2009年05月31日

フロアソファにて、、

 本日は完全安静日である。なぜかというと、昨日、ソフトボール大会があったから、,。疲れをとるためにも安静にしないと、、というか身体が筋肉痛で自由に動かせないので安静にせざるを得ない。リビングのお気に入りのフロアソファでダラダラ寝そべりながら本を読む。BGMは憂歌団。日本が生んだカントリーブルースの雄である。ヴォーカルのキムラさんの歌声で心身を癒す。憂歌団って、むかしむかしおおむかしの学生時代に一度一緒に飲んだことがあった。あのときは失礼しました、,皆さん。

 ソフトボール大会のあとは、わがチーム「火の玉ストレンジャーズ」のみんなで打ち上げBBQをする。「火の玉ストレンジャーズ」は、わが分子細菌学分野と菊谷研、目加田研、中央実験室の混成チームだ。ということで親睦をかねてカンパ〜イ。気持ちよくソフトボールをして、気持ちよくBBQを楽しんでると、別の研究室の人がそれを見かけて「今日は何かあったんですか?」と尋ねる。
「え?今日は微研のソフトボール大会で、これはその打ち上げやけど?」とこたえると、「はぁ、知りませんでした」という。

 微研の規模は、大学のひとつの学部なみだ(と思う)。わりと大きい所帯ながら研究室間の風通しのいいのが特徴である。それで、向こう三軒両隣の醤油味噌の貸し借りのように、研究の材料やテクニックや情報や備品を相互に提供し合うような雰囲気がむかし(って、私が来た20年前からですけど)からある。私はこの雰囲気が好きだし、これが微研の研究活力をある意味で支えていると思う。でも、この人はソフトボール大会があったことも知らない、という。ソフトボール大会や新歓パーティーや業績発表会は、そんな微研の特徴を楽しむための絶好の機会なんやけど、,。微研に来て研究室間の横のつながりを楽しめないと、微研に来た意味がないよ、世間が狭いのは決してトクなことではないよ、と大きなお世話ながらアドバイスしたい。でも、今年のソフトボール大会の参加チームはたったの9チームだったしなぁ。ちょいとさみしいかなぁ。

 ところで、そのソフトボール大会はヘパシバスターズ(松浦研)のV2で終わった。松浦研は教授の好みか、ガタイのでかいマッチョ系のヤロウばかりの研究室(いや、女性もいますけど、,)である。まぁV2もむべなるかな、うちのチームも決勝トーナメントでここに負けたし、,,。しかしなんか不公平感(いいがかりですけど)がある。だいいち、教授がベンチに座りっぱなしでゲームに出てこんというのはどういうわけやっ? こっちはピッチャーで何イニングも投げてクリーンナップも打って頑張ってるのに(へいへい、出たがりなだけです)。、、そうそうそれと対戦中、うちの好機は何度もヘパシバスターズのダブルプレーで潰された、,。研究所の親睦会やし、ソフトボール大会ではダブルプレー禁止にするっていうのはどう? 教授がベンチ入りする場合は全試合出場すべきとか、、、あ、あと、身長180cm以上は利き腕じゃない方でプレーするとか、、、、、ねぇ、部員会委員長で大会長のウエマツくん、、、どう?


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2009年05月29日

引用文献数が多くなるがな、、

 いま、論文を書いていてそのための文献を整理している。いきおい、論文に関係のある文献を、内容を確認しながら整理することになるが、そんな時、同じ研究グループがダブルパブリケーションすれすれの論文をいくつも書いていることを発見したりする。(科学を商売としていない人のために解説すれば、内容が少しずつ違うけど結論の大枠は同じ《つまり科学的意義がほぼ同じ》という論文が同じ研究グループから出されているということだ)

 これってね、、、気持ちのいいものではないよねぇ。こういう研究グループの長は論文の数が欲しかったのか、大学院生を修了させるために学生の数だけ論文が必要だったのか、,。だけど論文を量産するとどうしたってひとつずつの論文の内容が杜撰になる。同じような材料、同じような方法論で似たような図と表が繰り返される。それはそのグループの名誉には決してならないんやけどね。研究に対する姿勢が安易なように映るし、、。

 まぁ、いろいろと事情はあるのかも知れんけど、,。引用する方はジャマくさいなぁ。


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2009年05月27日

もうっ! なんで、、、

 あせっている。

きむじゅんの論文が仕上がらなくて。 、、というか、そのための時間が少なすぎっ!

 今日は、先週までのゴタゴタが一段落したので何とか論文に戻れると思って、いそいそとDiscussion に使う文献を整理していると、かかってくるわ、送られてくるわ、,電話にメール。、、「あれを考えて欲しい」「これのこと、どう思う?」「あれはどーした」「これはあーした」、、、あぁっ! もうっ! うるさい、,。

 もうっ! なんでじゃますんのっ! 

 いろいろと必要なことがあって連絡されているのにすいません。でもね、論文を書かないとアカンのよ、,。以前は夜中まで論文を書いてたけどな〜、,いまそれをすると次の日の昼間の効率がムチャクチャ悪いのだ。昼間に一生懸命書くしかない。

 ということで、また明日、,,。



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2009年05月26日

インフルエンザに振り回されて、、、(というわけでもないか、、)

 インフルエンザ騒ぎ(まさに騒ぎ、ですよね)で、完全に仕事のペースを乱されてフラフラ、,,。すったもんだの末、週末土日は文科省科研費「感染マトリックス」の班会議を大阪でお世話させていただいた。日曜日の午前中に班会議は終わったが、そのあと、次の日の東京出張の準備。なんだか疲れ果てて帰宅。

 次の日は午前中に東京に移動、会議は東京大学医科学研究所だ。そうそう、、ちょっと疲れてウツウツしていたところ、河岡研の岩附さんや金野さん、笹川研の川村さんなど、いつも笑顔の明るい人々にお会いしてちょっとホッとした。ありがとございました。やっぱ、ひとの笑顔ってええよなー。
 午後すぐからの会議で2時間、そのあと北里大学の阿部ちゃんの研究室で少々打ち合わせ、田町で少し飲んで帰阪。新幹線のなかiPhone でメールチェックをすると、いくつか仕事の依頼があってまたげんなり、,、,見なきゃいいのに見てしまうのだ、メールって、,。

 んで今日の午前中はパスポートの更新の手続きに旅券事務所へ、。ホントは先週のあいだに行くはずだったんだけど、これもインフルエンザ騒ぎ等々で今日まで延びてしまった。失効まで1週間だった。やれやれ、、。午後から研究室に出てやっと取りかかっている論文に戻ることが出来た。二週間前のペースに戻らないと、,。新型インフルエンザ騒動も、一段落の様相やし、,,。


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2009年05月22日

インフルエンザについて真面目に考えてみる

 このブログの最近のインフルエンザの話題について、いくつかのレスポンスをいただいた。ひとつは、友人の感染症学者○○○さん、、。5月18日のエントリで、「マスクはインフルエンザの予防にほぼ無力」と書いた私の言い回しに「それはないんじゃない?」とすぐさまメールをくれた人だ。そのあとも、何度かのメールをやりとりしたが、最後に、
ーーーーーーーーーーーーーー
堀口さん

○○○です。

インフルにマスクが有効な証拠はないと、英国保健省が言ってます。

ごめんなさい。おわびします。

http://www.nhs.uk/Conditions/Pandemic-flu/Pages/QA.aspx#Whofacemask
ーーーーーーーーーーーーーー
というメールが来た。この人は自分の意見に固執することもなく、いつもfairに振る舞われる紳士である(このメールからもそれが読み取れるでしょ?)。前も書いたが、だから私はこの人を尊敬している。まぁその話は、またの機会に(実名で!?)紹介するとして、とにかくリンクされたサイトを見ていただきたい。マスクは有効で無いどころか、正しい使い方をしないとリスクが増加する、だからマスクはしない方がいいとまで書かれている(英語ですけど)。私はその見方に全面的に賛成するわけではないが、そういう見解がある、ということは知っておいても良いだろう。少なくとも1時間も行列を並んで(そんなに元気なら)マスクを買い求める必要はない。

 それと、高校時代の友人からもメールが来た。細かな内容の紹介は控えるが、「マスクが予防にそれほど有効でないことは知識としては知っているけど、それでも不安。何か感染を広げないための工夫ってないの?」ということである。このインフルエンザ騒ぎについては、「冷静に対応しましょうね」と何度か言ってきたことでもあるので、なぜ冷静に対応するべきなのかちょっと説明をしてみたい。

 いまのところ、新型インフルエンザの患者は300人ほどである。最初の国内感染の報告から1週間ほどしか経っていないので急激に感染が広がったように感じるが、そうではない。検出体制が整備されたので短い間にたくさんの患者を見つけ出しただけのことだ。関東でも少しばかり患者が出ているが少数なので考慮しないことにする。多くの患者を出した兵庫・大阪・京都の総人口は1500万人くらいで、仮にその半分の地域に患者が広がっているとして750万人。10万人あたりの罹患率は4人程度、,。関東地域を加えるとこの数字はずっと小さくなる。、、、

 一方、インフルエンザと同じように、咳やクシャミによって感染するとされる結核を見てみる。全国で結核患者として登録されている人数は平成19年末で 63,556 人である。この数字は平成19年だけに限らない。以前はもっと登録患者数は多かった。全国の10万人あたりの罹患率は 19.8 人である。患者数の多い大阪市の罹患率は 52.9人(!)だ。だが結核の蔓延が原因でパニックになったという話は聞かないし、結核の予防のために日頃からマスクをする人を私は知らない。

 私たちは、日頃全く気にもかけない結核の100-200分の1の患者数、罹患率が5分の1程度(大阪市なら10分の1未満)のインフルエンザを怖れて狂奔しているわけだ。なぜだ? 結核にはワクチンがあるから? たしかに結核にはBCGというワクチンがあるが、成人期の肺結核に対する有効性は疑問視されている。インフルエンザは変異していつ強毒になるのかわからないから? 、、結核でも遺伝子変異による多剤耐性結核菌が問題視されている。感染後に急性経過をたどるインフルエンザと慢性的に経過する結核との違いはあるが、この新型インフルエンザが特別強烈に危険なわけではない。それに、平成19年でいえば、結核での死亡者は 2,188人(一週間に40人以上の計算になる)にもなるのだ。一方、日本での新型インフルエンザの死亡例はまだない。

 どうでしょうか?インフルエンザが将来的に人類の脅威になる可能性は別に否定しないが、季節性インフルエンザにほぼ近い、といわれる新型インフルエンザを今の状況でことさらに怖れる必要はない。おどろおどろしい演出でインフルエンザのことを報道するマスコミに踊らされてはいけない(最近だいぶマシになったが)。美味しいものを食べて、しっかり睡眠をとって、疲れないように規則正しい生活をしましょう。気になるときは手洗いを忘れずに、,。インフルエンザに限らず、近寄る病気を遠ざけるために、,。もし、おかしいな、と思ったらすぐにしかるべき医療施設に行きましょう。感染する機会は残念ながら誰にもありますが、過度に恐れる必要はありません。インフルエンザに罹る可能性は、こんなエラそうなことを書いている私にももちろんございます。

 あ、そういえば、最近睡眠不足やし、、ちょっと疲れ気味、,や、やばいかも、、。



(この結核に関する記述、まちがってないっすかぁ〜? (結核研究してる)そうきちさーん? こめんとしてー)


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2009年05月21日

研究者になるために、、

 若い人に時々聞かれて、ひと言で答えにくい質問の代表格が
「研究者になるためには何が必要ですか?」というやつである。

「そんなもんわかるかいっ。オレは自分がちゃんとした研究者かどうか自信ないのに、そんな質問に答えられるわけないわっ」と答えたい。
 が、そういうわけにもいかんやろ。ということで一通り答えを考えてみる。

 まぁ、とりあえず実験科学が好きであるというのは必須やね。計算する能力とか、論理的に考える能力が必要なのは言うまでもないし。
 それから英語の読み書きの能力は大事やわな。とくに読解力がないと致命的やね。それから想像力は欲しいな。、、。この場合の想像力とは、夢想する才能ということ以外に実験の feasibility (実際可能かどうか)を推し量る想像力も含む。んで、ストーリーを構成する能力や情報を整理する能力も要る。ポジティブデータを引っ張りだす運の強さなんかもあったほうがいいなぁ。それに実験の手際が上手な方がいい、、けど、実験ベタな優れた研究者を私は何人も知っているし、、必要要件としては弱いか、、、。

 研究室を主宰する立場になると、こんどは統率力が要るね。あるいは「この人はほっておけない、面倒見てあげないと」とスタッフに思わせるような頼りない風情も有効かも。スタッフにプレッシャーを与えつづける厳格性、あるいはスタッフの奔放な実験スタイルを容認する寛容性のどちらかが必要かな。社交性もいるわなぁ、,。でも逆に、周囲を気にせず研究に没頭するような執着も必要やしね、、。むずかしいよ〜っ いろいろと。
 いや、えっとね。何を言いたいかというと、要するに質問の答えは「人間力に繋がるあらゆることがいるんだよ」と言うことになるんじゃないかということだ。、、研究者になるのに特別に必要な能力というのはそれほど多くない。他の職業でしっかりやっていくのに必要な能力(それを磨く努力をする能力を含む)とそれほど大差ない。

 んで、この、「研究者になるために何が必要ですか?」と質問する人のココロのどこかには、実は「どれとどれをやれば(何と何の能力があれば)研究者になれますか?」という質問の意図が隠れているのではないか、と思うのだ。これとこれの能力さえあれば大丈夫、とかいう専門的な仕事って、あんまりないぜぇ。「天職」という言葉はあるが、天職にあたって成功なんてのも期待しない方がいい。ひたすら自分のなりたいものに向かって、なんでも自分を磨き続けないと、、、しんどくていややけどね。

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2009年05月20日

知彼知己者、百戦不殆

 笑かしてくれるなぁ、高校生やら大学生やら。関西地域は今日も軒並み休校、休講。でも近郊のゲームセンターやカラオケボックスは長蛇の列、満杯らしい。感染蔓延を防ぐための対応もどこへやら、,,(ボウリングで有名なラウンドワンは、学生とおぼしき来客には入店を断ってるとか、、なかなかの見識かも、)

 この緊張感のなさ、,。ゆるさ。新型インフルエンザが強毒性でなくて良かった。

 一方で、やっぱり今日もニュース番組で映し出される、マスク,マスク、マスク姿で通勤する人たち。先日の*欄で書いた○○○さんは「無力ってことはないんじゃない?」というが、やっぱどう考えたってみんながみんなマスク着用をせねばならないほど、マスクが有効だとは思えない(特に屋外ではねぇ)。、、まぁつまり、皆さん真剣に新型インフルエンザを怖れているのだ。

 この過度な緊張は、どうよ?

 一方の緊張感のなさ、と、他方の過度な緊張。これは対極にあるようだけど、どちらも要するに今回の新型インフルエンザと呼ばれるモノの実態をあまり理解できていないことに原因があるんだと思う(学者がこう言うとイヤミに聞こえるかも、、でもそう思うのだ)。あることを過度に恐れるのはそのことについての知識がたりないからだ。もっと知識がないと、そのことについて無神経になる。
 
 過度に恐れず、でも感染症に適切に行動するには、目前の感染症のことを理解することが一番だ。そんな適切な情報を提供できるのは、マスコミしかないと思うんやけどなぁ。恐怖をあおるようなエキセントリックなマスコミ報道、なんとかならんか?

(と書いていたら、テレビで「冷静な対応を、、」という政府広報CMが流れていた。そうそう、、冷静な対応を、,,)


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2009年05月19日

「白い春」というドラマ

 「白い春」というドラマがいい。

 このブログをお読みの方はすでにお気づきだと思うが、私はテレビ野郎である。用もないのにダラダラとテレビをつけているのは嫌いだが、面白い番組をチェックするのは好きだ。、、んで、真剣に見る。「白い春」はいい。

「白い春」は、脚本も泣かせるが、俳優もいい。主演は阿部寛さん。昔はフツーのモデルさんだったのが、いつの頃からか名優になった。それと、遠藤憲一さん。阿部寛さんと遠藤憲一さんのやりとりの場面は息をのむ。、、、名優っていいよなー。昨年のNHK大河ドラマの「篤姫」では、篤姫の宮崎あおいさんと井伊直弼の中村梅雀さんのやりとりがムチャ迫力があった。映画「クライマーズハイ」では堤真一さんと、やはり遠藤憲一さんらその他のキャストもみんな名優で、こっちは脚本はわりと単純だが俳優の迫力で2時間ほどの全編を見せてしまう。「白い春」を見ていて、それを思い出した。

 ええぞ〜っ、、「白い春」、、子供を持ってる父親は、泣いちゃうこと必至。


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2009年05月18日

たいがいですわっ

 今日も自転車通勤。でも雰囲気がいつもとは違う。
 街はまるで日曜日のように閑散としていて、通学する小中高校生を全く見かけない。

 いままで、このブログで話題にするのをあえて避けてきた、というか無視してきた新型インフルエンザのせいである。もぅぉ〜、、たいがいじゃっ。

 私はウイルスの専門ではないが、感染症を自分の研究領域としている立場で、新聞・テレビから得られる情報を元に言わせていただくが、,。新型インフルエンザと言われているものは基本的に季節性インフルエンザウイルスとかわらない。「新型」という点においても、宿主の中で遺伝子の再構築することが知られているインフルエンザでは、とりわけ特別なものではないはずだ(ですよね?ウイルス専門家のみなさま、、、ね?イクタせんせー!、、シオダせんせー!、、、マツウラせんせー、、!)。これは感染症学者のおおむね一致した見解ではないかと思う。しかし、このヒステリックなマスコミの扱いと、行政の対応やそれに反応した大学の措置はどうだ? 

 関西近辺(大阪・兵庫かな?)では保育園から大学まで、軒並み休園・休校の措置が執られている。大阪大学でも、全校休講、課外活動禁止、学生大学院生による集団行動(セミナー等)の禁止、海外渡航の禁止・自粛要請、学内開催の学術集会の中止・延期要請、、等々の通達が相次いで出されている。

 日頃無茶な自転車走行をする高校生や中学生がいないので、自転車通勤はかなり楽でいいけどね、、,,,保育園の休園で、小さい子供さんを抱えるわがラボの秘書さんが休まざるを得なくなって、ラボの事務処理が停止した。微研の食堂は明日から休業だ。微研で毎月開催されている、うちのラボの担当だった今月の集談会も延期になった。それ以外にも、予定していた会議の各方面への調整も必要になって、今日は一日中オタオタする羽目になった。

 今回の件での行政の対応や大学の措置が、新型インフルエンザウイルスの科学的解釈から考えてばかげているほどに厳しいのは間違いない。ただ、その判断が間違っているのかどうかは難しいところだ。責任のある立場で「万が一」と言うことを考えたときに、こうした措置を執ることは選択肢としてもちろんある。問題は、とくに厳しい措置を責任者に選択させてしまう、日本の風土というか、システムというか、日本人のリテラシーというか、そういうものにあるのではないかと思う(あ、それとエキセントリックな取り扱いをするマスコミの責任は大きい)。今回、社会がいかに、科学的根拠もなく、いとも簡単にパニックに近いヒステリックな状態に陥るのかよくわかった。こういう状況を前にすると、残念ながら科学的なものの考え方は意味をなさない。

 感染予防という意味において非感染者のマスクは万能ではない*。今日、マスクをしてやってきたお馴染みの業者さんを見てわろてしもたが、、、。しかしながら、、、ニュースで流される三宮駅の風景でも、マスクをして通勤する人波が映し出されている。この中にいて周囲から変な目で見られれば、懐疑的な私だってマスクをするかも知れない。そういう社会環境やメンタリティーがきっと(私も含めてですけど)この問題を大袈裟にしている。

 みなさま、、冷静に、,。それととりあえず一週間だけは我慢しましょう、,お互いに。
 

*ここの部分、当初は「ほぼ無力だ」にしていたが、私の尊敬する友人で感染症学者の○○○さんに、「『無力』はいいすぎじゃない?」とすぐさま指摘を受けたので、「万能ではない」に変えた。、、、○○○さん、、ご指摘ありがとうございます。それから、、誕生日おめでとうございます。



posted by Yas at 22:21| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

「マクロからミクロへ2」 ホリプレ9

 架空口演「自転車通勤の効果」は続く、,,。

 ホリプレ7を振り返って欲しい、

 、、、このコースを自転車で走った場合、どれくらい時間がかかるのか?

スライド.005.jpg それは、自転車の種類によっても違ってきます。皆さんご存じのように、自転車には用途によっていくつかの種類があります。ここには、大雑把ですが目的別の自転車とその走行能力をまとめてあります。ロードバイク、シクロクロス、クロスバイクから、ママチャリ、電動自転車まで示してあります。


 ママチャリと電動自転車は説明不要かも知れません。みなさんが「ちゃりんこ」と呼んでる、あの、いわゆる普通の自転車です。そこからもっとも離れた、スポーツタイプの走行性能に優れた自転車が「ロードバイク」あるいは「ロードレーサー」と呼ばれる自転車です。そしてスポーツタイプのなかでも走行性能よりも機動性や堅牢性、つまり未舗装路や山道の走行に適した自転車が「マウンテンバイク」です。「クロスバイク」は「ロードバイク」と「マウンテンバイク」のあいだの「マウンテンバイク」寄り、「シクロクロス」は「ロードバイク」寄りのスポーツ車ということができます。

 と、ここで次のスライド、,。

スライド.006.jpg このスライドは通勤手段や自転車の車種による通勤時間の違いを表しています。私の自転車通勤は、家にあった息子のママチャリで試しに大学まで行ってみたことから始まりました。そのとき要した時間は1時間30分。その頃は何の運動もしていなかったので、研究室に着いたあと疲れてしばらく動けないようなていたらくでした。その後、クロスバイクを購入しました。そのときの平均通勤時間は1時間と少しでした。そして5−6年クロスバイクに乗ったあと、昨年シクロクロスに乗り換えました。シクロクロスでの平均通勤時間は50分程度。これに対して自動車通勤の平均所要時間は25分。バス・電車では1時間30分かかります。私の自宅から大学まで電車で行くためには一度南下して大阪市内に出て、それから北上しないといけないので余計な時間がかかります。


 、、、ここまでで、ボールドアンダーラインで示したセリフに注目して欲しい。「ここには、、」あるいは「これは、、」と言って、スライドが何を示しているかまず説明している。原則として、これは絶対に必要である*。スライドが変わったときに聴者が最初に考えることは例外なく「このスライドは何だろう?」ということだ。だから、スライドが変わったあといつまでたっても、話者からそのスライドが何を示しているのか知らされないとイライラすることになる。そこで「なんだろう?」と考えているときにタイムリーに、「これは○○を示しています」と説明する。以前に、「ストーリーはマクロからミクロへ説明する」と書いたが、スライドも「マクロからミクロへと」説明する。まず、「これは○○を示しています」とマクロを説明し、それからスライド中の個々のエレメントについて説明するのがわかりやすい。

*スライドが変わったあと、必ずしも「これは○○を示しています」的な説明をせずに、直感的に何を示すのか聴者に理解してもらう技を持っている達人を私は何人か知っている。だから、今回の「マクロからミクロへ2」は「原則」とさせていただく、、。

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2009年05月15日

祝1周年 of Yas's Green Recipes on Seesaa

 えと、今日はあんまり何んにも書くつもりがなかったのだけど、今日はYas's Green Recipes がSeesaaブログに移って1周年記念日だと言うことに気がついた。

 加えて、以前の iBlog 版のYas's Green Recipes のヒット数と、このサイトのヒット数をあわせて、ほぼ 100,000 ヒットになる。

 一応ご報告まで、,,これからもご愛顧のほどをよろしくお願いいたしまする。


posted by Yas at 23:02| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

ノン・フィクション中のノン・フィクション

 先日、仲野先生の「なかのとおるの生命科学者の伝記を読む」の話を書いた。あのシリーズの第一回で、仲野先生は、「フィクションは所詮作者の想像の産物、意外な展開があっても『そんなヤツはおらんやろ〜』と興ざめしてしまう」と小説の類が好きでないことを書かれていた。私はフィクションで作者の創作を楽しむのが好きなのだが、まぁ仲野先生のように考え出すと確かに面白くないだろう。
 
 そこでノン・フィクション中のノン・フィクションを紹介しようかなと思う。インターネットサイトに書かれた個人記事である。いまならブログというのが巷で流行っている(って、他人事のように書いてすまん)が、以前は個人サイトに更新頻度の高いページを作って周辺の出来事などを紹介していた方が多かった。今日紹介したいのはそんな記事。言っとくが作者はみんなど素人である(あった)。

1)ファッキンブルーフィルム
 SMクラブに勤めるナオちゃん(だったと思う)が、クラブにやってくる客の生態や自分の日常を赤裸々に書いている。これを初めて見たときは衝撃的だった。露悪趣味とも思えるほど、飾らない明け透けな日常が書かれている。本作品はそれだけではなくて、ことあるごとに垣間見える作者のずば抜けた洞察力にまた驚かされる。夢中で全編を読んだ。残念ながらサイトは閉鎖されていて今は見ることができない。ただ、単行本化されているので、そっちで内容を見ることができる。ただし、私はサイトで全編読んだあとに本を買ったが、本の方は途中で読むのを放棄した。内容が、ちゃんと装丁されたきれいな単行本にそぐわないのだ。それだけ内容がどぎつい。夜中にコンピュータを起動して真っ暗な中で読む方がぴったりくる。

2)みんなの図書館・貧乏旅行
 大阪市旭区に住む作者が、ある日ママチャリに乗って遠出して、それから自転車生活に目覚めるところから始まる。自転車のことを調べているときにたまたまこのサイトに出会った。大阪を中心に展開される自転車からの風景描写が楽しいが、それよりもなによりも、私はこの人の文章が好きだ。読んで気持ちの良い文章というのがあるが、この作者の文章は私にとってまさしく気持ちの良い文章である。サイトはまだ閲覧できるが、たぶん4−5年ほど更新されていない。興味のある方はサイトが閉鎖される前にどうぞ。

3)会社潰れてしもたがな
 このサイトは単行本の書評から知った。つまり内容はすでに単行本化されている。でもサイトはまだ開いているので誰でも閲覧可能だ。大学を出て最初に就職した会社の無茶苦茶ぶりを曝露している。無茶苦茶で、「そらあかんわ」というエピソードの連続が単純に面白い。もちろん、ノン・フィクションだ。関連の業界に詳しい方なら、何という会社かわかるのかも。

4)うちの母ちゃん凄いぞ
 私が不勉強なだけなのかも知れないが、よくわかんない趣旨のよくわかんないサイトに連続投稿されている。投稿日は4月下旬でまだ新しい。わりと話題になっているようで、いくつかある私のお気に入りサイトで紹介されていた。作者の母親が、家族の不幸から子供を養うために頑張る姿が書かれている。ただ、この作品(といっていいのかどうか)はそれだけではない。この作者の人間描写が上手いので登場人物のそれぞれに感激したり腹を立てたり、人間ってええなぁ、と感心させられたりもする。しかもこの作品、あくまでノン・フィクションだという。小説ではなくあくまで投稿なので、時系列やエピソードごとの関係はすっきりしていないがかなり楽しませてくれる。
 
 もし、おヒマならどうぞお楽しみくださいませ。
これを書いていて気づいたが、作者は全員女性だ。だから何と言うこともないが、。




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2009年05月12日

スタッフミーティングのあと

 先日はスタッフミーティングをもった。ラボで進行中のプロジェクトや研究グループを見直したり、それぞれの目標を再確認したりするミーティングである。年に1−2回、教授室で話し合う。

 いまのスタッフが頑張ってくれているおかげで、それなりに研究のネタが広がってきているのだが、そのネタを推し進めるための人的リソースが相変わらず乏しい。現在、大学院修士課程の学生さんが二人のみ。研究サイドのスタッフは私を含めて五人。これは微研のラボの規模としてはとても小さい。

 ちょうど、「実験医学」の最新号の「なかのとおるの生命科学者の伝記を読む」で仲野先生が、それから「生化学」の「アトモスフィア」でも、研究室の規模と研究費についてたまたま触れられている。仲野先生は「適正かどうかは別にして規模と研究予算が膨らんでビッグラボとして高止まりする研究室のパターン」に言及され、後者の「アトモスフィア」では「巨額の予算を獲得して大研究室を運営しなければよい研究はできない」との考え方に疑問を示されている。、、、そんな風潮はどこのことやら、、、うちのラボでは研究人員が10名を超えたときなんて、いつのことやったやら、、。まるで、過疎に悩む地方の「限界集落」のようだ。


 別に研究費が乏しいわけではない。研究成果が全く出ていないわけでもない。日本の細菌学領域の若手人材の欠乏がそのまま研究室の人材不足に反映されている、というのが大きな理由ではないかと思っている。微研のような附置研は、学部学生を内部に抱えていないので、そもそも大学院生の獲得が簡単ではない。加えて、博士課程修了者やポスドクの就職難の問題が全体的な大学院入学者数の減少に拍車をかけている。

 けど、そういう愚痴めいたことばかりも言っとられん。仲野先生の話では「成果があがる」−>「研究費が増える」−>「人員を増やす」−>「テーマを拡大する」−>「もっと成果があがる」のサイクルで研究室規模が高止まりするパターンを挙げられているが、「人が少ない」−>「成果の規模が小さくなる」−>「研究費が減る」−>「人員が減る」ー>「もっと成果がでなくなる」というサイクルでスパイラル転落していくパターンもあるわけだ、、。お〜こわいこわい。まさに限界集落、、、

 私は「規模と予算の高止まり研究室」とは違う、適正規模の楽しい研究室を目指しているが、それでもプロジェクト規模を維持するための人員は必要だ。スタッフミーティングで決めたプロジェクトと人員のやりくり配置でなんとか成果を上げ、それから教授の努力でせめて適正規模の人材を確保して、それからそれから予算も適正に獲得できて、、、、大それた望みはないんやけどね。

 研究をする、という以外の悩みというのは鬱陶しいが切実だ。




 細菌学領域で大学院進学を考えられている方、、うちの研究室を見学に来てみてチョ。楽しいよ〜。面白いよ〜♪。



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2009年05月09日

Days of Wine and Manuscripts

 昨晩、はからずも遅くまで飲んでしまって、今日は午後からラボに出かけるはめになった。なんのことはない、昨日も中学時代の友人に誘われて地元・上本町に出て行ったのだが、それにしてもちょっと遅くまで飲み過ぎて反省。昨日、自動車を大学において出たので、きょうは自転車通勤。この季節は流石にとても気持ちがいいが、少々焦り気味で急いで自転車を走らせてラボにはいる。

 実はいま、ラボでは論文を全部で4つ抱えていて、ちょっと焦っている。論文が書けるのはありがたいが、そのためにじっくりと使う時間がなさ過ぎる。すっぱりと書き上げることができない事情がそれぞれの論文に色々とあったのは事実だが、それにしても執筆に時間がかかりすぎ。ネタが何もないよりはましだけれど、論文の書き上がりが遅いのも不安になるものだ。

 んで午後から、ウンウンうなりながら論文に取りかかる。

 実験が上手くとも、実験の手が早くとも、頭脳明晰で情報収集能力がいかに高くとも、論文を書いて発表できない人はプロの「研究者」としては失格である。論文の書けない科学者は評価されない。

 と、自分に言い聞かせ、ウンウンうなって机にかじりついていた、いい天気の土曜日の午後であった。



 
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2009年05月05日

吉報! エクスプレス予約ブラウザっ

 iPhone ユーザーで、出張の多い先生がたに吉報。

 iPhone はすぐれたモバイルガジェットである。メールにしてもブラウザにしても、コンピュータ(Macのことです)とほとんど同じ使用感で操作できる。Macとの連携も完璧だ。出張中の街中や車中での情報収集は以前と比べてかなり楽になった。ところが欠点もある。というか、あった。以前にも書いたが、JR東海のエクスプレス予約のサイトが正常に閲覧できないのである。普通の携帯には携帯専用サイトが用意されているが、iPhone は基本的に携帯ではないので携帯専用サイトは閲覧できない。これは、出張中に帰りの新幹線を予約したり、予約済みの新幹線の時間を変更したりするのに、非常に不便だった。

 しかし、みなさま、、。iPhone ユーザーの皆様が期待を込めて予想していたとおり、出ました。JR東海エクスプレス予約専用ブラウザが、,,。115円。App Store でどうぞ。私は、近々には出張の予定はないのだが、迷わず購入。少し試してみたが、だいじょぶ。最後の予約申し込みサイトまで問題なく進むことができる。
 IDとパスワードを設定項目で登録すると二回目からのログインは簡単だ。

 私は、以前はNokia 携帯で予約サイトを利用していたが、iPhone 購入後は、東京駅構内で予約変更が必要になったときは無線LANスポットのある「銀の鈴広場」か「動輪の広場」、あるいは日本橋口にあるスターバックス横で MacBook をわざわざ開いてエクスプレス予約サイトにアクセスしていた。あれって、オタクみたいで結構かっちょ悪かった。

 私と同じような苦労されていた方はたくさんいらっしゃると思う。どうぞお試しあれ。


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2009年05月04日

喧噪から逃れて安近短

 ゴールデンウィーク、、車で観光地に出れば渋滞必至の連休。そこでちょっといつもとは違うことを試してみた。

 昨日の日曜日は、家族で自転車で武庫川を下り、鳴尾から西に抜けたあと南下して甲子園浜にでた。たぶん、ここは伊丹から最も近い砂浜のある海である。家族のママチャリにあわせてゆっくり走って一時間と少しでたどりつく。甲子園浜の公園の駐車場は、この日、阪神甲子園球場での「阪神ー巨人戦」の観戦客の車で徐々に埋まりつつあったが、球場と反対側の海岸へ出る人はほとんどいない。1 km ほどの海岸は広く、周囲を散策する人たちはいるが、充分にゆったりとしている。場所によっては人が全くいないので、愛犬ミューをつれていてもストレスになることはない。家族とイヌとで、海岸で過ごすこと一時間半。往復のポタリングの三時間もゆっくりと楽しむ。午後すぐに出て、暗くなるまでには戻ってこられる。ゆったりと時間を楽しんで、,だ。

 今日はドライブ。伊丹・宝塚から幹線道路を外れて北へ向け、篠山市の南側にあたる千丈寺湖というダム湖に行った。途中は田舎道だが快適な舗装道路。やたら曲がりくねって坂道が多いが、渋滞とは無縁だ。目的地の千丈寺湖は,バス釣りのファンには有名らしいが特に大きな公園があるわけではなく、一般にはそれほど知られているわけではない。湖の周回道路にはいくつも駐車場付きの公園があり、人はわりといるが混雑からはほど遠い。ここでは散策路に全く人がいないことが多いので、愛犬のリード(引き綱)を外して充分に安全に歩くことができる。片道 50 km ほどの距離だが、渋滞がないので一時間半以内にたどりつく。周囲は静謐。ウグイスの声しか聞こえない、といっても大袈裟ではない。ここで二時間ほど、ゆったりと滞在。やっぱり午後から出ても余裕で帰ってこられる。

 まぁ、安近短の休日の過ごし方、というと別に珍しいことでもないかも知れないが、なによりも「人が少なくて静か」であったことで、今回はかなり気分が良かった。これからの休日には、こんな過ごし方をもう少し極めてみようかな、,。

「人の少ない穴場」を探すのがちょっとたいへんやけれどね、、、。ネットを探れば皆さんのお近くにもきっとあると思う。 人がいなくて静か、,渋滞から無縁。近い。というのは、いいよ〜、、。


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2009年05月03日

内ポケットに~♪ いつも~ トランジスタ・ラジオ〜♩

 忌野清志郎さん 死去。

 具合が悪そうだったので心配はしていたが、、。訃報を聞くとやはりショックだ。

 先日、日本人最高の女性ヴォーカルとして吉田美和さんのことを書いたとき、日本人最高の男性ヴォーカルは忌野清志郎さんやな、、どうしてるかなー、と思い出していたところだった。歌の上手い歌手(って、あたりまえかな)はたくさんいるが、「上手い」というのを突き抜けて「だれも真似のできない」というレベルの歌手はそんなにいない。なかでも清志郎さんは群を抜いていた。

 「雨上がりの夜空」は言うに及ばず、「僕の好きな先生」「スローバラード」、、これら名曲のヴォーカルは清志郎さんでなくてはならない。それ以外の歌手によるカバーはファンにとっては全く別の曲だ。なかでも私は、「トランジスタ・ラジオ」が好きだった。「内ポケットに〜 いつも〜 トランジスタ・ラジオ〜、、」

 それから、「サン・トワ・マミー」、、、こんな強烈な「サン・トワ・マミー」はなかった。、、、,,私のなかでは「サン・トワ・マミー」ではなくて「清志郎のサン・トワ・マミー」だった。唯一無二の「サン・トワ・マミー」、、

 清志郎さんと双璧をなすヴォーカルと言えば、最近では桑田佳祐さんだ。二人はじゃれ合うように張り合って、ラジオの深夜番組やコンサートで挑発するようなことをお互い言い合っていたものだ。その、、桑田佳祐さんが「Act against AIDS!」のチャリティーで催したコンサート「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」のDVDを、たまたまアマゾンでポチッとしてしまったのが今日届いた。

 、、またそのオープニングが、「サン・トワ・マミー」だった。まるで偶然だが、桑田佳祐が忌野清志郎を見送っているかのような気がした。

 忌野清志郎さん。いままでありがとう。ご冥福をお祈りします。


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2009年05月01日

Dreams Come True

 今週は散々だった。週初めにあるイヤな出来事があって、今週ずっと気分は最悪。そんな中、水曜日のお休みに娘と一緒にCDショップに行き、Dreams Come True の新譜を買ってきた。

 タイトルは「Do you Dreams Come True?」
 初回盤なのでコンサートのDVD付き。これが、かなりお得。リビングの5.1 ch で視聴すると最高だ。CDも、もちろんよろし。

 私は女性ヴォーカルが好きである。かなり好きである。日々、ストレスフルな生活を送るなか、優しい女性の声が聴きたい。、、、疲れてるのに、なんでオトコの歌声を聴かねばならんのか?みたいな感じで(いや、男性ヴォーカルも聴きますよ、聴きますけどね、、、)、ホントに女性ヴォーカルの曲をよく聴く。そのなかでもドリカムの吉田美和さんの圧倒的な歌唱力はいい。とってもすっきりする。

 英語学者(日本語学者か?)のマーク・ピーターセン先生(私はこの人の英語解説の著書が大好きである。そのことはいずれ紹介するかも、,,)は、彼が尊敬する、日本語・英語を縦横に駆使する日本人外交官(だったと思う)の人が、同じ日本人の最高ヴォーカル(とピーターセン先生が信じる)の吉田美和を知らないことに優越感を感じた、という。その気持ち、なぜだかよくわかる。まぁ、そんなことはどーでもいいが、,

 芸術家の岡本太郎さんがキャンバスにささぁ〜っと書いた一本線は、○○万円ほどの価値があるというが、、、吉田美和さんが目の前で「あ〜」っと発声してくれるだけで、きっと○○万円の価値があるのではないか、みたいな気持ちになる。それくらい心地よい歌声だ。

 おかげで気分の悪いのが、ずいぶん楽になった。これぞ 音・楽るんるん



posted by Yas at 23:53| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする