2010年02月28日

ウメだサクラだワッショイワッショイ

 自転車ネタを書いた昨日、もう一つ書きたかったことを書きそびれた。

 自転車通勤で楽しいのは通勤コース周辺の景色が四季折々に変わるのを目の前で感じることができることだ。んで、いまはそういう季節である、,。

IMG_0524.JPG 千里川沿いの通勤コースでいちばんの早咲きの桜である。今年もいちばん。このサクラはソメイヨシノとはちがうようだ。それと、川面から存分に光を受けるのも関係しているのだと思う。毎年最初に花を咲かせる。この写真を撮って研究室に到着した昨日のこと、ガチャピンが「南館の玄関のところの紅梅がすごくきれいですよ」と教えてくれた。お返しに、この千里川沿いのいちばんサクラの場所を教えてあげた。「明日(つまり日曜日の今日)、元気があったら見に行きます」という。

 日々、情緒の乏しい生活を送る毎日、「おう、花が咲いた花が咲いた」とワイワイ言うのはこの季節だけだ。

IMG_0530.JPG

 これがガチャピンの云っていた紅梅。でも、本館改修と免疫フロンティア新館の建設にあわせて駐車場を拡張するために切り倒される予定、、、。周辺のソメイヨシノも伐採される。仕方ないんですけどね、、。

IMG_0529.JPG
 微研敷地内には白梅もある。これは伐採予定には入ってないはず、,。

 梅はいいよなぁ、そこはかとなく香り立つ、、。
 でもまぁ、これからはサクラの季節。春じゃ春じゃ。明日から3月やし来月からは新年度。、、、


 時はめぐってるよー、、、ガンガン行くよー、これからもー!

posted by Yas at 21:38| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

ひさびさの自転車ネタ

 少しだけ暖かくなったし、〆切に締め付けられるような類の仕事もとりあえず片付いた。ということで、今週はボチボチ自転車通勤を再開することができた。そこで、自転車通勤再開記念ということで久しぶりに自転車ネタ。

 自転車は路地だろうと散策路だろうと、どんな道でも行くことができる。それが自転車の醍醐味だ。そんな自転車散歩をポタリングという。で、「自転車でどこでもどこまでも」を楽しんでいると、どうしても道に迷う。そこで地図を見ながらポタリングしたい。ということでナビの出番である。

 自転車ナビというと、眞実ちゃんがプレゼントしてくれた携帯ナビ Mio Digiwalker P350 が手元にある。これは重宝した。しかし、Windows Mobile OSで動作するという、私にとっての欠点があった。さらに最近、日時設定ができなくなったり、GPSが現在地を追跡してくれなくなったり、ちょこちょこと不具合が出てきた。Windows 機なのでこうなると私の手に負えない。そこで、現状のまま P350 は置いておくとして、別の自転車ナビを最近探していた。あれから二年経った今は手元に iPhone がある。

 そこで、お勧めのアプリ。CarNavi ppoi である。

carnavippoi.png 無料! このアプリでは、Google Map に現在地が表示され、目的地への方向と距離が表示される。Map は移動方向に合わせて回転したりスクロールしたりする。ただし、いわゆるカーナビのように、音声で道先案内や、道順を表示したりはしない。だけど、自転車ならそれでいい。自転車乗りで iPhone ユーザーの皆様、CarNavi ppoi は秀逸なアプリですぜ。私としては、Map はあくまでノースアップで回転せずにスクロールしてくれたら嬉しいのだが、それを差し引いても、優れたアプリであることには変わりない。

 と、、いうことで、、、自転車に iPhone をマウントする必要があるが、実は世の中には iPhone マウント用のホルダーが何種類も販売されている。その中で、私が選んだのはこれ。

IMG_0531.JPG エスサン イージーインストール SS-H12 という。見たとおり簡単な構造。シリコンゴム製だったかな。これを巻き付けて iPhone やらライトやらを固定するわけだが、これがまたシンプルで必要十分。700円前後の価格なので 2, 3 個買っておいて、失くした時の予備に持っておけるのもよろし。使用方法は、、どっかの Web siteで見てみてくださいな(サボってすいません)。

 それから、 長時間のナビには iPhone の予備バッテリーが必須だが、これはもう、皆さんご存知のサンヨーエネループだ。

IMG_0533.JPG KBC-L2S という製品。他の iPhone 用のバッテリーを試したこともあるが、それらの製品に比べて、iPhone に電気を供給する安定感というのか安心感というのか、そういうのが抜群である、,。

 これで、長距離のポタリングも怖くない。いよいよ、東海道走破をめざすか、、?


 お勧め、,,と思って調べてみたら KBC-L2Sは生産終了になっていた。すまん。

* と、思ってさらに調べてみたら、KBC-L2ASとして生産されてるらしいことがわかった。、、どうぞお試しあれ、,。


posted by Yas at 23:03| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

「科学者のための英文手紙文例集、、」*注

 今朝早くか昨晩のうちか、JBCからメールが来た。

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Dear Dr. ○○○

Dr. ×××(Associate Editor の名前) considered your rebuttal letter and would be happy to send your
paper out for further consideration. Please resubmit your paper through the
system, with your rebuttal letter, and Dr. ××× will consider it further.

Sincerely,

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 以前に書いた、ええ加減な論文査読の抗議に返事が来たのだ。この返事を見て、すかさず再投稿する。でもこれでスタートラインにもどっただけだ。投稿時からすでに2ヶ月。それでまたスタートライン。やれやれだ。

 これも同業者の皆様の何かの足しになるかもしれんので、抗議文も掲載しとく。ネイティブから見ると小学生なみ(幼稚園なみか?)の英語だと思うけど、まぁ、何とかモノの役には立ったようだ。

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To whom it may concern

I am writing in regards to the negative decision on our manuscript (MS ID#: JBC/0000/00000) which we submitted to the Journal of Biological Chemistry. On behalf of the authors, I would like to bring to your attention that the comments made by the reviewer and the decision of the associate editor forced me to question whether they had read our manuscript with care. The decision notification is attached at the bottom of this mail. The authors can not accept the decision for the following reasons.

1) First, the decision was made in line with the comments and recommendations raised by a single reviewer. We believe that submitted manuscripts should be reviewed by a number of qualified reviewers. I know that the Journal of Biological Chemistry often adopts the single-reviewer system, but it does not produce good results.

2) The reviewer's comments do not focus on the novelty or contribution of the work to biochemistry, but mostly on the appearance of the figure images and technical questions. Some of the comments are irrelevant, and others can be addressed or rebutted as mentioned below. However, the associate editor states, in the e-mail message, "The deficiencies noted by the reviewers (actually "the single reviewer") are sufficient to preclude acceptance of the manuscript and in this case, their (actually "he") recommendations were not to allow revision and resubmission". Again, this decision is unacceptable by any measure.

3) Our responses or rebuttals to the reviewer's comments are as follows.

Throughout the comments, the reviewer often pointed out that the resolution of the microscopic images is low. However, to our eyes, the images are clear as you can recognize the localization of markers for toxins or cell membranes. Because microscopic images generated in the same manner have been accepted by other Journals, we are disconcerted by these comments.

Comment #1 (Fig. 2): As pointed out, only a few cells were shown in each panel of Fig. 2B; however, we obtained consistent results with different types of cells, as shown in Fig. S1; moreover, we presented data supporting the cytoplasmic localization of XXXXXXXXXX with Western blotting to which a great number of cells cultivated in 100-mm dish was applied. In the western blotting analysis, the reviewer claimed that the film was overexposed and unclear; however, that is not true. CD46 is observed as a broad band in Western blotting, because of its highly-glycosylated characteristics, and the results clearly demonstrate that xxxxxxxx was undoubtedly localized in the cytoplasm but not on the membrane. Again, we can not understand the meaning of the reviewer's comment in this point.

Comment #2 (Fig. 3): The authors can not understand why quantification analysis for colocalization of toxin derivatives and CD46 is required, as the images clearly show the membrane localization of XXXXXX derivatives but not of null ######. If necessary, the authors can present images showing more cells.

Comment #3 (Fig. 4): As mentioned above, we can not understand why quantification is required. The images clearly show that XXXX-##, but not other derivatives, was colocalized well with CD46, the membrane marker. If necessary, the authors can present respective images of XXX derivatives and CD46 for confirmation. We did check the expression level of each fusion protein by Western blotting, and can present the data if required.

Comment #4 (Fig. 5): The amounts of protein included in HVJ-liposomes have been determined, and can be presented as additional data. The stability of the expressed proteins is difficult to compare; however, in order to confirm that XXXXX is still toxic, we showed that the N-myristoylation signal restored toxic activity.

Comment #5: The amounts of recombinant proteins (toxins) used in the experiments were higher than those of the full-length toxin to intoxicate target cells. This is unavoidable because, in general, bacterial protein toxins whose specific activities are extremely high are effective at concentrations under the detection limits of the usual immuno-detection methods such as immunofluorescence microscopy or Western blotting.

As shown above, the issues raised by the reviewer do not seem to reflect significant defects of our work and manuscript, and the reviewer recognizes our work to be significant as mentioned in the first part of his comments. We, therefore, can not understand why the associate editor will allow neither revision nor resubmission of our manuscript. We have received many comments and decisions from the various Journals to which we have submitted papers during our careers. In our experiences, the comments and decisions here seem to be unusual.

We would like you to reconsider our manuscript, which may include changing the associate editor or reviewer.

I am sorry to involve you with this issue, but I hope that you understand the situation.

Thank you for your time and consideration.
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*注:「科学者のための英文手紙文例集」とは私の恩師である阪口玄二先生の著書(逢坂 昭先生との共著である)であり、少し前にはどこの研究室の棚でも見かけたベストセラーである。本書を上梓されたことからもわかるように、阪口先生はきれいな英文を書くことに相当な情熱を傾けられていた。そんな阪口先生の薫陶を受けたおかげで、私は曲がりなりにも(文章でも言葉でも)英語で意志を伝えることができるようになったと思う。


posted by Yas at 21:50| Comment(1) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月24日

山あり谷あり、、

 このブログサイトを提供してくれているSeesaaさんのサーバーのメンテナンスのために1日半ほど不通の状態が続いた。読者の方々にはご迷惑をおかけした(あ、気にしてなかったですか? それはどうも、、)。それにしても1日半は長かった。だいじょうぶか? Seesaa、、。

 サイトが不通だった間に、実は雑用が劇的に片付いて、、、いるはずもなく、、今日もウンウン言いながら仕事をこなす。ここのところ、予定の会議を忘れて所長秘書さんから出席催促の電話をいただいたり、細々とした持ち回り審議のメールを無視して督促のメールをいただいたり、、。Micorobiology and Immunology の論文審査業務もアップアップで、滞りがち、、。すいませんねー、関係者の皆さま方、、ご迷惑をおかけしております、、。頑張ってますけどまだまだやり残してる書類事務が山積み、、、わかってるけど、依頼される仕事量が処理能力を超えてるので仕方ないのだ、、と開き直ってもう2ヶ月、,。

 ただ、そんな状態にもだいたい目鼻がついてきた。えと、ご迷惑をおかけしております皆さま方、来週に入ればきっとまともにメールのご返事もできるようになると思いますです、,。

 あ、でも、来週初めには2日連続で所外での講演の予定があるな、、それに週末には長崎出張だ、、、、、、、、、ふひっ、、。


posted by Yas at 21:49| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

規則正しい生活を求めて

 今年に入ってから出張やらイベントやらが連続していることは何度も書いている。それで、なかなか仕事のペースがつかめないでいる。ペースって、まぁ仕事の時間配分のことだ。朝がね、すっきりしないのよ。それで、自動車よりも余計に時間のかかる自転車通勤も滞りがち。ちょっと毎日の酒量も多いかな、,。仕事をバカバカやりたいなー。でもなかなかそうはいかない。

 実は私は、35歳くらいを過ぎたあたりから、毎晩7ー8時間は寝ないと日中の調子が出ないような生活リズムになった。なんか極端に眠りが浅いみたい。そんな日常のリズムになってもう15年ほどだ。仕事は詰まっているので、少々夜遅くなっても片付けたい気持ちもあるが、そのために睡眠時間が減ったりすると、その後の調子がてきめんにおかしくなるのだ。んで仕方ないので、ジリジリと送りバントとスクイズで少しずつ得点、みたいな感じで仕事を片付けている今日この頃である。(あ、流行りのカーリングで云うと、相手が後攻のエンドでは1点の失点を我慢して、自チームの後攻エンドで2点とって少しずつリードする、みたいな)

 ジャーナリストの櫻井よしこさんは「リズム正しく生活をしてさえいれば、毎日仕事に集中できてしかも疲れない」とおっしゃる。それを見習いたいなー。ところが、日常のリズムを崩すのが出張というやつで、,そんなこんなでどうも今年に入ってリズムよく生活ができていない。なんかやだなー。今年に入ってから、飲みにも行ってないや、,。

 ということで、しばらくは耐えながら送りバントとスクイズで仕事を片付けていかないと仕方ない。何においても調子を崩すのはすぐにできるが、調子を戻すというのは時間がかかるものだ、,。

 、、、というか、もっと日々のビールを減らして、ブログのアップ頻度もホドホドにすれば、生活リズムが戻るのももっと早いように思うけど、、。だけど、、ねぇ、。



posted by Yas at 22:19| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

わがまま

 「雑用」と云っては申し訳ないが、「自分の仕事の本筋と関係のない仕事」は、そろそろ断れるようになろう、、、、、と言い続けてもうウン何年。そういうものを断れたためしがない。

 学会関連の○○、学内関係の○○、学内の1部局である微研内の○○、それ以外に研究者という立場の私に直接民間やその他の組織から依頼される○○、,,。そんなのがごちゃごちゃになって、もう、もみくちゃにされて、、、、かなりストレスが溜まってきているときに、また「○○委員会の委員になってください」という事務方からの依頼メールが3つも来た。それを見て、これはないやろー、、と思わず、所長の K 教授(相変わらず実名表記を拒まれている)に電話してしまった。

「もちろん、色んなバランスで人選していただいていることとは思いますが、ほんまに私がやらなアカンのでしょうか? 最近ここ数ヶ月ほど、忙しすぎて研究のための時間がぜんぜん取れてないのですけどぉ、、」

 昨年、微研関係から新たに「免疫学フロンティア研究センター」が組織された。建前上は独立した部局とはいえ、その大半の研究者は微研からの兼任とか学内派遣とかで、要するに同じ職員で成り立っている。けれども「免疫学フロンティア研究センター」として微研とは独立して各種委員会に参加しなければならない。つまり、以前からの微研職員の総数は変わっていないのに、委員会に出席しなければならない人数が2倍になる。ということは一人当たりがお勤めする委員会の数が2倍になる勘定だ。そりゃ、負担も増えるさ、、。

 私だって、微研の職員として相応の義務を果たさねばならないのはわかっている。ですけどぉ、、なんとかならんのでしょぉかぁ?
 K 所長は委員会の内容や人選の経緯などを丁寧に説明してくださった。私も、所長にご迷惑をおかけするのは本意ではないので、そのまま委員会委員の任命をお受けすることにした。それが今朝のこと。

 夜になって、再びK所長から電話。
「あのー、ちょっと前に頼んでた別件の学内委員の件、あっちの方は他の先生にお願いすることにしたから、、、あんたがうるさいから、、しゃーない、、」
 
 いやー、所長に気を遣わせてしまった、,。ちょっと反省。
私は雑用と云われる仕事が嫌いなわけではない、。ただ、徒労に終わる(ことが容易に予想できる)ような仕事や、明らかに無意味な仕事は大嫌いだ。才能の乏しい私が研究で成果を上げるためには、他人より余計に時間が必要なのだ。そんな貴重な時間を無駄に浪費するのは許せない。あ、もちろん、大学や部局の運営に必要な仕事なら、喜んで奉仕しますですけど。

 それにしても、ひょっとしたら明日、このエントリを読んだ微研の先生方から、K所長にじゃんじゃん電話がかかるかも、、。「あのー、、○○委員、私がやらないといけないんでしょぉかぁ? いそがしいんですけどぉ、、」

、、、、、すんません。



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2010年02月16日

ええ加減にしろよなー!

 ここのところ長い出張が続いたので、研究室で仕事をするのは今月に入って今日が6日目になる。んで、明日の夜からまた出張である。

「いいかげんにしてください」とシショーが言う。ほんとだよなー。

 ということで、研究室にいるあいだは出張中に溜まりに溜まった雑用をすることになる。それにしても雑用の減らないこと。「オレは仕事が遅いのかなぁ?」と落ち込んでしまうほどだ。それでもなんとか、ゼィゼィ言いながら一応の雑用を終えて、やっと自分の仕事に入る。

 実は、カミちゃんの投稿論文のコメントが先週末に戻ってきていたのだった。けれど、 Associate Editor の Decision も Reviewer のコメントも変。というかお粗末。Reviewer はひとりだけ。しかもそのコメントが、顕微鏡写真の解像度が悪いとか(決してそんなことはない。しかも初期投稿はPDFに変換するから解像度云々は見当外れ)、ウェスタンブロッティングのフィルムが露光過多だとか、まぁ色々書いても仕方ないがとにかく本質と違うことばかり。Associate Editor もいい加減で、そのコメントをもって、"revision or resubmission is not allowed" みたいなことを書いている。

 ええ加減にしろよなー。こっちはある雑誌の Editor-in- Chief をやっていて、そこに投稿されてくる論文が適正に審査されるように骨を折ってるのにさー。それこそ色んなレベルの論文が投稿されてくるから、それぞれ Associate Editor に回す前にクォリティーをチェックしたりして相当時間を使われてるのにさー。天下のJBC(匿名にしようと思ったがやんぴ。それだけの責任を持って Decision してるやろうからね)がなんじゃー? このお粗末さは?責任者でてこいっ、、。ということで Rebuttal 以前の、編集姿勢を問う抗議文を送ることにした。

 くそーっ! そんな抗議文でも英語で書こうと思ったら、ゆうに半日以上はかかってしまうのがコテコテの日本人の悲しさじゃ。しかもそんな苦労も門前払いで無駄に終わるかもしれんのに、,,。、、、それでも文句言わずにはおれん。どうなるか?乞うご期待!

 けど真面目な話、いわゆるビッグジャーナル以外の雑誌でのピア・レビューは崩壊しつつあるかもしれんというのが私の最近の感想である。いわゆる科学雑誌が今は多すぎて、そのEditor や Associate Editor の役割が同じ研究者に集中する。そんな研究者は忙しい。だから、レビューを依頼されたりすると、ラボ内のメンバーにレビューを回したりする。そういうメンバーがワケのわかった一人前の研究者であるとは限らない。そうでない場合は、論文の意義を見ずに、細かな結果や実験方法についてのコメントばかりに終始したりして、著者を困らせることになる。どうでしょう?みなさん。そんなコメントに最近よく行き当たりません? 私は今回の件も、似たような経緯で論文を回された結果ではないかと推理する。、、、そうでないというなら、もっとまともなコメントを送って来いっ!

 科学雑誌が多すぎる。その弊害で、ピア・レビュー制度が危ない。このことはもう一回、何かで頭に来たときに、もとい、ふと気がついたときに、落ち着いて取り上げたいと思う。


posted by Yas at 21:58| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

バンクーバーオリンピック

 バンクーバーオリンピックのダイジェストテレビ放送や新聞記事を見ていて思った。

穂積雅子 23歳 女子3000メートルスピードスケート
 五輪初出場。目標の4分5秒前後の好タイムを出して6位入賞を果たしたが、後のインタビューで「表彰台を逃した」と涙した。五輪初陣なのに、、。

里谷多英 33歳 女子フリースタイルスキー モーグル
 1994年のリレハンメルオリンピックから5大会連続の五輪出場。冬季オリンピック日本女子初の二度のメダル獲得の成績を持つ。しかしこのバンクーバーオリンピックはワールドカップの下部大会から(実績のある選手なのに!)の実績が認められての出場。今大会の決勝では上村愛子ばかりが注目されるなか、鬼気迫るスキーイングで攻めまくった末に第2エアーで転倒。19位に終わった。でも私は思う。あの決勝のミドルセッションの彼女は絶対速かった。多分、高速カービングターンを会得したという上村よりも、,。だけど、この里谷の頑張りをたたえる報道は少なかった。

遠藤尚 19歳 男子フリースタイルスキー モーグル
 やっぱり五輪初出場。でも日本男子モーグル界初の五輪入賞を果たす。それを伝えられた彼は「あ、そうなんですか」とひと言。「決勝は『一発やってやる』」と攻めて見事なエアーを決めて7位。

小林範仁 27歳 ノルディックスキー複合 個人ノーマルヒル 
 前半の飛躍に続く後半の距離。事前の打ち合わせよりも早いタイミングで集団の前に出てしまって一時はトップになるも、残り800メートルで失速。7位入賞。我慢していれば最後まで接戦になったかも、という論評があるなか、「予定よりも早いとわかっていたけど、ハートが『いけ、いけ』と我慢させてくれなかった」と云い、「僕がトップに出ているのを見て、興奮しました? 興奮しました? した? ならそれでいいんです。はっはっは」とインタビューで笑い飛ばした、、、、。


 おもろいなぁ、、、こういう連中。日本の代表選手に対して失礼かもしれないけれど、スポーツ馬鹿というか、青春アスリート野郎というか、、。自分のやってきた種目(スポーツ)が好きで好きで仕方ないのだと思う。、それに対して意地張って、「ちょうどこの辺でいいや」という適当な程良さみたいなところがない。それが見るものに心地よさを与える。、、、きっと、私が見そびれた選手達、マスコミが取り上げなかった選手達のなかにもそういう人達がいるのだろうと思う。みんな頑張ってくれ。

 こういう人達を見ると、ほんと無条件で嬉しい。


posted by Yas at 23:50| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

3年半での目標達成

 久しぶりに我が家で迎える日曜日。今年に入ってからの連続講演・連続出張がたたってか、あちこち筋肉痛はするし、全体的に熱っぽいし、、。ということで、ちょうど始まったバンクバーオリンピックをテレビで見ながらカウチポテトならぬカウチビール状態でゆっくりさせていただいた。だから別に書くことがないんだけど、,。

 そうそう、この機会に報告しとく。先月あたりからこのブログの毎日のユニークアドレスアクセス数(異なる端末からのアクセス数、訪問者数の実数に近いと云われている)がコンスタントに300を越えるようになった。これも皆様のご愛顧によるものでございます。ありがとうございます。
 1日300という来訪者数は、このブログを始めたときのとりあえずの目標だった。 閲覧してくださる方が順調に増えて、目標に達したのはほんとに嬉しい。何も宣伝していないこのブログ。リピーターが増えていると云うことやからね。
 
 最初は、研究についての想いを若い人に伝えたいと考えていた。そういうことでこの研究室への参加を希望する学生さんが増えれば、さらにいい。でもそんな思いはいつの間にやら雲散霧消。生来のテキトーな性格も手伝って、ただただその日の出来事や思いついたことを手からデマカセに書くようになるまでにそんなに時間はかからなかった。そんなテキトーなブログなのに、、みなさま、ありがとうございます。

 次の来訪者数の目標は 1,000。テキトーなブログです、と言っておきながら目標を置くのもどうかと思うが、とりあえず 1,000。自分が面白い、と思って書くことを他人にも面白がってもらいたい。研究者のブロガーじゃなくて、ブロガーが研究者だった、という風に感じてもらえたら嬉しいかも。

 
posted by Yas at 22:46| Comment(4) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

フォーラム・アダン・沖縄すば

 ただいま那覇空港、午後4時38分。今日の午前11時に「感染症沖縄フォーラム」が終わった。こういう会が終わるといつも云うことだが、ほんと疲れた。この会は4年前に始めて参加した。去年は医学修士課程の発表会と重なったので出席を予定していたけれど、直前にキャンセルした。だから今回が3回目の参加になる。

IMG_0517.JPG 私が関係する感染症関連のコミュニティーではいわゆる「若手の会」というはそこかしこに存在するが、この「感染症沖縄フォーラム」が最も活発かもしれない。んで、やる気のある若い人達の活気に当てられるというのか、こいつらに負けてられんと焦るのか、とにかく疲れる(ただの飲み過ぎという指摘もあるが)。夜は夜で総合討論会というのがあって、私は中座するが討論は午前の2時3時まで続いているという。細菌学領域にも「若手コロッセウム」という若手の会があるが、まだ「感染症沖縄フォーラム」ほど活気のある域にまでは達していない。細菌学領域単独だと「若手」の絶対数が少ないというのもあるけれど、シニア研究者の支援も足りないと思う。これを読んでいる細菌学関係の若い方、是非一度「感染症沖縄フォーラム」に参加してみてくださいな。それから、これを読んでる細菌学関係のシニア研究者の方、「若手コロッセウム」をどう育てるべきか、是非ともアドバイスをくださいな。

 今回は1日早く沖縄入りしたこともあって、いままでよりも沖縄を実感できた。
IMG_0516.JPG 名護から宜野湾に向けての道中で見た青碧の海岸やパイナップルに似た実を作るアダンの密生を眺めたりして亜熱帯の雰囲気を充分に味わった。それに、この3日間で沖縄すばを4食食べて(名護の「中山そば」と「我部祖河食堂」、北谷の「浜屋」、首里の「首里そば」)、ちょっと沖縄すばの味がわかった気がする。それにそれに、今回やっぱりフライトの予約が上手くいかずに帰路の便の時間が遅くなってしまって、フォーラム終了後にもかなり時間に余裕ができた。んで、フォーラムの期間、同室だった沖縄出身の東大医科研・川口研のウエマさんに教わった訪問スポット(普天間飛行場を一望できる嘉数高台と泊波止場の外国人墓地)と、一度は見ておきたかった瀬長島を一周して、それでも充分に時間の余裕を持って那覇空港に到着することができた。(ウエマさん、アドバイスありがとー。全部見てきたよー)

 それでいま最後のシメに、海ぶどうを食べながらオリオンビールを飲んでいる。搭乗時間まであと30分だ。

posted by Yas at 17:14| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

神の島 遥か国

 前回までのフランス出張報告の興奮もさめやらぬうちに、?、、いま私は沖縄の名護にいる。明日からの「感染症沖縄フォーラム」に出席するためだ。科学研究費特定領域研究「感染現象のマトリックス」の計画班の代表はオブザーバーとして出席することが求められている、というので私もできれば参加することにしてるのだが、,,。

 ちょうどこの頃に阪大では医学修士課程の修士論文の研究発表会がある。当然、発表会の日がフォーラムと重なると出席できない。フォーラム参加をキャンセルするおそれがあるというので航空券の予約をためらっているうちに、フォーラムの初日でありまた祝日である11日の飛行機の予約が取れなくなってしまった。というので、前日から沖縄入りする羽目になった。

 いまになって考えると航空券なんて早いうちに取っておいて、予定が重なったのならその時にキャンセルすればいいことだったし、11日の午前中に航空券が取れなくても、フォーラムに遅れて出席するという選択肢もあったことだったのだけど。なんか、出張が重なっていてアタフタしていたのか、そんなこと思いつかなかった。

 やれやれ、、ということで、いま沖縄。那覇にいても仕方ないので、名護まで来てみた。

IMG_0513.JPG
 名護の少し北側の海岸からの日の入り。おかげでちょっとゆっくりさせていただきましたが、,。

 こちらに到着してからの昼食と夕食で沖縄すば(沖縄では「そば」を「すば」という)を食べた。明日も何食か食べるつもり。

 明日、沖縄入りするフォーラム参加者の若手の皆さん。いま、沖縄は暑くてジメジメしてます。そして、1日早く沖縄入りして、なんかウツウツしているホリグチがオブザーバーとして待ってます。

 、、、、覚悟してきてください。ふっふっふ。
                     (おどしてどうする?)

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2010年02月09日

Paris in your eyes 3

 さて、フランス滞在報告は続く。

 最終日。あとは帰るだけなのだが、あいにく飛行機の時間が夜の七時過ぎである。そこで朝から塩田先生ともう一人(このひとも強硬に本ブログでの実名報道を拒んだ)と連れもって、ルーブル美術館で芸術鑑賞に親しむことにした。

 よくご存知の方も多いと思うが、ルーブル美術館はバカでかい。適当に眺めていると時間がいくらあっても足りない。そこで、これまでに5回ほど美術館を訪れている塩田先生に案内をお願いすることにした。塩田先生の美術作品に対する造詣は相当のものである。多くの作品について、細かに解説を加えてくださる。いやー、なんかすまんねーシオちゃん*。私のようながさつな人間に、繊細な美術作品の解説なんぞをさせて、,,。ルーブルでは作品の説明は原則フランス語で書かれている。世界的な観光地である美術館で、どうして? と思うが、そこがフランスたる所以かも。シオちゃんがいてほんとに助かった。

 塩田先生はクリスチャンである。だからなのかどうか、キリスト教美術がお気に入りのようだ。楽しそうに宗教画を眺めながら、長い長いルーブル美術館の廊下を歩いていく。私はそれほどでもない。きれいとは思うけどね。似たようなモチーフで、キリスト教世界を描くのに様式化された表現方法に違和感を感じるのだ。

 一方、印象派の作品の一角では、私が熱心に見入り、シオちゃん*が遠巻きにしてそんな私を眺める。ルノワールとかドガとかセザンヌとかゴッホとか、、。とくに彼らが残したデッサンなどは息をのむほど精密だった。「印象派が好きなら、オルセー美術館の方がいいんじゃない?」とシオちゃん*は言う。

 「素晴らしい」と二人の意見が一致したのはフェルメールの作品を前にしたときだった。フェルメール、すごいよなー。ルーブルにあるフェルメールの「天文学者」のモデルは、顕微鏡を発明したレーベンフックだという説がある。とかいう蘊蓄を語りながら二人で遠目近目でためつすがめつ眺めていた。あ、もちろん、サモトラケのニケもミロのビーナスもよかったですよ(モナリザはダメ。作品がダメというのではなくて人気がありすぎて展示のやり方がダメ。ガラス張りだし、周囲に柵を張ってあって作品に近づけない。他の作品が、手に届くようなすぐそこに無造作に陳列されているのに比べて、過保護すぎ。仕方ないけどね)。ハンムラビ法典も見たかったモノのひとつだった。

IMG_0508.JPG

 でも、いちばんびっくりしたのは、ルーブルの地下にアップルストアがあったことだったりする。ダ・ヴィンチ・コードで、トム・ハンクスが佇んだあの逆さピラミッドの横にアップルストアがあるのだ。

 まぁ、あっても別にいいんですけどね。



 このあとシオちゃんと二人で荷物を預けていたオペラ座近くのホテルの近所までぶらぶらと歩き、近くのブラッスリーでウダウダとワインを飲んだ。お互い微研の教授だが、これほど時間を共有することなど滅多にあるものではない。なかなか楽しいウダウダだった。夜になって空港に移動し、成田に向けて飛行機に乗り込んだ。今回のフランス出張はかなりハードスケジュールだったので、私にしては珍しくフライト中のほとんどの時間、眠ることができた。

*塩田先生と私は同い年である。だから私は親しみを込めてときどき彼のことをシオちゃんと呼ぶ。

 
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2010年02月08日

Paris in your eyes 2

 さて、前々回の続き。矢倉先生にお会いして、K教授と一緒にソルボンヌ大学(パリ第1大学)近辺を案内していただくことになった。前々回も書いたが、矢倉先生は免疫学から哲学に転身され、自然科学のあり方についての哲学を志しておられる方である(先生のHPはこちら)。

 最初に歴史のあるソルボンヌ大学の校舎や College De France の講義棟を見せていただいた。College De France は市民に開かれた教育機関である。ここでの講義は、一般市民に開かれていて誰でも受講できるそうだが、内容は易しくない。専門の大学と同じ高等な講義が行われるようだ。そういう意味でパリは市民と学問との距離が近い、と矢倉先生はおっしゃる。そうだよなぁ。「科学にも、一般市民に向けて中身を説明する義務がある」と云って平易な言葉で簡単に科学を紹介することが日本では流行っているけれど、そもそも学問とは難しいものだ。平易で誰でも解るという時点で、それは学問ではなくなっている気がする。学問をリスペクトするなら、College De France のような姿勢がきっと正しいのだと思う。

PICT0081.JPG  College De France の中庭。中央にロゼッタストーンを解読したシャンポリオンの彫像が立つ。ソルボンヌ大学もそうだったが、歴史の重みを示す風格ある建物が、学ぶ者に知的充足感をもたらすと矢倉先生はおっしゃった。全くその通りだと思う。私だって、これだけ威風に満ちた建物で囲まれたキャンパスなら、お酒飲んで酔っ払ってだらしなくなったり、てけとーな冗談ばかり言ってヘラヘラしたりはしない。、、、で、、、、それに比べると、日本の大学では古い建物はメンテが悪くて古いだけ。新しい建物は大方が安普請で貧相だ。学問や科学の歴史の違いなのか、木造建築の歴史を持つ日本では致し方ないことなのか。
 College De France で講義するのはフランスで超一流の科学者らしい。「そういえば、このあいだ細菌学の講義があったよ。講師はね、たしか Sansonetti と云ったかな?」と矢倉先生。ふうむ。赤痢菌研究の Sansonetti はやはりフランスの重鎮なのだ。

 それからパンテオンへ。ここは、フーコーが有名な振り子の実験を行ったことと、フランス国家に貢献した人々を地下に埋葬していることで有名だ。普段はフーコーの振り子の複製が展示されているのだが、この日は清掃中だとかで非展示。しかたないので、地下でキューリー夫妻の棺に手を合わせて次の目的地へ向かう。

PICT0085.JPG
 パンテオンのあと訪れたのはムフタール通り。地元の商店街である。チーズ屋、魚屋、果物屋。チョコ屋に寿司屋にピザ屋にカバブ屋。国籍豊かな様々な店を眺めるだけで楽しい。通りの出口にあるカフェで休憩したあと、モンパルナスにある高層ビルのレストランで夕食をとる。このレストランの窓からはエッフェル塔を見下ろすことができる。無粋なネオンサインなど無いパリの夜景とフランス料理を楽しんで、この日はおしまい。

 矢倉先生から哲学の話を聴けずじまいだったけれど、聴いてもきっと解らなかったかも。別れ際に握手をしていただいたが、今度は哲学の話を聴かせてください。、、で、できましたら、平易な言葉で、、、、、


posted by Yas at 23:44| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

帰国報告

 本日、午後6時過ぎに伊丹空港に到着した。今回は往復とも、オーバーブッキングでシートをビジネスクラスに格上げしてくれた(私はなぜかビジネスクラスへのアップ率が高いのだ)。帰りはとくにガラ空き状態でビジネスクラスだったので、かなり楽ちんだった。私にしては珍しく飛行機内でよく眠れた。が、やっぱ疲れてることには変わりないですけど、,。フランスに到着してすぐのシンポジウムのスケジュールがかなりタイトだったのでね、、2日目の夜あたりは死にそうだった。

 ということで、今回は帰国報告だけ。パリ(第一)大学の前でお会いした、矢倉英隆先生に連れていただいたパリの風景についてはまた次の機会に、、、。


posted by Yas at 21:55| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Paris in your eyes

 昨日の昼過ぎにパリに着いた。ちょうど1年前に日仏細菌学交流シンポジウムで訪れて以来のパリである。去年より暖かい。でも同じ季節に同じ印象的な風景を眺めているせいか、去年からの続きでずっとパリにいるかのような錯覚に陥る。なんにも知らないんだけどね、パリのこと。

 ホテルはオペラ座の近く(らしい)。付近のビストロで遅い昼食を取ったあと、K教授(例のごとく、この先生は実名記載を拒否される)のお供で、ある先生にお会いするためにパンテオンの近くのカフェに向かう。ところが、今回のシンポジウムの交流相手であるパリ第6大学に立ち寄ってから歩いて向かうことにしたのだが、道がわからない。どうやらK教授は観光用のデフォルメされたイラストマップであたりを付けようとされていたらしい。けれど皆さんもおわかりくださると思うが、知らない街で結構な距離(たぶん2 kmほど)を正確でないイラストマップで歩くことなんて無理だ。そこで、iPhone が大活躍することになった。GPSで現在地を確認し、行き先の住所を登録、経路を検索すると一発で道順を確認することができた。最近のGoogle mapは外国地でも日本語表示される。そして、経路を一度検索すると、海外でパケット定額のきかないデータローミングをオフにして(つまり、新たなデータを通信で取得しないで)も経路内の地図は iPhone にキープされることを発見した。これはいい。

 パリ大学(いわゆるソルボンヌ大学である。パリの大学の表記はややこしい)前のカフェでお会いしたのは、矢倉英隆先生(先生は快く実名表記を許してくださった)である。矢倉先生は東京都立神経研を定年退職(定年1年前かもしれない)されたあと、科学という行為を哲学的に考えてみるために、この大学の修士課程に入学されて昨春修了、いまは博士課程に進学しておられる。非常にユニークな方であった。このあと矢倉先生とご一緒させていただいて、パリを充分に満喫することができた。

 そのことについては次回ということにして、そろそろ帰り支度をして朝食を食べに行きます。それでは。

* 上の記事を書いたところで、ネットがパリのホテルでは(無料で)繋がらないことがわかった。シャルルドゴール空港では繋がったのでアップします。だから、時間的にちょっと内容がずれてます。
 
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2010年02月05日

フランス 3日目

 ミーティングが終わって、今日は出張三日目を迎える。

 昨日のミーティングは微研とパリ第六大学の感染症・免疫関連の研究者が集まって研究内容を紹介しあうという、いわゆるジョイントミーティングみたいなのだった。けれど総勢20名少しの参加で、こぢんまりとした肩の張らない会である。研究内容はさまざま、贔屓目ではなく、研究レベルと発表のテクニックは総じて微研側の方の質が上だと思うのだけど、英語の会話能力は圧倒的にパリ第六大学に軍配が上がる。日本側のみんな(私も含めて)が四苦八苦して努力して準備した跡がよく見えたけど、日本に生まれて日本の教育を受けたために、やはり英語の(とくに質疑での受け答え)会話能力の超劣等性は否めない。微研として、あるいは研究室として何か特別に考えないといけないのだろうね。

 今日はこれからパリに移動する。その前にちょっとベルサイユ宮殿を見てきます。ベルサイユは朝から雨。そんでもって私は傘を忘れてしまった。日本のようにどこにでもコンビニがあるわけでもないので、傘を手に入れるのにちょっと苦労するかも。では、行って参ります。

posted by Yas at 16:41| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

ベルサイユからこんばんわ

 先ほどベルサイユのホテルに着いた。伊丹空港から成田、成田空港からシャルルドゴール空港と待合の時間を合わせて16時間ほどの旅であった。私は海外出張がキライだと言って憚らないのだが、ほんとにこんなに長いフライトだけでイヤになる。まぁ、文句を言ってても始まらん。明日は今回の出張の本務である大事なミーティングだ。一生懸命務めまする。

 なんか高級そうなホテルで、冷蔵庫のミネラルウォーターのビンが5ユーロから7ユーロするようだ。ということは600円から900円くらい? 高い。高すぎる。 空港からベルサイユまで、世話人の塩田先生のはからいでタクシーで楽ちんに来ることができたのだが、そのぶんスーパーやコンビニによる間もなかったので、あわててホテルを出て付近を散策し、よろず屋さんのようなところで水とビールを買ってきた。なんか海外出張のいつものパターンである。

 いまから、日本側の先生方でディナーを兼ねた打ち合わせがあるので行ってきます。また、余力があれば出張の様子を報告いたしますです。
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2010年02月02日

Trojan horse-like structure

 明日の朝からパリに向けて出発します。あーしんど。残っていた雑用もあらかた片付けて、一応きれいな身体になった。とりあえず心置きなく、おフランスに行けるはずだ。

 その前に、面白いモノ。 Trojan horse !!

IMG_0497.JPG
 京都工繊大学の北所さんとの共同研究で決定できたパスツレラ毒素の細胞内活性領域の立体構造モデルだ。石膏でできてるとか。蛋白質の立体構造データ(PDB)を提供すると、フィアラックスという会社が作ってくれる。微研博物館の企画責任担当をされている野島先生の発案で作製することになって、それが今日届いたのだ。

 二次元のリボンモデルがこれ。

Trojan horse.009.jpg
 この形、私らは Trojan horse-like structure と名付けた。一応、外国の研究グループもこの名前を使ってくれている。




 なんか、リアリティがあるというのかないというのか、不思議な感じ。だいたい実物を触れて実感する、というのは例えば「ずっしり重さを感じる」とか「質感とか大きさがわかる」とか、そういうことから始まると思うんだけど、重さも質感も大きさもこの場合はウソだ。でもこの模型を斜めにしたり縦にしたりして眺めると、それなりに色んなことを想像できる。

 いま話題の立体コピー機で作ってるのだろうか、、「微研で構造決定した蛋白質のモデルをぜんぶ揃えたい」というのが野島先生の言である。おもしろいかも。ただ、博物館でどんな風に陳列するのかきっと工夫がいる。現状だとスタンドがないのでコロンとデスクの上に置くしかない。それじゃーなんだかねー。

 明日はクリスタルの中に立体構造を彫り込んだモデルが届くらしい。楽しみだけど、あいにく明日は飛行機の中だ。



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2010年02月01日

なんだかねぇ

 講演と出張の連続も峠を過ぎたと、前々回に書いた。でも相変わらず細々と雑用に追われるような毎日には変わらない。

 今日も午前中からあっちへ走ったり、こっちでミーティングをしたり。午後からは教授会プラスアルファの会議。それが終わったら夕方から研究室でまたあるミーティング。夜に入って久しぶりに論文を読んだ。けれど、それは編集を務めるある学術誌の査読に関わる論文で、自分の仕事や興味に関係のある論文ではない。やれやれ。なんだかねぇ。

 仕事の全てが研究や教育に関わっているとはいえ、やっぱり自分の研究のことに時間を使いたいのが人情だ。それができないとストレスも溜まる。自分の興味で集めたものの、時間がなくて未読のままの文献も溜まる。スタッフとディスカッションしたいけれど、それも時間が取れないのでかなわないまま。

 そんなに研究の中身に関われない状態で、研究室発の成果にどんな風にホリグチ色を出せばいいのだろう? この悩みには、なかなか答えが出せないでいる。そもそも現場から離れてるのだから、あんまり強くホリグチ色を意識するのもいかがなものか? とも思うが、つくづく自分は研究屋なのだと思う。論文を読むだけでも安心するんやけどね。その時間もない。

 そういうのなら、明後日からのパリ出張では機内やその他でたっぷり時間が取れるはず。そのあいだに論文を読めばいいじゃん。とも思うけどねー。それもねー、なんだかねぇ。

、、と、オッサンのグチは続く、,,,。きっとエンドレス。定年退職までグチり続けるんやろね。



posted by Yas at 23:20| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする