2011年07月31日

池袋で餃子

 先週は木曜日から東京出張。その日の午後、会議が早く終わったので、高校時代の同級生のコウゲに会いに行った。彼は池袋のサンシャインシティ一のナンジャタウンの餃子スタジアムに店を出している(過去のエントリはここここ)。彼の店、「三よ志」を訪ねるのはほぼ4年ぶりである。そのあいだに100回ほどは東京出張しているはずだが、なかなか池袋まで足を伸ばす時間がとれなかった。研究熱心の彼は、また新しい餃子を考案していた。「豚トロ餃子」、、かなり美味かった。

 かつては大阪ミナミの島の内で鉄板割烹を営んでいて、その頃は研究室の飲み会や外国人の接待などで何度もお世話になった。が、いまは色々な事情で東京で単身奮闘している。この日、もとからの予定であったのか、私が顔を出したからか、午後4時にバイトの人たちに店を任せて、近所の立ち飲み屋でビールを付き合ってくれた。
 親分肌で、見た目もイカツイ男である。高校時代はラグビー部だった。んで実は、高校現役時代はクラスは違うしクラブも違うし、私とは全く接点がなかった(お互い、顔と名前は知っていたようだったが)。ただ、彼は絶対覚えていないと思うが、友達の友達を通じたやり取りで、些細なことだが一度、私は彼の言葉で救われたことがある。このときに彼が優しいオトコであることを知った。それから高校卒業後、20年ほどしてある日の夜に「同級生がウチの店で飲んでるから来ぇへんか?」と電話をくれたのがキッカケで、付き合いが始まった。

 それからまた15年ほど経っている。池袋のお店も順調なようだが、やっぱり事情が許せば大阪に帰ってきて欲しい。酒を飲みながらウダウダ言える店を大阪でひらいて欲しいな。などと言いながら、あとに予定があったのでこの日は早めに切り上げた。彼は池袋駅まで私を見送ってくれた。

IMG_1008.PNG  そして、山手線の車中で受け取ったメール。

 いかついオッサンのくせに、絵文字いっぱいのメールをくれた。、、

 コウゲくん、、ほんとに、必ずいつか大阪で、ウダウダ言える店を出してくれ。


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posted by Yas at 19:34| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

クールビズを再び決意

 ここのところ日中は暑いとはいえ、まだまだ涼風が吹いて例年に比べてどちらかというと過ごしやすい毎日が続いている。

 しかし、研究室は暑い。これは、節電の影響で空調の温度設定を高めにしているためばかりではない。、、微研のみなさま、改修後の本館の空調、、、よくないと思いません? 性能というのか設定温度と実温度のギャップというのか、それに機械の個体差があるように思う。ウチの研究室では特に教授室の空調機がひどい。設定温度を一定にしているのにも関わらず、冷えすぎたり暑くなったり、、まるで昭和の時代のクーラーのようだ。実験室や部員室から教授室に入ると、ムッと生温い湿気を感じるほどである。

 そんななかで最近、論文の査読を続けて依頼された。いずれも、インパクトファクターの決して低くない雑誌からの依頼である。雑誌に掲載する研究論文を研究者が審査する「ピア・レビュー」制度は、研究の世界の公正性を研究者自身が守るための大切な制度だ。だから、少々忙しくても査読を依頼されたら極力引き受けるべきである、と私は思っている。

 しかし、、、今回立て続けに査読を引き受けた論文はどちらも酷かった。少しずつ条件を変えた貧弱な実験(たぶん、研究室にとって容易に繰り返すことのできる実験)を繰り返して得られた記述的なデータをもとにして、飛躍した推論を立て、その推論をもとに(それを別の角度から証明することなく)さらに記述的なデータを陳列するという、私が最低と思っている類いの論文の組み立て方であった。これらの論文はどれも欧米の研究グループの手によるものである。

 欧米の科学は日本のそれに比べて歴史が長く、研究システムも整備されているので基本的にレベルが高い、という思い込みが私にはある。だから、こういう論文に出くわすと「恵まれた環境で、こんな仕事しかできんのか?」と不必要にテンションが上がって、さらに暑くなる。

 それにしても暑い。オッサンはいったん暑くなると、身体がべとっとし続けてずっと暑い感覚が残って修正が難しい。こうなるといくら空調の温度を下げてもダメである。おかげで昨日は三時のおやつの頃から仕事にならなかった、、。

 ということで、やっぱりこの夏は超クールビズ、、いやいや超スーパークールビズで、頑張ります、、。


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posted by Yas at 23:39| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月25日

大学院生時代の仲間たち

 昨日の日曜日、私にとって懐かしい仲間達と梅田近くで再会することができた(ここのところ、一日遅れの報告が続いていてすまん)。

IMG_1007.JPG 大阪府立大学大学院時代の仲間たち。左から、このブログでは何度も登場している赤井動物病院のテッチャン、衛生行政関係の研究所で仕事をするオガサ、薬業系の民間企業に勤めるグンジである。みんな私から見て2−4年(もはや正確にはよくわからない)ほどの後輩にあたる。先日、テッチャンの病院で愛犬を診てもらったときに昔話が弾んで、みんなで久しぶりに会おうということになった。

 この仲間が同じ研究室で密に過ごしたのは1年間と少しに過ぎない。ただ、その1年間と少しは私の人生でたぶん最も面白くも楽しい期間だった。当時は研究室にみんながずっといて、ほとんどの時間を共有していた。私とテッチャンは、いまだにその研究が続いている、ウエルシュ菌エンテロトキシンの仕事をしていた。以前も書いたが、いま多くの研究者が細胞間バリアを制御するために使っているC-CPEというこの毒素の断片は、このときに同定したものだ。オガサとグンジは京都大学の成宮先生のグループとの共同研究関係で、 Rho をADPリボシル化するC3酵素(これも多くの生化学者に利用されている)の性状解析をしていた。当時はあまり意識していなかったが、かなりシビアにしのぎを削るような研究をしていたように思う。博士課程の学生だった私は、経験したり学んだりすること全てが新鮮で、毎日のように経験値が上がっていくような気がしてほんとに楽しかった。

 実験をしていない時は、ひたすら馬鹿話をしていた。お互いその辺のセンスの波長があっていたのか、そのくだらん馬鹿話で文字通りバカバカしいくらい笑えた。下宿の引っ越しは手伝ってもらったし、あっちこっちの銭湯めぐりもした。

 んで、この日も笑えた。テッチャンの仕事の都合で、日曜日の夜くらいしか会うことができないがまたみんなで集まりたいと思う。

 おひらきの少し前に「ホリさんは、研究の話を外れた時は『この人アホちゃうか?』と思うくらい、くだらんことをやってた」とグンジに言われたが、、、、、それはいまでも周囲に言われていることだったりする。

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posted by Yas at 22:40| Comment(5) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

久しぶりの北摂行

 昨日は久しぶりに時間に余裕のある土曜日になった。先週末から今週始めのあいだに詰まっていた仕事をある程度整理することができたからだ。

IMG_1002 - バージョン 3.jpg 私の「To Do」メモ。コンピュータでスケジュール管理もするが、「To Do」だけは手書きのメモにしている。手書きの方が仕事の項目が頭に残って忘れにくいし、済ませた仕事を赤ペンで消していく時の快感がいいのだ。これこのとおり、かなり仕事をつぶすことができて赤線で消された項目がいっぱいだ。

 仕事に余裕ができたので、ここのところ滞っていた自転車通勤の機会もまた少し増えた。この土曜日も愛車プロント君で研究室に行き、少し早めに仕事を終えて久しぶりに北摂側を走ってかえることにした。ただし、ながらく自転車通勤をしていなかったのできっと体力が落ちている。いつものコースなら彩都を抜けて亀岡近くまで足を伸ばすのだが、あっさりと箕面から勝尾寺経由で五月山から池田に出るという比較的短いコースを選んだ。

 けれど、運動不足の影響がすぐに出てくるのがこの年頃だ。すこし前なら鼻歌まじりで楽勝の勝尾寺までの距離ですっかり息が上がってしまった。さらに、私にとって鬼門の箕面川ダム横の上り坂では、坂の最初から自転車を降りてふぅふぅと歩くはめになった。私が近所で自転車コースにしているところで、いまだに完走できない坂道はここだけである。三島から山中湖への峠越えでも自転車を降りなかったのに。不思議に思って、帰宅してから調べてみるとこの坂は平均斜度が12%以上もあった。ちなみに、小野原から勝尾寺までの平均斜度は5%である。やはり、箕面川ダム横のこの坂はキビシいのだ。

 坂を上りきったところは、このコースで最も標高が高い。これも後で地図で調べたところによると500m 以上あるようだ。眼下に止々呂美(関西ではトトロの故郷と呼ばれているが、かの宮崎作品とはたぶん何の関係もない)の住宅街が見える。気温はそれなりに低い。森木立のトンネルの下、ヒグラシの鳴き声を聞きながら走る。

IMG_1005.JPG そして五月山ドライブウェイ(このドライブウェイは、自転車が無料で通行できる)の出口付近ではこの景色だ。この展望台のように張り出したところは秀望台と呼ばれている。私は、ここからの景色を見るために五月山を自転車で走る、といってもいいかもしれない。ここから、伊丹の自宅までは自転車で20分ほどの距離である。まっすぐ帰って、シャワー・クーラー・ビールの、夏の三種の神器であとは「ゆっくりした」、、、というより、、やはり久しぶりの北摂行でかなり疲れてしまっていたのか、、「ぐったり」とした。

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posted by Yas at 12:57| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月21日

ホリプレ論文篇16「ひとつの文章にひとつの事項」

 文章を短くするためのコツは、ひとつの文章でひとつのことだけを述べるようにすることにある。短い文章が続くと、流れが悪くなるとか細切れになるとかいうのは気のせいである。ことに科学的な記述であれば、そんなことを気にする必要はない。

 さて、前回に修正した文章について、少し解説を加えたい。まず、修正前の文章をもう一度繰り返す。

 パスツレラが産生する皮膚壊死毒素(PMT)は気管支敗血症菌との混合感染により、ブタの進行性萎縮性鼻炎を引き起こす病原因子の1つと考えられ、細胞への作用には、GqとG12/13を介したシグナル経路の活性化が必要である。

 この文章には少なくとも3つの事柄が述べられている。ひとつは、ブタ進行性萎縮性鼻炎がパスツレラと気管支敗血症菌の混合感染で起こること。PMT がパスツレラの病原因子であること、PMT の作用が Gq系のシグナル伝達系を介していることである。だからそれぞれをひとつずつの文章で述べる。それだけである。簡単だ。

 次に後半の文章を見てみる。

 PMTは1285残基からなる146kDaのAB型タンパク質毒素で、N末端領域が細胞への結合と細胞内への移行に、C末端領域は毒素活性に関与すると考えられている。

 前回、この文章を以下のように書き直した。

 PMT は1285アミノ酸残基からなる分子量146kDa の AB 型タンパク質毒素である。その N 末端領域が細胞への結合と細胞内への移行に関与し、C 末端領域は毒素活性に関与すると考えられている。

 最後の文章は N 末端領域と C 末端領域の機能のことを書いている。だから先述の法則に従って二つの文章に分けるべきかというと、そうではない。タンパク質の N 末と C 末は一対のものであり、ここではそれぞれが別の機能を担っていることを書いている。このように相互に比較するべきものや対をなすような事項を述べる時は、ひとつの文章で書いた方がその対比が鮮明になる。なんというか、「花は紅、柳は緑」とか「イヌが西向きゃ、尾は東」みたいなことを思い浮かべて欲しい。この場合、「イヌが西を向く。尾は東だ。」みたいに文章を切ると司馬遼太郎さんの文章のような趣きがでるかもしれないが(司馬先生、変なこと書いてすいません)、比較とか対称とかいう意味においては不明確になる、というとわかっていただけるだろうか? (今回の話題からは離れるが、修正後の文章に「関与」という単語が繰り返されているのも同じ理由だ。)

 さて最後に、文章を短くしたことで少し話が理解しにくくなってしまった箇所を修正する。それは修正後の文章の前半にある。

 ブタの進行性萎縮性鼻炎はパスツレラと気管支敗血症菌との混合感染によって起こる。パスツレラが産生する皮膚壊死毒素(PMT)は、本菌の病原因子のひとつと考えられている。

 これでは、PMT と萎縮性鼻炎の関係がわかりにくくなってしまっているので、下のように書き直す。

 ブタの進行性萎縮性鼻炎はパスツレラと気管支敗血症菌との混合感染によって起こる。パスツレラが産生する皮膚壊死毒素(PMT)は、本症の病態形成に関与すると考えられている。

 ということになる。ちょっとハナシが具体的になりすぎたけど、どうでしょう? 

 ひとつの文章にはひとつの事項(特別な目的がある場合を除く)。この精神で文章を短くする、というのが今回のキモである。

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2011年07月20日

ホリプレ論文篇15「文章を短くする」

 お久しぶりでございます。ホリプレ論文篇です。

 今回は「文章を短くする」ことについて考えてみる。

 日本語の文章を書く際に、私が気をつけているポイントは4つほどある。
 ひとつは、文章を短くすること、ふたつめは、修飾語と被修飾語は近くに並べること、みっつめは主語と述語の関係を考えること、よっつめは助詞の使い方に気を使うこと、である。まだ他にも細かなポイントがあるようにも思うけど、とりあえず今思い出したのはこの4つ。
 
 文章を短くする作業は、書類を作成していると日常茶飯である。技術的に難しいことは何もない。語句を単純に構成して文章を切ればいいだけである。しかし、これができない人が多い。会話をしていると「沈黙が怖い」とばかり喋りまくるような人がいるが、あれと同じで、文章が長い人は、どうも文章を切るのが怖いと感じてしまってダラダラと文章を続けてしまうように私には見える。

 以下の文章は、私の研究室にいた学生さんが書いた、学会発表の抄録である。

 パスツレラが産生する皮膚壊死毒素(PMT)は気管支敗血症菌との混合感染により、ブタの進行性萎縮性鼻炎を引き起こす病原因子の1つと考えられ、細胞への作用には、GqとG12/13を介したシグナル経路の活性化が必要である。PMTは1285残基からなる146kDaのAB型タンパク質毒素で、N末端領域が細胞への結合と細胞内への移行に、C末端領域は毒素活性に関与すると考えられている。

 これを読むと、この学生さんは「文章を切るのが怖い」と考えていたとしか思えない。この文章には他にもたくさんの問題があるし、内容にも明らかな間違いがある。しかしそういうことは無視して、とりあえず文章を短くしてみると以下のようになる。

 ブタの進行性萎縮性鼻炎はパスツレラと気管支敗血症菌の混合感染によって起こる。パスツレラが産生する皮膚壊死毒素(PMT)は、本菌の病原因子のひとつと考えられている。本毒素の細胞への作用には、Gq と G12/13を介したシグナル経路の活性化が必要である。PMT は1285アミノ酸残基からなる分子量146kDa の AB 型タンパク質毒素である。その N 末端領域が細胞への結合と細胞内への移行に関与し、C 末端領域は毒素活性に関与すると考えられている。

 ということになる。先にも書いたように、基本的に短く文章を切ればいいのだが、それ以外にも考慮したことがある。ちょっと説明が長くなると思うのでまた次回。

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2011年07月19日

なでしこジャパンとベーゼンドルファー

 日曜日の朝、午前3時半。目覚まし時計のアラームなしで予定通りに眼を覚ますことができた。女子サッカー・ワールドカップ決勝戦のキックオフが迫る。あぁ、テレビを見なくちゃ、見るために朝の3時半に眼を覚ましたのに、、、と思いながらもテレビのスイッチを入れることなく二度寝してしまった。
 前日の土曜日は微研のソフトボール大会だった。我らが「火の玉ストレンジャーズ」は準決勝で敗れたものの、3位決定戦で勝利を飾って見事に3位を勝ち取った。50歳過ぎのオッサンなのに、炎天下で3試合もピッチャーを務めた私は疲労困憊である。おまけにその後の打ち上げでビールを8本くらい(8本までは覚えてるのだけど、、)飲んだので、次の日の午前3時にシャキッと起きられるはずもない(と威張ることもないが、、)

 朝6時過ぎだったか、また目覚めて iPhone の Twitter で「ワールドカップ、米国ー日本戦がPK戦に入りました」という書き込みを見て、ようやくテレビをつける。画面では丁度、ロイド選手がPKをミスしていた。そして数分後、熊谷選手がゴール左上にシュートを決めて日本の優勝が決まった。それを見て再び寝る。実は寝返りを打つのも辛いほどの筋肉痛があったのだ。朝9時にはベッドから這い出たものの、のたくたと午前中を過ごす。なにはともあれ、なでしこジャパンのみなさま、、おめでとうございました。この日の夜、BS-NHKの再放送で試合の詳細は観ることができた。、、ところで私は鮫島選手がお気に入りです。あ、聞いてないですか。すいません。

IMG_1001.jpg この日は、娘が「伊丹市民リレーコンサート」で演奏することになっている。なんでも、伊丹市が保有するスタインウェイ/ヤマハ/ベーゼンドルファーの3台のピアノを伊丹市民が弾き継ぐという催しらしい。
 娘はピアノを習っている(その様子はこことかここで親バカに書いたことがある)。娘はベーゼンドルファーを弾いた。演目は「アヴェマリア」。素人で僭越ながら、市民ホールに響く音はスタインウェイよりもベーゼンドルファーの方が良かったように思う。名器と呼ばれるピアノを弾いたことを知ってか知らずか、演奏後の娘はすこぶる機嫌が良かった。伊丹市が記念にとそれぞれの演奏を録音し、その音楽ファイルの入ったMDを演者にそれぞれプレゼントしてくれた。

 この市民コンサートは良かった。大きなホールのなか、客席はまばらである。なんの演出もない。色んな人が、自身が用意したコメントのアナウンスで紹介されて、淡々と演奏を弾き継ぐ。上手も下手も同じ時間と同じ空間を与えられて淡々と演奏する。娘の演奏の前後のわずかな時間しかいなかったが、まことに居心地のいい思いをさせてもらった。

 しかし、それにしても、、、MD(Mini Disk)って、、、こんなもの、いまどきどこで再生しろというのやら、、、。市民コンサートという、なかなか良い企画をした伊丹市だが、やはりきっちりお役所仕事をしてくれた。、、、さすがである。

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posted by Yas at 23:10| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

プチ・ホンマでっか?

 少し前の話である。ある高校の放送部の方々が「手洗い」をテーマにビデオを作製して、それを映像コンクールに出品したい、とのことで研究室に取材にいらした。その趣旨は、高校生はトイレ後に手洗いをしても、髪の毛やスカートで手を拭ってしまうのでよろしくない。そこで、ビデオ作品を今回作製することで、衛生面から注意を喚起したい、ということだった。
 
 そこで、手洗い前後の手のひらを標準寒天培地に押し当ててもらって手に付着している細菌を調べるという、よくある実験を提案した。まず何もせずに手を寒天培地に押し当て、その後に薬用セッケンで丹念に洗った手を、スカートや髪の毛、ハンカチで拭った後にまた寒天培地に押し当てる。それを培養して、生育する細菌数を数えるわけだ。

 その結果はだいたい想像のとおりだった。それなりにキレイなもので手を拭うと、それなりに手洗い効果が認められて手に付着している菌数は少なくなる。日頃から手を清潔にしている、例えばウチの研究室のスタッフだと、そもそも付着細菌が多くないので手洗い効果はあまり認められない。

 そのなかで、意外だったのが、これ。
08 一分一分→ジェットタオル-2.jpg 左側が手洗い前。右側が薬用セッケンで洗った後に、微研本館の各階トイレにあるジェットタオルで乾かした手である。ご覧の通り、ジェットタオルを使うと、かえって激しく菌が付着するのがわかる。なかなかショッキングでしょ?
 このジェットタオルには紫外線殺菌装置がついていない。だから、吹き出す空気の流路のどこかが汚染されていれば、こういう結果になってもおかしくない。微研の本館では、トイレの手洗い後は清潔なハンカチを使う方が、衛生的なのかもしれない。

 これで、テレビのエセ科学バラエティ番組だと「ジェットタオルは危険だ」という極端な結論になってしまうのかもしれない。しかし、これはある時の本館5階女性トイレのジェットタオルを使った結果である。だから、たまたま、この時だけこのジェットタオルでこういう結果になっただけかもしれないので、このときにジェットタオルの何が原因で、洗った手が再び汚染されたのかさらに追求してみないと「全てのジェットタオルは衛生的ではない」という結論にはならない。学者のハシクレとしてこのことは申し上げておきたい。

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2011年07月13日

研究はロックである

 片付けないといけない事務仕事がたくさんある。自分の研究のことで調べものもしたいが、依頼された論文審査もある。それに、引き受けてしまったいくつかの原稿執筆もあって身動きがとれない。完全な糞詰まり状態といっていい。こういうときは、ドドッと勢いに乗って仕事をやるしかない。勢いに乗るためには、BGMはハードロックであるべきだ。あぁ、ディープパープルが聴きたい。

IMG_0996.jpg というのが、今朝の私の気分だった。
 ディープパープルが聴きたいっ! 私にとってディープパープルのベストアルバムは「Live in Japan」である。だから、この仕事を乗り切るためのBGMも「Live in Japan」でなくてはならない。左の写真のように、私はそのレコードは持っている。しかしレコードプレーヤーはないので聴くことはできない。やはりきょうびは音楽ファイルを手に入れるしかない。

 実は以前から、ときどき iTunes Store を覗いては「Live in Japan」がアップされていないか調べていたのだが、見つけることはできなかった。今日も、どうせだめだろ、と思いながら iTunes を閲覧していると「Made in Japan」というアルバムを見つけた。もちろん、レコード時代には日本では存在しなかったアルバム名だが、1973年のリリースになっている。中身を見ると「Live in Japan」と全く同じだった。おもわずポチッとする。

 そして、、

 ふっふっふ。おかげさまで イアン・ギランのヴォーカルや リッチー・ブラックモア のギターに乗って、ドドッと仕事をすることができた。しっかりと確かめたわけではないが(確かめようもないし)、このアルバムは、まんま「Live in Japan」だった。喜びのあまり、今日は一日中「Highway Star」 や「Child in Time」や「Strange kind of Woman」や「Smoke on the Water」を教授室で流し続けた、、。いや、流し続けただけではない。ときには感極まって思わずシャウトした。

、、、、ディープパープルが流れる教授室があってもいいだろ、、、シャウトする教授がいてもいいと思うし、、、けど、ひょっとしたらラボの皆にはうるさかったかも、、、、。 、、、いやいや、教授はちょっとうるさいくらいがええんや。

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posted by Yas at 23:42| Comment(1) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

Somewhere over the rainbow

 すでに Facebook にもアップしたけど、今日の夕方、阪大キャンパスからキレイな虹が見えた。
IMG_0995.jpg
 「他のラボの人達にも知らせましょう」と興奮するトッシーを、迷惑だからやめとけと言って落ち着かせながら、でも久しぶりの虹だ、ちょっとゆっくり眺めて一息ついた。
 んで、むかし、先輩に聞いた話を思い出した。

 獣医学科の先輩だったその人は、大動物診療の獣医志望だった。大動物診療獣医というのは、成り手があまりいない。ある時、ある地方自治体が大学で時間を確保して、大動物獣医を勧誘するためのプロモーションビデオを上映した。そのビデオのなかで、大動物獣医はクルマを走らせてあちらこちらの酪農家のウシを診て回っている。そして、ビデオの後半部にウシの分娩に立ち会う場面があったらしい。それは難産で、獣医さんが苦労に苦労をしてなんとか子牛を取りあげた場面が感動的に映し出されていた。牛小屋を出ると、わざとらしく美しい虹が空に懸かっている。獣医さんと牧場農家の人が肩を組みながら虹を指差し見上げて、喜びを分かち合ってビデオは終わっていた。

 、、、、その、とってつけたような感動ビデオが情けなくて、先輩は大動物診療志望をやめたという。

 そんなことを思い出した。

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2011年07月11日

世間ではマウスヒジと呼ばれているそうだ

 肘の痛いのが治らなくて困っている。その程度は日によって違うものの、何かの拍子で鈍痛を感じるのはここ数ヶ月ずっと変わらない。いやだなぁ、どうしてこういうことになったのだろう?と考えていたのだが、最近、ひょっとしたらお気に入りのマウスが原因のひとつではないか? と思うようになった。このマウスは、ヒジを不自然に回転させることなく使うことができるのだが、そのためにかえってヒジを動かすことがなくて、ひと仕事が終わるとなんだかこわばった感じになる。

 そう思いはじめるとつい意識過敏になって、なんだか思い込みだけでヒジが痛いような気がするようになった。そこで、目先を変えて、アップル社のトラックパッドを使ってみることにした。
IMG_0993.JPG
 愛用のアップル社のキーボードと、今回購入したトラックパッド。なかなか統一感があってよろし。すでにご愛用者がたくさんいらっしゃるなか、イマサラなのだが、、、実は20年ほど前に初めて買ったMacintosh の PowerBook 160 以来、私はトラックボールやトラックパッドの実用性をとっても認めている。

 今回のこのトラックパッドを1日中フルに使ったのは今日が最初だが、やっぱりかなりの威力を発揮してくれた。おかげで夕方すぎまで仕事をしても、なんだかヒジがラクになったような気がする、、。こりゃいいかも。

 これでヒジが治ってくれれば言うことないが、、、、この土曜日は微研のソフトボール大会だけど、、それまでには間に合わんやろね。、、、、ふんっ! 丁度ええハンディじゃっ!

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2011年07月08日

夢の電車は ♬ 東へ西へ〜♪

 ずいぶん更新が滞った。すまん。 この一週間、色々なことがあった。何から書いていいのやら、、、、、、。

 この前の日曜日は、愛犬ミューの定期検診のために、てっちゃんの赤井動物病院へ行った。エコーで脾臓に影が見えるのだ。エコー診断の参考書を見せてもらって、「たぶん hyperplasia でしょう」というてっちゃんの話に納得する。んで、その日の昼飯にまた「釜盛」でうどんを食べた。うまい。でもここのうどんは、讃岐うどんでも大阪うどんでもないように思う。なんというジャンルに入るのかしらん。

  火曜日は、目加田先生と吉森先生と私の三人で「よしむら」に飲みに行った。かねてから「『やっとれん』から飲みにいこう」と言っていたのだが、なかなか予定が合わず平日の「飲み」となった。何が「やっとれん」って、とにかく教授は「やっとれん」ことが多いのだ。「やっとれん」ときには飲むに限る。「よしむら」の最高の料理と日本酒のおかげで最高の気分転換ができた。
IMG_0980.JPG
 うだうだうだうだうだうだうだ、、、、、
 だらだらだらだら
 ぶつぶつぶつぶつ、、、、
 かと思うと、ときどき、◯◯学会の大切な××を何となく□□してみたり、△△の研究領域の●●な話で盛り上がったり、、うぅっ、怖くてとても書けんっ。んで、結局だらだらだらだらだらと午前1時まで飲んだ。

 そして、水曜日は第58回毒素シンポジウムに出席するために東京へ向かう。午前中に新幹線に乗ったが、小田原辺りまで熟睡した。今回の毒素シンポジウムは、話題のテレビドラマ「仁 ~JIN~」の舞台になった順天堂大学の長岡先生が世話人で、会場も同大学である。つい先日に出席した研究所ネットワークシンポジウムの会場になった東京医科歯科大学を横目にそのまま通り過ぎて順天堂大学へ。「南方仁がタイムスリップした鉄階段はどこかいな?」とか思いながら会場に入る。
 この毒素シンポジウムの話題はまたいずれ書きたいが、とにかく初日は懇親会があって、午後10時頃まで飲んだ。さすがの私ももうフラフラですぐにホテルで爆睡。んで次の日、シンポジウムが終わって帰宅したときはすでに夜遅かった。

 んで、今日は溜まりに溜まった雑用を朝からひたすらこなすのだが、夕方になってエネルギーが切れてギブアップ。

 はは。明日も東京出張である。一昨日に乗ったのと全く同じ発車時刻の新幹線に乗って品川に向かう。

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posted by Yas at 22:55| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

シメタロウがいた頃


 昨日の金曜日。当ラボで博士課程を修了したシメタロウが訪ねてきてくれた。この日まで千里ライフサイエンスセンタービルで開催されていたガン免疫学会に参加しての帰りらしい。

IMG_0969.JPG
 あんまり昔と変わってない。相変わらずやせてるし、相変わらず ボソボソ と喋る。今は北海道大学大学院医学研究科免疫学分野の瀬谷司教授の研究室で助教をやっている。細菌学から転身していまはガン免疫をやっているというわけだ。「晩ご飯いく?」と誘うと素直に「お願いします」という。聞くと、伊丹空港ターミナルビルにあるホテルにこの夜は宿泊する予定のようだ。

 なんだ、じゃ、伊丹で飲もう。ということで菊谷研の准教授のテルテルと三人で、図らずも私の地元で飲むことになった。伊丹で飲むことなんてほとんどないが、JR伊丹駅近くでたまたま入ったこじゃれた呑み屋さんで、思いのほか美味しい酒肴を楽しむことができた。

 テルテルと私がワイワイと勢いよく喋り、シメタロウは「ボソボソ」と応える。この男が私の研究室にいたのは1998年頃から2002年頃だ。丁度、私は、独立助教授に取り立てていただき、さらに2001年には正規の教授に認めていただいて、その鼻息が最も荒かった頃である。当時私の周囲にいた学生さん達は、そんな私の鼻息に煽られてかなり厳しい大学院生活を送っていたのだと思う。たぶんキツい思いもたくさんしただろう。それでもこうして会いにきてくれるのは本当に嬉しい。その頃にいたキャッシー、オニシン、マッチャン、シメタロウといった学生さん達は、みんな大学や公的研究機関で教員や研究者として頑張ってくれている。あれから私も人並みに色々と学ぶこともあって、研究室の運営のやり方はずいぶん変わった。スタッフも変わったし、研究の方向性も変わった。なにより、調子に乗った私がやたらと波を蹴立てて泳ぐようなマネをして、その水しぶきで周囲に負担をかけたりするようなことはなくなったように思う(「そんなことない」と、今のスタッフは云うかもしれんけど)。

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 思い出したので、昨春に横浜の細菌学会で再会したキャッシーの写真も載せてみた(キャッシー、たしかこの写真をとったときにブログ掲載をOKしてくれたよな?)。何かの機会があれば、あの頃のみんなでまた会ってみたら楽しいかもしれない(あ、これもみんながどう思うかは知らんけど)。


 教授にしていただいてもう10数年経った。んで、定年退職まであと10数年である。そろそろ折り返しである。シメタロウとの再会でそんなことを思った。

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posted by Yas at 23:26| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする