2012年12月31日

タバコ・ロードにセクシーばぁちゃん

 大晦日なので、これまで書けなかった今年の話題を書いておきたい。大した話題じゃないけど,,、。

IMG_1577.JPG 何週間か前に、サザンオールスターズの2枚目,3枚目のアルバムである「10ナンバーズカラット」と「タイニィバブルズ」のCD(デジタルリマスタ版)を買った。絶対買いたい、とか思って探して求めて買ったわけではない。Amazonのサイトをチャラチャラを眺めていて、900-1,000円の価格で販売されているのを見て、思わずポチッとしてしまったのだ。かと言って、ただ安いから買ったわけではない。左の写真にあるように、私はすでにデビューアルバムの「熱い胸騒ぎ」を含めて、「10ナンバーズ、,」も「タイニィ、、」もレコードを持っている。これらのアルバムは、私にとってサザン最高の3作なのだ。

 サザンオールスターズがデビューした時、私は19歳だった。以前もこのブログで書いたようにも思うが、世間がこのバンドをコミックバンドのように扱っていた頃、私はすでに彼らの音楽に夢中になっていた。んで、周囲の同級生に「変わった奴」と思われながら、「熱い胸騒ぎ」を皮切りに、「10ナンバーズ、、」「タイニィ、、」とアルバムが出るたびにすぐに買っていたものだ。周囲からは「サザンのアルバムは、自分で買わなくてもどうせホリグチが買うので借りればいい」と言われたりした。

 この3作に比べると、4作目の「ステレオ太陽族」の印象は(私にとって)きわめて薄い。3作目と4作目のあいだで、私にとってのサザンのイメージが変わってしまったのだ。その後も、サザンの曲が好きなことには変わりないのだが、生まれ育った場所がいつまでも懐かしく好きな場所であるのに似て、デビューからの3作は私にとって最もお気に入りのサザンオールスターズなのだ。CDがAmazonから届いてからというもの、教授室の中でヘビーローテーションで楽しんでいる。

 しかし、900円とか1,000円とかって、、どうなん? 安すぎるんちゃうか? といいながら、安いからポチッとしたんですけどね,,。

*「タバコ・ロードにセクシーばぁちゃん」は「タイニィバブルズ」に収録されている楽曲名である。

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2012年12月29日

クリスマス・イブ

 先日のクリスマスイブでのこと。次の日にGCOEの成果報告会のための出張を控えて、済ましておくべきことを片付けるため、私は自宅でほとんど一日いろいろと仕事をしていた。夕方になって、が愛犬ミューを散歩に連れ出した。このとき娘はしばしば自転車で出かけることがある。それでは犬の散歩にはならないので日頃から徒歩で出るように言っているのだが、この日は仕事に一生懸命で、そちらに気を配ることができなかった。そのすきに、どうやら自転車で出かけてしまったようだった。

 そして、娘は出て行ったきり、なかなか帰ってこない。真冬のことで日没は早い。家内が携帯電話で帰るように言って、ようやく帰ってきたのは外がすっかり暗くなってからのことだった。ところが、犬連れで戻ってきたものの、自転車がない。娘は歩いて帰ってきたのだった。「どうしたの?」と尋ねても要領を得ない。「『武庫之荘・子供広場』に置いて来た」というばかりである。武庫之荘は、自宅のある場所から少なくとも2-3 kmは離れている。

 両親には「自転車を置いてきた」の意味がわからない。娘は自転車のカギを持っていなかった。とすると、カギをつけたままの自転車を放置してきた、ということになる。とにかく、置いてきたという自転車を取りに行こうと、娘を乗せて武庫之荘方面にクルマを走らせることにした。私の仕事はまだ残っていたのだが、仕方ない。

 クルマの中で、娘は盛んに口の中に指を入れて、口の内側と外側から頬をつまんでいる。これは彼女の緊張のサインである。私に叱られると思っているのだろう。とにかく、その「武庫之荘・子供広場」に行かなければならない。しかし、彼女のナビゲーションは、どうも行き当たりばったりでとても特定の場所に近づいているようには思えない。おそらく適当に「右、まっすぐ、左」と言っているだけなのだろう。案の定、クルマは彼女の目的地にたどり着くことなく、むなしく武庫之荘周辺をグルグル回るだけだった。途中、出会ったパトカーに「『武庫之荘・子供広場』ってどこかにあるんでしょうか?」と尋ねたが、「わからない」という。

 娘は自転車で出たので、クルマの走れないもっと細かなコースを辿ったのかもしれない。それなら、クルマでナビゲートできないのも無理はない。あるいは、彼女にはもうすでに場所が特定できないのかもしれない。「武庫之荘・子供広場」というのも、本当にあるのかどうかわからない。家内は、「自転車は犬の散歩中に盗まれたんじゃないか」と云う。それを誤摩化すために、「武庫之荘・子供広場」に置いてきたと作り話をしてるのではないか、、。確かにそうかもしれない。私も少し、自転車をあきらめかけた,,。

 しかし結論するにしては、わからないことが多すぎる。そこで考えた。クルマよりも徒歩の方が、彼女の感覚もよみがえりやすいかもしれない。そこでクルマを家に置いて、娘と二人で歩いて自転車を探すことにした。夜に入って外は寒い。白い息を吐きながら「自転車で行った通りに歩いてね」と娘に言って先導させる。相変わらず娘は緊張の面持ちだ。場所のヒントをつかもうと、色々と話しかけるが、彼女の返答は相変わらず要領を得ない。今まで何度も味わってきたことだが,こんなときでも娘と意思疎通できないのは本当に悔しい。

 しかし30分ほどかけて、クルマで通ったのとほぼ同じ道筋を歩いていると、ふと娘は横道に足を踏み入れた。それから住宅街を抜け、公園を越え、団地の敷地内に入って、本当に小さな公園に着いた。そこに、自転車はあった。娘はそれに乗ると、「ごめんなさい」も「ありがとう」も言わずに自転車を走らせてその場を去った。残された私は、iPhone を灯りに使って辺りを見回してみた。公園の看板には確かに「むこのそう(当て字なのか、ちょっと思い出せない漢字で書かれていた)・子供広場」とあった。

 それからまた30分間一人で歩いて、自宅にたどり着いた頃には8時になっていた。娘はもう風呂に入っていた。自転車は戻ったが,なぜ自転車を公園に置きっぱなしにして、犬と歩いて家に戻ってきたのか、やっぱりわからない。

 23歳になった知育障害の娘とのクリスマス・イブだった。うちの娘はこういう娘である。


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posted by Yas at 23:15| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月26日

冬の淡路夢舞台

 昨日今日と出張で淡路島の夢舞台国際会議場にいた。大阪大学ブローバルCOEプログラム「オルガネラネットワーク医学創成プログラム」の研究成果報告会に参加するためである。

IMG_1581.JPG 写真は夢舞台にある自慢の花壇、百段苑である。
 われわれ微研の研究者にとって,あわじ夢舞台と云えば「あわじ感染症免疫学フォーラム(AIFII)」の開催場所として親しみのあるところである。宿舎はむろん、ウエスティンホテル淡路。 客室に足を踏み入れると、まるで毎年9月上旬に開催される AIFII に出席しているかのような錯覚に陥った、、。が、、ほんとはこの日はクリスマスなのだ、。それを思うとちょっとトホホ感があるが、まぁ仕方ない。お仕事である。

 成果報告会で発表される研究はどれもこれもピカイチのレベルだ。このなかで、うちのラボの仕事の内容が見劣りしないかと、心中激しく動揺しながらもみなさんの講演を拝聴する。夕方からは懇親会&ポスターセッションである。参加者のみなさんはここでも熱心だ。食事をして、アルコールを楽しみながら発表ポスター前で発表者とディスカッションをする光景は、ゴードンカンファレンスのような活発な海外の学会を彷彿とさせる。しかしそれにしても立ちっぱなしは疲れる。そこで適当な時間に、このブログラムの拠点リーダーで医学研究科長でもある米田悦啓先生と審良先生、吉森先生と私の4人で「少し座りたい」とホテルのバーで飲むことにした。そこでの話題ももちろん,「オートファジー形成やインフラマゾーム誘導におけるオルガネラネットワークの役割」についてだった。、、、、、というのはウソで、SF映画「マタンゴ」は怖かったとか、ウルトラQのカネゴンはシリーズでも一度しか登場していないのに大人気なのはなぜか?とか、今度の007「スカイフォール」は面白かったとか、、。マラソンは始めたらやめられんぜ、とか、、。そこに松浦先生がやってきてさらにワイワイと馬鹿話が続く、、。楽しかったがしかし、翌日の第一番に私の成果報告がある。深酒せずに早めに部屋に戻り、入浴後に再度スライドを練り直してからベッドに入った。

 いやしかし、つくづく思うのは、うちの研究室の遅い仕事の進捗である。ベッドに入ったあとも、現有のメンバーのままでどうすればもっと効率よく仕事を進められるのか考えてしまって、この日はあまり眠れないまま朝を迎えた。そして朝一番。眠いなぁ眠いなぁと思いながらなんとか自分の報告を終える。ここでも、喋りながら私の研究室に何が足りないのか考えていたような気がする。そのあとも、他の参加者の報告を聴きながら考えた。

 やっぱ足らんのは「ガッツとファイトと根性」ちゃうか、、。それが今回の成果報告会での私の結論である。

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posted by Yas at 21:50| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

谷口記念講堂

 私の所属する微生物病研究所と、お隣の免疫学フロンティア研究センター(iFReC)の研究室が同居している生命科学融合棟(正式には融合型生命科学総合研究棟)の1階に「谷口記念講堂」という名の講堂がある。約200人を収容できる(んだったと思う)、微研とiFRec の兄弟研究機関の顔となる誇るべき講堂である。

 ところがこの講堂には、いくつか問題があった。部屋は縦に長くて天井が高い。なのに、床はフラットで階段教室のように傾斜があるわけではない。そして冷気は下に溜まり暖気は上に溜まるので、空調があまり効かない。それに音響に配慮された構造になっていない上に音響装置の質もあまり良くないようで、演者の音声マイクと質問者や司会者の音声マイクが干渉して、しょっちゅうハウリングする。ステージに奥行きがないので、演題とスクリーンの距離が近すぎて、演者はスライドを見ながら喋りにくい、、。決定的なのは、天井から吊るされた液晶プロジェクタが故知らずときどき震動するため、映写された画像が揺れることだ。講演の最中にスライド画像が揺れるというのは前代未聞である。これが微研や iFReC の顔となるべき講堂なのか。杮落とし(こけらおとし)以来、落胆されている関係者の方も多かったに違いない。

 なぜ、液晶プロジェクタが揺れるのか? これは発覚当初から話題になった。暖気が上部に溜まる講堂の構造のせいで、プロジェクタが暖められて冷却ファンが異常に回り続けるからか? 空調のオン/オフの震動がどうかしてプロジェクタに伝わるのか? それとも、講堂の階上にあたる3階で誰かが歩いたり暴れたりすると揺れるのか? まさかそんなこともあるまいが、、、。

 そこで目加田所長の指示で、今月21日に開催される(開催された)微研業績報告会/学術講演会に備えて講堂の不備を改善することになった。 音響映像設備やステージの普請に関係する業者さんに来てもらっては、推進室のカンザーくんやホッタさんをはじめ微研の何人かの有志で、あーでもないこーでもないと相談しながら改善点を決めていく。問題はやはり液晶プロジェクタだ。「なんで揺れるの?」と、改善のためにまずは原因を探ることになった。暖房をフル稼働させて液晶プロジェクタのファンを回しっぱなしの状態にしても映写画像は揺れない。空調をオン・オフ切り替えても揺れない。そこで最後に、携帯電話で合図を交わしながら何人かがプロジェクタを吊るしている辺りの3階を歩いてみることになった。「まさか、そんなあほな、、鉄骨コンクリートの建物で、3階で歩いてその下の天井のプロジェクタが揺れるなんて,そんなことあるかいな、、」と思って様子をみていると、、揺れた。「あ、ほんまや、、」 ホントに揺れた。

 これを見ていて、階上の住人が歩くたびに電灯が揺れた学生時代の下宿を思い出した。なんという安普請。微研・iFReC の顔になる講堂なのに,,,,。それとも公共工事なんてそんなものなのか、、。プロジェクタの設置位置がたまたま絶望的に悪かったのか,,。

 しかしとりあえず今回の改修で、演台側のステージが広くなって演者にとっては喋りやすい講堂になった。音響もポイントになる設備を替えてずいぶん改善した。液晶プロジェクタは、装備するレンズを小さいものにして重心が取れているのか、揺れは治まっている。ただし映写されるスライドの大きさは講堂のスクリーンに比べてかなり小さい。今回は間に合わなかったが、改修調査の結論として、レンズの小さいままのプロジェクタの設置位置を後ろにずらして映像を大きく映すということになった。設置位置を変える時には固定機材の補強もする。きっとこれで、少なくとも講演の聴きやすい講堂にはなるはずだ。

 しかしそれにしても、3階で歩くとプロジェクタが揺れるなんて、、、、どうしてこんなことになったのやら、。そういえば、この融合棟を建てるために取り壊された建物の中にあった以前の講堂は古かったけれど風格があった。今はどうなのだろう? 機能やコスト重視で(今の講堂の場合、機能もイマイチだが)、以前のような威風を備えた造作の大講堂なんて作りにくいのだろうか。

 そんなことを思いながら、21日の業績報告会/学術講演会の素晴らしい研究発表講演を拝聴した。

 
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2012年12月17日

衆院選

 先週の土曜日、いつものようにあれやこれやと仕事を済ませて夕方に研究室を出ると雨が降っていた。年末年始に差し掛かって散髪をするタイミングがこの日しかないので、帰宅前に行きつけの散髪屋さんに寄ることにした。クルマを散髪屋さんの契約駐車場に滑り込ませて降りると、右前のタイヤがパンクしていることに気がついた。タイヤはすでにかなり空気が抜けてへこんでいる。てへぇ、雨やのにタイヤ交換か、めんどくさ、と思いながらもとりあえず散髪を済ませることにした。先客が3人。私の散髪が終わったのは午後7時。雨は一層激しくなっていた。

 しかしタイヤを交換しないことには帰れない。後部ハッチを開いて、頭上に来たハッチを屋根のようにして雨を避け、スペアタイヤをバンパー奥下から引っ張りだしていると、すぐ横に衆議院選挙候補者の街宣車が停まった。「おぉっ、時期も時期だけに、困っている有権者の手助けをしてくれるのか?」と淡い期待を寄せたのだが、しかしこの候補者はそんな私を尻目に、すぐ横で、やおら街頭演説を始めたのだった。

 いや別に、手助けしてもらわんでもいいんですよ、、でもすぐ横で雨に濡れた地面に膝をつきながらクルマをジャッキアップしたり、濡れたホイールを持ち上げてタイヤを外したりしてるのだ、「大変ですね、大丈夫ですか?」くらいの言葉をかけてくれてもええんちゃうん? 、、、こいつは気配り足らずで知らん間に敵を作ってしまうタイプやな、、と候補者の品定めをするが、本人はそんなことには気づかない。所属の政党が企業献金を受け取っていないことだけをしきりに自慢して演説を終えた。しかしあいにくの雨だ。立ち止まって聴く人などいない。ひょっとすると、聴いていたのは、すぐ横でタイヤ交換をしていた私だけかもしれない。候補者はふっと不服そうに振り返って、私を一瞥したが、やはり声を掛けるでもなくそそくさと街宣車に乗り込んでその場を立ち去った。

 なんじゃっ? あいつはっ? お前なんか落ちちまえっ、、、、と私が呪うまでもなく、翌日、この候補者は最下位であっさり落選した。自民党の圧勝に不安を感じたり、民主党の惨敗に溜飲を下げるでもなく、ただ私はこの候補者の落選を知ってひとり納得したのだった。

 おしまい


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posted by Yas at 19:04| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

頑張っていきまっしょい


先月からあやっちが産休と育休を終えて研究室に戻ってきている。復帰して一ヶ月。すでに以前と同じようにニコニコしながら頑張って実験をしている。

まだ赤ん坊のお子さんは、保育園のお世話になっているそうだ。そこで、茨木の自宅から豊中の保育園を経由して研究室までの長い道のりを自動車で移動することになるのだが、じつはここに問題がある。あやっちは運転が上手くない。毎日ドキドキハラハラでクルマを走らせているらしい。朝、出勤してきたアヤッチを見ると心なしか疲れているように見えるのはそのせいか、。

 しかし、復帰して一ヶ月。その間にガードレールに激突したり,人を2、3人ほど轢いたりするんじゃないかと思ったが,そういうこともなくつつがなく一ヶ月が過ぎた。毎日毎日、幼子を持つお母さんが仕事をするのは大変だ。しかし職場で何かお手伝いしてあげられるようなことはほとんどない。本人に頑張ってもらうしかないように思う。

 せめて、実りある研究ができますように。頑張っていきまっしょい。

 お母さんもお父さんも、じっちゃんだろうとばぁちゃんだろうと、研究室では研究を頑張るしかないのだ。


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2012年12月09日

腕時計がどこかにいった

今年の8月に買った腕時計が先日から見当たらなくて困っている。先週月曜日の朝、確かに寝室にはあったのだけれど、その日の午後に教授会に向かう前に、左腕にその腕時計のないことに気がついた。この日、腕に付けて出勤したのかどうかも実はよくわからないのだけれど、それから研究室と自宅のどちらからも見つからない。教授室のデスクの裏にも、自宅寝室のベッドの奥にもない。困ったなぁ、、わりと気合をいれて買った腕時計なのに。

私はどちらかというと物持ちのいい方だ。衣服の類なら10年以上のシャツやセーターはザラにあるし、なかには30年も着続けているTシャツもあるくらいだ。カバンだって靴だって10年選手のものは沢山ある。 文房具にしろ、その他の持ち物にしろ、どこかに失くしてしまうことなどほとんどない。なのに、、この腕時計、ちょっといなくなるのが早すぎる。どこにいったのかしらん?

「 縁がなかった」と言ってしまえば、自分の不注意をごまかすこともできるけれど、、、しかし本当にどこにいったのかしらん? それに実際、あの腕時計がないと困るんだけど、でもなぁ、すぐに新しいのを買っちゃうのもいかがなものか。

IMG_1468.jpg


微研の皆さん、どこかで持ち主不明の腕時計を見つけたら知らせてくださいな。よろしくお願いいたしまする。写真の左側のやつ。 どこかにはあるはずなんだけど。






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2012年12月07日

行かねばならぬ

 日本免疫学会の総会が5日から7日(本日)まで開催されていた。私は昨年に免疫学会に入会した。免疫学の動向を色々知りたくて、今年の総会は参加したいと思っていたのだけれど、諸般の事情によりすぐそこの開催地である神戸にも出向くことができなかった。学会は「行きたいなぁ」と思ってる様では、色んな仕事を押しのけて本当に行けるようにはなかなかならない。「行かねばならぬ」と自分を追いつめるくらいでないとだめだ。特に雑用その他の用務が入りやすい教授の身分ではなおさらだ。

 研究の常識や作法やテクニックは専門領域によって色々と異なる。その違いを大づかみに知るためには、その学会に参加して、そこで発表されているたくさんの演題に触れるのが一番だ。いまから20年以上前、私はある細菌感染で起こる骨病変の発生メカニズムを調べたいと思って、骨代謝学会という学会に入会した。その時は2年連続で学術集会に全日程参加することができた。んで、ずいぶんと勉強になった。あの頃は、自由に動けたんだけどねー。今はすっかり難しくなっちまった。何が悪いんだろ?と考えてみるけど、まぁ、よくわからない。「忙しい」ということなんだろうけど、勉強の機会をなくして何が「忙しい」だか、、。と自分でも思うが、スケジュールが詰まって学会に気軽に行けなくなっていることは確かだ。

 来週は分子生物学会と生化学会の連チャンだ。私はこの、色んな研究領域の入り交じったごった煮のような二つの学会が好きだ。けれど、どちらの学会も参加できない。、、、、教授の仕事の状況は、研究室の状況が反映されてのものだ。研究室に余裕がないということかな、と少し反省する。

 ふーむ。来年は、、、、

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posted by Yas at 23:05| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月04日

「三宅久之さんのように」と、酔っ払いながら考えた

 一昨日、先頃亡くなった政治評論家の三宅久之さんの追悼番組を見た。このブログで時々私が紹介した、稀代の名TV番組「たかじんのそこまで言って委員会」(東京では放映されていない)での特集である。

 三宅さんはコメンテーターとして、司会者(ただいま病気療養中とか)のやしきたかじんさんとともに、この番組で重要な役割を演じていた。常連のコメンテーターと正面から議論を戦わしているかと思えば、愛嬌のある語り口で冗談も言う(関西人にとっては、この冗談を言えるかどうかが、相手を認めるかどうかのキーポイントになったりする)。時に自らの信条に反することを相手が言おうものなら、大きな声で怒鳴る。そんな姿は頑固者そのものだが、しかし三宅さんには同時に相手をどこかで慈しむ風情があった(ときどき、どうしようもないゲストに全く容赦ない言葉を浴びせることもあったけど)。ほぼ話の噛み合わない田嶋陽子さんとの論戦(同番組の名物だった)でそれは顕著だった。「人間はいいけど、思想がよくない」というのが三宅さんの田嶋評だった。この言葉からも、意見の合わない田嶋さんに対してでも何かしらの愛情が感じられる。実は、それは三宅さんだけのはなしではない。この「たかじんのそこまで言って委員会」のレギュラーコメンテーター達には、お互い厳しい言葉を時に浴びせ合ったりするくせに、お互いに(程度の差こそあれ)どこかしら認め合っているような様子がある。そのために厳しい言い合いもどこかじゃれ合いのように見えて、私はそんな様子を見るのが好きだった。ひょっとするとテレビ的な演出も少しはあるかもしれないが、番組中でも明らかに仲の悪そうな田嶋さんと金美齡さんの様子を見ると、やはりその他のレギュラーコメンテーター達の間にはそれぞれに個人的な信頼感でどこか通じ合っているものがあるのだと思う。厳しい議論が許されるのは相手のどこかを認めているときだけだ。そうでなければ、それはただの醜い言い合いだ。どちらが正論か、という問題ではない。それと、相手を攻撃するためだけの議論も論外だ。

 さてそこで、研究室の話。私は研究室を主宰する立場で、研究室メンバーと議論する。その時に、私に相手を慮る気持ちがあるかどうかちょっと考えた。研究を進める上で、時にはメンバーと厳しい議論をすることはもちろんある。そんなとき、確かに基本的には相手の未熟を考えて言い方を選ぶようにしているのだけど、「相手の未熟」を考えることは信頼感とはちょっと違う。いや、だいぶ違う。
 一方、相手の様子を見ると、私に何かを言われて言葉を飲み込む風情を見せることがある。私は研究室のPIで、相手は構成員だ。そのコンテクストで彼らが言葉を飲み込んでいるとしたら、双方にとってそれは愉快なことではない。そんな議論は私にとっては中途半端で、相手にとってはストレスフルなだけの儀式なのかもしれない。

 あー 三宅久之さんのように、気楽に徹底的に言い合えたら楽しかろうに。 ビール3本目を空けながら、そんなことを脈絡なく考えた。

 三宅先生、ご冥福をお祈りいたします。


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posted by Yas at 22:47| Comment(0) | 私的先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする