2012年05月31日

うえまっちゃんのパーティー


 ついに今月の更新回数が10回を切って、ブログを始めた最初の月をのぞいて最少記録になった。忙しかったこともあるし、話題に乏しいこの頃だったこともあるけれど、なにより書く気がなかなか起こらなかったのが原因だ。それに、なぜだか分からないけれど、以前に比べて一回のエントリを書き上げるのに時間がかかるようになってしまったこともあるかもしれない。さて来月はどうなるもんでございましょうか? もし来月も更新頻度が少ないようでしたら「ホリグチは退屈な毎日を送っとんのか」と思ってください。

 昨日/一昨日は連続で飲んだ。済州島でのシンポジウムの時、全南大学のミン教授と話していて「うえまっちゃんが東京大学医科学研究所の特任教授になった」という話題になった。「そかそか、そういえばお祝いパーティーをせないかんな」「いつするの?ちょうど大阪に行かないといけない用事があるから、それならスケジュールを合わせてパーティーに参加したいけど」「じゃ、本人に聞いて日程調整するわ」(以上、もちろん英語での会話です)ということで、5月30日に日程を定めて、ミン教授が来阪することになった。全南大学と微研は長年に渡ってジョイントシンポジウムを開催してきたので、お互いのスタッフのことはよく知っている。とくにミン教授とウエマッちゃんは仲が良い。せっかく来てもらうのだから、彼にはついでにセミナーをやってもらって、いくつかの研究室を回ってもらってディスカッションしてもらって、、、ということにした、、。まずは前日の29日の夜に、千里阪急ホテルに到着した彼と、微研のコワモテ准教授のテルテルと私とで、和食処「和」で飲んだ。30日は、うえまっちゃんのお祝いパーティーだ。この日のためにあらかじめ、微研内のフリートーク用のメーリングリストに下のような案内を出しておいた。

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 来る5月30日の午後6時頃から、本館6階セミナー室において、植松智先生の東大医科研就任お祝い兼お別れ会を開催いたします。

 タコ焼きとステーキ風焼き肉と生ビールは用意します。セミ・ポットラックもどきパーティー風に会を持ちますので、皆々様、会費500円と適当な食べ物(スナック菓子でも結構です)や飲み物をご持参のうえ、是非お気軽にご参加ください。教授・准教授・部員会構成員など、所属身分は問いません。「なんならちょっと顔出してみよか」参加でも構いません。お誘い合わせのうえ、6階セミナー室へどうぞ、。主催者一同、植松先生と一緒にお待ちしております。

「植松先生 東大医科研就任お祝い兼お別れ会 運営委員会」

   安居輝人、東山真二、福原崇介、本村貴志、堀口安彦
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 運営委員会には、済州島で活躍したフクハラ・モトムラのコンビにも入ってもらった。みんなで手際よく準備をしてもらって、パーティーがスタート。

IMG_1340.JPG うえまっちゃんは、かつてタコ焼き屋でバイトをしていたことがあるらしい。タコ焼きを焼くのが上手い。

 自分で焼いたタコ焼きを手に、ご満悦のうえまっちゃん。

 のべ参加人数は50人以上になっただろうか? 吉森先生や眞実ちゃんも駆けつけてくれた。ご参加くださった皆さん、ありがとうございましたー。飲んで食べて喋って、飲んで食べて喋って、、

IMG_1341.JPG んで、やっぱりこうなった。場所を我が分子細菌学のラボに移して、さらに飲んで食べて喋って、飲んで食べて喋って、。午前1時過ぎに解散した。微研は研究室間の風通しが良いのが特徴だ。それが研究する上で大きな利点になっている。タクシーで家に帰る途中、午後10時頃にホテルに帰ったミン教授から iPhone にお礼のメールが届いていた。
、、、、It was really impressive to share your joyful friendship in this party. It must be the driving force of your institute. 、、、、
 
 ミン先生、その通りです。


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posted by Yas at 22:23| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

ヒストレスヴィラ

 「ヒストレスヴィラからの脱出」という筒井康隆さんの短編小説がある。ずいぶん昔に読んだ小説だが、妙に印象深く心に残っている。短編小説だから、ネタばらしにすぐになってしまうのであらすじは書かないが、主人公の身に次々にイヤな出来事が降り掛かるという、とにかく読んでツラい小説である。炎天下の砂漠をスーツと革靴姿で歩くような、あるいは土砂降りの中、泥濘の長い登り坂を重い荷物を背負って歩くような、そんな抜き差しならないようなツラさを感じる小説である。この小説を読んで何十年も経つが、私は今でも何かツラい事がある度にこの小説のことを思い出す。

 先日、クルマの接触事故に見舞われたことはすでに書いた。事故を起こした時はその場で警察と自動車保険の契約会社に連絡するのが鉄則である。すぐに、iPhone を使って連絡をすませる。しかしそのあと研究室に着いてから、保険会社との何度目かのやり取りの最中に、突然 iPhone で私の声が相手に聞こえないという症状がまた出た。その場はすぐに研究室の電話に掛け直してもらって凌いだが、それからぱったり iPhone で通話ができなくなった。この症状は以前にも出たことがある。その時は iPhone を出荷状態に戻す「復元」をして復帰できたのだが、今回はダメだ。この症状は修理では対応できず、保証期間は過ぎているので、新しいものを買い直さねばならないのは前回の時に確認済みだ。、、10月にはiPhone5が出ると噂されているのに、、今更 iPhone 4S を買う気にはならない。ローンだって残っている。、、ということで皆様、電話通話ではしばらく対応できませんので、私に連絡をくださる場合はメールでお願いいたします、、、。

 クルマの接触事故の次の日、アップルのワイヤレスキーボードが壊れた。朝、いつものように研究室に出勤して、いつものようにコンピュータのスイッチを入れるが、いつまでたってもキーボードがレスポンスしない。電池を入れ替えてもダメだ。コンピュータを再起動して、Bluetoothデバイスの設定をし直してもダメだ。説明書を見てみると、キーボードの起動方法や操作方法は書いてあっても、不具合については何も書かれていない。このキーボードは新製品として販売されてすぐに買ったので、ほぼ5年くらい経っている。すぐに必要なものだし、仕方ないので買い替えることにした。

 あわてて研究室のサーバーに使っているキーボードを持って来て仕事をする。この金曜日に、母校の大阪府立大学大学院獣医学科で3コマ(4時間半)の講義を依頼されていたのだ。普通の講義なら問題ないのだが、依頼してくれた山崎伸二教授によると「受講生のほとんどが留学生なので、せめてスライドだけでも英語でお願いします」ということだ。4時間半のうち、最後の1時間半は自分の研究内容の話をするので、元々スライドは英語で書かれている。問題は3時間分の、講義用のスライドだ。今まで講義用のスライドは学生さんのためにわざわざ日本語で書いていた。ほぼ100枚ほど、、。これをエッサエッサと英語に書き換える。キーボードの叩きすぎか、トラックパッドでタップをしすぎたのか、木曜日の夕方には右手薬指の関節あたりが内出血していた。

 金曜日。朝6時に起床。大阪府立大学獣医学科は大阪府の最南端(と言ってもいいほど)にある。2時間ほどかけて最寄りの駅「りんくうタウン」に到着。朝9時から講義がスタートする。受講生に「日本語の講義と英語の講義とどっちがいい?」と尋ねると満場一致で「英語」と答える。しゃぁない、講義でも学会でもノープランで4時間半も英語で喋ったことないが、スライドもあるしなんとかなるやろ、、と、それから昼食をはさんで4時間半、、、I was totaly exhausted、、ヘロヘロになった。んでも、まだ終わらない。山崎さんにはさらに依頼されて、この日の夕方の大学の集談会で講演をすることにもなっていた。、、ヨイショといつも通りに講演を始めたつもりだったが、疲れもピークであんまり調子が出ない。、「ヒストレスヴィラからの脱出」のことを思い出したのは、その時だった、、、。

 講演が終わって、泉佐野にある名店「たかだ」で、山崎さんと眞実ちゃんと飲む。最近の読者さんのために解説すると、眞実ちゃんは数年前まで私の研究室で頑張ってくれて今は府立大学獣医学科の教授になっている。地魚を中心に美味しい魚を出してくれる「たかだ」の料理は最高だ。7時前から飲みはじめて、3時間以上馬鹿話を楽しみ、午後10時半すぎ泉佐野駅発の特急ラピートの時間になる頃には、すっかり疲れも忘れて上機嫌になった。眞実ちゃんが用意してくれたラピートの指定席に行ってみると、そのすぐ後ろの席に高校のバスケットボール部時代の後輩のイケウチがいた。

IMG_1338.JPG イケウチくんと、、。

「うひゃぁ、イケウチっ、こんなとこでなにしてんのや?」
「ホリグチさんこそ、こんなとこでなにしてはるんですか?」
 電車に乗ってて「なにしてる?」もクソもない。お互い、家に帰るのに決まっている(イケウチは、海外出張の帰りで関空からラピートに乗ったということだ)が、偶然の出会いは気持ちを高揚させる。ということで(なにが「ということで」かわからんが)思わずビールで乾杯する。

 ここのところ、仕事は詰まってたわ、クルマは当てられるわ、iPhone は故障するわ、キーボードもダメになるわ、難物の講義や講演で疲れ果てるわで、ヤな感じだったが、仕事が一段落すると「たかだ」の魚は美味いわ、山崎シンちゃん、眞実ちゃんとの馬鹿話も楽しかったわ、最後に久しぶりに思いがけず懐かしい後輩に出会うわで、最後はいい気持ちになった。

ということで、この日はヒストレスヴィラからなんとか脱出できた。

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posted by Yas at 22:39| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月22日

気ぃ悪いブログネタ

 ここのところ、さしてブログのネタになるようなことがない。なぜそうなのか考えてみた。実は、ここのところやることが多くて日中に会議以外はほとんど教授室に籠っていて、たいして愉快な話に出会わないからだ。、、とか考えていたら、、、、学外で、、、

 出勤途中に自動車の接触事故にあった。ガソリンスタンドから中央環状線に出ようとしていたら、目の前のバンが、すぐ横の交差点の信号が青になっても進まない。道路に入れるように道をあけてくれているのかと、道路にクルマを乗り入れたところで、バンが急に発進して衝突した。「出会い頭」と向こうの運転手さんはいうが、「あんたの前方不注意だろ」と私は思う。こちらはフェンダー側面が損傷し、相手方は正面左側前方のウインカーが破損した。それを見ても相手がこちらの側面にめがけて突っ込んだのは間違いないんだけど、、。相手は人の良さそうなオッチャンだ。あ、こっちもオッチャンやけど、人が良さそうに見えたかな。、、、まぁ兎に角、良い人であろうがなかろうが、相手方と言い争っても詮無いことだ。警察に来てもらって保険会社に連絡して、、事故証明の受付書類をもらって、お互いの連絡先を交換してその場を離れた。ケガはない。クルマのキズもそれほど大したことはない。

 午後に保険会社の担当の方から連絡があった。だいたいの状況を確認したあとで、「申し訳ありませんが、ホリグチさんがガソリンスタンドから道路に出ようとしていたということと、双方のクルマが動いていたことから、これまで前例と併せ考えますと、ホリグチさんに8−9割の責任があるということになってしまいそうです」と云う。道路の通行が優先されるからだ。でも私は、相手の前にすでに出ていたんですぜ、、、、相手の前方不注意でしょ、。

 これまで自動車事故を起こしていない私の保険の契約等級は最上位らしい。「それが2等級下がりますが、掛金額は変わりませんし、ホリグチさまのご負担は一切ありませんので」と担当の人はいうが、なぁんか気が悪い。とにかく保険会社の指示に従ってクルマを修理に出した。修理中の代車はトヨタ・ウィッシュ。なかなかええクルマやけど、運転席に新装備がたくさんあって使い方が分からんがな、、。

 まぁ、ブログのネタになる出来事はあったけど、やっぱなんか気ぃは悪い。

どうぞみなさん。トヨタ・ウィッシュに乗っている私を見たら激励の声援を送ってくださいませ(なんでやねん)。

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posted by Yas at 22:58| Comment(1) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

とある助成金授与式、大学院説明会、んで飲み会とウダウダ

 みなさま、金環食はご覧になったでしょうか? 私は朝日が差し込む唯一の窓があるクローゼットから、自転車のLEDヘッドライトに付属していた赤色フィルターとサングラスを使って見ました。とまぁ、それはさておき、先週末からの出来事を記録&報告いたします。

 金曜日、午後から東京に向かう。ある財団の助成金の授与式に出席するためである。私は前年度に採択していただいたのだが、今年はその研究成果の報告をする義務があった。場所は丸の内のとあるビルである。午後から研究室を出て、久しぶりに飛行機で羽田へ。モノレール&山手線で東京駅に着く。授与式は午後5時からで、受賞者と報告者は約3分間でスライドを使わずに研究計画あるいは研究成果を報告する。スライドなしのトークは研究者には慣れないものだが、こうすると自分の仕事を究極までサマライズできて、いい経験になった。報告のあとの賞状授与からは、秋篠宮殿下と妃殿下のご臨席のもとで式が執り行われた。その後の晩餐会では両殿下のすぐ近くに配席いただき、研究の内容についてご質問を賜った。非常に気さくな方である。上質なフレンチをいただきながら時間を過ごす。会が終わって、東京駅に向かいながら iPhone で予約した新幹線に飛び乗ったが、伊丹に着いたのは午前0時前だった。毎回の出張で感じることだけど、やっぱり東京は遠い。

 次の日は微研・iFRec の合同説明会であった。約60名の参加者があったとか、、。午前中に約2分(2分!)の研究室紹介をスライド1枚で行い、午後から参加者の訪問を待つ。待つと云ったって参加者が必ず来るというアテがあるわけではない。仕事をしながら待つが、途中で眠くなってウツラウツラしていると、机の電話が鳴った。参加者さんが訪問してくるという。その一人目の参加者の説明が終わってから数十分のあいだに、3人の参加者がパラパラとやってきて、応対していると、説明会の終了時間が過ぎた。あんまりゆっくりとしているわけにはいかない。実はこの週の水曜日、会議のさなかに幼馴染みのうーさんから「たまには飲みに行かん?」とメールをもらって約束していたのだ。あわてて帰宅して、ミナミへ向かう。研究室を訪問してくれた参加者の皆さん。縁があったらまた会おうね。

IMG_1337.jpg んで、この日はこじんまり(いつものこのグループの飲み会は大人数なのだ)と、ウーさんとトヨミさんと私の三人の飲み会だった。私と同じ真田山小学校5年6組ー6年6組イワハシ学級の同級生で、たしか委員長をやってた二人(じゃなかったっけ?)だ。子供の頃からの思い出話や地元ネタの話を肴に飲んで飲んで(ウーさんと私が、、)。でも、たくさん喋ったことは覚えているのだけれど、何を喋ったのかはほとんど覚えていない。、、、でも楽しかったのは覚えている。、、、2軒目のあと、トヨミさんは帰宅。ウーさんと3軒目の Good bar を探して彷徨い歩くが、酔っ払いすぎていてお目当ての店を見つけられず、適当な飲み屋に入る。そこでお酒とツマミを注文したものの、体力切れで長続きせず早々に退散した。

 そして日曜日、案の定、一日中ウダウダして過ごした。

 いやぁー最近、週末の出来事報告のダラダラ日記のパターンが続いていて反省しております。えらいすまんこって、、。

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2012年05月17日

アヤッチ、産休に入る。

 今月初めに出産したトッシーに続いて、アヤッチがついに産休に入る。

IMG_1329.JPG そこで、今日のお昼は産休お祝い(なんじゃそら?)で、みんなで会食した。以前も書いたと思うが、トッシーとアヤッチは共同でひとつのプロジェクトに携わっていた。そのプロジェクトも峠を越えて、あとは最後の締めのデータをどのように採るか、というところまで来ているのだが、こういうメデタイ事情で秋まですべてを保留することにした。


IMG_1332.jpg 痛いといえば痛いが、そのテーマに愛を持っている人間でなければ心の行き届いた実験はできない。ということで、研究室の人的リソースが限られているということもあるが、あえて残りの実験の担当を他のメンバーに頼むことはしなかった。3月に産休に入ったトッシーが順調に復帰するとすれば8月、アヤッチの復帰は10月になる。女性研究員二人が長期休暇に入ってしばらくのあいだ姿を消す。んで、ブログではまだちゃんと取り上げてないのだけれど、実は今年度は3人の女性の学生&研究員が当研究室に参加してくれている、、。


 意識しなくとも研究室の面々が入れ替わって雰囲気が変わる。全体的なレベルも変わってきっとパフォーマンスも変わる。数年で修了する学生や長期雇用のできない研究員から成る大学の研究室はそんなもんだ。


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2012年05月16日

済州島

 先週の木曜日(10日)から土曜日(12日)にかけて、済州島に出張していた。5−6年ほど前から続いている微研と全南大学(Chonnam National University)のジョイントシンポジウムに出席するためである。

 韓国への出張はこれで4度目。最初は光州市、それからソウル慶州、んで今回が韓国のハワイといわれている済州島であった。韓国は慣れたつもりだったが今回は国内有数のリゾート地だ、これまでとは趣も違うかも、と思っていたが果たしてその通りだった。チェジュ空港からしてリゾートのニオイぷんぷんの作りで余裕をかましている。全南大学が用意してくださったバスに乗って植物園だの柱状節理のある海岸絶壁だのを観光してから、シンポジウム会場のある西帰浦市のKALホテルに行く。

IMG_1323.jpg ホテルで見かけた、シンポジウムのポスター。、、ちゃんと仕事で来ております、という証拠写真、。

 この日は夕方からレセプションパーティーが予定されているだけで、それまで3時間ほどの自由時間がある。そこで、安居テルテル、うえまっちゃん、とーがんくん、スガワラくん、ひよっちゃんと私で、西帰浦の中央市場の見学に街の中心地に出てみた。市場は現地の人たちの生活が見える格好の観光地だ。しかし、テクテクとただ歩くだけでは面白くない。そこで「ひとり一品、よくわからない食べ物を購入する」と云うルールで散策することにした。市場は縦横に、水産物や生活雑貨、野菜や漬け物などを取り扱うお店でいくつかの専門通りに分かれている。売られている魚介類や野菜の種類は日本と同じだ。やっぱ、韓国は日本のお隣さんである。全く違うのは漬け物類。キムチ類は何となく味の想像がつくが、魚介類の塩辛や漬け物は、はらわたの下処理をしていない小魚が辛子味噌の中に丸ごと入ってたりして、日本人には取っ付きにくい。そのなかでひよっちゃんは、魚を扱う東京海洋大学出身らしく、果敢にキビナゴのごろごろ入った生々しい塩辛を買った。彼はそれを食べていたけれど、私はニオイを嗅いだだけでおしまい。食べられない。スガワラくんは海苔の唐辛子漬け。美味しいけれど、韓国の人はニオイに寛容なのか、日本人には少し生臭く感じる。とーがんくんはトッポギ、テルテルは豪快にぶつ切りされた蒸しブタを買った。これはどちらも美味しかった。、、、んで、私は、熟慮に熟慮を重ねた上、アメリカンドッグによく似た韓国の食べ物を買った。、、、、、食べてみたらアメリカンドッグでしたけど、、、。「それは『よくわからん一品』と違うでしょっ?」という、うえまっちゃんのクレームを尻目に美味しくいただいた。ええぃっ、やかましっ。歳をとって食べ慣れんもんを食べたら危ないのだ。、、、、、、そういううえまっちゃんは、何を買ったのか、よく覚えていない。市場からホテルまではタクシーで10分ほどの距離で、料金は2,500ウォンほど。日本円なら200円と少しの額だった。

 二日目は朝から夕方までみっちりとシンポジウムのプログラムが詰まっていた。全南大学の研究は、感染症やガンの治療に応用できる生物製剤の開発という明確なゴールのもとで材料や方法論を研究グループ間で共用したりして、一体感がある。それに対して、微研の研究はクォリティーは明らかに高いものの、目指すゴールは研究グループごとにバラバラだ。そんな対照の妙を感じながらシンポジウムを楽しんだ。アカデミックプログラムのあとは、ホテル内の海を展望できる敷地でBBQを楽しむ企画だったのだけれど、あいにく天候がよろしくなくて、とても寒かったので早々にお開きになった。そのあと、ホテルのラウンジでビール三昧、さらに西帰浦市街に出て、全南大学の先生方と一緒にお酒を飲んだ。前日も実は、レセプションのあとに近くの海鮮居酒屋(たぶん、韓国側の先生の気遣いでそうなったと思う)でタラフク飲んだのだった。相変わらず韓国の先生方はお酒がお好きである。しかも、飲み方が体育会系だ。

 体育会系の飲み方と云えば、今回のシンポジウムではマツウラ研のフクハラくん・モトムラくんと親しくなったのは私にとって収穫だった(研究の話でなくてすいませんねぇ)。この二人は元々、Q大のお医者さんなのだが(不都合があってはいけないので大学名はイニシャルにさせていただく)、体育会系のおバカな明るさと、出された酒は全部飲むと云うアホな意地があって面白かった。剣道をやっていたフクハラくんは部屋のミニバーにあった高価な(本人の名誉のためにあえて値段は伏せる)ウイスキーを空けてしまい、ラグビーでフランカーとして活躍したというモトムラくんは初日の飲み会で調子に乗って服を脱いでハダカになった。全くおバカである。まぁしかし、久しぶりにおバカな体育会系人間を見て、とても嬉しかった。うんうん、私も若い頃はあんな感じだったような気もするし、、、しかし、あんな感じやったとしたら恥ずかしかったな、、、という風にも思うし、、、、いやいや、フクハラくん・モトムラくん、これからも私と遊んでくださいね。
 彼らだけではない。久しぶりにうえまっちゃんやトーガンくんともゆっくり話しができたし、ひよっちゃんやコーヤマさんとも初めて色々と話したように思うし、、、海外出張では、一緒になった日本人研究者(といっても微研の身内ですけど)と親しくなれるのもひとつの魅力だ。みなさん面白かった。ありがとう。

 最終日は韓国側の先生方と一緒に済州島ツアー。済州島東端にある牛島(うど)という島に渡って、ハイキング&飲み&飲み&飲み、、、、。

IMG_1325.jpg 途中立ち寄った海岸(名前忘れた)。なんでも、珊瑚の残骸だけで海岸ができてるとか、、たしかに手に取ってみて見るとそのようだ。観光ガイドのおばさんは「こんな海岸は東洋ではここだけです」と言っていたけど、沖縄にもあったような気がするけど、、、。とまぁ、そんなこととは関係なく、飲み & 飲み & 飲み、、、、、

 観光スポットを移動しては、テラス食堂に入ってマッコリを飲む。「おー、ホリグチせんせー、、マッコリ、マッコリー」と楽しそうに連呼して招いてくださる。ありがたいけど結講ヘロヘロなんですけど、、と思ってると隣でフクハラ・モトムラのコンビが韓国側の女子大学院生たちと手拍子しながら、マッコリをグイグイ空けている、、、。キミら今日の午前3時4時まで飲んでたんちゃうんか? こいつらやっぱちょっと、、アホ?  まぁ確かに、食堂で出してもらったナマコやサザエの刺身はおいしい。これを肴にして海岸でマッコリを飲むのは楽しかった。

 夕方に済州空港に着。国内線と国際線の分かれ道で、韓国側の先生と熱く抱擁しあって、「また会おう」と握手して手を振って別れた。韓国の先生方は本当にいつも熱い。あれは全南大の研究グループが熱いのか、韓国人はみんなあんなに熱いのか、今度韓国を訪れた時に観察してみようと思う。

 午後7時半のフライトで関空に戻る。それからリムジンバスに乗って伊丹空港経由で帰宅すると午後11時だった。
 
 全南大学の先生方、ありがとうございました。전미나미(南) 대학의 선생님들, 고마웠습니다 (translated by http://www.excite.co.jp/world/korean/)


 もちろん、彼らの知性のことを云っているわけではありません。普段は多分、素晴らしいお医者さんなのだと思います。多分、、。


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posted by Yas at 22:05| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

しばらくお待ちを、、、

 またまたご無沙汰です。

 前回の続きの「細菌学の面白いこと」も書かないと話が終わらないし、先週行ってきた済州島の出張も楽しかったし、他にも色々と書きたいことがあるんだけど、どうも仕事が詰まりすぎていて、このブログを楽しく書けない、、。

 ということで、とりあえず今日はエントリを埋めるだけ、、。書きたいんやけどね、、。

 体勢を立て直して、またいつも通りのペースでアップできるようにします。それまでしばらくお待ちを、、、

、、、それにしても、毎日根気よくブログをアップする人はすごいよなー。、、

 、、ということで、、すいません、しばらくお待ちを、、、

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posted by Yas at 22:33| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月08日

分子細菌学いらっしゃいませ

 5月19日に微研/iFReC の合同説明会・見学会がある。26日には大学院医学系研究科の説明会も控えている。

 日頃アホ話ばかり書いているこのブログだが、そもそもこれは大学院入学を志望されるような外部の方々に研究室の活動をお伝えするために始めたものなのだ。今日は初心に返って、当研究室の目標や活動などを書くことにする。「細菌学」とか「毒素」とか「阪大」とか「微研」とかのキーワードで本ブログに行き当たった大学院志望の皆さん方、今夜はラッキーですぜ。

 当研究室の研究分野は細菌学の範疇に入る。しかし細菌学だ、ウイルス学だ、寄生虫学だ免疫学だと専門領域の壁などを意識して研究などしていられないのが昨今の感染症領域の学問の実情である。どんな感染寄生体を材料に使うにしても、寄生体と宿主の相互認識と応答の結果、感染が成立したり感染防御機構が発動して感染が不成立に終わったりで、すべての感染現象は宿主(動物・植物の別を問わず)で認められる生命現象を通じて繋がっているのである。ということを前提に、、それでもわれわれは細菌学をやっている。

 では何故細菌を研究するのか? 私なりに理由がある。細菌感染とウイルス感染や寄生虫感染のあいだには明確な違いがあるからである。ウイルスや寄生虫は、程度の差はあるが、己の生活環のなかに宿主寄生期があり、この時に宿主に病気を起こす。その病態は寄生組織に概ね依存する。肝炎ウイルスは肝臓に寄生するし、マラリアは寄生した赤血球の破壊に伴って種々の病態を現すというように。つまり病気を起こすほとんどのウイルスや寄生虫は、種の維持のために生活環を回しているあいだに、たまたま(やむなく?)病気を起こしているように見える。ウイルスや寄生虫に悪気はないのである。

 一方、病原細菌には悪意がある。病気を起こそうという意図が存在する、と思わざるを得ないような、自己の増殖や種の維持とは関係のないところで宿主に病気を起こす例があまた存在する。典型的な例は、破傷風、ボツリヌス中毒、ブドウ球菌食中毒のような細菌毒素による病気である。主要な細菌毒素は、細菌の存在とは関係なく、毒素のみで宿主に病気を起こす。その病気は、毒素を産生する細菌の生活環とはなんの関係もない。そして、細菌毒素や病原因子の遺伝子を破壊した細菌株は、ほとんど例外なく親株と同様に環境中や場合によっては宿主内でも増殖することができる。その好例は大腸菌である。思い出していただきたい。分子生物学で遺伝子の操作に用いるK-12株やB株は、たとえば出血性腸炎を起こす腸管出血性大腸菌(0157とか、、)と同じ大腸菌なのである。前者は病気を起こさず、後者は重篤な病気を起こす。そしてその原因となる病原遺伝子のいくつかを破壊しても、腸管出血性大腸菌は病原性は失うものの、生存・増殖能(viability)はK-12株と変わらない。つまり、病気を起こす遺伝子は大腸菌の生存にとって特に必要なものではない。では何故そんな病原遺伝子を持っている? 病原細菌には病気を起こそうという意図があるからだ。そんな風に思えて仕方がない。
 われわれの身体は数十兆個の細胞で構成されている。その身体の腸や皮膚や髪の毛などに寄生・付着する細菌数は数百兆個におよぶ。つまりわれわれは、自身を構成する細胞の10倍の細菌にとりつかれていても健康なのである。それらの細菌は非病原性だからだ。これに対して、わずかな菌量の病原細菌にさらされると、我々はあっさり病気に陥る。たくさんの非病原性寄生体に囲まれていながら健康で、わずかな病原性寄生体に暴露されて病気になる。こんな著しい対比をなす感染現象は、細菌感染にしか見られない。そもそも同じ種に属する寄生体のなかでも「病原性」と「非病原性」に区別するような概念がウイルスや寄生虫にあるのかどうか、、、、少なくとも私は知らない

 その「病原性」と「非病原性」を区別するのは、細菌ゲノム内(プラスミドを含む)の病原遺伝子の存否である。生存・増殖に関係がないのに、なんでそんな病原遺伝子が存在するのだろうか? その意味を考えたり調べようとしたりするのは面白い、と私は思っている。

 たくさん書いちゃったので続きはまた次回。今回はとりあえず「細菌の面白いところ一般論」ということで、、。

:ウイルスや寄生虫の専門家の先生方、ご意見いただけましたら幸いです。

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2012年05月06日

GWのダラダラをウダウダと回想した

 ゴールデンウィーク後半。3日は仕事に出て依頼原稿を書いたが、4日から今日まではダラダラして過ごした。ゴールデンウィークをダラダラ過ごすのはどうやら恒例になってしまった。

 でも混雑や渋滞は嫌いだ。ゆっくり寝そべりながらだらしなくビールを飲み続けても次の日も休みだ。こんな有り難い連休に、わざわざ混雑した行楽地に疲れに行くなんて性に合わない。TSUTAYAさんで借りてきたDVDを観て、本を読んで、自転車整備して水槽掃除して三日間を過ごした。日本ハム X オリックス戦や、 巨人 X 阪神戦をテレビ観戦したのも去年と同じだ、、。シンポがないというかなんというか、、、まぁいいや、。

IMG_1469.JPG 最近の忙しさで掃除を怠けていた熱帯魚水槽は、水草が伸び放題。底床砂のあたりには繁茂した水草に遮られて光が届かず、枯れた葉っぱだらけで汚れ放題だった。そこでこの際、徹底的に水草を間伐して水を8割ほど入れ換えた。

 自転車の整備も久しぶり。Tikit くんのクイックリリースのネジアタマ部分がさびていたので、Kure 556 をかけて金ブラシで磨いてサビを落とす。しかしなー。それなりの価格の自転車なら、クイックリリースが錆びるなんてことあまりないはずなんだが、、、Tikit はそれなりの価格の自転車なのだけど、自慢の折りたたみフレームにお金をかけすぎていて他の部品はチープだという話はやっぱり本当のようだ、、。Tikit くんのサビを落として、プロント君と一緒にフレームやホイールを磨いて、チェーンにワックスをかける。そう。私は自転車のチェーンにワックスをかけている。ホコリがつかないし、それなりに潤滑効果は高いし、、ものぐさなんちゃって自転車乗りにはお薦めのアイテムである。

 今回借りてきたDVDのなかでは、やっぱり「冷たい熱帯魚」が強烈だった。監督は園子温さん。やはり強烈な愛憎劇を描いた映画「愛のむき出し」の監督でもある。この人の映画には、めちゃくちゃ強烈な負のエネルギーが充満している。これを観ると暗い気持ちになること請け合いだ。それでもOKと云う人なら、一度、観てみてくださいな。凡百のサスペンス・ミステリー作品よりも、はるかに感動することは間違いない(ただし、感動にもいろいろありますのでご注意を、、)

 しかしそれにしてもNHKの大河ドラマ「平清盛」はあかんね。作り手の熱意は何となく感じ取れるけれど、視聴者をエンターテインするという、娯楽番組の作り手にとって最も大切な視点が欠けているように思う。、、独りよがり、と言ったら失礼かな、、、、でも面白くないんだもん。

 そうだ。それとおめでたい知らせ。この連休中にトッシーが無事、男の赤ちゃんを出産した。本人のメールによると「壮絶な安産」だったそうだ。ケンタロウくん、トッシー、、おめでとうございます。

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posted by Yas at 22:17| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする