2011年03月31日

ナンバから急行で40分

 トッシーが中心になってやっている動物感染実験の組織切片を見てもらうため、大阪府立大学大学院獣医学科のある「りんくうタウン」に出向いた。午前10時の約束だったが、少し早めに家をでて9時前に南海電車「りんくうタウン駅」についた。自宅最寄りの阪急伊丹駅から1時間半ほどの道のりである。やはり遠い。駅からキャンパス(といっても獣医学科の建物だけ)まではまっすぐ歩いて5分ほどだ。1時間以上早くついてしまったので、今日の約束相手の先生に会う前に、どうかな?と思いながら真実ちゃんの研究室に行くと、すでに彼は教授室で仕事をしていた。聞くと、7時過ぎにはラボに出てきているらしい。他の先生方の出勤時間も概ね早いようだ。雑用が降ってくる定時勤務時間前に自分の仕事をするためだという。この大学の先生は真面目だ。

 今回の訪問先は病理学講座のYMT教授である。真実ちゃんに紹介してもらってメールでやり取りをさせていただいたが、今回が初対面だ。トッシーとシショーが用意した組織切片試料の顕微鏡所見を解説していただくというのが目的である。YMT先生は非常に丁寧な方だ。解説をお願いした試料全てに、細かな所見と病理切片の観察のポイントをご教示いただいた。YMT先生。ありがとうございます。

 真実ちゃんと近くのレストランで昼食をとり、シショーのクルマで微研に戻る。大府大獣医学科がりんくうタウンに移転して何年経ったのだろうか? 一学科が大学本体から離れた場所で単独で活動するのはたいへんなことだと思う。実際、キャンパスの周囲には関係の建物は何もない。獣医学科の建物ひとつあるだけ。学生や大学職員にとって快適な研究教育環境を作るのはたいへんだと思う。10年後くらいにはどうなっているのだろう? 関係の先生方、、ぜひ頑張ってください。いつも、りんくうキャンパスを訪れるとこんなことを考える。

 さて、昨日書いた投稿論文の話。Associate Editor に送った陳情メールの返事がすぐに届いた。おおざっぱに訳すと、
「実際、論文内の英文には少なからず懸念のある箇所はあります。だから通常通りもう一回修正をお願いした次第です。しかし、日本は震災被害でたいへんなことになっているのはわかっています。ですから現状でできるだけのことをして送り返してくれれば結構です」
ということだ。

 日本を心配してくれるのはありがたいが、これはちょっと違うだろう。
、、、いわれる通り、「できるだけ」のことをして、送り返しますけど、、。

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2011年03月30日

ホリプレ・論文篇 番外

 先日から何度か話題にしていた投稿論文のこと。

 JBCに投稿したのだが、戻ってきた査読者のコメントには追加実験の要求はなく、図表の微調整と英語表現の修正が指摘されただけで、ほぼ採択されそうなムードだった。んで今日、再提出した改訂稿のコメントが返信されてきた。査読者の一人はコメントなし。つまりはOKということだろう。もう一人も3ヶ所の英語表現に修正の要求があったのみ。

 その、査読者のコメントだが、、一連の修正要求のあと最後の箇所で、「、、This is a subtle change, but better conveys the idea、、、」とあった。Associate Editor は云う。「s/he requests that you proof-read and make editorial corrections to enhance the readability of the manuscript. I encourage you to enlist the services of a native English speaker to help with the corrections. 」

 おいおい、私らはいつも業者に英文校正を依頼しているよ、。もちろん。

 われわれの研究グループの身近に、親しい native speaker はいない。致命的な文法間違いがたくさんあるとか、JBCに掲載するには品のない英語だというのなら、、まぁ納得はしないが、高いお金を出して別の業者に校正を依頼するということも考えられる。でも、a subtle change でしょ?  better conveys the idea,,,,でしょ? われわれが利用している校正業者はもう20年ほどの付き合いである。これまで、英語の拙さを指摘されたことはないが、それほど上質な校正ではないのはうすうす理解しているつもりだ。だから、校正業者を代えることもありうる。しかし、たとえ別の校正業者の手を経たとしても、こうした微妙な表現が改善されたのかどうかは、non-native のわれわれには判断がつかない。それでも、英文校正をさらに依頼するべきなの?

 ということで、早速、Associate Editor に上の内容を陳述したメールを出した。

 今回の件で、あらためて native speaker と non-native の間にある深い溝を実感した。彼らにとっては何でもないちょっとした修正なんだろうが、われわれにとっては、「よりわかり易い」英語は闇の中なのだ。それを彼らにも理解して欲しいが、、、まぁ、無理か。

 コテコテの日本人にとって、正しい英語を書くことは難しい。文法的に正しいのみならず、わかり易く美しい英語で論文を飾るのはほぼ無理だ。では(しつこいけど)コテコテの日本人は英語論文を書くためにどんな努力をするべきか? いずれ、本編の「ホリプレ・論文篇」で書きたいと思う。

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2011年03月29日

識閾下の「まだまだっ」

 先日、わが分子細菌学分野の「大相談会」を行なった。「大相談会」は、一般にはスタッフミーティングと呼ばれている。スタッフ全員が集まって、これまでの研究の進捗状況を俯瞰しつつ来年度からの方針を立てる、毎年恒例のミーティングである。今年の研究室のスローガンは「選択と集中と根性」だ。そのスローガンにしたがって、Feasibility と進捗状況からテーマを絞って各スタッフのテーマと達成目標をクリアにするのである。その提案をするために、PI(研究リーダー)としては、事前に研究の全体像と展望を整理する必要がある。

IMG_0878-2.tif その整理のために書いたメモがこれだ。ちょっと具合の悪い単語はぼかしてある。これを書きながら、ボルデテラ感染にまつわるキーワードと当研究室がフォーカスしている課題との関係を考えていた。たいしたことない図だが、これでも本人にとってはアイデアをまとめるのに充分に役に立った。

 、、問題は便箋の周囲に書かれたワケのわからん落書きだ。私が書いたのは間違いないが、実はよく覚えてない。左上の名前はまだわかる(いや、やっぱりわからんかも、、)が、「飛行機でプロ」とか「長刀だっ」とか、、全くわけがわからない。丁度、万年筆のマイブームが始まったばかりなので、新購入の万年筆の書き味を試していたのかもしれないが、ほとんど無意識で、メモがだいたい書き上がったときに落書きに気がついた。いや、正確には落書きをしたのは覚えているが、こんなにたくさん意味の分からん落書きをしているとは思わなかった。夢中って怖い。というか、オレってかなり散漫にモノを考えているのかも、、。

 しかしそれにしても、、右側の「まだまだまだまだ、まだまだだ」「イマイチイマイチ」「もっともっと」って?

 きっとまだまだ現状の研究成果に納得していないのだろう。、、、そういうことにしておこう。

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2011年03月28日

ホリプレ論文篇13「断片(項目)のつながりを考える」

論文の断片(段落)について、もう少し書く(前回記事と重複あり。すまん)。

 「起」「承」「転」「結」などの断片(段落)をつないで論文を作成する、と前回書いた。今回は断片(段落)の中身を書くための簡単なコツについて書いてみたい。

「導入」について、。
 「導入」を書くためには、最初に引用論文を整理してそろえることが大切である。
 「導入」の「起」と「承」はそれぞれ、研究題材の教科書的な定義や説明と、最近の研究の焦点や動向を書く、と前回書いた。つまり、その内容は本質的にはよく似ている。この二つの断片のネタは、これまでに発表された論文(つまりこの論文にとっては引用論文)である。そこで、その論文の表現を借りて文章を書き、末尾にその論文を引用する。その繰り返しで断片を作成していくと考えればいい。

*あなたが書こうとする論文の研究が全く新しい着想から成立していて、引用すべき論文がほとんどない、という場合はこの限りではない。心配することはない。新米のあなたにそんな独創的な論文を書く機会が与えられることは滅多にないはずだから。

「材料と方法」について。
 「材料と方法」は比較的書きやすい。行った実験の種類ごとに断片としてまとめて書けばよいのだから考え方は簡単だ。特に英語論文を書くために(ほとんどがそうだと思うが)、英語でプロトコールや実験ノートを作成することをお勧めする。最初は色々と苦労があると思うが、慣れれば論文を書くときにプロトコールの英文をそのまま書けばいいので簡単であるばかりでなく、日頃の英語の勉強にもなる。わが分子細菌学分野は、この英語プロトコール制を採用している。

「結果」
 「結果」も「材料と方法」と同じで、書きやすいと思う。「導入」を書くために引用論文を整理してそろえることが大切だと先に書いたが、「結果」を書くためには、データを論文用の図表にしてそろえることが大切である。それぞれの図表について説明の文章の断片(段落)を作成する。図表の説明を書くだけだ。ただし、図表の順番を決める必要がある。この場合、実験を行った順番ではなくて、論理展開に沿ったかたちで図表の順番を決める。

「考察」
 「考察」を書くのは難しい。文章を断片(段落)ごとに作成して組み合わせるのは「材料と方法」や「結果」と同じだが、断片の組み合わせには独自の工夫が必要だ。「導入」の「起承転結」も「考察」の「起承承承承承結」も、構成が難しい。

 この、段落の構成を組み立てるやり方は、ひとそれぞれである。以前に書いた「ナカプレ・論文篇」のレクチャーの中で、なかのとおる先生は、項目(結果かも?)をカードにして、それを並べながら構想を練る、という話をされた。カードで順番を決めることによってストーリーを組み立てながら、過剰なデータを削ぎ、足りないデータを見つけ出す、ということだった。さらに以前に「ホリプレ」で書いたように、色々と利用可能なアウトラインプロセッサやOmni Graffle、さらには MindMap などのコンピュータアプリケーションを使って構成を考えるのもよい。あるいは手書きでメモに書いた項目を矢印でつないでみる、という方法もありだ。要は自分にあった方法で、断片(文章の段落や項目)を論理が理解しやすいようにつなげることである。

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2011年03月25日

ガチャピンがゆく

 本日は本学の卒業式および学位授与式の日である。毎年この時期には同じことを書いているような気がするが、しかし、修了して巣立つ人間は毎年違う。

 今年はガチャピンが無事修士課程を修了して社会人になる。ガチャピン、、橋本真紀子のわが研究室での呼び名である。
「ガチャピンが好きです」という彼女の言葉であっさりガチャピンと言うあだ名がついた。それ以来、私は彼女のことを「ガチャピン」としか呼んだことがない。細かい実験指導は担当のカミちゃんに任せっきりで、彼女と研究の話をしたのもわずかだったように思う。しかし、ちょっとした会話などから、(たぶんご家庭で)きちんと育てられたのだろう、彼女がしっかりとした考えをもったお嬢さんであることは知っている。

 
 微研のような大学附置研究所の研究室は研究するのが仕事だ。しかし、その中では人も観る。昨年修了した大西サンゴウと今年のガチャピンと、人数は少ないけれどわが研究室は良い人間を学生として迎え、送ることができてシアワセである。

IMG_0879.JPG
 来年度からはオカダくんが博士課程大学院生として研究室に参加する。

 分子細菌学分野恒例のたこ焼き歓送会にて、、。
 この日のたこ焼きは絶品だったぜぃ。



 ガチャピンがゆく。 この4月からは、京都の民間企業で一生懸命働いているはずだ。

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posted by Yas at 22:44| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

これから

 震災から10日以上経った。もちろん何日経ったとしても、これが悲惨な災害であることには変わりはない。

 ただ、我が家で購読している毎日新聞の今日の夕刊の見出しには
「ボクだってやれるんだ」と配給を受けるために元気に走る男の子の姿が写真に撮られていた。
「明日へステップ」という見出しも見える。
 Facebook 経由でカヌカさんが知らせてくれた Web site でも被災者の方々の前向きな姿が写し出されている。八戸では魚市場が再開したらしい。

 被害の大きさは語るまでもなく、多くの方々は厳しい状況にさらされていることは間違いはないが、一方で復興に向けての動きが起こりはじめている。こうした姿には逆にこちらが勇気づけられる。

 前途は多難だと思うけれど、本当に頑張って欲しい。、、、、いや違う、、、、頑張りましょう。

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2011年03月18日

震災後1週間・素描

 東北地方太平洋沖地震、いわゆる東北北関東大震災が起こって一週間が経った。

 神戸や北淡に比べると軽微とはいえ、伊丹で阪神淡路大震災を経験した私にはとても人ごととは思えない。その後に TV で映し出された惨状や混乱の様子に、阪神淡路大震災の当時がフラッシュバックして現れる。すっかり気持ちが萎えて、このブログの更新をお休みさせていただいた。

 それから一週間が経った。状況は良くないようだ。毎日の報告で増加していく死者数と行方不明者数。続く余震。原発の危機。津波被害のために自治体そのものが消失してしまい、ために救援物資が届かないという避難所。買い占めによる物資不足。流言飛語。

 東北・北関東から遠く離れた大阪の生活は普段と変わらない。研究室ではバカ話もする。しかしその合間には、阪神大震災の混乱を重ね合わせて被災地のことを何度も思う。これは「震災」を経験した者でないとわからないことだ。経験のない人の言動はどうしたってどこか人ごとで、気楽さが漂う。もちろんそれを責めているわけではない。仕方ないことだ。

 関東・東北の友人達の無事はネットを通じて知ることができた。さらに震災当日の様子もわかった。これには Facebook がとても役に立った。

 TV 報道に腹を立ててしまうのは、以前の震災時と同じだ。NHK 以外の民放のショーアップされた震災報道は見るにたえない。同じ日本のテレビ人が制作する番組が、どうしてここまで違うのか本当に不思議に思う。上から目線で震災・津波被害の感想を宣い、あまつさえ「天罰」と言う表現を使った都知事もいた。この震災を口実に、政府や東京電力やそれ以外にもあたり構わず他人を批判しまくる、業界で有名なブログ氏。それに、放射線と放射性物質の区別のついていない解説氏の、パニックを煽るような記事も目にした。未曾有の災害を自己顕示の機会にしたり不満のはけ口にするのは慎みたい。見方によっては政府や東電のやり方に不信をもつ人もいるだろう。でも今は批判や感想を述べている場合ではない。喩えを許してもらえるなら、まだ試合中なのにチームメイトのミスをなじり続ける選手はチームの仲間とは見なされない。いまはひたすら全力を傾けて協力する時だと思う。

 スポーツで思い出した。昨日、プロ野球セリーグが予定通り25日開幕を決めた。これは正しい選択とはとても思えない。「批判は覚悟の上」とプロ野球コミッショナーは言う。プロ野球は娯楽である。「世間の批判は覚悟の上」の「娯楽」とはいったい何だ? 
「今(プロ野球で)勇気づけられると思っているのなら思い上がりです」と言った、ヤクルト・宮本慎也選手に賛成する。
「戦後、3ヶ月でプロ野球をやった歴史もある」と巨人球団会長氏が言ったそうだ。間違っちゃいけない。震災はまだ終わってない。阪神・淡路大震災を経験したセリーグ・阪神タイガースに反対して欲しいのだけれど、、。

 このブログのページに Yahoo 緊急災害募金のバナーを貼らせていただいた。もしよろしければご協力いただきたい。残念ながら、非被災地の多くの人(私も含めて)ができることは、募金や物資の寄附で支援すること、そして自分の仕事をしっかりすることしかない。

 地震の日の夜、北所さんとの共同研究で投稿していた論文のコメントが戻ってきた。最近では珍しいくらい、簡単な改訂を求められただけのほとんど OK のコメントだった。直ちに原稿を直して再投稿できるのだが、被災地や原発の動向が気になってなかなか集中できず少し手間取ってしまった。明日、カバーレターを書いて再投稿する予定である。


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posted by Yas at 23:04| Comment(2) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

東北地方太平洋沖地震

 昨日の午後3時前、ラボにいて地震を感じた。長くゆっくりとした揺れは、遠距離で強い地震が起こっていることを予感させたが、果たしてその通りだった。気象情報ネットサイトを見て三陸沖を震源に地震が起こったのを知るのに5分ほどかかっただろうか、その10分後には津波の第一波がすでに襲っていた。

 その短い間にどれほどの準備や避難が可能だったろうか、、。阪神大震災を伊丹で被災した時、崩壊した家財道具を掻き分けて玄関にたどり着いて履物を履き、やっとの思いでベランダから外を望むと、すでに尼崎ー神戸方面から火の手があがっているのが見えた。もし身近で火が起こっていたら間違いなく逃げ遅れたと思う。そのことを思い出した。

 被災地のみなさまには、謹んでお見舞いを申し上げます。

 しばらくエントリの更新を控えることにいたします。みなさま、それぞれの事情でたいへんな困難を抱えられるかと思いますが、なんとか前向きに対処されることを、、お願いいたします。

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2011年03月09日

体調はイマイチだが機嫌はよろしい

 前々回のエントリを見た読者から、
「なんやホリグチ、酒飲んで『しんどい』言うて寝てるだけやんけ」
というお叱りを受けることもなく、数日経った。

 おかげさまで(何が「おかげさま」かわからんが、、)徐々に体調が戻りつつある。昨夜はよく眠れたし、今日は天気が崩れないようなので自転車通勤だ。春とは名ばかりの冷たい風が吹く中を走る。3月に入って年度の端境期になったためか、人通りが少ないのでいつもよりもストレスなく自転車を走らせることができた。通勤コースでお馴染みの早咲きの桜がチラホラと花をつけていた。春だ。

 そうだ3月だ。年度末は色々と事務処理が増えるものだが、ラボの秘書であるスズキさんは黙って完璧にすべてをこなしてくれるので、私のようなボケ教授でも焦ることはない。ありがたいことである。おかげで、4月からの新年度に備えての更新ごとなどの事務処理はほぼ終わった。この季節、当ラボでは大面談会と銘打って、当分の方針をメンバー全員で相談するのが恒例である。それが終わると新年度を向かえる準備が整う(まだ少し先のことですけど)。来年度も頑張ろう!(まだ少し先のことですけど、、)

 それにしても、もう少し暖かくなってくれないと、自転車通勤が楽しくならない。早く、ウインドブレーカなしで颯爽と走りたいものである。

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2011年03月08日

ボルデテラ研究会

 ラボで新しく設定したテーマが思いのほか進展している。みんなが出してくれたデータの意味を考えるために、関係の文献をあたる。しかし相互に矛盾した結果の論文や不完全な仕事の論文が多数あって途方に暮れている。客観的に考えて明らかに間違った結論を導いていて、どうして名のある国際誌に掲載されたのか首を傾げるような論文さえある。

 こうなると、その研究領域は新参者にとっては全くの迷宮になる。以前からよく研究されて理解が進んでいると思われていたことが、実は全く謎に包まれていることを知って愕然とする。

 客観的な実験データと冷徹な論理で科学が成り立っているというのは、ウソではないが、どんな場合でも当てはまるというものでもない。少数の有力者が提唱するストーリーから外れた論文は発表されるまでに様々な障害がある、という話もよく聞く。、、何をもって有力者とするのかは、まぁ、いろいろあるが、、。そこまで下世話なことでなくとも、定説となってしまった間違いを論文上で正すのは並大抵のことではない。

 こうしたとき、同じテーマに関わっている研究者と直接話をすると色々とわかることがある。以前、何かの記事で岸本忠三先生が「短い時間でも、他人の研究の話を聞けばそれが見込みのあるテーマかどうかわかる」と仰っていたのを目にしたが、そこまでいかなくとも、話を聞くことでそのテーマの周辺の空気は私でも読める。

 そんな狙いもあって北里大学の阿部先生にお願いしてボルデテラ研究会を開催していただいた。国内のボルデテラ研究者は少ないが、やはり一堂に会して仕事の話をしたのはよかった。ウチの研究室の発表もほぼ終えた研究会終盤、心の中で静かに納得する。

で、休憩時間。
「ホリグチさんのところの仕事、衝撃的でした。、、、でも、論文を出す(公表する)のには苦労しそうですね」と、ある先生に言われた。

 むむむ、、、。定説となってしまった間違いを論文上で正すのは並大抵のことではない。、、

 
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2011年03月07日

えっさほっさ

 先週は色々あった。火曜日は大阪市立大学の学位審査の外部副査として公聴会に出席。そのまま、最寄り駅のあびこ界隈で焼き鳥とお酒を楽しむ。次の日、お酒はそんなに残っていなかった(いつもの飲み会と同程度という意味)のだけど、身体が異常に辛くて、休んでずっとベッドで眠ってしまった。それから、金曜日は東京でボルデテラ研究会。そのあと懇親会でお酒を飲む。(どーでもいいが、ボルデテラ研究会ではボルデテラ(Bordetella属細菌)研究者のみんながみんな、発表時に「ボルデテラ」と言うときに舌を噛みそうになってトチっていたのが面白かった。「ボルデテラ」って、発音しにくいのだ。)

 あ〜、色々あった。んで、疲れた。身体中のアドレナリンが切れてしまったかのように心身共にフニャフニャで、土曜日は全く動けず一日中ソファで寝転がっていた。日曜日は辛うじて熱帯魚水槽の掃除と自転車の注油だけでけた。あとはソファで寝転がっているばかり。水曜日もそうだったが、異常なほどの疲れ、、。ほんとに体調管理には気をつけないと、危ないかも、。トシもトシだし、、、。

 んで、いつものことだが、そうした火曜日ー日曜日を過ごしている間に未処理のメールがどんどん溜まってしまっていた。それで今日は朝から、溜まったメールの処理を済ましていく。

 さながら北国の雪下ろしのように、積もったメールを処理していく。えっさほっさ、、、。教授会をはさんで朝から晩まで、えっさほっさ。
 

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2011年03月03日

手書きに凝る 2

 このごろは、メールでもなんでも文書を作成するのにコンピュータを使うのが普通だ。その方が簡単だし速い。んで、キーボードをタンタンと叩いて文章を作る。しかし、忙しいときなどはカタカタカタカタと荒っぽく指をキーに叩きつけ、パンッとリターンキーを押して作業の一段落を終えたりして、かなり殺伐としたムードになる。そこには自分の作成した文書への慈しみなどはない。

 一方、ペンで文字を手書きする場合は少し違う。毎回微妙に違うペンの滑り具合を確認しながら、字の大きさや筆圧に気をつけて文字を書く。「書く」ことに思いやりが生まれる。自分の作成した文書に愛着ができる。これこそが「手書き」の魅力だ。

 手書きをもっと楽しみたい。そのためには字を上手く書けるようになることだ。上手くなるためには正しい筆順を知らねばならない。小学生の頃、私は全くもって不真面目だったので、授業中の先生の言うことなど聞かなかった。だから漢字の筆順もむちゃくちゃである。これを矯正したい。

Hitsujyun.png というので、左のような iPhone 用の筆順辞典を手に入れた。この辞典、検索した漢字やランダムに現れる漢字の筆順を指でなぞって確かめるというものである。これで、正しい筆順を自分のものにする、、ふっふっふ。美しい字は正しい筆順からぢゃ、。

 これで筆順を覚えて、、、、さらにペン習字を習っちゃおうか、と目論んでいる。、、五十の手習い、、。

 ふっふっふっふ、ペン習字。、、、始めたら進捗状況をまたお知らせします、、。

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