2012年05月16日

済州島

 先週の木曜日(10日)から土曜日(12日)にかけて、済州島に出張していた。5−6年ほど前から続いている微研と全南大学(Chonnam National University)のジョイントシンポジウムに出席するためである。

 韓国への出張はこれで4度目。最初は光州市、それからソウル慶州、んで今回が韓国のハワイといわれている済州島であった。韓国は慣れたつもりだったが今回は国内有数のリゾート地だ、これまでとは趣も違うかも、と思っていたが果たしてその通りだった。チェジュ空港からしてリゾートのニオイぷんぷんの作りで余裕をかましている。全南大学が用意してくださったバスに乗って植物園だの柱状節理のある海岸絶壁だのを観光してから、シンポジウム会場のある西帰浦市のKALホテルに行く。

IMG_1323.jpg ホテルで見かけた、シンポジウムのポスター。、、ちゃんと仕事で来ております、という証拠写真、。

 この日は夕方からレセプションパーティーが予定されているだけで、それまで3時間ほどの自由時間がある。そこで、安居テルテル、うえまっちゃん、とーがんくん、スガワラくん、ひよっちゃんと私で、西帰浦の中央市場の見学に街の中心地に出てみた。市場は現地の人たちの生活が見える格好の観光地だ。しかし、テクテクとただ歩くだけでは面白くない。そこで「ひとり一品、よくわからない食べ物を購入する」と云うルールで散策することにした。市場は縦横に、水産物や生活雑貨、野菜や漬け物などを取り扱うお店でいくつかの専門通りに分かれている。売られている魚介類や野菜の種類は日本と同じだ。やっぱ、韓国は日本のお隣さんである。全く違うのは漬け物類。キムチ類は何となく味の想像がつくが、魚介類の塩辛や漬け物は、はらわたの下処理をしていない小魚が辛子味噌の中に丸ごと入ってたりして、日本人には取っ付きにくい。そのなかでひよっちゃんは、魚を扱う東京海洋大学出身らしく、果敢にキビナゴのごろごろ入った生々しい塩辛を買った。彼はそれを食べていたけれど、私はニオイを嗅いだだけでおしまい。食べられない。スガワラくんは海苔の唐辛子漬け。美味しいけれど、韓国の人はニオイに寛容なのか、日本人には少し生臭く感じる。とーがんくんはトッポギ、テルテルは豪快にぶつ切りされた蒸しブタを買った。これはどちらも美味しかった。、、、んで、私は、熟慮に熟慮を重ねた上、アメリカンドッグによく似た韓国の食べ物を買った。、、、、、食べてみたらアメリカンドッグでしたけど、、、。「それは『よくわからん一品』と違うでしょっ?」という、うえまっちゃんのクレームを尻目に美味しくいただいた。ええぃっ、やかましっ。歳をとって食べ慣れんもんを食べたら危ないのだ。、、、、、、そういううえまっちゃんは、何を買ったのか、よく覚えていない。市場からホテルまではタクシーで10分ほどの距離で、料金は2,500ウォンほど。日本円なら200円と少しの額だった。

 二日目は朝から夕方までみっちりとシンポジウムのプログラムが詰まっていた。全南大学の研究は、感染症やガンの治療に応用できる生物製剤の開発という明確なゴールのもとで材料や方法論を研究グループ間で共用したりして、一体感がある。それに対して、微研の研究はクォリティーは明らかに高いものの、目指すゴールは研究グループごとにバラバラだ。そんな対照の妙を感じながらシンポジウムを楽しんだ。アカデミックプログラムのあとは、ホテル内の海を展望できる敷地でBBQを楽しむ企画だったのだけれど、あいにく天候がよろしくなくて、とても寒かったので早々にお開きになった。そのあと、ホテルのラウンジでビール三昧、さらに西帰浦市街に出て、全南大学の先生方と一緒にお酒を飲んだ。前日も実は、レセプションのあとに近くの海鮮居酒屋(たぶん、韓国側の先生の気遣いでそうなったと思う)でタラフク飲んだのだった。相変わらず韓国の先生方はお酒がお好きである。しかも、飲み方が体育会系だ。

 体育会系の飲み方と云えば、今回のシンポジウムではマツウラ研のフクハラくん・モトムラくんと親しくなったのは私にとって収穫だった(研究の話でなくてすいませんねぇ)。この二人は元々、Q大のお医者さんなのだが(不都合があってはいけないので大学名はイニシャルにさせていただく)、体育会系のおバカな明るさと、出された酒は全部飲むと云うアホな意地があって面白かった。剣道をやっていたフクハラくんは部屋のミニバーにあった高価な(本人の名誉のためにあえて値段は伏せる)ウイスキーを空けてしまい、ラグビーでフランカーとして活躍したというモトムラくんは初日の飲み会で調子に乗って服を脱いでハダカになった。全くおバカである。まぁしかし、久しぶりにおバカな体育会系人間を見て、とても嬉しかった。うんうん、私も若い頃はあんな感じだったような気もするし、、、しかし、あんな感じやったとしたら恥ずかしかったな、、、という風にも思うし、、、、いやいや、フクハラくん・モトムラくん、これからも私と遊んでくださいね。
 彼らだけではない。久しぶりにうえまっちゃんやトーガンくんともゆっくり話しができたし、ひよっちゃんやコーヤマさんとも初めて色々と話したように思うし、、、海外出張では、一緒になった日本人研究者(といっても微研の身内ですけど)と親しくなれるのもひとつの魅力だ。みなさん面白かった。ありがとう。

 最終日は韓国側の先生方と一緒に済州島ツアー。済州島東端にある牛島(うど)という島に渡って、ハイキング&飲み&飲み&飲み、、、、。

IMG_1325.jpg 途中立ち寄った海岸(名前忘れた)。なんでも、珊瑚の残骸だけで海岸ができてるとか、、たしかに手に取ってみて見るとそのようだ。観光ガイドのおばさんは「こんな海岸は東洋ではここだけです」と言っていたけど、沖縄にもあったような気がするけど、、、。とまぁ、そんなこととは関係なく、飲み & 飲み & 飲み、、、、、

 観光スポットを移動しては、テラス食堂に入ってマッコリを飲む。「おー、ホリグチせんせー、、マッコリ、マッコリー」と楽しそうに連呼して招いてくださる。ありがたいけど結講ヘロヘロなんですけど、、と思ってると隣でフクハラ・モトムラのコンビが韓国側の女子大学院生たちと手拍子しながら、マッコリをグイグイ空けている、、、。キミら今日の午前3時4時まで飲んでたんちゃうんか? こいつらやっぱちょっと、、アホ?  まぁ確かに、食堂で出してもらったナマコやサザエの刺身はおいしい。これを肴にして海岸でマッコリを飲むのは楽しかった。

 夕方に済州空港に着。国内線と国際線の分かれ道で、韓国側の先生と熱く抱擁しあって、「また会おう」と握手して手を振って別れた。韓国の先生方は本当にいつも熱い。あれは全南大の研究グループが熱いのか、韓国人はみんなあんなに熱いのか、今度韓国を訪れた時に観察してみようと思う。

 午後7時半のフライトで関空に戻る。それからリムジンバスに乗って伊丹空港経由で帰宅すると午後11時だった。
 
 全南大学の先生方、ありがとうございました。전미나미(南) 대학의 선생님들, 고마웠습니다 (translated by http://www.excite.co.jp/world/korean/)


 もちろん、彼らの知性のことを云っているわけではありません。普段は多分、素晴らしいお医者さんなのだと思います。多分、、。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく

posted by Yas at 22:05| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする