2012年01月31日

イラレでイライラ(ベタなタイトルですまん)

 依頼されたレビュー原稿の執筆が佳境に入っている。チマチマと時間を見つけては書き、あるいは長時間取れる時は教授室に閉じ籠って書き、ようやく図を描いて終了というところまでこぎつけた。

 しかしここで問題が発生した。講演スライドに使う図なら Keynote でチョチョイと作成できるのだが、印刷を前提にした原稿の図はドロー系のソフトを使わないといけない。ドロー系ソフトといえばすなわちアドビ・イラストレーターのことになるのが昨今の事情である。このソフトは操作が複雑で難しい、、。おまけに私は最近になって最新のイラストレーターをインストールしたばかりで、それまではなんと5世代前のバージョンのものを使っていた。この5世代の間にコマンド体系や機能がすっかり変わってしまっていて、最新版の使い方がわからない。

 あわてて生協の書籍部に走ってイラストレーター最新版の解説書を2冊買い込んで教授室に籠る。んで午後9時、トラックパッドの使いすぎで指関節や肘が痛くなってきたところで、ちょうど予定の数の図を作成することができた。ふひー。こんなに集中的にイラストレーターを使ったのはかなり久しぶりだ。でもおかげで、このソフト(の最新版ね)の操作の基本的な考え方がようやくわかったような気がする。

 液晶プロジェクタによるプレゼンやインターネットがこれほど盛んになる前は、コンピュータで作成した文書は基本的に印刷するものだった。だからドロー系ソフトの種類も結構あったように思う。MacDraw とか SuperPaint とか、AppleWorks のドローとか、、操作もまだ簡単だった。PDFの編集ソフトもそうだけど、コンピュータを使った印刷物の作製はだんだんとプロの仕事になって、素人が簡単に手の出せない領域になっていくのかもしれない。

 そうだ、そういえば先頃アップル社が発表した iBooks Author は電子書籍作製のためのソフトだった。ネット配布や Web 上での閲覧のための文書はどんどん素人に優しくなり、印刷用文書の作成は敷居が高くなる、、。、、、そういう理解でいいんでしょうか? 、、。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく




posted by Yas at 22:35| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

ホリグチ・ラーメン事情 (略してホリラー)

 最近、「ステマ」という言葉をよく耳にする。「ステルス・マーケティング」の略である。一般消費者に見せかけた宣伝活動をさす。「やらせ」とか「さくら」とか、以前から言われている言葉とほぼ同義だと思う。しかし、「ステマ」っていう言葉はどうよ? 音の響きもイマイチだし、だいたい「ステルス・マーケティング」って人口に膾炙されてないような言葉を略す必要があるのか? なんでも略してしまう日本人一般と云われるこの感覚は、実は私にはない。そうそう、「スマートフォン」を「スマホ」と呼ぶのにも違和感というか、ちょっと虫酸が走る。だいたいこの場合は「スマホ」じゃなくて「スマフォ」とちゃうんか?

 とかいうオッサンの文句は置いといて、、ラーメンの話。

 阪大吹田キャンパスの周辺にはラーメン屋が多い。いや、いまや日本国中どこでもラーメン屋は多いかもしれんけど、、。とにかく色んなラーメン屋さんがある。んで、阪大関係者のみなさま、、どちらのお店がお気に入りでありましょうか? 例えば、吹田キャンパス千里門から最も近い来来亭さんは、嫌いな味ではないが、私には少し塩辛く感じる。天下一品のラーメンは好きだ。しかしここのラーメンを「ラーメン」と分類するのを疑問視される方もいる。天下一品は天下一品だ、というのだ、、。一風堂はいつも行列が並んでいて、それを見るだけで食欲が失せる。んで、昼時はお客でごった返していて騒がしく、ゆっくりラーメンの味を楽しめないのが欠点だと思う。博多げんこつラーメンは、あっさり豚骨がウリのようだが、がっつり食べたい時は少し物足りない。希永軒は国道171号線北側にあって、大学キャンパスからクルマを走らせると駐車場へは右折侵入になるので入りにくい。黒兵衛は美味しいがお店が遠い(箕面店も茨木店も)。亀王ラーメンは駐車場がスーパー銭湯と一緒になっていて大げさだ。

 ということで、ここは(なにが「ここは」かわからんが)大名ラーメンをお薦めしたい。ここのラーメンは黒兵衛や博多げんこつと同系だが、さらにスープに独特のしっとり感があって私のお気に入りである。なんでも、開店13周年を迎えているらしい。私の感覚では、開店当初から比べるとずいぶん美味しくなっているように思う。開店当初から比べて味の落ちる食べ物屋さんはよくあるが、大名ラーメンはその反対の珍しいパターンだ、、。

 先日のお昼に、ここのラーメンを食べて改めて美味しさを確認したので、ブログに書いてみた、、。あくまで私の味覚ですけどね、、。

:同系というだけでなく、どうやらラーメン道を極めるために協同で修行されているようだ、。以前、同じ日にそれぞれ全ての店が休業していて、「研修のため臨時休業させていただきます」と、どの店頭にも同じ張り紙が貼ってあったことがある。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく



posted by Yas at 22:18| Comment(2) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

うまいこと いかんもんですわと ペダル漕ぐ(字余り)

 この金曜日に微研恒例の「研究業績発表会」があった。そのあと、懇親会でお酒を飲んだので、クルマを大学に置いて帰宅した。んで、今日の日曜日、すませないといけない仕事があるので自転車で研究室に出向く。帰りにはクルマに載せなければいけないので、こういう場合は車載に便利な Tikit くんを使うのだが、今日はあえてプロントくんで出発した。今年まだ一度も乗っていなかったからな、、プロントくん、さみしかったろ、、。昨年末に整備しておいたプロントくんは快調だ。静かに滑るように日曜日の街中を走る。

 それにしても「業績発表会」

 最優秀賞は飯田研の松田くんの頭上に輝いた。細菌関係の研究グループでは初めての最優秀賞受賞ではないだろうか? 非常に美しい仕事だった。この業績発表会では、ポスドク以上に各自投票権があって、その獲得票数によって賞が決まる。今回で15回目とか、。おかげで投票する立場で発表を見る際の基準が私のなかで定まってきた。いつも書くが、この業績発表会のレベルは極めて高い。だから研究の内容だけで優劣を付けようとしても無理だ。あとは研究ストーリーの好みとかいろいろあるわけだが、、私の場合、発表者がちゃんとモノを考えているか、その考えに沿って順序だてて説明できているか、モノを考えて質問に答えているか、といったことに採点の比重を置く。この点でも松田くんは申し分なかった。それから優秀賞は岡部研のムロさんと審良研のイワサキさん(やったっけ?、、記憶を辿りながら書いてるので間違ってたらすまん)。いずれも面白い仕事でした。

 翻って、自転車を漕ぎながら、自分のラボのことを考える。当ラボの今年の発表は諸処の事情でポスターのみで口頭発表はパス。2年に1度ずつしか口頭発表ができてない。やってる仕事のクォリティーが低いわけではない(と思う)が、いかんせん構成メンバーの人数が少なすぎて、「業績発表会」に耐える(と私が思っている)質と量を備えた仕事をまとめようとすると、毎年の口頭発表がむずかしくなる。つい先日、「ホリグチ研の喫緊の課題は若手メンバーのリクルートやな」と、メカダ先生に指摘されたが、その通りだと思う。どうしましょうかしらね?

 メンバーがある程度いた時は仕事が滞り、仕事の先行きが明るく見え始めた頃に人数がいない。私の不徳の致すところである。そんなことを考えながら、最小限すませないといけない仕事をすませて午後3時半頃帰宅した。帰宅時、プロントくんをクルマに積み込んでいたら、しっかり晴れてきてクルマで帰るには勿体ない天気になった。、、、うまいこといかんもんですわ、。いろいろと、、。

 またしばらくしたら、プロントくんでがっつり出かけよっと、。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく



 
posted by Yas at 16:54| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

ないないづくしで1月が終わる、、

 1月もそろそろ終わろうとしている、、。と言うと、あやっちに「まだ今月が終わるまで一週間もありますよー」と諌められた。

 いやいや、私の想いはもう2月に飛んでいる。2月にはあれがあってこれがあって、、、。んであっという間に3月だ、、。どひゃぁ。
 昨日は今年初の東京出張で日帰り。それから今年に入ってから2回しか自転車通勤をしていない。Tikit くんには乗ってるが、プロントくんには今年まだ乗ってない。今月締め切りのレビューはまだ脱稿できてない。別に依頼されている原稿もまだ書けてない。ないないづくしで1月が終わる、、。

 まだ、1週間ありますけどね。あ、6日か、、、。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 21:03| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月22日

年賀状を整理した

 今年のお正月に頂戴した年賀状の整理をした。お正月の三箇日は、私の実家と家内の実家に行ったり来たりで、その間に届いた年賀状をゆっくりと見ることができない。それからすぐに仕事が始まったので、なかなか年賀状を整理したり見直したりする機会がなかった。毎年同じような感じで、例えば去年の年賀状などは、部屋の机に届いた年賀状が積み上げたままになっていたりしていた。んで、今回はそれを反省して、時間を見つけて改めて一枚ずつ読みなおして、整理することにしたのだ。

 ついでにちょっと分類してみたり、、、。

 今年、いただいた年賀状は121枚。市販の図柄印刷の年賀状はそのうち21枚。完全な手書き年賀状が4枚。うち毛筆が2枚。版画を含めた自家製印刷ものが96枚という内訳だった。家族や差出人ご自身の写真付きが30枚。結婚しました報告の年賀状が1枚。結婚します報告が2枚。昨年の大震災の被害を考慮してか、「おめでとう」とか「Happy」とか祝詞のないものが3枚だった。

 何の役にも立たん分類をしてしまいましたけど、、、、みなさま年賀状をありがとうございました。

 あ、それとちょうど今日、お年玉ハガキの当選番号の発表があった。

 んで、4等の当たりが4枚あった。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく



posted by Yas at 20:57| Comment(2) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

なまホリプレ

 この木曜日の夕方、本学が主催する研究ときめき・カフェに顔を出してきた。

IMG_1202.JPG 場所は京阪中之島線なにわ橋駅内にあるアートエリアB1。この日の演者は当研究所の藤永さんである。タイトルは「ボツリヌス食中毒の秘密」。研究ときめき・カフェとは、研究者が直に一般の方とフランクに話をしながら科学を楽しんでいただくと云う、いわゆるサイエンスカフェの一種である。司会役のファシリテーターには、やはり微研の兄弟組織である免疫学フロンティア研究センターの坂野上さん。一般の方から多くご参加をいただいて、会は終始和やかに進行した。研究の内容を平易に噛み砕いて、一般の方にもわかっていただけるように説明する。最近では科学者にとって、大切な活動である。藤永さん、坂野上さん、ごくろうさまでした。

 その後は、この会に所長として出席されていたメカダ先生と藤永さんと一緒に、天神橋筋一丁目にある名店「よしむら」で名酒と美味肴を楽しんで帰った。

 この日の藤永さんのように、自分の研究内容そのものから少し距離を置いたり、普段とは違った角度で科学の話をしたりするのは結構骨の折れることだ。、、、んで、何を言いたいかというと、、

Organella.png 来週の月曜日、本学のグローバルCOEプログラムの企画で、「考えるプレゼンテーション」というタイトルで私が講演することになっている。このテーマで講演をするのは2度目だが、プレゼンテーションのやり方についてのプレゼンテーションをするというのは、イヤなものだ、、。でも、雑誌でプレゼンのことを連載したこともあるし、担当のヨシモリ先生との約束なので、また恥をかくつもりで話をする。どうせ話をするのだから、できれば大勢の人に聴いていただきたい。なまホリプレです、、。当日お時間がありましたら、ぜひどうぞ、、。



:ただし、内容は2年半ほど前の講演とほぼ同じである。あしからず、。今回は準備の時間を充分に取れなかった、ということとプレゼンテーションで守るべき基本は、実はそんなに色々とあるわけではない、というのがその理由だ、、。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 21:43| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月18日

イメージ

 先日の日曜日。午前中のテレビ番組(全国放送だと思う)で大阪市の新市長になった橋下徹さんと北海道大学大学院教授の山口二郎さんの討論があった。ご覧になった方もたくさんいらっしゃることと思う。

 番組の制作者は、橋本市長の施政方針に山口さんが異論をはさんで両者が討論するという絵を撮りたかったようだ。しかしその思惑はすっかり外れて、フタを開けて見れば橋下さんが一方的に思いを語る場面ばかりが目立った。問題点を把握して具体的に対処方法を例示する橋下さんと抽象的な批判しかできない山口さんでは、最初から勝負は決まっていたんじゃないかと思わせるほど山口さんには気の毒な結果になった。ネット上では動画を含めて色んなカタチで記録が残されているので、番組を見逃した方はそちらの方をご覧になればいいかもしれない。

 んで、私が書きたいのは、その討論の中身ではなくて、完膚なきまで山口さんを論破(にもなってないくらいボコボコ状態だった)した橋下さんが繰り返していたセリフのことである。

「学者って云うのは、現実を考えずに本を読んで理屈を言って批判してればいいんだから、無責任なもんですよ」
「学者なんか世間知らずで、、、」
「国立大学の学者というのは、自分が税金で給料をもらっているくせになんら公共の利益になるようなことを考えないですよね」
 正確ではないが、まぁこういう主旨の発言だ。

 こうした一連の橋下氏の発言の尻馬に乗って、ネットの世界でも「学者は世間知らずで理屈ばかりでモノの役に立たない」という論調が目立つ。これは、、、学者のハシクレとしていかがなものか、、というか何とかしてよと思う、、。

 私の知っている、学者で構成される大学組織でも、現実的かつ具体的に発想しそして事務処理能力の高い人が評価される。そういう能力が大切であることをみんな知っているわけだ。決して本を読んで理屈言って批判してればよいわけではない、、(あ、本読んで理屈は言いますけど)。それで組織や世間が動くとは毛の先ほども思っていない。それに、権謀術数を弄するイヤな奴もいるし、公家さんみたいに浮世離れした人や、何でも勢いで乗り切ろうとする体育会系のオッサン(私と違いますよー)もいる。これも普通の世界だと思うのだがどうだろう、、?

 しかし振り返ってみれば、自分自身も、芸能人は夜の六本木で遊んでばかりいると思うし、役人は杓子定規で融通が利かず、坊さんは法衣の下でお布施の額を数えていて、政治家は建設会社に便宜を図って賄賂をもらっていると思っている。、、つまりはイメージか、、、。
 そうだイメージにすぎない、、今回は、影響力のある橋下さんがあまりにイメージにハマった発言をしたので、少し過剰に反応してしまった。あとで彼のツイッターを(フォローしているわけではないが)見ると、「文系の教授は役に立たない」という書き込みが繰り返されている。あ、文系ですか、、じゃぁいいや(ということはありませんよー。念のため)。

 それにしても、あの番組での山口さんは気の毒だった(ほとんどは自らの不勉強のせいであったとしても)。おかげで山口さんに対する私のイメージはすこぶる悪くなった。いやいや、イメージで判断するのは良くない、、。ということで彼(ら)が出版した「橋下主義(ハシズム)を許すな」を読んでみることにした。アマゾンでポチッと、、、、、。
 しかし本書だけでは送料が無料にならない、、というのでもう一冊。「科学嫌いが日本を滅ぼすー「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか」もポチッとした、、。

 、、、、、、、へいへい、学者が読むような本です。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 22:21| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月16日

「JIN ー仁ー」コミックスを読んだ

 年末年始の休暇中に読むつもりで注文した「JIN ー仁ー」のコミックス全巻が今頃になって届いた。ネット通販のポイントで買った全13巻。ちょっと遅くなってしまったけど、この金曜日から日曜日に頑張って読んだ。

 村上もとかさんの作品である。「赤いペガサス」「ドロファイター」「六三四の剣」など、まだ私が漫画雑誌を定期購読していたころ、お気に入りの作品をたくさん書いてくれた作家さんだ。それに「JIN ー仁ー」のタイムスリップの状況設定は私の好むところで、その概要はすでに放映されたドラマ版で知っている。この作品が面白くないわけがない、と思って注文したのだが、、、。

 えと、まったく面白くないわけではなかったのだが、、、、実は私の感想はいまひとつだった。まず「六三四の剣」の頃に比べて、村上もとかさんの画風がずいぶん変わってしまっているのに戸惑った。はっきり云って、昔の方が上手かったんじゃないか? それと、基本的に数話完結の構成になっていてちょっとストーリーに深みがないし、キャラクターの人物描写が浅い。ストーリーのまとまりや完成度はドラマの方が良かったように思う。

 なんだかちょっと残念な読後感であった。
 それとも、昔の経験は美化されて記憶される、という類いのものだろうか、、と、電子書籍で村上さんの以前の作品を探してあらためて読んでみようかと考えてしまってる今日この頃である。、、そんなことしてたら、際限なくお金を使ってしまいそう、、、。

:「Back to the Future」 とか「ジパング」とか「戦国自衛隊」とか「のび太のパラレル西遊記」とか、タイムトラベル or タイムスリップものは私のお気に入りだ。


、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 22:23| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

世界中の誰よりきっと

 私の住んでいる伊丹市から宝塚を越えて、さらに山側に行くと三田というところがある。「ミタ」ではない、「サンダ」と読む。大阪・神戸のベッドタウンが広がるこの地に、エス・コヤマという洋菓子屋さんがある。「小山ロール」と呼ばれるロールケーキでこのお店は全国的に有名だが、それ以外にも世界で認められたオリジナルスィーツをたくさん生み出している。

 以前、自転車(Tikit くん)で三田周辺をポタリングした時に、家内に「『小山ロール』があったら買うてくるわ」と約束をしたので立ち寄ってみたことがある。田園風景のなか自転車(Tikit くん) を走らせ、川沿いの低地からお店のある丘陵地に上がって愕然とした。周囲の閑静な佇まいに不釣り合いな交通渋滞に大勢のガードマン。ショップ以外に立ち並ぶ、お菓子工房やパン工房、カフェにお菓子スクールの建物。周辺一帯がすべて エス・コヤマの建物で大学キャンパスのようになっている。ショップではスィーツを求める人たちが(まさしく)長蛇の列をなしている。それを見て、私がスゴスゴと自転車(しつこいけど Tikit くん)を漕いで引き上げたのはゆーまでもない。人気あるケーキ屋さんやら洋菓子屋さんはどこの街にもそれなりにあると思うが、あれほど規模の大きな店を私は知らない。

 このエス・コヤマを経営するオーナーパティシエは小山進さんという。昨年の暮れ、テレビでインタビューに答えている小山さんを見た。その時、小山さんは「若い頃、例えば皿洗いをしていても、その時同時に皿洗いをしている世界中の誰よりも上手く皿洗いをしてやると考えながら皿を洗ってました」と言っていた。思わずその言葉に聞き入ってしまった。実は、20年以上前、私もほぼ同じことを考えたことがある。

 その頃、私は大学院博士課程を修了したばかりで、民間の研究所にいた。無論、研究者として無名であった。研究所は市街地からはなれた林の中にあって、夜は真っ暗でひっそりとしている。時間外に実験をする研究員などいなかった。そこで夜遅くに実験を終えて、一人で実験器具を洗っていたとき、先の小山さんとほとんど同じことを考えた。「今はこうして、誰もいない誰も知らないところで実験器具を洗ってるけど、きっといい研究をやってやる。ほれ、実験器具を洗わせてもこんなに手際良く洗えるやつはおらんやろ」
 今から考えると、バカバカしくも恥ずかしくなる自信と鼻息だが、実際そんなことを考えた。

 先の小山さんの言葉はつまり、自分で自分の仕事に世界基準の評価を与えるように心がける、ということだと思う。この場合、皿洗いでも菓子作りでも、実験器具洗いでも実験でも、仕事の内容は関係がない。世界基準で見ても充分に認められるような仕事をする、ということが大切だということだ。近頃時折耳にする、「他人の評価はともかく、私はとにかく一生懸命やった」とかいう自己満足などは論外なのである。世界的なパティシエである小山さんと、普通に大学の研究者を続けている私とでは言葉の重みにずいぶん違いがあるが、若い頃の私も似たようなことを考えた。それが今までの私の仕事の支えになってきたとも思う。

 草食系とか内向的とか、そんな言葉で形容されることの多い今の若い人たちも同じようなことを考えて仕事をしているのだろうか? そんな気概を持って仕事をしなさいよ、などとエラそうなことは言わんが、、、そんな気概を持つ若い人と仕事をしたいなと思う。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく



posted by Yas at 22:12| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月10日

この連休に買ったものなど

 日曜日、朝っぱらから梅田に出かけて、年末に修理を依頼してあった万年筆を引き取りにいった。依頼先は、ドイツ・ラミー社の日本初のショップ。そういうとすごいお店のような印象があるが、阪神百貨店の地下入り口にある小さな店舗だ。修理を依頼した万年筆は購入当初からインクフローが悪くて、字がよくかすれた。ペン先調整で治してもらおうと思っていたのだが、無条件でペン先交換になったようだ、。これって、初期不良と違うのか?と思ったが、ネット通販の格安価格で買ったものなので、交渉できるのかどうか、そもそも製品の保証があるのかどうかもわからなかったので、そのままペン先交換を依頼した。戻ってきた万年筆は実に快調である、、、、やっぱ、初期不良ちゃうんか?、、、、だけどまぁ、滑らかな書き味に免じてそのことは考えないことにした。

IMG_1195.png 梅田では、さらにチャスカ茶屋町の MARUZEN & ジュンク堂にあるナガサワ文具店に立ち寄って、インクとノートを買った。モレスキン以外に、もっと気軽に仕事の発想を落書きできるノートと、項目別にメモを色分けするための新色インクが欲しかったのだ。選んだのはドクター・ヤンセンの手作りインク。イタリア製のインク瓶がなかなかかっちょいい。色は渋いが明るい緑色である。このインクは修理済みの万年筆で使う。

 月曜日は、近くのイオンモールへ、、。ウォームビズを念頭に、教授室での仕事着に使うカーディガン・セーター、、それから、熟睡を期してテンピュール枕を買った。テンピュール枕は、教授に就任した時に高校の同窓生たちにプレゼントしてもらったことがあった。それから数年間、よく眠れたので気に入っていたのだ。昨晩、新品の枕で早速寝てみたが、期待通り、枕の位置や高さを気にして目が覚めるようなこと(これがこのごろよくあったのだ)はなくなった。

 さて、準備は整った。今年もしっかり仕事をしよう、、。と書いたところで、今回の買い物、なんでもかんでも仕事に結びつけて考えていることに気がついた。、、なんだかねぇ、、。余裕ないみたい。

 ラジコンヘリコプターとか潜水艦のプラモデルとか、もっとくだらん無意味で楽しいものも買えば良かったかな、、。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく



posted by Yas at 22:33| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月07日

実験者とプロトコール

 今日のお昼に食べた、丸亀製麺のうどんはハズレだった。麺はいつも通り良いのだが、麺の温め方や湯切りがあまくて、全体に生ぬるい水くさいうどんだった。一緒に行ったカミちゃんやオカケーのうどんもそのようだった。だめじゃん。いくら素材が良くても、オペレーターが下手だと美味いうどんができない。まるで実験のような、、、、と私が言ったところでオカケーがちょっと凍りついた。

 実験も、プロトコールがしっかりしていてもオペレーターが下手だとうまくいかない。最近、オカケーは、TCA沈殿のサンプルを電気泳動したら全然うまくいかなかったということを経験したらしい。TCA沈殿も電気泳動も確立された実験手法だ。だからこの場合、うまくいかなかったのはオカケーの手が悪い(実験が下手なことをこう言います)のがおそらく原因だ。まぁ、TCA沈殿を洗浄してなくしてしまうなんてのは初心者にはよくあることさ、と慰めてみたが、、どうも彼はTCA沈殿を洗わずにそのままサンプルバッファーを入れて煮沸したらしい。ふーむ、、、沈殿上清を除去する時に沈殿も一緒に吸っちゃったという可能性もあるし、それよりもなによりもTCA沈殿を洗わずにサンプルバッファーなんか入れたら、BPBが黄色にならへんか? と聞いたら「なりました」と云う。

 じゃぁね、キミはタンパク質を酸性下で加熱したんだよ。それって、タンパク質を加水分解しているのと同じだぜ、、。と東京弁で云う私に、すまなさそうに目を伏せるオカケー、、。彼は真面目である。話を聞くと、それ以外にも色々と失敗していますと懺悔しはじめた。ほんと、いろいろ、、。どうしてそういうことになるの?と聞くと、今度は「プロトコールにそう書いてありました」と云う。

 ふーむ。どうも、オカケーは素直すぎるのかもしれない。だからこの場合のように、プロトコールが間違っていても、そのまま実験をやってしまって失敗する。まぁ素直とかなんとか云う前に、実験の原理や常識を勉強していれば回避できる失敗なんですけどね、、。自分の知識を動員してプロトコールを疑うというのは、手際良く実験をするということと共に、オカケーの成長のために必要なステップかもしれない、、。

 ということで、今度、嘘八百のプロトコールをオカケーに渡して実験をやってもらうことにしよう、、。抜き打ちで、、。
「このプロトコールには五つ間違いがあります。さてどこでしょう?」みたいな、、。
、、、、頑張れオカケー

:彼の名誉のため注釈。彼は未熟だが、学生として真面目に努力している。今回書いたような失敗は、ウチにやってきた学生さんの誰もが経験しているものだ。こうした失敗をどんな風に自分の糧にするのかによって、これからの成長が決まる(はずである)。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 20:15| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月06日

イヌはコタツで丸くなれ

 先月からウンウン唸って書き進めていた総説だが、ようやく目鼻がついた。粗原稿ができたのだ。こうなると、あとは英文や内容のブラッシュアップに専念できるので、それなりに気分は楽になる。あ、それと前回紹介した Papers を使った引用文献フォーマットも、結局自分が人柱になって、この総説で試してみることにした。この総説は Word で書くことが要求されているのだが、しょせんテキストだけの原稿だ、あとでなんとでもなると考えて Pages でファイルを開いて Papers で文献引用するという最強布陣で仕事を進めている。おかげで、文献の選択から論文原稿への挿入まで思考が中断することがないので非常に快調だ。Word と EndNote の組み合わせではあまり経験したことのない感覚である。よろしいよ、Pages と Papers。ただし Mac ユーザー限定ですけど、、。

 あとはただ、もう少し長い時間を執筆に使えるといいのだけど、私は睡眠効率が悪いので、それにも限りがある。

 とくに最近は、、、コイツが私の睡眠の邪魔をする。
IMG_1190.png 愛犬「みゅー」である。最近の寒さのせいで、私のベッドに入り込んで温々と眠ろうとするのだ。みゅーは体重が4 kg ほどだ。大きくない。んで、調子のいい時は自分でジャンプして私のベッドに跳び上るくせに、ほとんどの場合、ベッドの下で「キュー、キュー」と鳴いて抱き上げるように要求する。んで、ベッドのなかで一眠りしたあと、今度は降ろせ降ろせと「キュー、キュー」と鳴く。そしてしばらくするとまた、ベッドに上げろ上げろと「キュー、キュー」と鳴く。そのたびに私は起こされる。勘弁して欲しいなー、と思うがそこは愛犬である。「キュー、キュー」云われれば、従ってしまう。飼い主の悲しい性だ。

 んで、、一昨晩のこと、また「キュー、キュー」云われたのでベッドに上げてやると、その日は疲れていたのか、ずっと眠り続ける。「こりゃいいわい。今夜はゆっくりできるかも」と眠っていると、「ウヒィッ、ウヒャッン、ウォンッ」という声に起こされた。それに、バスバスッと私の腰になにやら蹴りが入っている。見ると、みゅーがうなされるように寝言を言いながらもがいている。

 こいつは、、寝てても飼い主の邪魔をしくさって、、。でもしゃぁない、、可愛いから許す。、、、、飼い主の性である。

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 23:46| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

がんばれ Papers、その2

 少し前に Papers 2 のことを書いた。その時の結論は、執筆論文の引用文献リストを作成する機能は EndNote に一日の長がある、ということだった。この機能に関していえば、これをプログラムした人は論文を書いたことのない人かもしれない、とまで書いた。だがしかし、そのあと自分で考えた。

 Papers シリーズは、その使い勝手の良さが評判になっている。それに比べて、引用文献をフォーマットする時の操作は非現実的すぎる。なにかおかしい、、、、、。そこで、少し調べてみた。

 Papers 2 の引用文献フォーマット機能は、Magic Manuscripts と呼ばれているようだ。ここにその Magic Manuscripts のチュートリアルビデオがある。これを見ると、Menu Bar 内にある Papers のアイコンをクリックして現れるウインドウ(仮に Magic Manuscript ウインドウとする) 上で、引用文献をキーワードで検索して該当文献を探し出し、それをダブルクリックして執筆中の論文に cite key (引用文献挿入の印)を挿入するという操作になっている。(この時、挿入したい論文を作成しているアプリ(Word 2008、Word 2011と Pages)のウインドウが最前面に出ている必要がある。)cite key が挿入されさえすれば、あとは Magic Manuscript ウインドウから「Format Manuscript」をクリックして、引用文献リストをフォーマットする。問題は、検索の対象となるのは Papers の全ライブラリなので、そんな膨大な文献のなかから論文に必要な文献だけを見つけ出すことがとっても難しい、ということだ、、。EndNote のように、任意のフォルダに格納した(少数の)文献から引用したいものを見つけ出せないと実用的ではない。さらに EndNote のように、フォルダ内の文献リストからその内容を吟味しながら任意にコピー&ペーストで cite key を執筆中の論文に挿入できれば云うことはない、、。

 そこで、昨年の12月31日にアップされたドキュメントの最後のパラグラフを見てみると、Papers から文献をドラッグ/コピーして、cite key を挿入できるようなことが書いてある。んで、やってみると、簡単にできた。Word では、この解説ページのように文献をドラッグすることは、少なくとも私の環境ではできないのだが(Pages では可能)、コピー&ペーストするとデフォルトで該当文献の cite key が論文に挿入される。あとは、上述のように Magic Manuscript ウインドウで「Format Manuscript」をクリックすれば良い。この機能は、EndNote のそれとほとんど同等だ。

 4編程度の文献を適当に選んで、その cite key をダミー論文に挿入してフォーマットを試しただけなので、実際のサイズの論文で実際の数の文献を問題なくフォーマットできるかどうかはわからないが、、多分できるだろう(でなきゃ、おかしい)。どうでしょう? みなさま、お試しあれ、、。

 ところで、現在執筆中の総説だが、この文献フォーマットにはすでに EndNote を使っているので、Papers は今さら使えない。どなたか、、、人柱になってみてくださいな、、。EndNoteは新規購入で5万円以上、Papers は7千円ほどである。人柱になる価値は充分あると思うけど、、、。
 

、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 22:13| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

2012年 元旦


年賀状.tiff 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年のモットーは、「山越え 谷越え 元気よく〜♬」です。

 では、みなさま、楽しいお正月をお過ごしください。



、、人気ブログランキング参加中です、、
人気ブログランキングへ
応援のクリックグッド(上向き矢印)をよろしく


posted by Yas at 10:12| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする