2011年12月05日

まだアンチペーパーレス

「世はペーパーレス時代」とか、世間が言い出したのはいつ頃のことだったろうか?

 紙の消費量は激減するとか印刷業は廃業だとか、勝手な想像が一人歩きしていたが、そういうことは決して起こらず、紙の消費量は却って増加したとか、、。

 しかしPDFファイルの登場で、確かに私らの仕事でも参考文献をコピーすることはなくなり、コンピュータ上で読んだりマークしたり注釈をつけたりすることが可能になった。おまけに、ファイルの情報はデータベース化して文献の分類やら検索も自由自在(Mac 用の文献整理ソフトの Papers は秀逸) だ。ようやく本当のペーパーレス時代に近づきつつあるのかもしれない。

 んで、、、ついにわが微研の教授会にもペーパーレスの波がやってきた。今後、教授会資料は本学のポータルサイトにアップされ、各教授はそのサイトにアクセスして資料をコンピュータ上で閲覧しながら会議をするようにしてください、、とか、、、。会議室には無線LAN が完備されているが、しかし自分の研究室ならいざ知らず、個人 ID やパスワードを入力してわざわざ共通の無線LAN ネットにアクセスする教授などほとんどいない。、、ということで、会議前にはコンピュータの設定にオロオロする教授が続出。会議が始まっても何か落ち着かない。電源を求めてコンセントに走りよる教授、、うつろな目でディスプレイを眺める教授、、内職してるんちゃうん?と怪しんでしまうほどキーボードを叩き続ける教授、、、会議室では、いつもと違った風景が繰り広げられた。、、私の場合、会議のメモを資料にバシバシ書きなぐっていたのに、ペーパーレスだとそういうことができなくなって困っている。PDF ファイルに注釈をつけることは出来るけど、自由度がなくてどうもそれじゃぁ調子が出ない。

 先に書いた PDF ファイルの文献も実は不便に感じている。コンピュータ上で PDF ファイルの文献を読んで、キーボードを叩いて注釈を入れて、文献ソフトで分類してそれで論文をワープロで作成して、、、ということをやっていると、キーボードとマウス(私の場合はトラックパッド)を使ってディスプレイを睨んでと、、全ての作業を同じ姿勢でしないといけない、、。そうじゃなくて、そもそも集中力のない私は、コピーした文献を、目を凝らしてあちこちに注釈を入れたり、折り目を入れたり色を塗ったりバンバン叩いたり、ふんぞり返ったりして読みたいのだ。でないとどうも臨場感がなくてアタマで整理ができない、、。

 ペーパーレス時代と云われて久しいんですけどね、、、、。今のところ私には無理、、。ということで、私のデスクの上には今日もコピーした文献の束が積まれている。

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posted by Yas at 22:20| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする