2010年07月29日

ほどほどの余裕

 ただいま東京都内のとあるホテルの一室。今日の会議は、予め知らされていた予定ではもう少し遅くなるはずだったのだけれど、案外早く終わって余裕が出来た。明日は熊本に飛ぶ。予定どおりだと、焦って帰阪して明日の準備してまた翌朝早いうちに大阪を発たないといけないというので、いっそのこと東京に宿をとって直接熊本に行くことにしたのだった。

 でも会議は早く終わった。これなら大阪に帰ってもよかったなと思いながら、ホテルの一室で余裕をかましている。微研ではラボのみんなが引っ越しで右往左往してると思うとちょっと申し訳ないが、、。でもこれから、「時間があれば」と約束していた北里の阿部ちゃん(と琉球のスズキさん)と飲みに行く。ラボのみんなすまんね。

 明日の朝も早い。だから、ほどほどで、、、

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2010年07月27日

「プレゼンテーション根性論 ー4ー 質疑応答」ホリプレ32

 さて、あなたは講演を無事終えることができた。しかし、そのあとには質疑応答という関門がある。

 これをどうやって乗り越えましょう?

 質疑応答をそつなく、というか楽しく過ごすためにはそれなりのやり方はある。しかし「コツ」のような即席達成法はない。質疑応答に王道なし、なのである。口頭発表や論文作成が最初から上手な人はタマにいる。しかし、質疑応答を最初からそつなく上手にこなせる人はいない、と私は思う。

 質疑応答をそつなくこなすためには、「質問の意図を素早く理解する」ということと「簡潔に質問者の求める回答を述べる」のふたつの技術が必要だ。さらに、どう答えていいかわからないときには、周辺の状況を述べながら質問者の反応を見ながらそれなりの回答を紡ぎ出す」ということが必要なときもあるだろう。このような技術はすなわち、ディスカッションする技術である。ディスカッションにコツなんてあるわけないのだ。

 ディスカッションする技術を磨くためには、ディスカッションするしかない。そして幸運なことに、研究を志す立場ならばディスカッションする機会はいくらでもあるはずだ。そういった機会に、先輩に対しても後輩に対しても積極的にディスカッションするように心がけよう。

 さらに、学会などでの他人の講演の質疑応答の時間に、チャンスがあれば手を挙げて質問してみよう。学会場などでマイクを前にして質問するのは緊張するものだ。しかしその緊張を乗り越えて、講演者に自分の疑問をわかってもらうために論理的に質問をするのは、実は高等技術であるといってもいいほどのことなのだ。たとえば、他人が挙手をしてマイクの前で、椅子に座ったままのあなたの心中の疑問と、同じ質問をしたとする。「あ、おれの質問はあの人と同じだった」と勘違いしてはいけない。挙手をして質問をしたその人と、椅子に座ったままのあなたでは、質問を紡ぎ出す間の緊張感にもアタマの働きにも雲泥の差があるのだ。こうした緊張感や瞬時のアタマの働きが、質疑応答をそつなくこなすテクニックを培うのだと私は思っている。

 質疑応答が上手くなるためには、たくさん(声を出して)質問して、たくさん(声を出して)答えることだ。それしかない。


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2010年07月26日

引っ越し準備

 28日に引っ越しをひかえて、本日から研究室は本格的に梱包作業に入った。ただし、私はひとり教授室でいつものように仕事をする。

 実際の引っ越しは28日ー30日。その間に私は東京ー熊本に出張予定だ。それまでにやっとかないといけない仕事がまだ残っている。それをひと区切りさせるのに、今日の1日を使ってしまった。梱包のために残された日は明日だけ。必死のパッチでやるしかない。

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 実験室では着々と梱包が進む。うちのラボのみんなは計画的で勤勉だ。少ない人数で工夫して手分けして作業を進めてくれている。



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 しかし、、、こういう人も、、

 梱包資材のロール軸の紙管を腕にはめて踊るとっしー。昼間の梱包作業で疲れ果てて、半分壊れかけている。



 みんな、しんどいけど引っ越しを頑張って乗り切ろう。、、壊れない程度で、、よろしく。

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2010年07月23日

基礎セミナー最終日

 基礎セミナー最終日。いつもは90分間たっぷり質疑応答テストで楽しく最終日を終えるのだが、今年は出張が重なってしまって、予定のテーマを全てこなせなかったのでテストはなし。この最終日に象徴されるように、今年の基礎セミナー「分子細菌学の魅力! Talking Bacteriology」は中途半端だった。

 この教員提案型の講義を始めてもう9年くらい経ったかな。最初は毎年新しい話題を加えて、私自身も楽しく講義できたのだが、この頃は忙しさに負けて、最新の話題どころか毎回の講義の予習もできなくなっていた。これじゃだめだ、「Talking Bacteriology」も看板倒れだ。ということで、1, 2年前から、一旦休憩しようかなと考えていたのだった。

「この講義は面白いですよ」と学生さんは言ってくれるので、決心するのが鈍ってズルズルとここまできたが、とりあえず来年は休講することにする。私が面白くないから。いずれ体勢を立て直して、「Talking Bacteriology」のコンセプトを守れるような用意ができるようになったらまた再開する。

 でも考えてみれば、ちょっと準備ができないからと休講できる立場はありがたいよなー。附置研の教員だからこそできることだ。必修の講義を抱えていては、そんなわがままは通らない。学部も必修の科目も担当しないからこそ、機会があれば他大学でも他学科でもどんな枠内の講義でも引き受けてきたつもりだし、この基礎セミナーも提案したのだけれど、。惰性で講義はやっぱりできない。

 来年は基礎セミナー「分子細菌学の魅力! Talking Bacteriology」は休講します。再来年度以降に、新たなコンセプトのもとに開講します、、します? 、、できるかな? できたらいいなぁ。

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2010年07月22日

よろすく

 わが分子細菌学分野もいよいよ来週の後半に、改修なった本館のラボにもどる段取りと相成った。来週初めから、部屋の中のモロモロを梱包することになる。

 ところが私は締め切りのある仕事をまだまだいくつも抱えていて、しかも引っ越しの日には東京・熊本への出張予定が入っている。しかもしかも、この土曜日は停電で仕事ができないことになっている。

 ピ〜ンッチ。締め切りに間に合わせて仕事をして、出張での講演の用意をして、ほんで引っ越しの梱包をして、、。、、、、無理やろ。これは無理や。だめ、無理。

 悪い教授なら、自分のメンツに関わる講演の準備だけ入念にして、締め切りのある仕事は無視をして、教授室のモロモロは梱包せずに放ったらかして知らんぷりで出張に出るところだ。

 普通の教授なら、自分のメンツに関わる講演の準備を入念にして、締め切りのある仕事はちょっとだけやって、教授室のモロモロは梱包せずに放ったらかして出張に出るところだ。

 良い教授でも、自分のメンツに関わる講演の準備を入念にして、締め切りのある仕事はできるだけやって、教授室のモロモロは梱包せずに放ったらかして「すまんね」とスタッフに断って出張に出ると思う。

 みんな、、「すまんね」、、、、、、、よろすく。



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2010年07月21日

三文は50円から100円くらいの価値らしい

 朝早く目が覚めた。午前5時半。

 しばし寝っ転がったまま考えて起き出し、いつもより早く家を出ることにした。久しぶりの自転車通勤だ。時計を見ると午前6時半。まだ涼しいし、街の人通りはほとんどない。そんな中を快適にとばす。

 気持ちいいな〜。ラボに到着したのは午前7時半。シャワーを浴びて、一心に仕事をする。

 おかげで午前中にかなり仕事を済ませることができた。「早起きは三文の得(徳)」というのはホントだ。、、ん?でも「二束三文」というあんまり良くない意味の言葉もあるな。つまらん演技を「三文芝居」というし。

 まぁいいや。ちょっとくらいは得(徳)なんだろ。明日も早くに目が覚めれば、自転車でGO!だ。




 
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2010年07月19日

宿命

 梅雨が明けてからというもの、ず〜っと暑い日が続いている。

 今日も暑ぅおましたな。

 青い空と白い雲、風景を切り取るかのような強い陽射しと影のコントラスト、んでもってセミの声。ここ数年、こんな典型的な夏はなかったような気がする。夏好きの私としてはとても嬉しい。だがあいにく今日は朝から仕事だった。残念だが、仕事が遅くて溜めてしまうヤツの宿命だ。

 でも、昼食時にラボを出て外を歩いていて、田圃や畑のイチジクのニオイをふと感じたり、帰ってきて窓を開けてベッドに寝っ転んで、扇風機にあたりながら青空を眺めていると小学生の頃の夏休みを思い出した。

 あ〜、小学生に戻りたい。仕事のない小学生の頃に戻りたい、、、。

 あ、夏休みの小学生は宿題があるか、、。あ、そういえば、宿題するのが遅くて夏休みの終わりまで宿題を溜めてたっけ、、。

、、、、宿命だ、、、。なんまいだぶっ。


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2010年07月18日

参加者募集だっ!! 若手コロッセウム

 第4回細菌学・若手コロッセウムが今年の8月26ー28日に開催される。世話人は法政大学の川岸郁朗教授である。開催地は静岡県修善寺だそうだ。参加申し込み締め切りは7月30日である。

 志のある若手研究者(年齢制限はない)の方々、、。参加するべしっ! 研究対象は、病原細菌、環境細菌、古細菌、真菌、応用細菌、原核生物ならなんでもあり(でよかったっけ)。と、とにかく、活きのいいやる気のある研究者の参加を待っている。もちろん、これに参加する中堅研究者もやる気あるどっ。

 詳しいことについてはこことかここを見てくれ。興味をお持ちの方は、このリンクから辿れるコロッセウムの集合写真なんぞを見て欲しい。やる気のある連中の顔が並んでいる。あなたもこの中に入らないか? みんな待ってるぞっ。

 と、北里・阿部ちゃん風に宣伝してみた。

 ほんと、たくさんの人の参加を待ってま〜す。研究が好きな人にはホントにたのしい会だよ〜ん。

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2010年07月17日

再び、Bio Impact Materials/Molecules

 先週の参議院選挙では民主党が惨敗した。

 というのとはま〜ったく関係なく、私は、先週の月曜日・火曜日は大阪中之島の国際会議場で開かれた大阪大学医学部・グローバルCOE主催の国際シンポジウムに出席し、翌水曜日から金曜日までは「第57回毒素シンポジウム」に出席のため滋賀県長浜に行った。昨年の毒素シンポジウムの様子はここだす。

 これまでの「毒素シンポジウム」は細菌毒素研究者と一部の蛇毒研究者で占められていた。今年は東京海洋大学の永井さんと、かねてから相談していた Bio Impact Materials/Molecules の懇話会の創成を目標として、自然毒研究をされる先生方に広く参加をお願いしていたのだった。そのあたりの顛末についてはこことかこことかここを見てくださいな。

 んで、いろいろと勉強になった。自然毒(Bio Impact Materials/Molecules)といっても細菌毒素を含めて様々な切り口がある。それぞれの毒に独自の命題や方向性が存在するように見受けられた。その意味や、細菌毒素研究の立場から見えてくる別の問題を考えたりするだけで充分に知的好奇心をくすぐられた。細菌毒以外の自然毒を研究されている先生方からの率直な意見を聞くことはできなかった(相手も云いにくいやろしね)が、いままで知らなかった先生と顔見知りになれただけでも前進である。

 従来の毒素シンポジウムの若手達にも、他分野の先生の話を聞いて自分の研究テーマについて展望を新たにしてもらえただろうか? シンポジウムはプログラムが終わるとすぐ散会する(あたりまえですけど)ので、彼らの感想を聞けなかったのは少し残念だ。

 でも、明らかなのは、生命科学分野でも細菌学分野でも、「細菌毒素研究」という看板だけで認知されるような研究領域はもうほとんど実際にはないのだ、ということだ。毒素シンポジウムに参加している若手研究者の方にはそのことをしっかり認識しておいていただきたい。

 まぁ、とにかく、梅雨も明けた。次は「細菌学・若手コロッセウム」だ。


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2010年07月13日

誰か私を慰めて2

 前にも書いたが、ここのところあれこれと〆切のある雑用やら、あっちこっちへの出張やらが続いている。あんまり自分の研究に関係あるといはいえない仕事で、無味乾燥&退屈な日々を過ごしているといっていい。

 そんな無聊を慰めるため、前回の腕時計に引き続いてまた買ってしまった。

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 これ。Tikit のハンドルバーに取り付けるイヌ籠だ。ふっふっふ。これも「家族みんなをポタリングに巻き込む大作戦」の一環だ。うちではイヌのミュウも家族である。こいつをイヌ籠に乗せてポタリングするのだ。イヌ(ミュウ)の迷惑も顧みず、、、。
 このイヌ籠はマニアには有名なリクセンカウル社の製品である。一応、マニアのために報告しとく。Tikit にはそれまでにオルトリーブ社のバッグ(Ultemate 5) を取り付けていたが、リクセンカウル社のハンドルバーアタッチメント KF810 を使うと、オルトリーブ社の Ultemate 5 も取り付けることができる。ただし、オルトリーブ社のアタッチメントでイヌ籠(KF834)は付かない。

 試しに、前の土曜日にミュウをこのイヌ籠に乗せて伊丹から吹田キャンパスの大学まで走ってみたが、到着までの1時間、ミュウは景色を眺めながら大人しく座っていた。それはそれは楽しそうに、、(と思う)、、、。やっぱイヌ用バッグやからなー、その辺は快適にできてるんやろー、と勝手に納得した。

 これでまた、「家族みんなをポタリングに巻き込む大作戦」が一歩前進した。い、いや、少なくともイヌと私は仲良くポタリングに出られるようになった、、、、、。

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2010年07月12日

銀ちゃんが、逝く


 劇作家の「つかこうへい」さんが亡くなった。62歳。

 ものぐさな私のこと、やっぱり芝居を観に行く機会はなかった(行きたかったなー。いま思ってみると)が、ちょっとブラックで緊張感あふれる「つかワールド」は蒲田行進曲のような一部の映画や、小説になった著作でも感じ取ることができた。ストーリーテラーとして好きな人だった。芝居はすごかったらしい。できれば観たかった(えー、そうです。観れたのに観なかっただけです)。

 私の知っている「つかワールド」の特徴は、「居場所を見つけるために落ちる」ことにある。「落ちる」とは「自らを貶める」ということに近い。蒲田行進曲の登場人物のヤスのように「階段落ち」することでしか自分の居場所を見出せ得ないもどかしさ(蒲田行進曲を知らん人、すまん)を様々な状況で表現するところに、読者(私の場合ね)は惹き付けられた。

 覚えているところでは、「熱海殺人事件」「戦争で死ねなかったお父さんのために」「傷つくことだけ上手になって」「寝盗られ宗介」「青春かけおち篇」「ストリッパー物語」「広島に原爆を落とす日」「銀ちゃんが、ゆく」「幕末純情伝 龍馬を斬った女」「竜馬伝」、、その他いろいろ。井上ひさしさんの時にも書いたが、ある時期、やはりつかこうへいさんに夢中になった時期があった。

 つかさん、ありがとうございました。安らかにお眠りください。


 
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2010年07月11日

菅井基行先生

 この金曜日、微研のAdvanced Seminar の講師として広島大学の菅井教授に来ていただいた。菅井さんは私と同年代の細菌学者である。講演では、久しぶりにたっぷりと菅井さんの話が聴けて楽しかった。いままでの仕事を知っているだけに、菅井さんの考え方や仕事の進め方がよくわかった。菅井さんの研究には、「流行ってやろう」とか「一発当てよう」とかの変な色気がない。自分が大切と思う研究を真面目に着実に進められるのが菅井さんだ。

 もうずいぶんと古い付き合いのような気がするが、最近はとんとご無沙汰でゆっくりとお話しする機会がなかった。そこでその晩は、講演のお礼にと微研・感染症国際研究センターの飯田哲也(てっちゃん)先生と飲みに出た。一軒目に新大阪近くの「マタギ」の居酒屋へ。クマだのキジだのの肉を期待したが、季節外れとかでわずかに鹿肉の竜田揚げしか楽しめなかった。二軒目は、毎度お馴染みソッタクへ。

 「同じ細菌学者でも菅井さんとホリグチさんとでは品がちがうねー」と、ソッタクの順子さんに失礼なことを云われながら、ワインを飲む。菅井さんは誰もが「やんごとなき」と評する人柄で知られている。ワインにも造詣が深そうだ。飲みながら話が進むにつれ、菅井さんと順子さんに共通の知り合いのいることが判明して、さらに話が盛り上がる。

 いや〜、楽しかった。菅井さんやてっちゃんのような同年代で同領域の研究者は、わたしにとって戦友といってもいい。戦友と戦術や戦略や戦地の情報を交換するのは大切なことだ。そういう意味で有意義だった。もちろん、アホな話も楽し、、。結局、午前2時頃まで飲んで解散した。

 菅井さん。楽しかった。またこれからもよろしくお願いしまっす。

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2010年07月07日

高山彦九郎

 私の母親は、私が19歳の時に亡くなった。だから私は母親と、私の子供の頃の思い出話をすることができない。思い出話ができないので、母が幼い私に語ったりした話の内容や真偽を確かめることができない。あのときに母親が話したことはどういうことだったのか? 幼い私の曖昧な記憶とともに、幼い頃に謎だった母の話は今も謎のままである。それは聞き間違いだったのか? それとも幼い私のアタマでは理解できなかっただけなのか? それさえも確かめようがない。

 例えば、大阪の淀川沿い、新大阪駅の近くに柴島(くにじま)浄水場というのがある。この近くに親戚宅があったので、幼い頃には頻繁に家族でその柴島浄水場の近くをクルマで通った。その時に母親は幼い私に、「ここはみんなの水道水を作るところや。淀川の水をプールに貯めてな、そこにオタマジャクシの大きいなんみたいな機械があって、それが水をきれいにするんやで」と云ったのを覚えている。その「オタマジャクシの大きいなんみたいな機械」が、私にはいまもって謎である。意味がわからん。でも、もはや本人に問いただすことはできない。

 そのような類の謎に、「高山彦九郎」があった。ある日、幼い私は母親と電車に乗っていた。ふと車窓から、土下座した人物の銅像が見えた。「あぁ、あれは高山彦九郎さんや。心を入れ替えて謝ったはるんや」と母親が私に語った。それがいったい何処だったのか、高山彦九郎とは何者なのか、なぜ土下座してる姿が銅像になっているのか、私にはちっとも判らなかった。幼い私の記憶だったが、それは京都のどこかだったように覚えている。乗っていた電車は京阪電車だったようにも思う。
 私の小学校、中学校、高校で習う日本史には「高山彦九郎」は登場しなかった。そのうち「高山彦九郎」と「高山右近」がごっちゃになって、あの銅像はキリシタンだった高山右近が信長か秀吉に詫びを入れている像なのか?とも一時は考えたりした。やがて、京阪電車は七条駅あたりから地下線になってしまったので、車窓から京都市街にあるかもしれない銅像を探すこともできなくなった。そんなこんなで、この謎は謎のまま、なんとなく私のなかでは放ったらかし状態であった。

 その謎が、先週の東京出張の新幹線の車中で、突然解けた。車内で見かけた京都特集の雑誌に「高山彦九郎」がいたのだ。あの土下座の銅像はやはり高山彦九郎で、あれは土下座ではなかった。銅像は三条大橋東詰にあるということもわかった。地上を走っていた当時の京阪電車からなら、見える場所である。

 高山彦九郎は幕末・維新期からさらに百年ほど前の尊皇思想家。勤王の志士のハシリのようだ。銅像は土下座ではなくて、皇居(御所)遙拝の姿である。さらに知りたい方はネットで調べてみてくださいな。この雑誌の記事を見たおかげで、母親の言葉を思い出し、さらにネットで調べる気になって、一挙に長年の謎が解けた。

 下世話な表現だが、なんだか長〜いあいだの便秘が通じたような、すっきりした気分になった。

 でもまだ「オタマジャクシの大きいなんみたいな機械」の謎が残っている。この謎も、いつか解けるときがくるだろか? でもこれは、ネットで調べてもわからんやろしな、、。




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2010年07月06日

iPad ご購入、おめでとうございます

 このブログでも何度も書いているように、私は自他共に認める「アップルのイヌ」である。Macをはじめ、アップル製品をフルに使って仕事やらなんやらを楽しんでいることをみなさんがご存知だ。だからなのかどうか、iPad を手に入れた周囲のヒトタチが、印象や使用感などを頼みもせんのにいちいち私に報告してくれる。なかには A Hill 教授のように、ただ自慢するためにコメントするタチの悪い人もいる。 A. Hill 教授だけではなくて、あの人もこの人も、「すごいですよ〜」とか「便利だよ〜」とか、、。

 だけどね、、私は iPad を買うつもりはないのですよ。いまのところ、、、。

 前にも書いたけど、Mac は仕事、iPhone は携帯電話という私にとって柱になる使い方がある。それで重宝しているし、付随する色々なことで楽しんだりもするのだけれど、iPad にはそれがない。だから今のところ買う予定はない。今後、iBook やその他の電子書籍環境が充実するか、Keynote のプレゼン装置として Mac との連携が完璧になる(そのためには iPad にフォントを自由に追加できるようにならないといけない)か、というようなことがないと、いまひとつ購買意欲が湧かない。

 だから、もういちいち知らせないでくださいね。みなさん。

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2010年07月04日

スランプ気味でも仕事はやってくる

 「最近、ブログの更新が滞りがちですね」と何人かの方から云われた。

 すいません、確かにちょっとサボり気味です。

 ひとつは、以前にも書いたのだけれど、文章を書く仕事をいくつか抱えてしまったので 1 日分の「書く能力」が夜までに枯渇してしまってブログ用に余力が残せない、というのがある。
 もひとつは、単純に「疲れ気味」で面白いことを書けないというのもある、、。「別に面白くなくてもいいじゃないですか?!」と云われるが、私の血が「おもろいこと」を求めるので仕方ない、、。
 あ、それと、ここんとこのワールドカップもそうだ。夜にサッカーを見てると、コンピュータを開くのをすっかり忘れてしまう。

 先週後半は、実は東京にいた。2泊3日。最近にしては長丁場の出張だった。二日目に少しだけ時間があったので、iPhone の様子を見るべくApple Store Ginza やら有楽町近辺の家電量販店などに行ったりしたが、ぜんぜんだめ。発売から1週間経った、それも平日なのに予約のための行列ができていた。金曜日の夜に帰阪。翌土曜日は仕事に出たが、メールの返事や整理だけで予定の時間を過ごしてしまった。

 今朝は、水槽の掃除。んで、あとはダラダラ、、。そうそう、娘の付き合いにと「カールじいさんの空飛ぶ家」のDVDを借りて観たが、なかなかよかった。、、、そうそう。今日はダラダラとテレビを眺めていたのだ。

 あ、「龍馬伝」だ、、、。観よっと。





posted by Yas at 20:10| Comment(2) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする