2009年11月15日

Spring-8のランニングコスト

 事業仕分けで Spring-8 予算の大幅縮減が結論されたというのが巷で盛んに噂されている。Spring-8 は私らの研究にとっても大切な施設だ。そこで、そのときの生中継を聴き逃したのでネットでダウンロードして聴いてみた。

 ダメだダメだ。ダメすぎる。事業担当者側の説明がダメすぎる。ひどい。担当の方々はご苦労されたのかも知れないが、あまりに説明が下手すぎた。この人達はこんな下手な説明で日々の会議をこなしているのか? Spring-8について云えば、例えば、運用コストがどれくらいかかるのか? なんて云うのは誰もが最初に知りたい情報だ。冒頭少しの話で、現状 75 億円の予算、3,500 時間の運用ということがわかった。
「確かビームラインは40くらいあったな、、、」
とその場で計算してみると、75億 ÷ 40 ÷ 3,500 = 53,571 円が1時間あたりのコストになる。

 どうやらこの情報を事業仕分け側が知りたがっているのに、一向に事業担当者側から出てこない。頭悪いのか?、それとも何かの理由で故意に隠してるのか? とても大人の説明と思えないような説明が繰り返されるだけ。しびれを切らして仕分け人側がアホに物を云うように噛んで含めて説明して、やっとその情報を引き出した。
 たしか、平成18年度(だったかな?)のデータで、73億円、48ビームライン、4,000 時間らしいので、73億 ÷ 48 ÷ 4,000 = 38,021 円。だいたい私の計算と合ってるがな、、、。こんな野次馬(でもないですけど)が、ちょいちょいとビールを飲みながら計算できることで、だけど大切なことを事業担当者は用意していなかったということか。

 この情報が出てきたのは会議が始まって30分以上たってからだ。こんなもん、会議の前に用意しとけよ。この仕分け会議で事業担当側は75億円もの予算について、予算の会議でランニングコストの計算もせずに、いったい何を説明しようとして何を用意していたのだろうか? その後も事業担当者側の説明はずっとポイントがずれまくりだった。私が仕分け人だったとしても、こんな説明されたら大幅削減の結論しかない。

 質問者の欲している情報をすぐに提供するのは、学会発表での質疑応答の基本でもある。、、、ホリプレ読みなさい、ホリプレ、,。
 


posted by Yas at 21:30| Comment(4) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする