2009年02月24日

アァニキィ〜

「傷だらけの天使 ー魔都に天使のハンマーをー」矢作俊彦著、読了。

 私と同世代かそれより年長の方は覚えておられるだろう、ショーケン(萩原健一)主演のドラマ「傷だらけの天使」。水谷豊が演じるショーケンの弟分(アキラ)とのコンビが絶妙の小気味よいちんぴらドラマ(というと悪いかな、、えっと、ショーケンは一応探偵社の探偵である。詳しくはWikipediaでどうぞ、)。当時は一世を風靡した。というより、なんか社会現象化したような感がある、迫力あるドラマだった。なかでも水谷豊が演じるアキラがショーケン(小暮修)を呼ぶときの「兄貴ィ〜」というセリフは馬鹿馬鹿しいくらい流行った。

 んで、当時のドラマ制作には縁もゆかりもなかった矢作俊彦がその30年後のエピソードを書いたのが本作品である。面白いけど多分にドラマ「傷だらけの天使」のイメージに引っ張ってもらってる印象はぬぐえないかなぁ、,。実際、読んでるあいだじゅう、私の耳の中では井上尭之バンド演奏のドラマのテーマ曲がずっと鳴っていたし、。主人公の小暮修のイメージはやっぱずっとショーケンだったし、,。でも、それを差し引いても、話としてはそれなりに面白い。矢作俊彦のしゃれたセリフ回しも相変わらず気持ちいい。現在の東京の街を歩く主人公が、目にする風景をいちいち昔日の街並みと比べるところは、以前の作品の「ららら科學の子」と通じるところがあってちょっとモチーフがかぶってるようにも感じるが、でも、「傷だらけの天使」ファンには間違いなくお薦めの作品である。

 んでも、私の場合、矢作俊彦さん、、好きなんだけど、でも一番好きな作品は小説ではなくて、大友克洋との共作だった劇画「気分はもう戦争」だったりする。そういう人、多いような気がするけど、、どう?

posted by Yas at 19:47| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする