2014年04月30日

チョチョイのチョイ

 少し前、 Tikit くんで「昼はクネクネ」を楽しんだときのこと。

 シフトレバーを動かしていないのに時々勝手にギアチェンジしたりして、どうもギアシフトが決まらないなと思っていたら、シフトのアウターケーシング(プラスチックのチューブ)が劣化してシフトレバーのハウジングから外れていた。
IMG_2096.jpg
 こんな感じ。

 自転車のギアシフトはインナーケーブルのテンションの変化で動作する。しかし、そのテンションはインナーケーブルを引っ張る力だけで決まるのではなくて、インナーケーブルとそれを包むアウターケーシングの長さの割合に影響を受ける。あ、ちょっとややこしいな、、、。つまり、インナーケーブルを一定の長さに保っていても、アウターケーシングが長くなると相対的にインナーケーブルが引っ張られるようになるし、アウターが短くなるとインナーに余裕ができてテンションが下がる。、みたいな、、ええぃ、、ということでとにかく、シフトケーブルというやつはインナーもアウターも健全な状態でなければならないのだっ(説明終わりっ)。

IMG_2093.jpg それで Tikit のシフトケーブルを見ると、アウターは劣化していたしそこからのぞいているインナーもくたびれているように見えたので、この際だから両方交換することにした。必要なパーツはアマゾンで注文する。まぁ自分で直す気になれば、自転車屋さんに出向かなくてもいいし、安いし、Amazonさまさまである。買ったのはMTB用のシフトケーブルセット。ケーブルにはブレーキケーブルとシフトケーブルがあり、シフトケーブルにはMTB用とロード用がある。これを区別せずに使うのはNGだ。Tikit にはMTB用のケーブルセットを使う。



IMG_2098.JPG シフトケーブルの交換はプロントくんですでに経験済みだが、Tikit についているスラムというメーカーのグリップシフトを分解するのは初めてだ。しかしこれもネットで構造を調べて、あっさり交換することができた。いまの世の中、便利である。

 ケーブル交換後はこんな感じ。金属製のエンドキャップがプラスチック製に変わった。自転車のメンテナンス本を見ながら変速機の調整をして終わり。その後、Tikit で何度か自転車通勤したがギアチェンジはバッチリで快調だ。

 いやぁそれにしても、、。自転車の仕組みは単純で、その仕組みさえわかれば簡単な修理ならチョチョイとできる。この世の中、仕組みがわかっても、チョチョイと処理できんことばかりの毎日ですけど、、、、、、自転車はエライ。


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posted by Yas at 22:39| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月28日

京都だまる子だ鴨川だ

先週金曜日は京都府立医大で出前講義した。この講義は3年目。毎年の講義だけれど、受講する学生さんは毎年違う(あたりまえですけど)。今年の学生さんは一言で云うと「『堅実』だけど頭を使わない」。私の繰り出す質問に対して、知っていることに関してはかなりの正解を答える。だけど自分で考えないので、条件を設定して「どう思う?」と質問すると、何も答えられない。こうした学生さんの反応は、実は毎年違う。大学によっても違う。んで、この大学にかぎらず何回かに1回位は楽しそうに奔放に口から出まかせを言う(実は、私はそんな受け答えを学生さんに求めている)学生さんがたくさんいるクラスに出くわすのだが、今回はちょっと惜しいけど、そこまではいかなかった。

京都府立医大は鴨川西岸にあって、キャンパスから直接河原に降りることができる。講義前に時間があったのでその河原にでてみたが、のんびりと散歩する人たちやベンチで佇む人たちで、実にゆったりうららかな雰囲気が満点で少し癒やされた。さすが京都である。(あ、そうだ。この昼は、京都高島屋に勤める高校同級生のバンちゃんに昼飯をおごってもらった。バンちゃんありがとー) 思えば受験生のころ、「京都の学生さん」に漠然と憧れていたものだ。志望学部の関係や当時の家庭の事情で、願書を出すことも受験することも実際にはなかったのだが、そのせいか、ほのかな憧れはかえってしっかり心のなかに残ってしまった。京都に来るといつもそのことを思う。

IMG_2102.JPG講義後、かねてからの約束通り京都府大のオカさんと五条木屋町で食事をした。高瀬川や鴨川を望めるお店で、美味しいお酒をいただく。写真は二軒目のお店のフスマにあった「ちびまる子」。以前に来店したさくらももこさんが、マネージャーの止めるのも聞かずに興に乗って描いたらしい(隣に、とも蔵じいさんの絵もあった)。靴を脱いで上がる京町家風のバー、美味しいお酒、窓の外には鴨川〜♪(字足らず)。京都だ京都だ。

んで、飲んでる最中に、そのオカさんから京都府大での講義を依頼された。学部を持たない附置研の職員は、外部から依頼された講義はできるだけ引き受けるべきである、というのが私の思い込みである。ということで、近いうちに再び、京都の大学で講義をすることになった。

京都の学生さんにはならなかったけれど、京都の大学で時々講義や講演をやっている。高校生時代には思いもよらぬ36年後である。


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posted by Yas at 23:12| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月21日

隠れた名店

 「美味しいコーヒーを淹れられるようになったらカッコいいな」とずっと思っていた。

 しかし、言うばかりで実行しないのが私の特徴である。研究室には数年前に大学院を修了したキムジュンが記念に置いていった新品のミルがある。ドリッパーもずっと昔からある。無いのは本人のやる気だけだ。、、、というのが長い間続いていたが、ついにそれも終わりの時を迎えた。

 大学の近くにはこだわりのありそうなコーヒー専門店がいくつかある。
IMG_2082.JPG なかでもこの店は出色だ。どう見ても普通の家に大きな看板。かつてラボメンバーだったトッシーが散歩中に見かけて「凄いコーヒー屋さんがあります!」と言って大騒ぎしていたのがこの店だ。先日、近くのファミレスで昼食をとったあと、その店に立ち寄ってみた。



IMG_2081.JPG
 店内はこんな感じ。家の軒先を伸ばすように建て増して、カウンターとテーブルを入れただけのようなスペースである。誰もいない。やがて客が来た気配を察知して家の方から奥さんが出てきたが、この人が中々の人物だった。 


 コーヒー豆の価格はだいたい330円/100グラムくらいで、ブルーマウンテンだけがその倍くらいする。
「コーヒー豆って、買ったことないんですけど」という我々(なかぴょんとテルチ−と私)に、奥さんは銘柄の1つずつの特徴を説明してくれたのだが、その中に「おすすめ X」というのがあった。不思議がる我々に、「実はこれはザンビア産の豆なんだけど、あんまり印象ないかもしれない(ザンビアの人が聞いたら怒るやろ)ので、『おすすめ X 』っていう名前にしたの。すると、みんな興味を持ってくれて売れるのよ〜」と嬉しそうに云う。、、確かにそうだ。思わず「おすすめX」とそのほか三種類400グラムの豆をお願いしてしまった。
んで、それを準備してくれるあいだ、奥さんは喋る喋る。
「へぇ、大阪大学の人なんですか? じゃぁヨシズミさん知ってます?」
ヨシモリさんなら知ってるが、ヨシズミさんは知らない。「大学の先生ですか?」と聞くと「ううん。この春に大学院を卒業した学生さん」という答えが帰ってきた。、、奥さん、それはなんぼなんでも無茶でっしゃろ。同じ大阪大学いうだけで、全部の学生さんを知ってるわけありませんがな、という我々を尻目に奥さんのトークは続く。
「STAP細胞って、ほんとにあるんですかね? 私はね〜、小保方さんの会見をテレビで見たんですよ、見ました?、あれ。あの時に小保方さんが『STAP細胞はありますぅ−』って言ったのよね『ありますぅー』って。私はあれで、あぁこの娘は嘘をついてるなって思ったですよ」と、なぜかしたり顔になる。こちらは「はぁ、そうですか、、、」としか言いようがない。
「この辺りには、学生さんがたくさん住んでらっしゃるんで、みんな息抜きにコーヒーを飲みに来てくれるんですよ。私と話をすると気分転換になるって」、、確かに気分転換にはなるやろね。仕事の息抜きに来たりしたら、二度と仕事には戻れなくなるような気もするが、、、。

 「また来てくださいね−」 奥さんは丁寧に100グラムずつ真空包装したコーヒー豆を渡してくれた。
 この店に入ったらコーヒーを飲まなくても癒やされた気分になったし、豆を買いに来ただけで、えらい楽しい思いをさせてもらえるし、、。きっとまた来ますよ。、、、、豆を挽いてコーヒーを淹れるのに私が飽きなければ、、きっと来ます、、。


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posted by Yas at 17:54| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

注)百日咳ではありません

 どうやら先週末に罹ったらしい風邪で、この2,3日、えらい目に会っている。咳が止まらん。

 百日咳の研究をやってる研究室の教授が咳で苦しんでたらシャレにならんがな。とか言いながら、ゴホゴホゲホゲホ繰り返す毎日だ。気道が痛い。ゴホッ、ゴホッ。それにどうも身体が冷え切ってるようだ。部屋も乾燥している、、ゴホッ、ゴホッ、、、、。ということで、陽光暖かなこの季節なのに、セーターを着て部屋の扉と窓を閉め切って加湿器をフル稼働させて仕事をした。ゴホッ、ゴホッ、、、気のせいか部屋の中がジトジトしているように感じるけど、この方が体の調子はマシだ。

 このブログ、最近はなんだか体調不良自慢のブログみたいになってしまってるけどご心配なく(何が『ご心配なく』かわからんが)。今回の風邪もしっかり快方に向かっていますし、ここ2,3日で仕事もそれなりに出来たし、、、。大丈夫です(何が『大丈夫』かわからんが、、、)。

 ところでこの季節、うちの研究室サイト経由でこのブログに辿り着く方がたくさんいらっしゃるようだ。おそらく、大学院の配属研究室候補を探してうちの研究室のサイトを見て、さらにそこからこのブログを訪れているのではないかと思う。その内の何人かの人たちは、5月17日に開催される微研・iFReC 合同説明会に参加されるのだろうか? 、、、いやー、皆様。5月17日にお会いしましょう。当研究室は百日咳の感染病態の解明と予防治療方法の創成を目指しております、、。目下の大きなテーマは百日咳における咳発作の発症メカニズムの解明です、、、。

 、、、ゴホッ、ゴホッ、、。


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posted by Yas at 22:21| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月13日

昼はクネクネ

世は研究助成金報告書の季節である。

先週のあいだに取り掛かっていた論文を一度書き上げたので、土曜日はそんな報告書の作成だ。申請書と違って報告書を書くのにはそれほどプレッシャーを感じない(もう貰っちゃった研究費だからね、、)のだが、何種類もあるので手間はかかる。書かねばならない報告書の枚数が多いということは、それだけ助成金をいただいたと云うことだ。文句を言ってはバチが当たる。んで、時間はかかったけれどそれなりに仕上げることができた。

今月初めに通知された文部科学省(日本学術振興会)科研費の獲得状況も近年ではかなり良い方だったし、メンバーの仕事は順調にデータが積み上げられているし、やる気のある新人学生さんやその他の研究員が数人増えて、今春から堀口研はたぶん歴代で最多人数になった。一見、順風満帆風になってきた。ただ、肝心の論文を書き上げていかないと本当に順調とはいえないけれど。

でもとにかく、ここ数年では最も仕事が落ち着いてきたように思う。そこで、暖かくなってきたし、久しぶりに土曜日ポタリングをしてみた。

140412 at EveryTrail
EveryTrail - Findtrail maps for Californiaand beyond
目的地を設定すると、現在地から目的地までを直線で結んで示してくれる Car Navi ppoi という iPhone アプリをセットして自転車(この日はTikitくん)に取り付け、とにかく茨木−摂津を流れる大正川沿いに摂津まで走って、そこからひたすら直線で示された自宅の方向に向かって、街中を好き勝手に走ってみた。こうすると、目的地(この場合自宅)の方向を間違うことなく全く知らない街を楽しくポタリングできる。これが、小さな発見がたくさんあってとても楽しい。大阪にもまだまだちっとも知らない街がたくさんあるのだ。



IMG_2078 - バージョン 2.jpgむかし、関西ローカルテレビでタレントさんがただ街中をウロウロ歩きまわる「夜はクネクネ」という番組があったが、こっちは「昼はクネクネ」だ。最後は伊丹空港の飛行機進入路の下を通って(ここでは、着陸する飛行機をこんなふうに迫力たっぷりで見ることができる。)伊丹市内に帰った。

ふひー、気持よく走ったわいと満足してこの日は寝たが、今朝、目が覚めてみると身体が熱っぽくて、ノドが痛い。、、どうやら風邪を引いてしまった。、、

何でもかんでも気持ち良くうまくいくなんてことは、あんまり無いということですわ。


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posted by Yas at 19:23| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

タマに「集中」の神が舞い降りるのだ

 私は元来、遅筆で遅読で集中力がない。およそこの商売には向いていない性質だと思うのだが、なんとかここまでやってきている。しかし今でも、研究教育に携わる大学教員としての仕事は私にとっては楽ではないのだ(まぁ、「仕事がラクだ」とかいう人はあんまりいないと思うけど)。毎日毎日、教授室でのたうちまわっているのだが、それでもタマに自分でも信じられないくらい集中できて仕事が進む時がある。今日、そんな時が久しぶりにやって来た。

 ちょうど関わっている論文の執筆が難物で、かなりの苦労をしていたのだがそれがウソのように今日は朝から筆が進む。論文構成もあっさりすっきりと整理し直すことができて、本当にやっと最終的なカタチが見えてきたのである。大きな達成感に浸って、嬉しくなってこれも久しぶりの、ブログの更新を今こうしてしている。

 思えば細菌学会からこっち、ずっと体調がよろしくなかった。これはもしかすると全てこの論文が原因だったのかもしれない。そうだ。ずっと身体がだるかったのも、下痢気味だったのも、高血圧も耳鳴りもピロリ菌感染も、全部この論文のせいだ。そうだそうだ、、と思いながら自転車で帰宅する。この季節の自転車通勤は、どのルートを辿ってももれなく桜満開のご褒美がある。おかげでさらに嬉しくなって超ごきげんである。

 この勢いで、明日はやっと初稿になる論文を仕上げるつもりである。もちろんこの論文には悪意のある改竄も捏造も悪意のない捏造も改竄もありません。


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posted by Yas at 21:55| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

まだ2年も先の話(第87回日本細菌学会総会3)


 この第87回の日本細菌学会総会では、再来年の総会を担当する総会長が決定する。その総会長の任がなんと私に下ってしまった。

 話は2ヶ月ほど前に遡る。ある先輩の先生と出張先の老舗料亭でお酒をいただきながら色々とお話をしていて、自然と話題が細菌学会のことになった。先生は、学会の運営が苦境に立たされているということでひとしきり心配の言葉を並べられ、そして「そうですねぇ、そうですねぇ」と相槌を打つ私に「ところで、再来年の総会長にキミを推すという動きがあるみたいなんだけど、、」とニコニコしながら仰った。しまった。学会の苦境話に相槌を打った手前、ここで私があっさりお断りするわけにはいかない。「うー、あー」と適当にごまかそうとする私に、この先生は、総会長としては若い私が学会を引き受ける意義や、負担をかけずに総会を運営するやり方などを熱弁されたのだった。翌日、帰阪する列車の中で、細菌学会理事長が私の居所を探しておられるというメールが追いかけるように届いた。さらに数日後、理事長と電話で何度かやりとりして、結局お引き受けすることになった。

 会員数が減少しつつある学会とはいえ、この年齢で総会長を務める例はあまりない。一方で「若いんだから、斬新な企画をして学会を盛り上げてくださいね」のようなプレッシャーも感じる(というか、実際に数人の先生にそのような意味のことを言われた)。しゃぁない。まだ2年も先の話だが、今からまじめに考えちゃる。
 んで、まだ2年も先の話だが、規模が規模であるだけに会場は早めに押さえておかなければならない。んで、学会運営会社に依頼して、すぐに会場を決めて予約していただいた。その会場は大阪国際交流センター。実は、私の生まれ育った上本町にある。幼なじみの皆様、小中学校の同窓会でも度々使った会場でございます。再来年、お邪魔します。、、、別に断る必要もないが、一応お知らせまで。

 まだ2年先の話だが、ホントに今からまじめに企画を考える。と、自分にプレッシャーを掛ける私であった。 

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posted by Yas at 23:28| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする