世間の穀潰しだ」とブログに書いたのは8年前。もちろん、応用技術に手の届くところで研究をされている方もたくさんいるので、そうとばかりは言えないが、これは自戒を込めた思いだった。「いずれ役に立つだろう」という建前と「面白いからやっている」という本音とを抱えながら、自分で稼いだわけではない大金を使って研究をさせていただいている。だから、「穀潰し」でも新知見を求めて真面目に研究はする。そう思っているのは本当だ。なのに、メンツとか名誉とか予算獲得とかのためなのか、はたまた論文を書くということの教育を受けていないのか、加工したデータを使って論文を書くような研究者たちがいるという話(最近もありましたね)を聞くのはつらい。

IMG_2268.jpg


 ところで先週末、あやっちが2度目の出産のために産休に入った。産休前の最終日には、ケーキを用意して産休祝い(?)をした。


 あやっち。ゆっくりしてくださいね。




IMG_2267.jpg しかし、あやっちがいま担当しているプロジェクトを止めるわけにはいかないので、シンザーにこれを引き継いでもらうことにした。このプロジェクトは、8年前まで当ラボに在籍していたオーニシ2号の、ある発見がキッカケになって始まった。それを5〜6年かけてトッシーが広げて、あやっちが締めようとして2年経ったが、とりあえず時間切れだ。つまりこのプロジェクトは8年かけても終わることができなかった。そんなに大プロジェクトというわけではない。データは溜まりに溜まっている。でも納得のいく結論が得られていない。あやっちが復帰するまでシンザーに頑張ってもらうが、いつになったら終われるのやら、、。しかし、、。

 このプロジェクトを始めたのは、冒頭の「研究者は基本的に世間の穀潰しだ」と書いた頃だ。穀潰しにも五分の魂。ちゃんと終わるまで、終われない。


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posted by Yas at 21:50| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

2015年の2週間


 2015年も2週間が過ぎようとしている。

「今年はまだスケジュールが空いていて気がラクだわい」と思っていたのもつかの間、降り積もる雪のように会議や出張の予定がやってきて、あっという間にカレンダーが埋まっていく。今日も、余裕があるはずだったのに、続けさまに会議の日程調整のメールや雑多な事どもの問い合わせメールなどが届き、その対応に追われて新着論文チェックもできず、読みたかった論文も充分に読めず、悶々とほぼ1日を過ごす羽目になった(しかしブログは書いている、、)。正月が過ぎて成人の日も終わって、従来の仕事のペースになってきているということかもしれない。

      *          *

 昨年の暮れ、ある製薬会社から、拙著「劇的プレゼン術」の二次使用をしたいという申し出が出版社にあった。なんでもその会社が運営する会員専用の Web サイトに内容を掲載したいとか、。ありがたいことである。本というのは、大評判の大人気にでもならない限り、出版して少したってしまえば売れてるのだか売れてないのだか、著者にはちっともわからない(ということは多分それほど売れていないということだろうけど)。出版直後に韓国での翻訳書出版の話があったが、それも沙汰やみになってすっかり動きの見えなかった拙著にとっては、嬉しいお知らせであった。これがきっかけで、またちょっと売れてくれたら嬉しいな。

      *          *

 大阪大学大学院の医学系研究科では、医学博士の審査対象論文を iThenticate というソフトにかけて、世間に出回る論文や Webサイトにあるテキストとの類似性を検証して、その結果を報告する必要がある。その論文とは、よほど優秀な学生の手によるものを除けば、大抵は指導教員の手直しが入って入って原文はほとんどなくなってしまているものである。つまり、指導教員が書いたものに限りなく近くなる。その結果、指導教員がほとんど書いたような論文のテキストの類似性を指導教員の責任で検証せねばならんという、なんとなく不毛に近い状況が生まれる。先日の検証では15%の類似性という結果が出た。失礼なっ! 他人の論文のテキストなんか丸写しするもんかっ。と思って調べてみると、論文中にある URL や、引用論文が「類似性がある」とカウントされるようだ。設定を細かに変更して、そのような箇所の類似性は削除できるのだが、忙しいのに年に1度や2度の検証のために細かな設定をするのも面倒だ。ということで、私が(ほとんどを)書いた論文は「15%の類似性」というレッテルがついて、医学系研究科の審査に付されることになった。なんか納得がいかん、プライドにも傷がつく、、、。ということでやっぱり、次の機会にはちゃんと設定して検証にかけることに決めた。

、、2015年の2週間はこんな感じ、、、。


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posted by Yas at 22:19| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月07日

本棚ひとつ分をこれから整理するつもり

IMG_2265.jpg 仕事始めの日、年末の自宅の片付けで出てきた文庫本数十冊を研究室に持ち込んだ。書棚に入りきらず、長いこと机の上にほったらかしになっていた文庫本だ。書棚を買い足すかどうか少し考えてみたが、もう私もそこそこの年齢だし、読んだ本を溜め込んだところですべてを読み直すことはない。もう一度読みたくなったら、それほど高くない文庫本のこと、もう一度買えばいい。まぁ絶版になるという心配はあるが、、我が家は広くない。「断捨離」という言葉はあまり好きではないけれど、モノを持ちすぎるよりも整理してスッキリする方がやはり性にあっている。ということで、これからは時間をかけて、自宅にある書籍をどんどん処分していこうと思っている。

 研究室に持ち込んだ本は、研究室のみんなに見てもらって気に入ったものは持って帰ってもらう。吉村昭さんの「雪の花(種痘の苗を日本に初めて持ち込んだ笠原良策の話)」とか「白い航跡(慈恵医大の創始者である高木兼寛の話)」とか、、星新一さんの「祖父・小金井良精の記(東大医学部の解剖学の祖の伝記)」とか、北杜夫/楡家の人々とか、村上春樹さんとか、、、色々あるよ、、、とか言っていたら、さすが生物系の研究室の人たちである、その方面の本は次々と片付いていった。その中で、サーヤが選んだのは「戦艦武蔵/吉村昭」だった。

 私は人様の趣味にケチをつけるようなことは言いたくないが、しかし流石にうら若き女性が最初に選ぶ小説としてはいかがなものか、、、と尋ねると、「お父さんが読むかな、と思って、、」と彼女は答えるのだった。

 しかし私は知っている。サーヤは武闘派で、こういう勇ましいものが好きなことを。、、

 お父さんの西川センセ、、ダシに使われてまっせ。


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posted by Yas at 22:15| Comment(1) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月05日

これって、どうよ?

今日は仕事始めである。

新春のご挨拶をかねて、ほのぼの系の話題でも取り上げようと思っていたのだが、今朝の毎日新聞朝刊で、むちゃくちゃ違和感のある記事を読んで腰を抜かしそうになったので、そのことを書く。

その記事とはこうだ。
***********
政府は来年度から、小中学生を対象にした「起業家教育」の導入を全国の学校に促す取り組みを始める。経済産業省が来年度予算の概算要求で、起業家教育の拡充名目で5億円を要求。

(前略)ーーー起業家教育は、総合学習の時間などを使って模擬の「株式会社」を設立する体験をしたり、外部から起業家を呼んで話を聞いたりして、子供たちの「起業家精神」を養うもの。ーーーー(中略)ーーーーー日本での起業希望者は、1997年の160万人台から2012年には80万人台まで減少するなど、起業への挑戦者が少ないことが大きな課題となっている。経産省は「自ら考え、主体的に判断する能力など、生きる力を養うことができる」(担当者)との教育効果も期待している。
***********(毎日新聞2015年1月5日朝刊から引用)
http://mainichi.jp/shimen/news/20150105ddm002100050000c.html

小中学校で起業教育? 私には全く意味がわからない。そもそも起業への挑戦者が日本で少ないのは、起業を志す人間が少ないのではなくてベンチャーキャピタルのような投資家の投資トレンドに問題があるからだと私は理解しているのだが、違うのだろうか。もし起業家が少ないのが原因だとしても、小中学生にそのような起業家教育をして、何がしかの効果が得られるとも思えない。この計画の旗振り役が経済産業省というのにも違和感がある(かといって、文部科学省が旗振り役でもおかしいけれど)。そもそも、起業家って、習ってなれるものなのか?

こんな教育を受けた小中学生が高校生になって、授業中に「国語や社会を勉強しても儲からん。英語は世界展開の時に役に立つかも、、」と学習教科を勝手な価値判断で値踏みしたりするかもしれないと思うとぞっとする。小中学生の間は、基礎的な学力とコミュニケーション能力を身につけるべきで、それをどのように使うかはそれ以後の個々の問題だというのが常識だと思っていたけれど、そうではないようだ。

それで思い出したことがある。私が小学生の頃、梱包資材や文具の卸商売をしていた父親の店に置いてあったコンパスがとても使いやすいというので、教室で同級生から注文を受けて、代金と引き換えにコンパスを渡していた(つまり売っていた)ら、担任の先生に見咎められたことがあった。その先生は優しく私に「友達にはお店の場所を紹介して、そこで買ってもらうようにしなさい」と言った。それを聞いて私は「ん?学校でお金のやりとりしたらあかんのや、、」と納得した。40年以上前の話である。

映画「マルサの女(伊丹十三監督/宮本信子主演」では、なんだったかの商売をする小学生(中学生だったかもしれない)が、やはり先生に見咎められ、「どうして小(中)学生が商売をしてはいけないの? 決して楽して儲けているわけじゃないのに、、。これでもクレーム処理とか大変な苦労をして稼いでるんだよ(大意)」と主人公に問いかける場面がある。先述の40年以上前の経験をした私は、この場面を見て妙に安心した覚えがある。この映画はおよそ25年ほど前だ。その間には、子供達に対する教育の意味は変わっていなかった、ということだ。それが、今や政府が旗を振って起業家精神を小中学生に注入しようとしている。

時代は変わったのか? 経産省の考え方がおかしいのか?

意味わからん。


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posted by Yas at 21:53| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月01日

迷える仔羊

 みなさま、あけましておめでとうございます。


年賀状J.jpg


 今年も宜しくお願い致します。


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posted by Yas at 10:30| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする