2010年07月17日

再び、Bio Impact Materials/Molecules

 先週の参議院選挙では民主党が惨敗した。

 というのとはま〜ったく関係なく、私は、先週の月曜日・火曜日は大阪中之島の国際会議場で開かれた大阪大学医学部・グローバルCOE主催の国際シンポジウムに出席し、翌水曜日から金曜日までは「第57回毒素シンポジウム」に出席のため滋賀県長浜に行った。昨年の毒素シンポジウムの様子はここだす。

 これまでの「毒素シンポジウム」は細菌毒素研究者と一部の蛇毒研究者で占められていた。今年は東京海洋大学の永井さんと、かねてから相談していた Bio Impact Materials/Molecules の懇話会の創成を目標として、自然毒研究をされる先生方に広く参加をお願いしていたのだった。そのあたりの顛末についてはこことかこことかここを見てくださいな。

 んで、いろいろと勉強になった。自然毒(Bio Impact Materials/Molecules)といっても細菌毒素を含めて様々な切り口がある。それぞれの毒に独自の命題や方向性が存在するように見受けられた。その意味や、細菌毒素研究の立場から見えてくる別の問題を考えたりするだけで充分に知的好奇心をくすぐられた。細菌毒以外の自然毒を研究されている先生方からの率直な意見を聞くことはできなかった(相手も云いにくいやろしね)が、いままで知らなかった先生と顔見知りになれただけでも前進である。

 従来の毒素シンポジウムの若手達にも、他分野の先生の話を聞いて自分の研究テーマについて展望を新たにしてもらえただろうか? シンポジウムはプログラムが終わるとすぐ散会する(あたりまえですけど)ので、彼らの感想を聞けなかったのは少し残念だ。

 でも、明らかなのは、生命科学分野でも細菌学分野でも、「細菌毒素研究」という看板だけで認知されるような研究領域はもうほとんど実際にはないのだ、ということだ。毒素シンポジウムに参加している若手研究者の方にはそのことをしっかり認識しておいていただきたい。

 まぁ、とにかく、梅雨も明けた。次は「細菌学・若手コロッセウム」だ。


posted by Yas at 19:00| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする