2011年12月01日

イヤな奴

 先日の大阪 W 選挙は維新の会の圧勝に終わった。府知事は維新の会幹事長の松井一郎氏、大阪市長は橋下徹氏が当選した。投票締め切り数分前に、テレビ局がニュース速報で当選確実を出すというオマケ付きだ。圧勝と云っていい。選挙後の毎日新聞の記事の書き振りだと、投票1週間前にほとんど趨勢は決まっていたように読める。

 二人の当選に対する世間の反応は様々だ。歓迎するむきもある(「みんなの党」の渡辺さん、とりあえず関係ないのに喜びすぎだ)が、橋下さんのスタンドプレーを警戒する論調がやはり多い。選挙前の橋下さんの「独裁」の言葉が一人歩きした面もあるし、強権的なモノの言い方を問題視する人もいるだろう。維新の会が提出した教育基本条例案や職員基本条例案に拒否反応を示す人も多い(わかりますけど)。今回の維新の会の圧勝は、既存政党に対する批判票が集積した結果だとも批判派は云う。

 けれど、選挙前の候補者達の主張を思い返してみると、具体性がないと云われながらも「大阪都」を柱にした政策を前面に出した維新の会に比べて、対立候補達は感情的に「反独裁」を叫ぶばかりで、前向きになにをしたいのかちっともわからなかった。平松さんと橋下さんの討論を見ていても、平松さんの話に具体性がなくて討論が噛み合ない場面を何度も見た。そもそも、平松さんは大阪府と大阪市の二重行政をどう思っているのかちっともわからなかった。部外者の私(私は兵庫県民なので選挙権はない)から見て、今回の選挙結果は、具体性がないと批判されても政策を明確に打ち出した側が感情的に対立候補を批判する側よりも多くの支持を得た、と云う以外の何ものでもないように思う。

 先の教育基本条例案や職員基本条例案、あるいは当選後に市役所を敵視したかのような橋下氏の発言は反対派の批判の的になっているが、しかし大阪市や大阪府の現場の状況を少しでも聞いたことのある人間なら、橋下氏のターゲットが府庁や市役所の全職員や全教職員ではなくて、特定の勢力やグループにあることはそれなりに想像できる。無闇に強権的に教育や庁舎の現場に政治介入しようとしているのではないと私は思う。

 それと、長年赤字続きだった大阪府の財政を黒字転換させた(今年度、黒字化する予定とか)橋下氏の実績を誰も評価しないのが不思議で仕方ない。府の財政を立て直すために、様々な方面で大鉈を振るったのは、彼の行動力の結果ではないのか。

 政治のことを詳しく知らないくせに少し話が長くなった。しかし、上に書いたことは私の率直な思いというか、疑問である。私は橋下氏は知事として仕事をしたと思う。ただ、強権的な発言したり、ときに発言を翻したり、エキセントリックに白黒の決着をつけたがったりというところが鼻につくだけだ。、、、つまり、「仕事はできるけどイヤな奴」みたいな感じか、、。

 そこで思い出したのが、スティーブ・ジョブスのことだ。スティーブが「イヤな奴」だったらしいのは、彼の伝記を読んだり関係者の証言を聞いたりすれば容易に想像できる。ビル・ゲイツはステーブのことを「人間として致命的な欠点がある」と云ったそうな、、。でも仕事はした。そう考えてみると「いやな奴だけど結果として仕事はとてもできる」ような人は周囲に結構いる。、、、いるでしょ? そういう人、、。

 実績も立場も違う橋下氏をいきなりスティーブと比べたりすると違和感があるけれど、強権的で周囲との軋轢を厭わずに自分の信念を貫こうとする姿勢は少なくとも似ていると思う。、、、ということで、橋下氏のことはしばらく温かい目で見るというわけにはいかないだろうか? 大阪の有権者のみなさん、、。

 少なくとも、マスコミの、「当選したけどなんか気に喰わんからケチをつけてやれ」みたいな橋下氏の取り上げ方を見苦しいと感じるのは私だけではないと思うのだけど、、。

:「いい人に思われたい」なんてスケベ根性のある私なんぞ、まだまだである。、、、。

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posted by Yas at 21:32| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする