2014年10月28日

誕生日

本日は私の誕生日である。55歳になった。

しかしアタフタと仕事に追われている毎日だ。自分の誕生日のことなどすっかり忘れていた。今朝、娘に「たんじょうび、おめでとぉ」と云われて思い出したが、大学に出てしばらく仕事をしていたらまた忘れた。

IMG_2206.jpg
お昼に、ラボの部員室でみんながデコレーションケーキを囲んでいたので、また思い出した。「先生のケーキですよ」とアヤッチが数字のロウソクをケーキに立ててくれた。55歳。
誕生日の歌と言えば「Happy birthday to you,,」だけれど、私はなぜか幼稚園の時に習った歌を思い出す。

メロディ今日は私の誕生日 赤ちゃんになって生まれた日
お父様もお母様も 祝ってくださる うれしい うれしいメロディ

けれど、やっぱりロウソクを吹き消すのには「Happy birthday to you,,」が似合う。


仕事を終えていつも通りに家に帰ると、家内が赤ワインとステーキと観葉植物のプレゼントを用意してくれていた。その赤ワインを飲みながらこれを書いている。

そうだ。幼馴染みのひーちゃんからも誕生日のお祝いメールをいただいた。

本人は、ややもするとすぐに今日が自分の誕生日であることを忘れるような体たらくだったのに、、、みなさんありがとうございました。何か大変なことが起こりそうな予感のする55歳です。皆々様、今後ともよろしくお願いいたします。


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posted by Yas at 21:44| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日

今年三度目の北海道・札幌

先週末の24ー25日、北海道大学にホリプレ講演で出張した。ホリプレ、すなわちプレゼンや論文作成に関わる講演はそろそろお断りしようと考えているが、まだ以前に引き受けた講演がいくつか残っている。先々週は武庫川女子大に行ったし、再来週は宮崎大学に同じ用件で行く。それでとりあえず、ホリプレ講演のご依頼は受付を終了させていただきます。関係の皆様にはご了解いただけますよう、よろしくお願いします、、。

北海道は今年3度目であった。1回目は2月。吹雪の札幌を歩いてウニ丼を食べて、雪の中に埋もれそうになりながら北海道大学・人獣共通感染症リサーチセンターに行った。2度目は8月に千歳空港からニセコで開催された細菌学若手コロッセウムに参加した。夏とは思えない肌寒さで、風邪を引いて咽喉をつぶした。んで、今回は、北海道大学・獣医学部でのホリプレ講演である。高校生の頃、北大の獣医に入りたいと漠然と思っていた(その希望は諸般の事情で受験する事なく頓挫した。もっとも、受験しても合格したかどうか、入学後に無事に獣医学部に入れたか(北大は入学後に配属学部が決まる)わかったものではないが、、)私にとっては、ある意味で特別な場所である。これまで、人獣共通感染症リサーチセンターまで出向いた事は何度もあるが、獣医学部に足を踏み入れるのは初めてだった。

IMG_2205.jpgこの日は午後1時半に千歳空港に到着、快速エアポートライナーで札幌駅についたのは午後2時半であった。人獣共通感染症リサーチセンターの大西なおみさんにお迎えにきていただき、海外出張でボスの東さんが居ない研究室で、しばし情報交換して獣医学部に到着したのは講演の10分前であった。関係者の皆さん、ヤキモキさせてすいませんでした、、。写真はこの日の北大構内のイチョウ並木。ちょうど良い感じだった。

講演時間は1時間半。いつものスライドでいつものように喋りだしたのだが、やはり同じネタで喋り過ぎなのか、イマイチ気合いが入らない。こういうときはあまり良い結果にならない。決して滑らかとは云えない調子で話すこと60分。早々と用意した話題をすべて話してしまった。以前、山口大学で同じ話をした時には、90分間一杯使い切ったのに、今回はえらく早かった。やはり演者本人が面白がって話さないと、淡々と講演が進んでしまって早く終わるのかもしれない。いやー、あんまりよくなかったなー、、と思っていたら、存外質問が多くて結局90分をちゃんと消化することができた。講演終了後も、何人かの方からご質問を頂き、面白かったですとお褒めの言葉も頂いたが、、でも潮時かな、と本人は思う。演者が飽きているような講演はするべきではない(といっても、再来週には宮崎でまだ講演しますけど)。次にこのような講演依頼を受けるとしたら、続編「研究者の劇的プレゼン術 2」でも出版したときかも、、そんな予定も依頼もありませんけどね。

講演終了後、この日偶然にも来札していた帯広畜産大学の川本先生(かわもっちゃん)と一緒に、今回ご招待いただいた北大獣医の石塚先生とでススキノに繰り出した。石塚先生に連れていただいたのは狸小路3丁目にある「おたる 魚一心」というお店である。これまで、観光客相手の上品な北海料理店にはよく入ったが、このお店は全く違っていた。店内は小振りで、メニューの紙札と日本ハムファイターズとソフトバンクホークス(なぜにソフトバンク?)の野球選手のサイン色紙が所狭しと貼り付けられていたりして、とてもオシャレとは云えないが,豪快に盛られたお刺身や焼き物が気軽に楽しめる。地元の人に人気のお店のようだ。店の親父さんもおかみさんも気さくで居心地がいい。次に札幌に来た時には,また訪れたいと思わせるような店だった。ここに大西さんも合流して、ビールが苦手なかわもっちゃんを除いた三人で生ビールを飲みまくった。石塚先生はビール以外飲まないという、一徹な酒飲みである。2軒目は、以前も訪れたことのある北大関係者御用達の居酒屋コーシカだ。前回、この店を訪ねた時は、コーシカのマスターが何かの病気で検査手術を受けるという前日だった。不安気なマスターを肴にして、人獣共通感染症リサーチセンターの鈴木定彦先生と遅くまで飲んだのだった。
んで、この日。コーシカを訪ねたら、マスターは元気だった。「2ー3年前に大阪からの出張で、スズキさんと一緒にここに来たんですけど、覚えてます?」と尋ねてみたが、「覚えてない」と言われた。これが大阪なら絶対「覚えてるで、、」と客商売をやっている人なら云うところだが、あいにくここは札幌である。大阪人の文脈は通じない。が、コーシカは相変わらず居心地のよいお店だった。あれよあれよという間に午前0時をまわり、1時になる前に店を出た。

翌日は、午前中に新千歳空港に戻り、かねてから食べたかった「あじさい」の塩ラーメンをいただいた。新千歳空港には「あじさい」が2軒ある。空港ビル3階のラーメン横丁みたいな一角にある店はいつも混んでいるが、1階の到着ロビーにある店は空いていてすぐに食べることができる。前回8月に来たときに知った裏技である。

今回は、短い滞在だったけれど非常に濃密な札幌出張であった。


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posted by Yas at 19:45| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月21日

気分はもう戦争

少し前に、イスラム国に参加しようとした北大生が公安当局の事情聴取を受けたというニュースがあった。この北大生は「自分が死ぬとか云うことは全く問題ではない」とテレビのインタビューで答えていた。では「他人を殺す」ということについて想像がおよんでいるのか?と、色んなところで色んな人が批判していたようだが、全くその通りだと思う。

、、と言うこととは別に、このニュースを耳にしてある劇画作品を思い出した。「気分はもう戦争/矢作俊彦原作/大友克洋作画」である。思い出したついでに、この日曜日は時間があったので、本棚から引っ張り出してゆっくり読み直してみた。

この作品の単行本の初版は1982年に発行された。1970年代後半から1980年代前半にかけての時代、アメリカとの密約の下に、当時のソビエト連邦がトルコ以東から中国・朝鮮半島までを支配下に治めるべく侵攻を始めるという話である。旧満州北辺の国境地帯はソ連の攻撃に曝され苦境に陥る。日本海をはさんだ対岸の国である日本では、その様子を知った様々な人間が、中国に義勇軍として参加しようとして日本海側の港湾都市に大挙して集まる光景が描写されている。

その作品のなかに、大学受験に失敗して失意の中にある青年(少年かも)が、ただなんとなく義勇軍に参加しようとする、というエピソードがある。裕福な家庭で過保護気味に育てられたが、その環境が不満で家族や社会に対してなんとなく斜に構えていた彼は、義勇兵(になるために無目的に大陸に渡ろうとする人たち)を乗せた貨物船上で海上保安庁の船から狙撃されて死ぬ。

矢作俊彦さんのダンディな作品(小説の方)は何冊が読んだけれど、大友克洋さんの冷めた画柄と相まって、この劇画はハードボイルド色がとくに濃いように感じる(もっとも、コミックタッチのエピソードも作品の中には散りばめられているのだけれど)。どこかで読んだことがあるのだが、矢作さんは当時、大友克洋と面識も作品のアイデアもなにもなかったのだが、誰かが二人を横須賀の居酒屋(この居酒屋は作品中で何度か登場する)で引き合わせて本作のネタが生まれたらしい。ところが、矢作さんはそのときに大友さんを紹介してくれたその「誰か」が誰だったか全く思い出せないという。だから本作は奇跡の作品であると、その回想の中で本人が言っていたように覚えている(うろ覚えですけど)。

事情聴取を受けた北大生は就職活動が上手くいかずにくさっていたという。そのことがイスラム国への参加と関係があるのかどうかわからないが(おそらく無縁ではなかろう)、その姿は「気分はもう戦争」で描かれた受験生そのものである。さすが奇跡の作品。30年以上も前に同じような状況を設定し、この時代の人間にも通じる心情を描き出すとは。、、、とか考えてみたが、やっぱりちょっと違う。「気分はもう戦争」の登場人物達は侵略されつつある当時の中国を救済するために戦いに参加しようとした。イスラム国は、ニュースによると「国」と名乗っていてもその実態は血なまぐさい過激派集団である。大義はない(彼らにとってはあるのかもしれないが)。イスラム国に参加するような人物の物語は、矢作さんが書き、大友さんが描く「気分はもう戦争」のような冒険活劇にはなり得ない。これを今回のニュースと似ていると言ったら、このお二人に失礼だ。、、

全然違う。

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posted by Yas at 22:26| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月14日

東京でうどんとシューマイ

ただいま新幹線車中。ある用務で東京に出張した帰りである。10年間この用務に携わってきたのだが、ようやく今年でそれも終わる。この用務のおかげでずいぶん勉強になったけれど、やっぱりようやく終わったぜとホッとした気持ちになる。もっとも、12月中にあともう一度会合があるかもしれないけれど。

台風19号の通過で新幹線が遅延するようなら今回の会議はキャンセルしようと構えていた。けれど肝心の台風さんがさっさと列島を縦断してしまったので、午前中に乗った新幹線は全く時間通りで昼過ぎに東京に着いた。新幹線の予約の都合で、会議の開始まで少し時間がある。何か昼飯を食べようかしらんと駅周辺をウロウロしていたら八重洲側から丸の内側に出る通路の途中で、「釜たけうどん」を見つけたので迷わず入る。「釜たけうどん」は知る人ぞ知る、大阪千日前のうどんの名店である。その千日前の店には行ったことがなかったのだが、思わぬところで名物の「ちく玉ぶっかけ」を味わうことができた。

「釜たけうどん」を出ても、まだ会議まで時間が充分あったので、天気もいいことだし東京駅から霞ヶ関まで歩くことにした。少し風は強いがいい天気だ。有名ブランド店が軒を連ねる大手前の官庁街を抜け、日比谷の交差点から日比谷公園に入って斜めに横断し、用務地である虎ノ門に着いた。

会議はほぼ3時間。午後5時過ぎに終わった。即座に iPhone から、午後5時40分の「のぞみ」の席を予約して、霞ヶ関駅から丸の内線で東京駅に出て、ビールと崎陽軒のシューマイを買い込んで遅延なく新幹線に乗り込んだ。んで、いま三河あたりである。しかし、昼は釜たけうどんで、夕方は崎陽軒の折り詰めシューマイなんて、我ながらお気軽にできているものである(といったら釜たけうどんと崎陽軒に怒られるかな、、)。

明日は夕方から武庫川女子大学にて出張講演。今週後半の生化学会でも座長を担当しそうだったのだが、事前にダブルブッキングが発覚して事務局にお願いしてキャンセルさせていただいた、、。、、、先日、学会プログラムを見たら、担当するはずだったセッションの座長名が私のままになっていた、、、。大丈夫かな、、、。交替をお願いした K 大の NKGW 先生、、よろしくお願いします。

気が少し早い気がするけど、今年ももう少しだ、、。

年賀状買わなきゃ、、(気が早いか、、)。


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posted by Yas at 19:34| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

今日は晴れてよい日だ

 この前の日曜日。我が家では娘も家内も風邪を引いて寝込んでいた。

 風邪こそ引いていないものの、私もここのところ体調がイマイチのなので朝からずっと寝そべってテレビを見ていた。何度もここで書いているけれど私はテレビ好きだ。この日は、もう仕方がないから(何が仕方がないのかわからんが)腰を据えてテレビを見続けることにした。

 日曜日の朝は鑑賞するテレビ番組を決めている。朝8時から TBS系の「サンデーモーニング」。10時前から「所さんの目がテン!」と関西ローカルの「よ〜いどん・日曜版」を行ったり来たりする。それから「グッと!地球便」「クチコミ新発見!旅ぷら」(どちらも関西ローカルかもしれん)を見て、泣いて笑って休憩時間に入る。それから昼ごはんをはさんで読書。この日はそれまでチョコチョコと読んでいた「エピジェネティクス・仲野徹・岩波新書」を読了した。この本、できるだけ平易に、でもきっちりと科学的な思考を読者に求めつつ、かつ幼稚な解説に陥らないギリギリの線を守って、さらにエピジェネティックスに関するたくさんの情報を盛り込むと云う至難の業で成し得られている。実は他にも別のエピジェネティックス解説書を読んだのだが、やはり仲野書の方に軍配が上がる。エピジェネティックスのことを知りたい人には良書であると思う。
 仲野せんせ、儲けはりまんな、、、。

 さて午後からは何を見ましょうかと新聞のテレビ欄を眺めていて、BS NHK プレミアムで「早すぎたひと 世紀の伊達男 加藤和彦」という番組を見つけた。

 加藤和彦さんは2009年10月16日に亡くなった。自殺だった。当時の私のブログを見ると、たぶんショックだったのだろう、文章にもならないような文章で加藤さんのことを書いていた。あれから5年。この放送は2011年の番組の再放送である。これをじっくり観た。フォーククルセダースの結成から、「あの素晴らしい愛をもう一度」の発表、サディスティック・ミカ・バンドでの活動、安井かずみとの結婚生活と死別、晩年の活動までの加藤和彦さんの足跡を関係者のコメントを交えながら紹介する2時間の番組だ。その間に懐かしい加藤さんの曲がライブ映像とともに流される。そして自殺。葬儀では「今日は晴れて良い日だ。こんな日に消えられるなんて素敵ではないか」で始まる遺書が公開されたと云う。

 2時間。しっかりと見入ってしまった。私にとって、大好きでアルバムを買い集めると云うタイプのアーティストではなかったけれど、加藤さんの曲に感じるダンディズムとか優しさとか格好よさが好きだった。来週の木曜日が命日になる。あれから5年経ったということだ。改めて(改めたらあかんのかな?)ご冥福をお祈りします

 ところで、この番組で流れた曲を聴いていて、持っていたはずの彼のアルバムをいくつか失くしてしまっているのに気がついた。たまらず iTunes で探して、失くしたうちのいくつかの曲をダウンロードした。あれから三日ほど経っているけれど、そのうちの一曲「ハイ・ベイビー/サディスティック・ミカ・バンド」が頭の中で今でもヘビーローテーションしている。



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posted by Yas at 22:33| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする