2014年12月31日

12月のツラツラ2

12月のツラツラのつづき


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 12月12日。文部科学省の遺伝子組換え技術等専門委員会に出席した。この委員会の委員を拝命して10年が経つが、この日が私の最後のお務め日だった。

 10年前に初めて会議に出席した時は、遺伝子組換えに関わるカルタヘナ法を碌々理解してもおらず、会議の内容はチンプンカンプンだった。3時間ほどかけて霞が関にやってきて、会議中に一言もしゃべらずに、また3時間かけて大阪に帰るような日々が最初は続いた。しかし立場上必要ということはおそろしいことだ、何度も関連法規を読んでいるうちにポイントがわかるようになってきた。遺伝子組換えの大臣確認申請で、最も多いものはウイルスの作製実験だ。これも門外漢の私にはよくわからないテクニックや材料が多かったのだが、そのうち慣れた。

 最初の数年は確か3ヶ月に2回ほど開催されていた委員会は、途中から2ヶ月に一度と決められた。だから私の任期中には60回以上の委員会が開催されて、そのうち多分40回くらいは出席したのだと思う。私に期待されたのは「細菌毒素の組換え」の知識である。10年の間に何度か更新の時期があったが、その度に「細菌毒素となると、やはり堀口先生にお願いしたいので、、」と言われて再任してきたのだった。しかしその任期中に、細菌毒素の組換えが問題になるような案件は、実は数えるほどしかなかった。だから、私が委員会に貢献したというよりも、委員会を通じて遺伝子組換えに関わる様々なことを教えていただいた、という方が的を射ている。

 最終日のこの日、しかし偶然、細菌毒素の組換え案件があった。大した事は発言していないけれど、「まぁ、これでも有終の美を飾ることができた、と言っていいのでしょうか」と最後の挨拶のネタに使わせていただいた。これで当分、霞が関を定期的に訪れるようなことはなくなると思う。が、、実は先月から、本学の遺伝子組換え委員会の委員長を仰せつかってしまっている。
 
 遺伝子組換え申請の審議とはまだしばらく縁が切れそうにない。
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 もう少し書こうと思っていたけど、残念ながら時間切れで、今回はエピソード一つです、、。すまん。

、、、みなさま、また来年。
よいお年をお迎えくださいませ、、。


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posted by Yas at 18:55| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月29日

2014年12月のツラツラ

 はたと気がつくと今日は12月29日。年も押し迫ってきたというのに、今月は二度しか更新していない。すまん。

IMG_2263.PNG 書きたいことは色々とあったけれども、今月もやっぱり仕事から帰ると疲労困憊もしくはお酒飲んでいち早く酔っ払ったりして、コンピュータに向かう気が全く起きなかった。んで、、、一昨晩は高校時代の友人と飲んだ。最近は、飲んだあと数日は疲れが取れず「ほんとに年取ったな」と感じることが多い。おかげで(何が『おかげ』なのかどうかわからんが)、昨晩はとってもよく眠ることができた。iPhone アプリの Sleep Cycle でみると、なんと100%の快眠度で9時間40分の睡眠だ。文句なしのチャンピオンデータである。
 こんな数字を見ると、それだけで元気が出る(完全に気のせいですけど)。んで、今日は今年の仕事の最終日で、元気よく予定通りの仕事を済ませて先ほど帰ってきた。まだ、わりと元気だ。ということで、今月にあった事どもなどをツラツラと書いてみることにする(最近、このパターンが多いような気もするが、、)。

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 今月に入ってすぐに、仕事に使っている iMac や MacBook Air の OS を最新の Yosemite にヴァージョンアップした。iPhone などの iOS8で採用されたシンプルなアイコンがあまり好きではなくて、その iOS8 に合わせてデザインされたという Yosemite にはあまり期待していなかったが、ヴァージョンアップしてみるとこれがなかなかよかった。アイコンも半透明のウインドウも上品で使っていて気持ちが良い。唯一心配だったのは「ことえり」の廃止で、ユーザー辞書や追加辞書の資産を引き継ぐことができないという情報があったことだ。私は Yosemite を導入する前に「ことえり」の追加辞書で有名な「山葵辞書」を重宝して使っていたのだが、これが使えないのは困る。

 そこで、Yosemite の日本語入力でも「山葵辞書」使える方法をネットで調べてみた。「Yosemite では山葵辞書は使えない」という意見がほとんどだったのだが、色んな方のサイトでの情報をつなぎ合わせて、ともかく山葵辞書を Yosemite の追加辞書として登録できることがわかった。以下、そのメモである。

1.まず、Mountain lion で動作している Mac を用意する。ここに山葵辞書のファイルをどこか(ユーザーの辞書フォルダ以外)のディレクトリに格納しておく。
2.ことえり単語登録から「Mac OS 9 の辞書をコピーして使う...」コマンドと山葵辞書を選択すると、辞書フォルダに山葵辞書ファイルが現れる。これを USB メモリなどにコピーする。
3.Yosemite で動作している Macに移動して、システム環境設定「キーボード」の「入力ソース」タブを選択し、画面をスクロールして再下部にある「追加辞書」ウインドウに USB メモリにコピーしたファイルをドラッグアンドドロップする。

 これでOK。

 Yosemite の日本語入力の変換候補の表示はとても早い。これがとても嬉しい。私はブラインドタッチで入力するので(プチ自慢です)、「ことえり」をはじめとしたこれまでの日本語入力の変換候補のモッタリとした表示では、どうしてもキー入力を待たないといけないタイミングができてしまう。Yosemite ではこれがない。これだけでも OS を Yosemite に変える意味がある。と私は思っている。

 以上、、Yosemite メモ、、。

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 Macつながりの話をもうひとつ。やはり今月に入って、秘書のヒグチさんの iMac も私の iMac と連携するために Yosemite に OS を変えることにしたのだが、そもそも彼女の使っている Mac は年季の入った旧式だ。最新 OS の Yosemite を入れるにはちょっとツライ。ということで、私の iMac を新しくして、いま使用中のものをヒグチさんに使ってもらうことにした。

 その iMac が届いたのが12月19日の金曜日である。次の週は会議や出張でまとまった時間が取れないので、21日の日曜日に研究室に出て仕事を済ませた夕方から、新しい Mac のセットアップを始めた。

IMG_2256.jpg 旧 iMac と新 iMac。それに MacBook Air のそろい踏み。iMac は「移行アシスタント」で環境を移行中。MacBook Air は携帯ハードディスクにバックアップ中。

 Mac は新しい機械を導入しても「移行アシスタント」で内部環境は移行できるので比較的楽チンだ。しかし、インターネットサービスとのやりとりに必要なユーザー ID やパスワードは、改めて入力し直さないといけない。、、これがえらいことである。ちょっと今から思い出すだけでも、dropbox, Google drive, Evernote, Apple Store, iCloud, amazon などがある。これらを利用するためにそれぞれ別個の ID やパスワード(私は同じものを使っていない) の入力が必要だ。さらに、ダウンロードしたアプリを使用するためのアクチベーションキーというのもある。これらを全て覚えているのは無理だ。ということで、私はあるソフト(詳細はヒミツ)に記録しているのだが、それでもいくつか記録漏れがあった。そんなパスワードやらなんやらを、メールの記録やら自分の記憶やらを辿ってひとつひとつ利用可能にしていく。、、、これに半日かかっちまった。

、、久しぶりの Mac 購入である。 Mac の「移行アシスタント」は便利だけれど、機械を新しくした場合はそれだけで済まされない作業があることを、すっかり忘れていた。

 みなさま、お気をつけて、、。

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 ツラツラは、まだしばらく続く(と思います)、、。つづく、、。


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posted by Yas at 20:41| Comment(1) | コンピュータ & ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月18日

研究室のささやかな1日

 STAP 細胞の作製実験が再現できなかったというニュースがネット上で流れた今日、当研究室ではささやかな研究の進展があった。社会的に大きな騒動になった STAP 細胞は、研究者の誰もが「不毛」と感じ、「うまくいくわけがない」と予想した通り、やはり再現はできなかった。この件については、明日(19日)の午前中に理研が正式に発表するらしいので、もう少しマスコミ報道は続くかもしれないけれど、ようやくこれで結末を迎えることになる(んでしょうね)。

 一方、当研究室では、2年ほど前にテルチー(当時はテルテル・チョコチップスという芸名だった)が作製に成功して研究室が盛り上がったプローブを使った本実験がようやくワンサイクル終了し、今日その結果が出てきたのだった。思えば長い道のりだったけれど、その実験結果は予想以上に期待を抱かせるものだった。もっと混乱したデータが出るだろうと思っていたのだが、現時点でもある程度は現象の説明が可能な傾向を示していた。この日のうちに、テルチーは那覇の実家に23日に帰省する予定だったのを大晦日まで延期して、年内に次の実験をすることに決めた(私は強要してませんよー)。STAP 細胞の話題に比べれば、はるかにささやかだが、われわれにとってはもしかすると記念すべき日になるのかもしれない。そんな予感さえした。

 ささやか、と言えば、先週末にすったもんだして仕上げたオカケーの論文がやっと、ささやかなオンラインジャーナルにアクセプトされた。散々苦労させられてきた論文だったが、ようやく日の目をみる運びになったわけだ。そこで、ささやかに研究室でスパークリングワインを開けてお祝いをした。オカケーはこれで無事に大学院博士課程を学位取得修了できることになる。
IMG_2255.jpg
 季節はクリスマスだ。サーヤとイッシーが、研究室の熱帯魚水槽から生やしているポトスにクリスマスの飾り付けをしてくれた。

 ささやかな研究室の営みである。




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posted by Yas at 19:44| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月10日

歯を抜いた

 お久しぶり。三週間のご無沙汰です。

 この間、書きたいことはいくつか(OS を Yosemite に替えたり、甥の結婚式に出席したり千葉大学への今年二度目の出張に出かけたり)あったのだけれど、なんだか疲れて(飲み会もあった)更新する元気も出ないまま三週間が経ってしまった。んで昨日、歯を抜いた。久しぶりの更新の話題としてはどうかと思うが、そのことを書く。

 事の起こりは11月22日の細菌学会関西支部総会だ。総会長の筒井ひろ子先生から、若手奨励賞の審査員を仰せつかった私は、朝一番から会場に入り、午前中のすべての演題の座長を務めたり、昼間は幹事会に出席したりして、プログラムの最後の方にはヘロヘロになって懇親会を迎えた。懇親会場の兵庫医科大学のレストランにはあの宝塚ホテルが入っている。出される料理が不味いはずはない(「あの」って言っても知らない人も多いかも、、。宝塚ホテルは、あの有川浩の短編小説「阪急電車」の、あの映画版の冒頭のロケに使われている、あの由緒正しいホテルなのである)。んでその懇親会で、調子に乗ってお喋りしながらパクパクと料理を食べていたら、「ガキッ」というか「ムニュッ」というか、右下二番目の奥歯に違和感を感じた。さらに懇親会後に梅田に出て二次会、三次会で飲んでいるうちに、違和感を感じた奥歯がジンジンと痛んできた。はっきりと痛い。

 しかし、2ー3日経つとその痛みは自然と治まった。しかしまた2ー3日経つと、痛みが蘇る。そんなことが続いたこの日曜日に、ついに激しい痛みを感じて月曜日に歯医者さんを予約して火曜日に診察をしてもらうことにした。出向いた歯医者さんは北千里界隈では親切で有名らしい(だから予約したんだけど)。この先生、歯科衛生士さんに手際よく撮られたレントゲン写真を見て、「これは抜歯以外にないですね」とあっさりおっしゃる。「もちろん、今日すぐに抜くというわけではないんですけど、、覚悟を決められてから、後日改めて抜きますよ」と続けた。「歯が痛くて仕事になりませんので、もう今日のうちに抜いちゃってください」と言うと、妙にテンションが上がった様子で「そうですかっ。じゃぁ抜きましょうっ」と、麻酔されてゴリゴリッと(痛かったけど)2-3分でその奥歯が抜かれた。親知らずではない永久歯を抜いたのは初めてだった。

 「このあとですけど、抜いた歯はブリッジか義歯かインプラントで補うことになります。抜いた跡が回復して検診してからのことですから、どうするかゆっくり考えておいてください」と先生は言う。
 そうか。永久歯を抜いたら入れ歯になるのか。そのことに初めて気がついて「死ぬまで自分の歯で食事をしたいものですね」みたいな、どこかでよく聞いたようなセリフが頭をよぎった。考えてみれば、抜いてしまえば次の歯が生えてくることはないのだ。抜く前にもう少しよく考えて、場合によってはセカンドオピニオンを求めに他の病院に行ってもよかったのかも、、。「今日のうちに抜いてください」と言ったら歯医者さんのテンションが上がった理由がわかった気がした。

 しかし、抜歯を急いだ理由はちゃんとある。

 これから忘年会のシーズンだ。心置きなくいっぱい飲んで、いっぱい食べたいですやんか。


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posted by Yas at 21:44| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする