2009年04月29日

イヌとサカナ

 我が家の愛犬、ミュウの体調がよろしくない。
一昨日の日曜日の昼頃から元気がなくなり、やがて頻繁に嘔吐するようになった。今日は下痢がひどい。嘔吐も続いている。

20080429(003).jpg

もうだめです〜。

 たぶん、胃腸炎のようなもんだろう。水を飲んでいるし脱水症状の徴候もないので多分大丈夫だと思う。念のため、主治医の 哲ちゃん に電話する。
「ん〜、、多分、食べ慣れんようなものを口にして細菌叢が代わってるんやないでしょうか? 下痢便を鏡検したらきっとクロストリジアのような芽胞のある大桿菌が見えると思いますよ」と云う。

 大桿菌か、、。ちょっと見たいけどねぇ、、。見たところでミュウに何かをしてやれるわけでもなし。
まっ、ビオフェルミンでも砕いて飲ましといてやるか、、。ミュウ、気をしっかり持ってがんばってくれ。

PICT0056.JPG ところで、我が家のもう一方のペット、おサカナ。去年の8月 に自慢の 90 cm 水槽のシステムに炭酸ガスボンベを導入して以来、水草の成長がとても良くなって(水草:コケ)の成長バランスがしっかり水草側に傾いた。ということでコケがあまり生えない、水の安定した水槽が出来上がったようだ。おかげで、今年に入ってから一度しか水槽の水の入れ換えをしていない(注:だいたい1〜2週間に一度は三分の一程度、換水するのが良いとされている)。でも、さすがに少しコケが目立ってきたのでガラス面を拭いていると、水面でチラチラ動く小さなものが見えた。

こんちわ〜。

 察するに、水槽の中にいる数種類のサカナのうちの、アフリカンランプアイの稚魚のようだ。全部で4匹発見。親魚に食べられないように、直ちに確保。アミの囲いの中で単独飼育することにする。無事育ってくれる事を祈る。ナンマイダ。

 下痢で苦しむイヌの横で、新しく生まれるサカナ、、、
生の営みを実感する今日の我が家であった(そんなたいそうな、、)。
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「必要のない情報」ホリプレ8

 お久しぶり、,。ホリグチのプレゼン、ホリプレの8回目。

 「シクロクロス」と「クロスバイク」を含む、スポーツタイプの自転車の説明はつづく。

スライド.005.jpg 「マウンテンバイク」は山道走行などに対応するために、堅牢なフレームでタイヤは太いごつごつしたブロックタイヤと呼ばれるモノをはいています。そのために路面をしっかりとグリップするのですがそれはつまり、路面に対する抵抗が高いということで軽快な高速走行には向いていません。それに対して「クロスバイク」は「マウンテンバイク」よりも細めの、グリップがしっかりしていて路面抵抗の小さいタイヤを装備しているので、「マウンテンバイク」よりも走行性能が高くなるように設計されています。「シクロクロス」は、走行性能の最も高い「ロードバイク」とほぼ同じ車体ですが非舗装道路でも走行できるようにタイヤがやや太く、また砂利や泥がブレーキに挟まらないような「カンチブレーキ」という特殊なブレーキシステムを装備しています。こうして、ロードバイク>シクロクロス>クロスバイク>マウンテンバイク、という走行性能の違いが生まれるのです。

 この説明、、、自転車の車種の違いの説明としてはおおむね正しい。だが不要だ。なぜなら自転車通勤の効用を語るのが目的のこのプレゼンテーションでは、車種の違いを説明するのは本筋から外れるからである。限られた時間のプレゼンテーションでは喋るべきではない。いや、喋ってはいけない。時間が無駄なうえに聴衆を混乱させてしまう。一回の講演の起承転結に関わりのない情報は聴衆にとって必要ない。

「そんなの当然じゃん?」と思われるかも知れないが、実際この失敗はよくやってしまう。研究者は自分の研究に思い入れのあるものだ。あるいは苦労した実験もあるかも知れない。そういうときに、自分の思い入れや苦労の一端を披露しようとしてこの失敗を犯す。
 これを避けるには、口頭発表のスライドや原稿を作成するときに意識するしかない。「いま、準備しようとしているこのデータは、本当に今回の話に必要なのか?」と、常に自問自答すること。これが大切である。



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2009年04月27日

地団駄は島根で踏め

 ちょっと他人に紹介したくなるような本を読んだ。

「地団駄は島根で踏め」わぐりたかし著 光文社新書。

 ひと言でいうと、語源をめぐる冒険本である。”日本語は現場で起きている” をかけ声に、著者のわぐりさんは様々な言葉の語源を求めて日本全国を歩き回る。自らを名付けて ”語源ハンター"。
本書はネットや事典を調べてちょっと日本語について蘊蓄を語るようなたぐいの本ではない。著者のわぐりさんが、その言葉を生んだ場所に実際に足を運んで語源について検証する、さながら紀行文のような、、、語源探訪、、をしている。

 たとえば、「急がば回れ」
この言葉は滋賀県草津市矢倉二丁目のT字路で生まれた。その証拠は歌川広重の浮世絵に残っているという。わぐりさんはここに足を運んで、そのT字路に立ち、琵琶湖に足を運んで、その語源を検証する。

 あるいは、「うやむや」
この言葉のふるさとは、秋田県と山形県の県境の、とある峠である、、、と、わぐりさんが現地に赴くと意外な展開が待っていた。
 さらに「泥棒」「うんともすんとも」「あこぎ」「お払い箱」などなど、、現地に足を運ばないとわからないことが満載。ときに、広辞苑は間違っている、という結論にも達する。

 ちょっと語り口が軽妙すぎるが、まぁ知的好奇心をくすぐられて一気に読んでしまう。軽く読むにはちょうどいい。出張時の車中や機内でちょっと読むにはピッタリかも、,。続編も用意されてるとか、,。

 Yas's Book Review でした。

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2009年04月26日

夢見る酔っぱらい

 先週末は東京出張。木曜日夕方から忙しく東京へ、、金曜日の夕方に会議が終わったものの富田さんとついつい差しつ差されつ。最終ののぞみで帰阪することになった。、、、んで土曜日は京橋で中学時代の同窓会、これを途中で抜け出して、千里中央のホテルでの本田先生の退職記念パーティーに出席。そのあとまた京橋にとんぼ返り。

 けっきょく午前3時まで飲んでいた。

 本田先生の退職記念パーティーは、さすが本田先生の人柄と実績を示すようなそうそうたる来賓で彩られた立派なパーティーだった。本田研にかつて在籍した学生さん達や研究員などの懐かしい面々と久しぶりに会い、仕事の世界で話が弾む。
 その前後には幼なじみといっていい仲間達と会い、子供の頃の話が弾む。短い時間のあいだにシチュエーションの違いで、ココロのスイッチを切り替えるのが自分でもなかなか面白かった。

 このブログを読んでいる方に、「しっかし、小学校だの中学校だの高校だのの同窓会がよくありますな〜」と言われる。ホントによくある。大小の飲み会を併せると春夏秋冬毎シーズンあるかな〜? 前にも書いたが、ベビーブーム直後の時代、狭い地域のふたつの小学校の生徒がひとつの中学校に進学する。そこからもまたほぼ半数が近くの公立高校に進学する。同窓会はこれからも毎年続けるという。「そんなもん、からだが悪くなったり死んだりして、いつみんなと会えなくなるかもわからんのに、、毎年やらんとどーすんねん」と、小中の同窓生で夫婦のマリちゃんがいう。誇張ではない。実際、この中学校の同窓会は、仲間の1人が癌で亡くなったのきっかけに始められた。それに、これまでに同窓生のうち少なくとも4人が亡くなっているのがわかっている。みんな、幼なじみなのだ。

 しかし、毎回の同窓会がいつも同じメンバーというわけでもない(ほとんど同じだけどね)。毎回、別の人が参加することで昔のエピソードの新しい発見(?)があったりしてそれでまた盛り上がる。私のいまの職業を知って、「へぇ? ホリグチ君、勉強あんまり好きやなかったんちゃうん?」と、中学校時代「才女」と怖れられていた友達が言う。そやな、確かにそうやった。まぁ、いまでも勉強のための勉強はやっぱ嫌いやけど、,。何度も同窓会で会ってるのに、「教授」というのが私のいまの仇名だと思ってた奴。「ゴルフのクラブも握ったことない」という私を無理矢理コースに連れ出そうとする奴。
 
 いつも思うが、みんな子供の頃のことなんて断片的にしか覚えてない。まさに「夢見る頃」の世界の話だ。その断片をお互い繋げ合って夢見る頃に戻っていく。それが楽しくて朝まで飲んでしまう。

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2009年04月22日

Lecture in Japanese

 本日、医学修士課程の講義「病理病態学概論」を担当した。午後1時からの講義だが、ちょっとこのごろ仕事が立て込んでいて午前中目一杯まで色々と仕事をしていたので、直前に昼ご飯を書き込んで講義室に飛び込む。なんか午前中の仕事の余韻と、慌てて講義室に飛び込んだ勢いとが合わさって、妙なハイ・テンションで講義を始めることになった。

 私の講義は学生さんとトークしながら進める形式である。すると、30人ほどの学生さんの中にシンガポールと韓国からの留学生が全部で3人いることがわかった。彼らは「日本語がわからない」という。あかんがな〜、、、そういうことがわかってたら、それなりの用意をしたのに、、、,。んで、彼らとの質疑はとりあえず英語でやりながら、全体的な講義は日本語でするという変なことになった。スライドが第一、学生さん用に日本語にしてある。講義をしながら、英語でも解説するべきかどうか考えたが、私の講義はだいたい時間内にみっちり詰め込んで構成を組んでいるので、英語で話すとおそらく破綻する。それを調整しながら、それでも用意した濃密な内容を即興で英語でまるごと講義するほどの英語力はだいたい私にはない。英語のスライドに差し替えることも考えたが、やはり今日の予定の構成のスライドがないのでそれも断念、,。それで、基本的な質疑応答を彼らと英語でするが、やっぱり全体的には日本語で講義する、ということで終わってしまった。

 事前にわかってれば、それなりに対応ができたんやけどね〜。悔やみながら講義を終える。まぁサクサクしゃべれる英語力を自分が身につければいいことなんですけどね、,、、

"I'm sorry I've given the lecture in Japanese, but next time, I promise I will prepare for English lecture. " と彼らに声をかける。

 Next time があるかどうかは、、、、まぁ、別にして、,、、、。


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2009年04月20日

すいませんねぇ

 ついさっき、この Yas's Green Recipes のトップページのヒット数が旧バージョンのヒット数を超えた。実働1年10ヶ月(いままでなら2年9ヶ月)の旧バージョンのヒット数に、新バージョンでは1年未満で到達することができた。いま、このサイト(のトップページ+どこかのページ)への、のべ訪問者数は1日あたり300−500である。ありがとうございます。

 これもみなさまのおかげでございます。

 「何のためにブログやってんの?」とは吉森先生の言葉だが、さぁなんだろう?

 まぁ色々と自分なりには理由があるが、、、トレーニングのようでもあるし、ストレス発散のようでもあるし、,。むかし、フォークの神様といわれた岡林信康がタモリに「曲作りのエネルギーって何なの? なんで曲を作ってんの」と言われて、
「そうですね、、、まぁウンコみたいなもんですね」と応えていたのをテレビで見たことがある。「ウンコださないと死ぬでしょ?」みたいな、、。

 そんな感じかも、、、、すいませんねぇ、、もうしわけござーません、そういうことで。

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2009年04月19日

敗者には何もくれてやるな

 先週金曜日のこと、。見たことあるような名前のドイツ人から、「あなたが送ってくれた毒素の遺伝子でこういう仕事ができあがりました。これもあなたのおかげですありがとう」とお礼のメールが届いた。投稿論文(おそらく J. Biol. Chem. 用だ)とおぼしき原稿が添付されている。見ると、いままさしくきむじゅんの仕事でまとめている論文のタイトルとほとんど同じ内容を示すタイトル。あちゃー、、やられちゃったじゃん。

 早速、研究室メンバーに
「みなさま、もたもたしてるとこういう事になります、,,,」と本文をつけて回覧する。

 しかたない、と。原稿を読み進んでみると、、、、、、内容はわりとへっぽこ。実験方法がまずいし、それを補うためか、ディスカッションの論理展開も破綻している。決定的なことに、結論もどうやら間違っている。
 あ、これならうちの仕事の方が圧倒的に勝ってるかも、,。落ちついて論文を作って遅れて投稿しても大丈夫だ、,。ほっと胸をなで下ろす。

 ところがっ! 次の日の土曜日。

 カミちゃんからの連絡でPNASにわれわれがまさにやっているPMT(パスツレラ毒素)の仕事とドンぴしゃの論文が出たということがわかった。投稿したグループは、ドイツの毒素研究の重鎮、Dr. Aktories のグループ。この人達とわれわれとは、ことあるごとに競合する関係だ。2年前はPMTの構造解析で一発かましたのだが(うわさではこのとき、Aktories は怒りまくってたとか)、今回はやられた格好だ。とりあえず中身を読む。

 論文内でとられているストラテジーと実験方法は、われわれのものとほとんど同じ。だが彼らは上手くいき、われわれは上手くいかなかった。運の巡り合わせが悪かったのか、向こうの方がアタマがよかったのか根性があったのか、テクニックが上だったのか、,。この論文の彼らの結論は正しいように思う。PMTの作用機序が解明されたということだ。金曜日の論文と違って、こっちの方はほんとにやられちまったようだ。

 日頃、楽しく仕事していると、研究というものが厳しい競争にさらされていることを忘れがちである。だが、現実はこんなものだ。とくに私はいろんなところで(ここにもかいた)よく書いているが、細菌毒素研究というやつは「その毒素の作用機序がわかった時点で終息に向かう」のだ。その後に、エポックメイキングな仕事が展開することはまずない。ということで、PMTそのものを題材にした研究も落ち穂拾いのような研究を残してほかは終息に向かう。これまで研究室のリソースのかなりの部分を割いてやってきたPMT研究も縮小せざるを得ない。スピンアウトして大きな仕事に結びつくものがあるかどうか、、。方向転換を余儀なくされるのは間違いない。私自身、落ち穂拾いのような毒素研究には興味がないし。

 さて、明日の月曜日には色々みんなで相談しないと。あ、それと反省も。
今日のエントリのタイトルは自戒を込めて、「敗者には何もくれてやるな」
勝負事のハナシでよく出てくるセリフだ。

 お、こんなのもあったな。
「勝者には偶然があり、敗者には必然がある」

まぁ、しゃぁない。 ささ、つぎつぎっ!


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2009年04月16日

イチロー・スーパースター

 イチロー選手。プロ野球最多記録の3085安打、満塁ホームランで達成。WBCの決勝打もそうだったが、持って生まれたスター性とか天分とかいうのはこういうときにいかんなく発揮される。私はイチローの大ファンである。この満塁ホームランも狙って打ったと信じて疑わない。

 このブログでも何度か書いたが、子供達が小さかった頃、家族で当時のオリックスブルーウェイブのフランチャイズ球場の神戸グリーンスタジアムに何度も足を運んだものだった。んで、試合前のフリーバッティングで、イチローは異常なくらい打球を遠くに飛ばしてスタンドに放り込んでいるのを何度も目撃した。狙えば、ある程度の確立で彼はホームランを打てる。だがそれを捨てても安打数獲得に焦点を絞っているのだ(と私は思っている)。日本プロ野球タイの安打記録など当然だ。むしろ、イチローがここまできて記録に並んだということで、それまでの記録保持者の張本さんが「あぁ、張本さんはイチローと張り合うくらいすごかったんや」と逆に感じてしまうくらいだ。

 ということで、記念に、,,
ichiro2.jpg

 神戸グリーンスタジアムのライトのポジションにいるブルーウェイブ時代のイチローの写真をアップする。この写真、撮ったのは阪神大震災のあとだ。右袖にみえる「がんばろうKOBE」のマークでそれがわかる。これ、私は MacBook のデスクトップに使っている。
 みなさんも、よろしければ、ダウンロードしてどうぞ、、。


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2009年04月15日

ベールを脱ぐ、ほにゃらら

 この1−2日のあいだに、微研本館前で建設中の融合型ほにゃららふにゃらら研究棟(微研では「新棟」と呼ばれている)の足場と養生シートの一部が取り払われて、その姿を現した。

IMG_0260.jpg


 ばばーんっ
ここに、微研所属の一部の研究室と微研財団、そして日本政府が後押しする世界研究拠点のひとつ、「免疫フロンティア研究センター」がはいるのだっ。





IMG_0262.JPG「あの○○がですねぇ、、××やからですねぇ、、、△△したほうがええとおもうんですよ、、」
 新棟を前にしてやいのやいの、、、あーじゃこーじゃ、、、の、先生方、,。
「なんや、ホリグチ。また写真撮っとんのか? またブログに載せんのか?」
、、、、、、、、、、


 いま活況の微研と、日本を代表する研究領域である免疫学の錚々(そうそう)たる先生方が、吹田キャンパス・微研の敷地内に集結することになる。その集約効果はひょっとしたらすごいものなのかも知れない。だが一方で、微研の一角を担う先生方が免疫フロンティア研究センターの所属になる。いわば微研が分割される、という考え方もある。

「免疫フロンティア研究センター」と「微研」は車の両輪である。一体となって協調的に運営することが双方の利となる、という考え方は関係の多くの先生方の一致した考えだ。だが一方である先生は、微研から分かれ立った「免疫フロンティア研究センター」と「微研」をローマ帝国から分割統治されることになった東ローマ帝国と西ローマ帝国にたとえられた。この例えは、的を射てなかなか微妙な点をついている、と私は思う。

 ローマ帝国が分割されたとき、息子たちに分割統治を託したテオドシウス1世は、あくまでローマ帝国の基礎を保った分割統治を期待していた。が、その後の東西ローマ帝国は independent に統治され、それぞれ(特に西ローマ帝国かな)の弱体化を早める結果になった。免疫フロンティア研究センターと微研のどちらが東西ローマ帝国に当たるのか? とかいうのはまぁいいとして、それから、微研をローマ帝国に喩えるのはどうなのか?とかいう有りそうな感想も、まぁいいとして、、。

 微研と免疫フロンティア研究センターは一体で運営していかねばならない、という覚悟がきっといる。歴史から学ばねば、,。と思うけど皆さま、どうでしょう?

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2009年04月13日

説明できないこと

 恥ずかしながら、10年以上振りに動物舎に入ってマウスをさわった。
 マウスの尾静脈から採血し、腹腔内に抗原を注射する。

 実は、真実ちゃんが去ってから、このラボには動物を頻繁に扱った経験のある人間がほとんどいなくなった。んで、久しぶりの動物実験で私がお手伝いすることになった。
 なんか久しぶりで、尾静脈に注射針がちゃんとはいるんか? 腹腔内注射するのに片手でマウスをちゃんとつかめるかいな? と不安だったがなんのことはない、手の先の感覚が勝手に尾静脈を探り出し、マウスの尻尾を掴むと自然と手が動いてマウスを保定していた。

 ちょっと安心。身体が覚えてる、ということがやっぱ実験科学の世界でもあるんや、と再認識する。このマウスをさわる感覚、,動物に不慣れなししょーや大学院生のサンゴウに説明しようとしたが、やっぱりむずかしい。説明できない。「経験積んでね」としか言えないのが、ちょっとストレスになったりする。

 いまの自分のような立場になると、自分よりも immature な立場の人間から色々なことについて説明を求められることがある、,。だけど、実験の技術に限らず、このマウスの扱い方のように説明できないことは結構多いのだ。説明できないけど、大事なこと。そういうことを「経験を積んでね」と言ってすませることなしに伝える方法はないのかな、とよく思う。そういうことを、うまく伝える技術を習得するのが、教授室に籠もりがちな「教授」の仕事のひとつではないか、,と思ったりしている。


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2009年04月12日

自転車三昧じゃ

 昨日、土曜日。夕方午後4時頃に仕事を終えて、天気がいいのでちょっとポタリング。吹田キャンパスから大阪城までを1時間20分ほどで走る。
 なかなか気持ちよろし。が、道路の段差などを跨ぐと微妙にチェーンの揺れが気になるようになった。愛車のプロント君を買って1年3ヶ月ほどになる。平均して週に2日を自転車通勤していると考えて1回30 kmで週60 km。年間52週だから3,000 km は走ったことになる。モノの本によるとチェーンは3,000 ~ 5,000 km で交換すべし、とある。

 じゃぁ、交換しよう。ということで今日の午前中、以前から買い置いてあった替えのチェーンとチェーンカッターを持ち出して、交換することにした。

IMG_0255.JPG このチェーン。以前に紹介したドライワックスのおかげで、それなりにきれいだがやはりどす黒くくすんでいる。これをチェーンカッターで切る。ついでにチェーンのなくなったスプロケット(後輪のギアね)やチェーンホイール(前輪のギアね)を徹底的に洗う。それとプーリーも取り外して分解掃除する。


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 これ、プーリー。見たことあるでしょ。これを取り外して灯油で洗ってグリスアップ。


 たいした作業でもないはずだが、汗びっしょりで2時間。

IMG_0257.JPG それで、チェーンは新品、スプロケットもこんなに美しく!、、、、、、写真ではわかりませんか、,,そうですか、、、。 と、とにかく、きれいになって気持ちよくなった。
 
 チェーンをいったん洗ったあとで、ワックスを塗って試験走行。走行中の音が格段に静かになった、,走りも、、走り自体も、,,き、きっとスムーズになった、,んん、なってる、、なってるにちがいない!




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2009年04月09日

わぁっ なんすか?

 なんか、花見の話ばっかりですまんが、、、

 昨日は岡田せんせとともにヨシモリ研の花見にお誘いを受けた。いろいろと仕事もあったので参加させていただいたのはBBQが下火になってから、,。ヨシモリ研は微研の南館3階にあって、せり出した2階部分の屋根がそのままテラスのようになっていて、研究室のベランダからそのテラスに出ることができる。そこから眺める桜は最高だ。そこでビールをいただいていたが、日が落ちて寒くなってきたので吉森せんせの教授室へ、,。

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 家庭のリビングルームのようなセンス抜群の教授室。「わぁっ、なんすか? この教授室?」と驚きながら、テーブルの上等スコッチをいただく。、、んでもってあたり構わずバシバシと iPhone で撮影。



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 吉森せんせと岡田せんせ。日本の代表的な生命科学研究者であるお二人と。何の話してると思います? 「鉄腕アトム」とか、「ハレンチ学園」とか、「めぞん一刻」とか、、漫画の話でっせ、,。馬鹿話をしながら飲む酒はなかなかよろし。酒量が加速度的に増える。いや〜、、おもしろ、、。

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 自慢の並列32インチシネマディスプレイを前にVサインする、どこぞの酔っぱらい。
馬鹿話は延々と続き、,いつの間にやら○○時。いや吉森せんせ、ごちそうさまでした。


 微研のまわりは桜が一杯。 いまが満開である。


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2009年04月06日

「説明はマクロからミクロへ」 ホリプレ7

 プレゼンの時の説明は、まず大枠を説明してそれから細部の説明をする。解剖学や組織学の常道で、まずマクロを観察しそれからミクロを観察する、というのと同じ。前々回あたりで説明した「マップを示せ」というのと精神は同じである。

 さて、架空口演「自転車通勤の効果」

スライド.002.jpg
 すでにアジェンタは見せた。これで聴衆は自分が何を話すつもりなのかわかってくれているはずだ。「通勤距離と時間」「経済効果」「運動不足解消と健康維持」である。


 このストーリーにおけるマクロとはなんだろう? まず、自分のやっている自転車通勤の実際を示すことだ。どんなコースで、どんな自転車に乗って通勤しているのか、,。自転車通勤の実際を知ってもらうことが、この話では大きな枠組み(マクロ)となる。

 ということで、こんなスライドを作ってみる。

スライド.004.jpg 私は伊丹市内から吹田市内にある阪大吹田キャンパスに通勤しています。現在、よく利用するコースはこの地図に赤線で書かれたコースになります。このコースは約15 km、高低差約81 m です。これを、わたしは自転車で走ります。



 ここまでがマクロの説明ということになる。説明はつづく。

スライド.005.jpg このコースを自転車で走った場合、どれくらい時間がかかるのか? それは、自転車の種類によっても違ってきます。皆さんご存じのように、自転車には用途によっていくつかの種類があります。ここには、大雑把ですが目的別の自転車とその走行能力をまとめてあります。ロードバイク、シクロクロス、クロスバイクから、ママチャリ、電動自転車まで示してあります。

 ここで、初めて前回に削除した「シクロクロス」や「クロスバイク」という言葉が出てくる。次の展開のために、ここから必要な説明が始まる。ホリプレ6で書いた、「聴衆と同じステージに立て」である。

 ママチャリと電動自転車は説明不要かも知れません。みなさんが「ちゃりんこ」と呼んでる、あの、いわゆる普通の自転車です。そこからもっとも離れた、スポーツタイプの走行性能に優れた自転車が「ロードバイク」あるいは「ロードレーサー」と呼ばれる自転車です。そしてスポーツタイプのなかでも走行性能よりも機動性や堅牢性に特化した、つまり未舗装路や山道の走行に適した自転車が「マウンテンバイク」です。「クロスバイク」は「ロードバイク」と「マウンテンバイク」のあいだの「マウンテンバイク」寄り、「シクロクロス」は「ロードバイク」寄りのスポーツ車ということができます。

 と、必要な説明を行う。しかし、研究や発表に対して思い入れが強いと、時々やり過ぎてしまうことがある。



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2009年04月05日

なんか 不調(2)

 3日(金曜日)の菊谷研の花見。微研の中では老舗(?)の花見パーティーである。早速、お肉をいただくととっても美味しい。なんでも、助教の水井さんが西宮北口にある有名なお肉屋さん(牧場を持ってるとか)で買ってくるらしい。備長炭(さすが所長!)を使ったバーベキューコンロの周りは人だかり、、菊谷ラボで見かけない人がたくさんいるなぁ、と思ってたらどうやら免疫フロンティアの事務の女性、微研の事務の女性、所長秘書さん、、が参加されてたようだ。

 その中のひとりが「ホリグチ先生って、カッコイイ自転車に乗ってられる方ですよねぇ、,」とおっしゃる。、、ちがうがな、、「自転車に乗ってるカッコイイ方」やがな。
とか言いながら話は弾み、お酒もすすみ、、ワインがなくなってくると「そや、教授室にワインがあるんや」と菊谷先生。おぉっ、さすがポルシェに乗ってるだけのことはある。教授室にもワインセラーなんかがあるに違いない(本人は否定した)。その○十年物のブルゴーニュの赤ワインをいただいて、すっかり楽しむ。おいとましたのは、たぶん午後10時過ぎ、、あれ? 花見したっけ? 飲んだだけのような、,,。

 4日、土曜日。この日はうちのラボの花見。ちょっと身体にお酒が残ってるけど、まぁいいや。午前中に準備して、お昼からスタート。これには吉森研の修士課程の学生さんが数人、「玉乃光」を持参して参加してくれた。桜は3分咲きくらい、でもまぁいい。気持ちのいいことに変わりない。わがラボの肉は毎度おなじみ吹田は旭通り商店街の「肉のいろは」で購入したもの。ここの肉もコストパフォーマンスがよろしいです。夕方になって、ラボのメンバーが徐々に帰っていっても、うちの学生のサンゴウと橋本さんは吉森研の学生さんたちとまだまだ飲みながら談笑してる。と、まぁここは若いもんに任せて、私も夕方には帰宅。

 んで、今日。ほぼなーんもせず、だらだら、、。

 明日からまたがんばるし。

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2009年04月04日

いろいろ、不調(1)

 4月に入ってから一度も更新できなかった、すまん。

 実は、コンピュータやら体調やら、あっちこっちが不調でなんやらブログから遠のいてしまった。1日(水曜日)は、午前中に雑用をこなし、午後からカミちゃんの論文を見ていたら急に身体がだるくなってきて、ろくに作業ができないまま夕方を迎えてしまった。水曜日恒例のジャーナルクラブが終わるとフラフラになった。帰ってお風呂に入ると、なんだか熱まで出て、、、午後10時前に就寝。

 翌朝、目が覚めると明らかに熱がある。体温を測ってみると38℃。これは私にとっては高熱だ、、.この日は午前中にちょっとした会議があるのだが、、、、一緒に出席する生田センセや塩田センセ、藤永センセにお任せして一日休むことにした。そうこうしているうちに身体中の関節が痛み出した。寝返りも打てん。食欲はある。このごろは慢性的に寝不足気味なので、とにかくひたすら寝ることに決め込んだ。夕方にアセびっしょりで目が覚めると、あら不思議、関節痛も熱も消えてほぼ普通の体調に戻っていた。いったい何やったんやろか、、風邪ではなさそうやし、、、ま、回復したのでよしとする。

 んで、3日(金曜日)に出勤してコンピュータをつけてみると、なんだかMacOSX 付属のiCal の調子がおかしい。 ToDoの欄は消えているわ、一週間が10日間ほどあるわ、設定してあるスケジュールが全部無くなってるわ、、.Mobile Me で同期しているので、全部の端末に累が及ぶのを恐れて自動同期を切ったが、間に合わなかったMacBook の iCal までおかしくなった。、、、ということは、アプリケーションそのものの不具合ではなくて、データか初期設定がおかしくなっている可能性がある。というのでデータも初期設定も全部一度捨てて、Mobile Me のデータを再度取り込み、さらに「システム環境設定の日付・時間の設定をカチカチといろいろ変えたり再起動したりすると復帰するよ」という阿部ちゃんの宗教じみたアドバイスも取り入れてみた。すると、何とかカレンダーは復帰したが、ToDo は表示されないまま、、、.いっぱい期限付きのToDoがあってんけどなぁ、、。ま、無くなったもんは仕方ない。期限までに仕事ができなくても私のせいではありません。全部、iCal が悪いんです。
 ということで、それをそのまま捨て置いて、お誘いを受けていた菊谷研での花見パーティーに参加することにした。

(つづく)

posted by Yas at 17:32| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする