2009年11月21日

どうなるやろね

 例の事業仕分けの余波で、なかなか周囲は喧しい。

 たとえば、分子生物学会や細胞生物学会を通じて、文部科学省が競争的研究資金の仕分け作業結果についての意見募集をしているので意見のある方はメールで担当副大臣や政務官に連絡してね、という案内メールが届いた。メールのタイトルには「重要・至急」と附されている。

 それから若手研究者育成事業の予算縮減について「全国の大学と研究所の若手研究者の意見」を賛同者名簿を附して文部科学省に提出するので微研としても取り纏めたいという呼びかけのメール。

 微研の感染症学免疫学融合プログラム推進室から、競争的資金(若手育成研究)とライフサイエンス分野「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム」についてみんなで意見メールを出しましょうというメール。

 「感染症研究国際ネットワーク推進プログラムについて関係学会で要望書等を政務官に手交した」という報告や新聞記事が出回ってるが、その関係学会の中に日本細菌学会がない。早急に対応しないといけないんじゃないか? という問い合わせとご意見のメール。そのあと、細菌学会の庶務理事や関係の理事先生方のメールのやりとりが cc で私にも何度も舞い込んできた。

 感染症研究国際ネットワーク推進プログラムの関係学会(ウイルス学会、細菌学会、寄生虫学会、感染症学会)で本事業についての記者会見を行った。その様子が今日付の日経新聞朝刊と朝日新聞夕刊に掲載される、との情報メール。

 スパコン関係の予算計上見送りという結果に対して研究者が記者会見を開いた様子がニュースで流れたり、関係閣僚・有識者議員や地方自治体の首長たちが科学技術予算についての仕分け結果について相次いで不満を表明されている。

 もう蜂の巣をつついたような騒ぎになっていると言っていいほど。

 競争的研究資金の事業仕分けを聴いたときは「なかなかやるじゃん」と思ったんだけどな−? 要するに、予算配分のコンセプトとか方法とか、総論的な発想で議論できることについてはそれなりに的を射たことを言えたのに、科学領域の専門的知識が要求される事業内容では例の「国民目線」を連発するだけで、ワーキンググループの全体的な科学リテラシーの低さ(中には科学者の方もいるのだけど)を露呈してしまったということか、、。当のワーキンググループの方々もこの反発に戸惑ってられるかも知れないね。
 
 本当に「科学技術立国・日本はどうなるの?」というところまで来てしまってる。刷新会議ではきっとその点で議論されるだろうと思う。どうなるだろね。でも実際に予算が減らされる可能性のある関係者の方々(あ、オレもそうか?)には悠長な考えなのかも知れないけど、科学技術予算をどう考えるのか?という根本的なポイントを再議論できるいいきっかけを作ってくれたのかも。やっぱ、研究者から見て、ほんとにおかしい科学技術予算も確実に存在するからね、、。そういった事業の再考につながるなら、その部分は歓迎すべきだ。

 24日から事業仕分けの第2部がはじまる。そこには大学等の特別教育・研究経費が対象事業に含まれているとか、、。、、ほんと、どうなるやろね?



 
posted by Yas at 15:46| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする