2013年05月29日

正しくは「最先端感染症研究棟」です

 昨年から新改築中の微研南館(先端感染なんたら棟)の防護シートが取り払われて、先日、その姿が現れた。

IMG_1752.JPG じゃじゃ〜ん。これ(写真手前)が新南館である。9階建て。隣の10階建ての融合棟(融合型生命科学総合研究棟というらしい)によく似た外見だ。最近の吹田キャンパスでは、建物の外壁に組織の名前を標示するのが流行っている。この新館に見えるのは「RIMD」の4文字だ。これは微生物病研究所の英語名(Research Institute for Microbial Diseases)の頭文字をとったものである。研究所の名前を掲げた建物だ。誇らしげに見えるが、世間的によくない不祥事でも所内で起これば(そんなことはないと思いますけどね)、みっともないかも、、。そんな余計なことは考えなくてもいいんですけどね,。

 この「RIMD」のフォントというかロゴというのか、とにかくそのデザインはまだ研究所で統一したものが決まっていない。目加田所長がロゴマークを定めようとされたのだが,実は紛糾して頓挫してしまっている。教授会の全員が納得するようなデザイン案がこれまで出なかったためである。このデザイン選定には私も関わったのだけれど、確かに万人ウケするデザインにはなかなか巡り会うことができなかった。お隣の iFReC(免疫学フロンティア研究センター)には上品なデザインのロゴマークがあるのだが、センター長の審良先生によるとこのデザインは、1件◯百万円ほどの料金をとる高名なデザイン会社の手によるもので、「定期的に公益事業に無償でデザインを提供する」という取り決めだかルールだかに則って、無償でデザインしてくれたものらしい。それを聞いて妙に納得した。やはり高額の料金をとるだけのことはあるのだ。んで、以前、調子に乗って、審良先生に「無償でロゴを作ってもらった誼(ヨシミ)で、微研にもお求めやすい価格でロゴを作ってもらうように頼んでくださいな」と言ったら、一言で「むりっ」と断られた。というわけで、微研のロゴはまだ決まっていない。

 そもそも微研の呼称に「RIMD」を使うようになったのはごく最近のことだ。10年以上前に微研のウェブサイトができた時に、表紙のタイトルに使われたのが「RIMD」だったのだが、このときはまだ正式な呼称ではなかった。それが最近の教授会で、公式に「RIMD」を微研の呼称(略称)とすることに決めたのだ。私などは、ワクチン製品で世界に知られている「BIKEN」の名前を捨てるのは勿体ない気がしているのだけれど、、。とにかく、これからは「RIMD」である。どぞよろしく、、。

 ところで、この「RIMD」をなんと読むのか、なのだが、、。どうも、英語的に発音してもらうには「りむでぃー」と読んでもらうのがいいらしい。しかし、私は確信する。ハンバーガーのマクドナルドを「マクド」と呼ぶ大阪を地元にする微研である。

 「RIMD」は「リムド」と呼ばれるに決まっとる。

 
:BIKEN の呼称はワクチンを製造している財団法人「阪大微生物病研究会」が使われているが、大学組織の「大阪大学微生物病研究所」が使用したとしても、問題はない(あるいは財団から許可を頂いているのか?)ということだ。



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posted by Yas at 21:58| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月26日

先週の出張

 この木曜日と金曜日、埼玉・東京方面に出張でござんした。

 木曜日は飛行機に乗って伊丹から羽田に向かう。伊丹発は12時だけれど、朝のうちに空港に入ってフリーラウンジでひと仕事した。この無料ラウンジは、航空会社のラウンジを使えないような一般出張人が、待ち合いに仕事をするのにありがたいスペースだ。しかし、今回はちょっと様子がおかしかった。デスクには、「勉強などで長時間の占有はおやめください」と、今まで見かけなかった但し書きがあった。んで、いつもはほとんどのデスクが空いていたのに、この日は逆にほとんどのデスクが先客で埋まっていた。ふうん? 10席中、埋まっていたのは7席。そのうち4人がどうも受験生だ。お昼前になって、昼食だろうか席を外した彼らのデスクを見ると、受験対策問題集が置いてあった。なるほどな、空調が効いていて、コーヒー・ジュースの自動販売機があって、食事をするところもあって、WiFi 完備で、、、。図書館ほど窮屈じゃないし、、。よろしいな。今の受験生は(か、ただの定期試験勉強をしている高校生か、、)。でも「勉強するな、長時間占有するな」と書いてあるところで、平気で長時間占有して勉強するとは、、根性あるやんけ、、。でも、ルールは守らんかい、若人よ。

 この日の用務先は埼玉県北本市にある北里メディカルセンターだ。ここで、「プレゼンテーションを考える」と題して、プレゼンのやり方についての話をする。ブログでホリプレを書いて、雑誌「実験医学」で連載を書いて、単行本まで上梓して、、ということで、このような講演依頼が私のところに舞い込むようになって久しい。でもな、、本業の研究でないテーマでの講演はそろそろ控えたいな、と考えているところである。とは言っても、今年は同じテーマですでに講演を引き受けたところが他に数件あるけれど、、、。本の宣伝になるとはいえ、、ちょっとなぁ、、、、と思っている。

 講演会場は北里大学北本キャンパスの大村記念講堂というところだった。北里研究所の抗生剤研究で高名な大村智先生の名を冠した講堂だ。実は、私は大学院を修了して学位を取得したあとの3年間、北里研究所に研究員として所属していた。3年目、種々の事情で私が退職を決意した時に、それを引き止める研究所本部との綱の引き合いで、当時研究所長だった大村先生と私とのあいだで会談が設定されたのだが、私は「大村先生とハナシなんかしたら、辞められんようになる」と、会談のスケジュール調整をお断りしてスタコラサッサと有給休暇を利用してそのまま退職したのだった。その大村先生の名前のついた講堂で自分が講演をするようになるとは、、当たり前だが20年以上前のその時には思いもよらなかった。講演前にしばし感慨に耽る。

 講演後の夜は、ご招待いただいた北里メディカルセンターの植松先生の呼びかけで開催された懇談会に出席し、そのまま大宮駅前のホテルに泊まった。

 次の日の金曜日。ちょっとした用務&お食事をしに、大宮を発って東京大学医科学研究所のミムミム先生の研究室に立ち寄った。昼食に出た時にあまりに天気がよかったので、医科研横のプラチナ通りの様子を写真に撮って(迂闊にも) FaceBook にアップしたら、「近くまで来とるんやったら、挨拶に来んかい」と盟友のアベッチから連絡が入った。そう言われながら、アベッチに背を向けて帰るわけにもいかないので立ち寄ることにした。それにしても、医科研でも、コンピュータを前にゴソゴソ作業する私に「ビール飲まれます?」とミムミム先生は盛んに勧めるし(オレは酒を飲まな仕事のでけんアル中か?)、近くにいることが知られたらすぐに「飲みに行こ」とお誘いされるし、また、ノコノコ出て行くし、、、。、、酒飲みの連鎖からなかなか抜けられないとは、、、。これは前世の業かもしれん、。

 ミムミム先生の研究室でビールを一本だけ飲んで(飲んどるんかい!)、医科研を出る。キャンパスの裏口を出て、聖心女子学院高校の横を抜けて蜀江坂を下ると、そこは北里研究所の正門だ。北里研究所のすぐそばの飲み屋さん「鳥平」で、アベッチとアベッチ研の大番頭クワエッチといつものように馬鹿話で酒を飲んで、最終の新幹線で帰阪。実は、先週も東京出張で新幹線で帰阪した。そのとき新幹線車内でゴッドファーザー Part1 を iPad で鑑賞したら、この映画は2時間50分ほどあって東京ー新大阪間の車内で見切ることができず、在来線のなかでも見続けて伊丹駅に着いた頃にやっと見終えることができた。んで、この日はゴッドファーザー Part2 を見た。今度は3時間20分の長尺で、在来線のなかでも終わらず、結局帰宅して風呂に入ったあとベッドでも観続けて、エンディングを迎えたときは午前2時過ぎになっていた。


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posted by Yas at 20:55| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

大キライ

 うちの研究室の月曜日の朝は Journal Club (新着論文の抄読会)か Research Progress Seminar (研究進捗報告会)で始まる。今日も、いつものように定時になって着席すると、用意された液晶プロジェクターの投影したスライドが歪んでいる。プロジェクタのセッティングと設置位置がよくないのだ。そのことに出席した全員が気づいているはずなのに、セミナーを始めようとしたので止めた。
「スライドが歪んでるから、直してチョ」と頼んだが、反応が鈍い。何人かがモソモソと修正しようとするが、一向にまともにならない。

「なんや? 朝っぱらからこのタルさは?」とムッとした。ムッとしたことを隠さず、モソモソ修正していたナカピョンを横に退かせて、自分でプロジェクタを調整した。
「お前ら、プロジェクタもまともにセッティングでけへんのか?!」とは言わなかったが
「こういうことくらい、ちゃんとせぇ」くらいのことは言ったかもしれない。

 スライドが歪んでいるのに平気でセミナーを始めようとするような、あるいは消耗品の在庫が無くなったのに報告しないとか、機器が故障したことに気づいているのに放置するとか、わたしはそういう行為が大嫌いである。

 それを知っているはずなのに、今朝は、研究室の全員が歪んだスライドでセミナーを始めようとした。、、、、、タルいね。タルすぎる。緊張感がない。日々、同じ研究室で同じ面々と顔を合わせながら仕事をしていると、やっぱり弛むこともあるかもしれん。そうしてタルい空気のなかで何となく実験をこなしていても一日は過ぎる。でも、それを許していては、消耗品が無くなっても誰も知らなかったり、故障した機械が長い間ほっとかれたり、そんな研究室になってしまうかもしれない。そういうタルい研究室は私の研究室ではない。そういうのは嫌いだ。

 ということで、みなさん、よろしくね。、、、あんまり私がムッとしてたら、明るく楽しいお茶目な教授という私のイメージが台無しやがな、、、。


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posted by Yas at 23:28| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月16日

ホリプレ論文篇20 「辞書3『Logophile』」

 思い出したように再開するホリプレ論文篇。

 9ヶ月前の前回は、コンピュータのストレージに格納している辞書のことを書いた。ロゴヴィスタ電子辞典シリーズの辞書5冊(American Heritage Dictionary, リーダーズ英和辞典, 研究社 新英和活用大辞典,斎藤和英大辞典,広辞苑)と1冊の文法書(ロイヤル英文法改訂新版)である。これに加えて、10ヶ月前に書いた前々回で紹介した「Cobuild, Advanced Learner’s English Dictionary」と「Oxford Advanced Learner’s Dictionary 8th edition (OALD)」の付属CDの内容もストレージに保存しているので、計 8 冊分の辞書や文法書の内容が電子ファイルとしてあるわけだ。このうち、前者6冊は、ロゴヴィスタ電子辞典シリーズの専用閲覧ソフトで使うことができるが,CobuildとOALDはそれぞれ専用ソフトでないと活用できない。

 これは実に不便である。そこで、Logophile というソフトを紹介したい。このソフトはいわゆる電子辞書ブラウザで、対応する辞書ソフトの種類がとっても多いというのが特徴だ。電子辞典の標準規格(?)であるEPWING形式ファイルをはじめとして、ロゴヴィスタ電子辞典は言うに及ばず、OALDもCobuild も、その他のめぼしい電子辞書規格ほとんど全てに対応している。さらに便利なのは、Logophile のひとつのウインドウで、登録した全ての辞書による検索結果が閲覧できるところだ。

logophile.tiff 左は Logophile の検索ウインドウである。”afford”を調べた結果を示しているが、横線で区切られたその上段は登録辞書の「リーダーズ英和辞典」、中段は「AHD」、下段は「OALD」の “afford”に関する記述内容が順に表示されている。このウインドウをスクロールすると、さらに「Cobuild」、「研究社 新編英和活用辞典」「斉藤和英大辞典」と登録してある辞書の検索結果が続いている。検索単語が辞書に収録されてさえいれば、スクロールするだけで登録してある電子辞書全てでその説明を読むことができるのだ。こうして色んな辞書で単語の意味解釈を読んでいけば、日本人にとって掴みにくいような英単語の意味の輪郭も見えてくる。これはとっても嬉しい。

 さらに、Logophile はMacOS のサービス機能に対応しているので、Web ブラウザやMacOS標準装備のPDFリーダーで表示された英文の単語をコンテクストメニュー(いわゆる右クリック)でLogophile を呼び出して調べることができる。Papers でも使える。(たぶん Windows 版でもこの機能は装備されていると思います。、、、悪いね。いつも Windows に冷たい解説で、、、)。

 30日間の無料試用もできるシェアウェアだ。価格は消費税込みの3,675円。私はこのソフトとWeb の英辞郎 on the Web で論文を書いている。どうでしょう?


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2013年05月14日

細菌毒素でコーヒーを、、、

IMG_1737.JPG
 クレジットカードのポイントが貯まったので、そのポイントをコーヒーメーカーに景品交換した。ネスカフェ・ドルチェグスト・ジェニオプレミアム という製品だ。コーヒー豆の入ったカプセルをセットして,抽出量を決めてスイッチを押せばコーヒーが入る。


 実は私は強烈なコーヒー飲みである。愛煙家をチェーンスモーカーと呼ぶけれど、私はいわば「チェーンコーヒー飲み」だ(あ、なんかモッチャリした表現になってしもた)。最近、寝付けないことが多いのでさすがに夜に飲むのは控えているけれど、仕事中、机に向かっているときは朝から夕方まで、ほとんどずっとコーヒーを飲んでいる。飲み過ぎて夕方には気持ちが悪くなることさえある。でも、飲んでしまう。昼間はコーヒー、夜はお酒。たらふく飲んでしまうのだ。、、、ふっふっふ。

 今まで飲んでいたのは、袋入り豆のコーヒーだ。だから単価が安い。けれど今度のカプセルは少々値が張る。値が張るので、少しは飲む量も減るだろう。減るけれど、その一杯は袋入りの廉価なコーヒー豆よりもきっと美味しいはずだ。これで日々の暮らしの quality を上げようという魂胆である。

 コーヒーメーカーが到着する前に、カプセルを数セットあらかじめ購入しておいたので,研究室に設置するなりすぐにコーヒーを入れて楽しむことができた。やはり味も香りもよい。しかし高いんだ、これが。カプセル1個が80円弱。Amazonで大量購入してもそれほど値段は下がらない。対して袋入り500gほどのコーヒー豆は500円弱として、一杯10ー15グラム程度だから10ー15円程度、、。その差は歴然としている。なんか、袋入りのが安すぎる気もするが、、。

 当研究室では、学生も教職員もその立場ごとに見合った額のお茶代を徴収している。それで、茶菓類を購っているのだけれど、カプセルコーヒーの高額の購入費をそれで充当していいものかどうか、、。実は、当研究室では(「いまどき?」と思われるかもしれませんけど)、当研究室でないと精製できない細菌毒素というのがあって、これを学外のいくつかの組織に譲渡していてその対価を毎年得ている。以前にも書いたけれど,これは発明者たる私個人の雑所得になるわけだけれど、、ほぼ所得税額を差し引いた分は研究室に還元しているので、これを利用するのもいいかもしれない。

 とはいえ、とりあえず研究室でプールしたお茶代で、当座のカプセル代を賄うことにした。するとみんなコーヒーを飲むこと飲むこと、。袋入りコーヒーのときは見向きもしなかった連中まで飲みだした。みんな好奇心があるというか、いじきたないというか、、、。

 日々の暮らしの quality 向上にはコストがかかるものである。毒素を売ってコーヒーを飲むのもまぁ、いいのかもしれん。
 
研究の過程で得た成果有体物を交渉のうえで譲渡しております。販売しているわけではありませんので、皆様方には誤解されませんように、、。


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2013年05月10日

「劇的プレゼン術」発売1ヶ月

 拙著「研究者の劇的プレゼン術」が発売されて1ヶ月と10日ほど経った。

 絶賛発売中! とか言って宣伝したいところだが、本当のところ売れてるんだかイマイチなんだか、よくわからない。発売前後には、本書に興味を持ってブログで取り上げてくださった方もいらっしゃった(こことかここ)。発売から数日後には知り合いの方々が紹介記事を書いてくれた(こことかここ。山麓エクスプレスさん、過分なご紹介を頂き恐縮です。まみちゃん、ありがとー)り、Facebookで紹介してくれたりしたが、ネガティブな評判は(あたりまえだが)著者である私には聞こえてこない。Amazonでは、当初、少数部ずつ仕入れていたようで、その時は売れている冊数を数えることができたんだけれど、今は仕入数が増えたようでずっと「在庫あり」の表示だけになってしまったので売れ行きもわからなくなった。ほんとに、売れてんるんだか、イマイチ売れてないんだか、、?

 本書は初版に3000部を刷っているはずで、当然ながら増刷のお話は頂いてないので売れていても3000部未満だ。ちょうど3000部売れたところだとすると、1日75冊売れていないといけない。、、それはないな。もし1000部くらい売れたとすると、1日25冊くらい売れてないといけないけれど、それも厳しいような気がする。「本を出版してもなかなか売れるもんではありません」という話は以前からよく耳にしたが、こうやって計算してみるとそれを実感する。発売後の数日で100万部売れるという村上春樹さんの小説なんて信じられない。さすが、世界のハルキである。私の本も「何かを追いかけていてちょっと冴えない僕」が何かを象徴するような異空間で美女とエッチをするようなエピソードを盛り込んでプレゼン論を書いたりしていたら、たくさん売れたんだろか、、。

 研究室の仲間関係の人たちにはずいぶんと買っていただいた。直接、私がお渡しする場合は著者割引がある。ご要望いただければサインもする。サインには「〇〇さん江」と、買っていただいた方のお名前ももちろん入れる。何週間か前には高校時代の同窓生達が「出版祝いじゃ」といって、飲み会を催してくれて、その場で2冊買ってくれた(用意した本が2冊しかなかった)。わざわざ書店で取り寄せ注文して買ってくれた友人もいた。昨日は中学時代の同窓生達の集まりで「モロモロのサービスを付けろっ」とか言いながらみんなで5冊買ってくれた(用意した本が5冊でした)。そこで、「〇〇さん江」と書こうとしたら、同窓生のひとりのエッちゃんに「それを書いたら、売る時に値段が下がるのでいらん。サインだけにして」と言われた。

 、、、、、、、こいつ、売るつもりやな、、。


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posted by Yas at 19:18| Comment(0) | ホリプレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

暦通りに休んだGW

 今年のゴールデンウィーク、珍しく全日お休みを頂いている。あーじゃこーじゃと色々と追いまくられて、休んだのか休んでないのかよくわからない日々を過ごすのが、この頃のゴールデンウィークの私の過ごし方だったのだけれど、今年は〆切のある仕事を順調にこなすことができたというのと、「ちょっと休もっと、、」と自分で思ったこともあって、暦通りに休むことにした。

 ところが、「休もっと」と決めたもののすることがない。混雑した観光地に行くのはイヤだし、そもそも休むことを決めたのが遅すぎたので大それた予定が立てられなかった(というか、半分は『予定を立てる気がなかった』というのが本当のところだ)。まぁ、せっかくの連休だ。ゆっくりすることにした。

DSC00660.JPG ちょうど愚息が、お付き合いしている彼女を紹介したいと3日に東京から帰ってきた。横浜育ちという彼女のリクエストもあって、ここはガツンとタコ焼きで歓待した。BGMにはジャズ、飲み物はワインだ。「大阪のご家庭では、こうして普通にタコ焼きを夕食にされるんですよね」とか「大阪のご家庭には必ずタコ焼き器があるって本当ですか?」とか、実に基本的な彼女の質問に答えつつ、「大阪ではね、みんなワインとジャズでタコ焼きを食べるんですよ」と軽くジャブをかましておいた。

PICT0008_1.JPG さて、今回のGWの、もうひとつのイベントは水槽の譲り渡しだ。7−8 年ほど前から使っていた熱帯魚/水草の90 cm の水槽だが、人に譲ることにした。ついでに熱帯魚飼育/水草育成も、一旦やめる。そもそも、こういう趣味(のようなもの)を始めたのは15年ほど前。水槽という半閉鎖空間で窒素とリン(エサとサカナの排泄物)とカリウム(これは外からちょびっと足さなきゃいけない)を回して水草を育成するというのに魅かれてのことだった。水の中をユラユラと泳ぐ魚を見て癒されたり、小エビ(ミナミヌマエビ)を繁殖させたりするのも楽しかった。写真はそんな絶好調時の水槽だ。そんな流れが変わったのは3年ほど前。ちょうど小型種のサカナがほとんどいなくなったのをキッカケに、大型種のエンゼルフィッシュを飼ってみることにした。これが間違いの始まりだった。

「90 cm 水槽だったらエンゼルフィッシュ 8 匹は飼えますよ」という熱帯魚屋さんの口車に乗って、シルバーエンゼル4匹とブラックエンゼル4匹を飼ったのが運の尽き。買ったときは直径 3 cm ほどの大きさだったのが2ヶ月経たずに 10 cm 以上の大きさになって、エサをいっぱい食べるわ、ウンチもいっぱいするわで、循環水の濾過が間に合わず、あっという間に水槽のなかが富栄養化した。水槽がいったん富栄養化すると、フィルター槽内(5 リットルくらい)のフローラがすっかりおかしくなって、換水しても換水しても、水槽を洗っても、エンゼルフィッシュを追い出してフィルターの濾材を代えても、すぐに水槽がコケや藻で一杯になってしまうようになった。その増殖速度たるや半端ではない。加えて、ここ 1 年間ほどは仕事が慌ただしかったこともあって、休みの日はほとんど横になって寝ている日が多くなって、水槽をマメに掃除する余裕もなくなった。

IMG_1743.JPG それで、「自分のメンテナンスも出来んのに、90 cm 水槽のメンテナンスなんか出来ん」という結論に達したのが先月だ。ちょうど、大学時代の後輩で、趣味人のセトくんが水槽を貰ってくれるというので、GWの間に引き取ってもらうことにした。ただし、引き取ってもらうといっても簡単には済まない。コケだらけの水槽を掃除して、10 kg ほどの底砂を取り出して(左の写真)、フィルターポンプの本体とチューブ、炭酸ガス供給用の電磁弁、ランプ類とヒーター類、そのスイッチをコントロールするタイマーを順々に分解して片付ける。水を張ったバケツにサカナを緊急避難させて、そこに空気ポンプとヒーターを放り込んで環境を維持してやる。そんなこんなで、半日以上を費やした。それに、水槽は我が家の2階にあるので1人では持って降ろせない。そこで昨日、セト夫妻(奥さんも大学時代の後輩だ)に我が家に来ていただいて、モロモロの運び出しを手伝ってもらって、なんとか全て片付けることができた。このときの運び出しの準備に半日、セト夫妻に手伝ってもらって運び出すのに小一時間ほど、、。併せてほとんど1日がかりの結構な作業だった。

IMG_1745.JPG 90 cm の水槽がなくなったリビングルームは広くなった。ここになにを置きましょう? 

 それと、水槽の世話をしなくてすむようになって、幾分時間も取れるだろう。その時間も上手く使わないと、、、。でなければ、私の勝手で立ち退きを余儀なくされたサカナ達に申し訳ない。

 これでこのGWもおしまい(まだ半日あるけどね)。おかげさまでゆっくりさせていただいた。明日からまた頑張ります。


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posted by Yas at 14:40| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月01日

科学雑誌のデフレ

 今年に入ってから、「Editor(編集者)になりませんか?」とか「Editorial board (編集委員会)のメンバーになりませんか?」という雑誌社からの誘いのメールが立て続けに届いている。この類いのメールはいままでにも何度も受け取ったことがあるが、ここのところやたら多い。メールの送り主である雑誌はどれもいわゆる電子ジャーナルである。引き受けた場合の待遇は「編集委員に加えて欲しければ、CV(履歴書)と業績リストを送れ」と高飛車なところから「編集長には雑誌売り上げの5%のRoyalty を支払います。期間中の投稿料は無料です」という好条件(かどうかは微妙かな)のものまで様々だ。同業者の皆さん、このごろ多くないですか? こういう依頼、、。そのほとんどが無名のジャーナルだ。

 以前なら、「ピアレビュー(研究者仲間による相互の評価)システムは研究の世界を成立させるための大切な仕組みだから断るべきでない」と、成るだけ雑誌のレビューや編集業務には協力すべく前向きに考えていたのだけれど、最近刊行される雑誌の多さに、ちょっと待てよと思いはじめている。電子ジャーナルの発刊って、冊子体よりも手軽なのかもしれんがちょっと多すぎん? 私が学生時代の頃から「これ以上科学雑誌は要らん」と言われていたのに、あれからもどんどんどんどん創刊されて、、最近はまた電子ジャーナルの創刊ブームだ。多すぎん? これでも儲かるんか? 科学雑誌って、、。
 増えすぎた雑誌の編集業務をなんとかこなすために、あっちこっちで編集者を募ってるんとちゃうんか? そんな皺寄せで編集者を掛け持ちするなんて御免被りたい。だいたい、聞いたことも見たこともない雑誌の編集者なんてできない。

 最近、論文審査のレビューアのレベルが低い、という話をよく聞く(私も実感してます)。増えすぎた雑誌に投稿されるおびただしい数の論文を捌くために、経験豊かといえない研究者にもレビューを回しているためではないか、とよく言われる。私もなんかそんな気がする、、。じゃぁ、ひょっとして、今度は編集者のレベルが下がるのか? (ということは、私はレベルの低い編集者ということになるんですけどね、、)。科学雑誌界は今、デフレのような局面を迎えているのかもしれない。ホントにこんなにたくさん雑誌が必要なのだろうか? だいたい、毎日の新着論文のチェックがむちゃ大変やがな、、、。まぁ、決まった雑誌しか新着チェックしませんけどね、、。

 自分が新着チェックしない雑誌には自分の論文は投稿しない。知らない名前の雑誌の編集者もレビューアもお断りだっ、、。、、、そんなことを考えながら1人で力んでしまった。

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