2008年10月31日

昭和のブログに思う

 このブログのように大手ネットサイトが提供するブログには、アクセス解析という機能がある。で、たまに、ほかのブログでこのブログを引用していただいたりすると、その「リンク元」が管理人である私にわかるようになっている。まぁ北の大地のイガグリ頭のダンナが昭和三大ブログと勝手に呼んでいる「LAB.&PEACE」と「the mosquito's eye」と、この「Yas's Green Recipes」の毎度お馴染みもたれ合い相互リンクではなくて、ときには思わぬ(というか知らない)方がリンクしてくださることがある。

 ということで、「山麓エクスプレス」の管理人様、リンクしていただきありがとうございます。リンクだけではなくて、「毎日チェックするのを欠かさない」と、過分なご紹介をしていただき恐縮です。岩大の先生とお見受けいたしました。今後ともよろしくお願いいたします。あ、それと、私のことを「細菌学を牽引する教授」など、決して買いかぶりなさらないよう、、お願いします。ただの通りすがりのアホ教授です。

 とか、そんなブロガーの挨拶をするのが今日のテーマではない。、、、、「山麓エクスプレス」を拝見すると楽しい話題が満載である。北の大地のダンナいうところの、「昭和のニオイ」のするブログと言っていいかと思う。失礼ながら年齢は私より10歳ほどお若いようだ。北の大地のダンナも私よりも10歳以上若い。「山麓エクスプレス」の先生は私と同じ10月に誕生日があり、そのことをブログにも書かれていた。

 と、ここまでが長いフリである。

 気がつくと自分は50歳の手前。いつまでも若くはない。そこでちょっとだけ考えた、というかちょっと思った。

、、つづく。(つづきますが、別に大したことを次回に書くわけではありません。ただ、今日はそろそろ、、ということで)
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2008年10月30日

みんな前向きです

 少し前のある日。研究室、昼下がりのネームプレート。

IMG_0111.JPG ほとんどみんな、「体調不良」だの「病院で検査」だの、なんか調子の悪そうなムードが満載だ。

 それから数週間。いまだに体調不良ムードが研究室に蔓延している。昨日はサンゴウが高熱で休んだ。一見健康そうなスタッフの家族にも風邪が流行っているらしい。、、あかんがなぁ〜。研究するのにも何でも、健康第一でないと、、。

 サンゴウは今日は出てきて、マスクをしながら実験している。カミちゃんも体調が悪いようで、やっぱりマスクをしている。実験をしていると何かしら無理をする方にカジを切ってしまって徐々に調子を悪くする、ということのように思う。若いうちはなおさらだ。

 そのサンゴウが言う。「明日は土曜日のBBQの買い出しがあるので、先生すいませんが、車で来てもらえます?」、、、土曜日は紅葉で名高い(まだ早いみたいやけどね)箕面でBBQの予定なのだ。

、、、ホンマにやるん? BBQ? みんな大丈夫? あ、あんまり無理しない方が、、、
 
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2008年10月29日

実験やってりゃ上機嫌

 今日も昨日に引き続いて、キムジュンと一緒に実験をした。昨日、ヨードラベルした毒素を使っての結合実験だ。

 朝っぱらから、頭の中で実験をシミュレーションし、タイムテーブルを作る。それについてこれないキムジュンにガミガミ説教。「お前は仕事が遅いんじゃぁ〜」といわれて、彼は右往左往している。、、ちょっと気合いを入れ過ぎかも、、。と思うが、もう止まらん。

 「ええぃっ、お前には任せとれん!」とばかりキムジュンからピペットを取り上げて、毒素の希釈、細胞の分配、スタンダード毒素の調製、、彼を脇に立たせてぜ〜んぶ自分でやってしまう。、、いや〜、やっぱりピペットをさわってバッファーを吸い出ししてると、ええわっ。やっぱ。実験は。

 出だしが遅かったので、全てが終わってカウンターにサンプルを放りこんだのは午後8時前。測定が終わるのは10時を回る。というので私は結果を見ずにサッサと帰る。いや〜、、気持ちよかった。あと、データ整理とトラブルシューティングは君に任せたよ! キムジュン。、、あぁ〜、おもしろかった。 いやぁ〜、、大名実験はたのし、、。

 

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2008年10月28日

ハッピー・ヨードラベル・バースデー

 今日は私の誕生日である。○○才になる。まぁいい歳でもあるから、誕生日だからとウキウキすることもないが、東京の仲間から数人、大阪の仲間から数人、「誕生日おめでとう」メッセージを電話やらチャットやらメールでいただいた。みなさま、ありがとうございます。

IMG_0135.JPG 研究室では、「誕生日おめでとう」メッセージボードが、、いやありがたい、、、、ん? よく見るとこの前のミムミム「結婚おめでとう」メッセージをちょっと変えただけやんけ!! しかも、「誕生日」と白抜きするべきところをBirth Day ですませやがって!




 いやいや、まぁそんなことよりも今日は、ホントに久しぶりにピペットを握って実験をしたことを報告したい。キムジュンの仕事にどうしても必要になって、ある毒素のヨードラベルをしたのだ。放射性同位元素(RI)のヨードである。強烈にガンマ線を放射するばかりでなく、簡単に気化するので高濃度の原液を使用するときはそれなりに緊張する。くわえて毒素のヨードラベルなどは10数年前にしたのが最後で、それ以来はろくに実験をしていない身だ。否が応でも気分は盛り上がる。

 私は学生時代からRIに縁があって、125I, 45Ca, 86Rb, 51Cr, 35S, 3H, 32P, を使った実験を何度も経験してきた。RI実験室は、なんというか、バスケットボールをしていた時の体育館と同じで、いわゆる「若い頃」を思い出させてくれるような心の背筋を伸ばさせてくれるような、そんなムードがあって割合と好きである。

 そこで、キムジュンを従えてヨードラベル! ピペットを触って実験するのはホントに楽しい。このごろ毎日やってるような書類作成やら講演準備なんぞとは比べ物にならないくらいの緊張感と、終わったあとの達成感はたまらん。あ〜、やっぱ研究者は実験やらんとアカンわ。

 実験をしていると時間のすぎるのは早い。午後3時頃からRI室で準備をはじめて、最後のサンプルをガンマカウンターから出したのが午後8時頃、、。ラベルした毒素の品質をチェックしたが、まぁそこそこのモノができたようだ。、、やぁ〜、、今日は楽しかった。ええ誕生日じゃった。

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2008年10月27日

前途多難

 文部科学省の科学研究費補助金の申請の季節である。もうそろそろ山場を越えて、各大学では締め切り日が近づいていることと思う。研究者にとっては最も頭の痛い季節だ。

 一般に、公的研究費は単年度あるいは複数年度の交付内定をもらっていても、交付された研究費はその年度内に使わなければならない。理由書を書けば次年度の持ち越しはできるが、要するに研究費を大きく獲得して節約して使う、ということはできない。一般の科研費は、研究者にではなく研究課題に予算が付けられるので、交付する側からいえばこれは当然の措置だ。ということで、われわれのような一般の研究者は否が応でも自転車操業を強いられる。今年はたとえ、1,000万円の研究費を交付されていても、来年は0円かもしれない。だから毎年毎年、来年の研究費の獲得のために東奔西走せねばならない。、、、研究室を主宰するPIになれば、その日から誰しもそんな自転車操業を強いられる。これはかなりきつい。大学教授で、それなりに能力のある人は依頼される雑用も多い。

 加えて世の中は理系離れがいわれて久しい。大学院生は来ない。当然だ。学位をとって、いまやポストが溢れているポスドクになっても、定職に就くのは難しい。やたらに受け皿の増やされたポスドクに比べて、大学教員の籍の数は昔のまま、、。ポスドクから常勤職に至るみちが極端なボトルネックになっている。真面目な話、研究に関わる世界で明るい話はあまりない。

 今日、南の方の大学のある親しい教授と電話で話をした。彼は私より少し若いが、色んなこともあってなんだか疲れ果てていた。それから、西の方の大学のある親しい教授とも電話で話をした。10分ほどの話の間に彼は5回くらいため息をついていた。みんな疲れてるわ。私も以前に書いたことがあるが、「こんなことのために研究職を目指したのではない」と、思っている理系(生物系か?)大学教授は多いと思う。

 将来、理系大学院を目指されている若い方々、、「なんか面白そう、」とか「なんか得になるかも」とか、そんなことで決して大学院博士課程を目指されないように。こんな状況では「なんか知らんけど、とにかく実験が好き!」と能天気に考える理科バカ・実験バカでないと、大学院以降のイバラの道を乗り越えることはできない。、、、と、本日ちょっとブルーでアンニュイな私は思う。

 
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2008年10月26日

散髪屋のてっちゃん

 近畿地方は急に気温が下がって、割合まともな「秋」の風情になった。

 韓国出張やらなんやらで、行きたかったが行けなかった散髪屋さんに今日は断固として行く。この散髪屋さんは10年以上のお馴染みである。この散髪屋で働いているてっちゃんは、私の頭髪と格闘している。彼によると私の髪の毛は「暴れ馬」だそうだ。「短くするのはええけど、伸びはじめたときに暴れんようにするのがむずかしぃんですわ」と言う。まだ、答えが見つからん、とも言う。

「やっぱ、ヘアーカットの技術もこれで終わりというのは無いん?」と尋ねる私に、彼は答える。
「いや、一応ありますわ。けどヒトの頭は色々あるから、基本を押さえたところでええ理髪屋にはなられへん。お客さんそれぞれの頭を見たときに、それをなんとかするのにどんだけ引き出しがあるかやねぇ」
 その引き出しや引き出しの中身を増やすのに勉強会をやったり、自分が師匠と仰ぐ人のところに教えを請いにいったりする、という。

 てっちゃんのセリフからは、彼の理髪師としての真摯な態度が見て取れる。プライドはある。だけど自分はまだまだ、と謙虚。この姿勢や考え方、われわれの世界でも大事なことだ。われわれの世界では、あんまり最近はこんな風な謙虚で前向きな若い人のセリフはなかなか聞けることがないねぇ。と思ってたら、、、てっちゃんが続けて言った。

「最近は、若いやつを勉強会に誘っても『いや、自分の時間が欲しいので』と言って断りやがる。理髪師としてやっていこうというなら、勉強会での勉強も『自分の時間』ちゃうんかい! とおもうんやけどねぇ」

 てっちゃん。君は正しい。
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2008年10月25日

涙のヴァイア・コンディオス

 ダウンタウン・ブギウギ・バンドというバンドは結構誤解されていると思う。デビュー初期のやんちゃなアップテンポが本領と思われていて、宇崎竜童の持つ、沁み入るような歌心はあまり知られていない。
 むかし、私が大学の学部生だった頃であるからして30年近く前、ダウンタウンブギウギバンドのバラードばかりを集めたアルバムがあった。そのテープ(テープって、、時代を感じるがな)を友達からもらって、それこそすり切れる(すり切れるって、また時代を感じるし)ほど聞いた、。

 その中の曲、「涙のシークレットラブ」「涙のヴァイア・コンディオス」「BALLAD」が、何故か先日の韓国出張の時から頭の中でヘヴィーローテーションしていて、もう一度聞きたいなぁ、と思っていた。以前、iTunes を探しても行き当たらなかったのだ。

 ところが、韓国から帰ってから、あらためて検索してみると、、あった。iTunesに「35周年ベスト」というタイトルのアルバム。この後半がほとんど、あのすり切れテープのナンバーとかぶっている。んで、いそいそとダウンロード、、。教授室のMacで聴く。

 それからというもの、頭の中で「涙のヴァイア・コンディオス」がウルトラスーパーヘヴィーローテーションしてしまって、なんか口をついて歩きながら歌うまでになってしまった。ダウンタウンブギウギバンドのバラードはコブシを効かせて歌う。まるで演歌みたい。いや、演歌かも。

 微研の皆様、私が廊下でコブシを回して歌を唸っていても見逃してください。今だけですから、、、。
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2008年10月24日

ひさしぶりに本屋

 久しぶりに、本を物色に本屋さんに行った。最近はそういうことがなかった。今までにも何度か書いたが、「ローマ人の物語」全巻読破大作戦実施中で、少し色んな本に手を出すのを控えていたからだ。
「ローマ人の物語」文庫本は約40巻ほどになる予定のようだ。いままで、30巻まで読んだ。あと10巻ほど、と思いきや、、、最近、この文庫本の最終巻の発刊、つまり全巻の発刊が完了するのは2011年になるという情報を得た。これもいつも書くが、私はほとんど文庫本しか読まない。

 なんじゃぁ?2011年?、、んじゃ、急ぐこともないがなと、また五目読みを再開することにした。

 仲野徹大先生が、「本屋さんでたまたま出会った本と次にまた出会えることができるかどうかわからない、という思いがあって、読む時間があるかどうかは別にして、目に留まった本は次々と買ってしまう」とどこかで書いていたが、私も全く同感。目についた本はかなりの確率で買ってしまう。

 なんか、「ローマ人の物語」の呪縛(勝手に自分でかかってた呪縛だけど)から逃れてちょっと自由な気分。とりあえず、目についた何冊かを買って帰ってきた。でも、今日のお目当ては小説ではなくて、「ジパング」(コミック)だったりする。
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2008年10月23日

おどろけ!

 ほんの数日前、「突然ですが、今週中に入籍する予定になりました」と東大医科研のミムミムさんからメールをいただいた。その直前にソウルで一緒にプチ観光していたときは何も言っていなかったのに、本当に突然の報告である。

 これをお読みの関係者の先生方、、、驚け。 笹川研のミムミムが電撃結婚するのじゃ。
 とにかくめでたいことでもあるし、さっそく研究室で言いふらす。すると、こういうことに敏感な、というかまだ結婚にあこがれを持っているトッシーがホワイトボードにメッセージを書いた。これを囲んで彼女を知っているみんなで写真を撮ってミムミムに送ると云う。
IMG_0130.JPG んで、こんな感じになった。
「ミムミム、おめでと〜」








IMG_0132.JPG  そして2日経った今も、研究室の風景にお祝いボードはとけ込んでいる。研究室のお昼どき。こんな感じ。お祝いムードいっぱいだ。
「おめでと〜」

 お相手は、とある研究所でポスドクをされているムニャムニャさん(さすがに、私もこの方とは面識がないので名前は伏せさせていただく)。そして今日はミムミムの誕生日。○○才になったお祝いとともに入籍をすませる(すませた?)らしい。

 さぁ、こんど東京で出会ったときに、新妻ミムミムはどんな顔してるだろうか? 、、、

、、、たぶん全然何も変わってない、やろね。
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2008年10月22日

がんばれ iChat !!

 いくら忙しいといえども、こんなに追われるように仕事をしているのは何故か? それをちょっと考えてみた。

 一日の仕事の割合を振り返ると、かなりの時間をメールの送受信に費やしていることがわかった。これが、「追われるように仕事をしてしまう」一つの原因のようだ。
 メールは気軽だが、一つのメールを送信するのに結構手間がかかる。前置きやら結びを考えていると結構煩わしい。おまけに、送受信が間延びするので、意見のやり取りには向かない。特に頻繁に連絡せねばならない相手にはなおさらだ。

 と、いうことで、少し前から親しい知り合いとインスタントメッセージを試している。Mac でいうなら iChat というやつである。これ、相手の写真を表示できるようにして見ると結構臨場感があって面白い。ファイル送信もできるし、こちらの画面やあちらの画面を共有できるので込み入った相談もできそう、、。話も早い。ひょっとしたら使い方を工夫すれば、なかなか有効かも、、。

 ただ、頻繁に連絡する相手を全て登録して iChat するのは、きついわなぁ、、。ということで色々お試し中である。
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2008年10月20日

実験のlogistics

 実験が上手くいかないことが多い、とお悩みの学生さん。ちょっと考えてみませんか? あなたの実験の logistics は大丈夫なのかどうか。

 Logistics というのは軍用語で「兵站」という日本語に当たる。いわゆる後方支援というやつである。実験というのは実験プロトコールがあってサンプルがあって道具がある。それぞれが一揃えあれば通り一遍の実験はできる。しかし、どうしたってミスはするし、データは複数回とってこそデータだ。あなたはその時に、複数回のデータを再現よく、納得できるように採れるか? 

 そのためには余裕のある程度の量のサンプルの用意が必要だ。同ロットのサンプルがあればベストだが、その用意が最初の実験を始める前にできているか? 一回の実験が終わったあと、次の実験のために新たにサンプルを作製したりすることがしばしば、などということはないか? いやその前に、「ここまでなら間違いなく上手くいくはずだ」と、担保できるほどシミュレーションや予備実験を本実験前に試したか? 全く新しい実験をするときには、それまで使ったことのない器具や消耗品に接することもある。そんなとき、その道具が君の思い通りに働いてくれるのか? 自分はそんな道具を思いどおりに操作できるのか? 不安に思って実験前にちゃんと試しているか? 論文に書いてあるような実験に必要なだけのサンプルを用意して、プロトコールどおりの操作を通り一遍しただけで、、「あぁ、上手くいかなかったわ」、、、そんなことを繰り返していないか? 

 一度、実験の logistics を充実させるということを考えてみてはどうか? 論文の Figure に出ているデータの後方には、そんな見えない努力が山ほどあるのだ。実験は9割が準備、すなわち logistics で、あとの1割以下のデータが論文で公表されるのだ。

 君に、花形満の名セリフを送る。
「白鳥は優雅に泳いでいるように見えて、その水面下では必死に脚で水をかいているのだ」、、、、、、ふっふっふ。
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2008年10月19日

韓国出張(回想)

韓国出張明けの今日は、昼過ぎまで愛犬ミュウと家で留守番だった。その間ゆっくりさせていただいた。そこで昨日までの韓国出張のダイジェスト報告。

 今回の韓国出張は韓日合同微生物シンポジウムに出席するためであった。まぁ、今回は講演のお仕事はなし。最後の2時間のセッションで座長(司会)をするだけだ。わりとお気楽なミッションだが、なんせ私はあんまり海外は好きではない。会場はソウル市内南部の江南(ガンナン)地域の公園内にある教育文化会館(音読みで、鼻から脱力するように発音すると韓国語っぽくなるみたい。この場合は、きょっよょくぅ、むんふぁ、ふぅゎいくゎん、と読めばいい。ただし、ほんとに韓国人の前でそんな発音をして怒られたとしても私は責任を取りません)仁川空港からそこにたどり着くまでに気がついたが、ソウル市内の標識はハングル文字ばかりで何がどこにあるのか全然見当がつかない。オリンピックもサッカーワールドカップも開催した街ならローマ字標記くらいあるだろうと思っていたが、ちょっと驚きである。ただ、親切な人が多いので道を尋ねればだいたい様子はわかる。ただし、英語をわかってくれる人はそれほど多くない。印象的にはフランスの田舎ににているか? まぁ日本もこんなもんかもしれない。

 ホテルのカウンターでは、日本語を話すスタッフがいた。でも申し訳ないが、わかりにくい日本語だ。でも「英語で話してもいいか?」と云うのは一生懸命日本語を話している相手に失礼かも、と思って我慢してなんとかやり取りする。普通、こういうホテルでかなり拙い会話能力で客とやり取りするかなぁ、とちょっと不安を感じたがこれが的中した。私は北里の阿部ちゃんとツインルームを予約したにもかかわらず、別々に来たわれわれに別々にツインルームを手配したり、さらに後に来た笹川研のミムミムとヨッシーはツインルームを予約していたのに、急ごしらえのダブル+エキストラベッドを手配されたり、、。おおらかと云うか、名のあるホテルらしいが、こういうのは日本では考えられない。でもさっきも書いたように街では基本的に親切な人たちが多い。阿部ちゃんと入ったあるレストランでは全然話が通じなかったが、ほかに誰も客がいなかったこともあって店員の賄いを分けてくれたりワインを飲ませてくれたり、帰りにバスターミナルの場所を尋ねた時は上品な女性が汗をかきながらあっちこっちを探しまわってくれたり。前回に光州に行った時は、いつも全南大学の先生のガイド付きだったので、こういう経験はしなかった。

 学会では微研で大学院を経験したホンさん(日本語ペラペラ)とチョイ先生に再会した。チョイ先生が学会パーティーのあとにビアカフェに誘ってくれたので、阿部ちゃんと久留米大のシミズさん、ミムミムとヨッシーと連れ立ってみんなでご相伴させていただいた。チョイ先生は相変わらずバクダンがお好きなようだ。んで、相変わらずパワフルである。チョイ先生に阿部ちゃんを紹介すると、二人は意気投合。やっぱ類は友を呼ぶというのか、エネルギーの発散度(そのベクトルは別にして)の似ている人間は息が合いやすいみたい。

 最終日。飛行機の便まで時間のある阿部ちゃんとミムミム、ヨッシーと私の4人でプチ観光を楽しんだ。目指すは蔘鷄湯(サムゲタン、鳥の煮込みスープ)で有名な、景福宮近くのお店。これはかなりいけた。今度も機会があったら行ってもいいかも。この店のことはヨッシーが綿密に調べてくれた。ヨッシーはハングル文字を勉強し、短期間で少なくとも字を見て発音ができるまでになったらしい。発音ができると日本語のカタカナと同じで外来語は理解できる。それ以外にも今回の出張に必要な情報をビッシリ書いたメモを見せてくれた。ヨッシーの学部時代の指導教員は私の教え子のキャッシーである。そのあと笹川先生の薫陶を受けてはいるが、ヨッシーは私の孫弟子と思わせていただいてもいいだろう。いやいや、孫弟子にこんなしっかりした学生がいるとは嬉しい限りである。ヨッシーから見れば私は何の関係もないオッサンですけどね。

 江南のバスターミナルでみんなと別れ、関空便で仁川空港を発ったのが午後7時半、関空から午後10時前にリムジンバスに乗る。それで iPhone でみなさんに帰国報告したのは前回のエントリどおり。今回の韓国出張、ほかにも色々とあったがとりあえずダイジェスト版報告、ということで。

 そうそう、この出張、現在進行中の「ローマ人の物語」読破作戦を一時中断し、道中の機内でいま話題の東野圭吾「容疑者Xの献身」を読んだ。これ、、直木賞作品だけど、以前の作品の「秘密」や「手紙」とストーリーの振り方(ストーリーそのものはもちろん全く別物ですけどね)が似ている感じがする。「白夜行」の緊迫感や読み進まずにはおれない嫌悪感(これは読まないとわからないかも)や迫力にはちょっとかなわない。私にとっては、まだいまのところ東野圭吾作品のナンバーワンはやっぱり「白夜行」だ。
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2008年10月18日

帰国しました。

いま、韓国から関空に帰ってきたところ。リムジンバスに乗って自宅最寄
りのJR尼崎に向かう。んで、これをバスの中でiPhoneを使って書
いている。あぁ〜疲れた。韓国のエピソードは、またいずれ書かせていた
だくことにするが、やっぱり韓国はなかなか刺激を与えてくれる国であ
る……今日はとりあえず帰国のご報告まで。


Sent from iPhone
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2008年10月16日

胸騒ぎの韓国出張

 今日から韓国出張。もうすぐ搭乗が始まる。このブログでも何度も書いているが、実は私は海外出張が好きではない。なんか気が進まんな〜、と思っているせいか、今日は朝からついてない。 空港のATMでキャッシュをおろそうと思っていたのに銀行のカードを忘れた。空港レストラン街でうどんが喰いたいと思っていたら、うどん屋さんが閉まっていた。仕方なくタバコ臭い(国際空港のレストランで喫煙・禁煙席を区別しないのはどうなの?)レストランでモーニングをすませて店を出ると、先のうどん屋さんが開店していた。空港ロビーでは、いつもできたはずのメールの取得ができなかった。

 、、なんかイヤな予感。まぁとりあえず搭乗が始まったので行ってきます。
posted by Yas at 09:07| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

Microbiology and Immunology 文句タラタラ第2弾

 前回の続き。学者以外は面白くないかも、、。いや、学者も面白くないかも、、。

Editor in Chiefの立場上、「Microbiology and Immunology」に良質の研究論文をたくさん掲載していただきたい、と思うのはやっぱり人情だ。就任当初は投稿されてくる論文をさばくので精一杯だったが、2ヶ月以上経ってこの雑誌の置かれている状況を考えてみる余裕が出てきた。前回も書いたが、ここに掲載される論文の平均年間被引用回数(インパクトファクター;IF)は1.295である。決して高くはない。

 そこで、2003年から2008年にこの雑誌に掲載された全論文の被引用回数を調べてみた。この間、データベースに登録されている論文数は676であった。そのうち、被引用回数がゼロの論文が154編、1回被引用が107編、2回が87編、3回が55編、4回が56編、5回が53編であった。IFが1.295であるから、(実際のIFの算出方法とは異なるが)各論文の5年間の被引用回数はIFの5倍、つまり6.475あたりを中心に正規分布するかな、と期待しても悪くないのだが、実際はそうではなかった。

 なんと掲載論文の2割の被引用回数が5年間ゼロである。平均被引用回数と期待する6.475に満たない、被引用5回以下の論文が全部で512編。512/676で75%以上の論文がIF以下の回数しか引用されていないのだ。一方、設定した期間で最も被引用回数の多い論文は70回以上ある。単純に5で割っても14以上になって、これをIFとしてみるとJ.Cell.Biol.やEMBO J.のIFを優に超える数値になるのがわかる。

 つまり、Microbiology and Immunology のIFは一部の論文の突出した被引用回数に支えられていて、ほとんどの論文の質とは関係のないところで算出された数字であるということになる。似たようなクレームは確か、ロックフェラーグループの雑誌がIFについて噛み付いた論説(何ヶ月か前のJ.Cell Biol.とかJ.Exp.Med.とかを参照してくださいな)にもあったが、Microbiology and Immnology の実態は結構ひどいものではないだろうか。

 それで、Editor in Chief だけど、、。少なくとも5年間も被引用回数がゼロであるような論文は掲載してはならない、と責任を持って感じている。そこで、一ヶ月ほどまえからWiley-Blackwell と相談して、一定の水準を満たさない論文(いまのところ細菌学関連に限られているかもしれない)は、Associate Editor に回すことなく私のところで迅速に「不採択」の決定を下すことにした。ちゃんとカウントしていないのだけれど、これまでにおそらく3分の1から4分の1の投稿論文は私のところで「不採択」になっていると思う。

 最近のMicrobiology and Immunology のTable of Contents を見ていただきたい。1号あたりの掲載論文は6-7報である。編集スタッフが前向きに投稿論文を査読した結果、多くの論文が不採択になったため掲載論文が著しく減ったのである。それぞれの学会員でもある編集関係者サイドの覚悟に比べて、同じ学会員でも、投稿する側にまだまだ気楽なムードのあることが投稿論文の内容から見てとれたので、あえて説教臭いと云うか、文句タラタラの内容をアップした。

 先週末に調べたところでは、この2ヶ月と少しの間の本誌の採択率は17%である。先生方には良質の論文の投稿をお願いする。
posted by Yas at 22:45| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月14日

ほんと一部の投稿論文だけなんですけどね、、

ふくろ 2ヶ月ほど前から、雑誌「Microbiology and Immunology」のEditor in Chief(編集長でいいのか?)を務めさせていただいている。この雑誌はウイルス学会、生体防御学会、細菌学会による共同出版で成り立っている。掲載される論文の平均被引用回数に当たるインパクトファクター(異論はあるが、事実上これが雑誌の価値を決めている)は1.295である。本誌は昨年にWiley-Blackwell 社と契約を交わして、出版・販売業務などを委託するようになった。それまでの学会誌刊行センターとの契約下で出版していたときには私は査読者あるいは1編集員として参加していたが、今回から立場を少し変えて雑誌編集に関わることになった。

 いうまでもなく Wiley-Blackwell社は世界的な出版社である。認知度は非常に高い。そんな会社が取り扱う雑誌になったために、「Microbiology and Immunology」のステータスは以前よりは高くなった(なるはず)と考えるのは自然だ。そのせいか、以前よりも国内外からの投稿が増えたように思う。投稿数は増えたが、その論文の質は「?」なモノが結構多い。
なかでも、かなり程度の低い、「学生の実習か?」と思うような論文が国内から投稿されたりしている。このような国内からの投稿は、おそらく以前の Microbiology and Immunology の、「学会員に都合のいい、掲載の便宜を図ってもらえる雑誌」のイメージと、ステータスが上がるかもしれないというおトク感で皮算用した結果の産物のように思う。

 んで、そんな論文の著者の先生方には考えていただきたい。
 Wiley-Blackwell 社に業務を委託するのに、三学会は300万円の出版費を拠出している。そのうち細菌学会の負担分は半分に当たる150万円である。これだけの支出で期待するものは「世界で認知される日本発の感染症系雑誌」の発信だ。予算を拠出していながら、学生の実習並みの論文を掲載せねばならないいわれはない。「学生の実習」レベルの論文というのは、投稿する時には著者は自覚しているはずだ。今の編集スタッフでは、国内国外を問わず、責任著者が細菌学会員かどうかも関係なく、投稿された論文は公正に査読されている。そこで通せない論文は通せない。学生実習レベルの論文は通せない。この点は理解していただきたい。

 ウダウダと文句は次回に続く、、。
posted by Yas at 23:44| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日

伊丹から草津まで

 いま、とっても仕事がたまっている。 ということとは関係なく、今日は自宅の兵庫県伊丹から家内の実家のある滋賀県草津まで、自転車で行くことにした。この自転車行は3度目。これまで2度は西国街道を伊丹から山崎まで抜けて、桂川・宇治川を渡って山科から逢阪山を越えて大津に入る、というコースだったが、今回は淀から宇治へ抜け、宇治川を遡って琵琶湖瀬田川に出るという作戦をとった。

こんな感じ。


大きな地図で見る
 約 80km の長い道のり。迷子にならないためには用意が必要である。それにはこれ。

IMG_0110.JPG Mio DigiWalker という。この春に、研究室を出たマミちゃんが、記念にと私にプレゼントしてくれたものだ。これはP350という製品。PDA(電子手帳みたいなもん)にGPS機能がついている。カーナビのように道案内もしてくれる。だがせっかくの自転車、一方通行であろうと細い路地であろうとどこでも行けるのにナビどおりに走るのは面白くない。実はこの機械、普通のナビ以外に、あらかじめ目的地を設定しておけば現在地から目的地への方角を直線で示してくれるという機能がある。その機能を使えば、どこであろうとどんな道を走っていようと、迷子になることはない。以前、三島から山中湖まで自転車で走った時も威力を発揮してくれた。

 とはいえ、伊丹から大山崎までは慣れた西国街道一直線である。まず迷うことはない。10〜15 km/h くらいのゆっくりとしたスピードで走る。途中、高槻にある継体天皇陵を見物して山崎を通過したのは出発して3時間が過ぎた頃、、。

IMG_0105.JPG  写真1。ここで休憩。測道に自転車をダラ〜っと置いて、お茶にした。気持ちいいぞ〜。

 そこから P350 を駆使しながら、宇治までの道のりを農道やら見知らぬ集落のなかやらを走り抜ける。全く知らない風景の中を行くのは面白い。集落を抜けて知らない道を往き、また次の集落に入る。まるでロールプレイングゲームで旅をする主人公のよう。

 宇治は平等院(10円玉ね)で有名だ。小学生の時の遠足を含めて何度か来たことはあるのだが、久しぶりにやってくると昔とは比べ物にならないくらい観光地化していた。観光客で一杯。人が多いとトラブルの元だ。そそくさと走り抜けて宇治川沿いの府道3号線を走る。天ケ瀬ダムを通り過ぎたところで、ソフトバイクに乗ったおっちゃんに話しかけられた。「高そうな自転車に乗って、どこまで行くん?」
「この川沿いを走り抜けて、琵琶湖まで行きます」
「ヘェっ!?、この道、琵琶湖まで続いてんのかいな?」
 そう、続いているのだ。宇治川は途中から瀬田川と名前を変えて、有名な瀬田の唐橋をくぐって琵琶湖へと続いている。

 天ケ瀬ダムを抜けて少し行くと、交通量が減って走りやすくなる。快調に機嫌良く走っていて、ふと気づくと昼飯どきをずいぶん過ぎている。自転車で走っていてお腹が空くと、「ハンガーノック」という怖い状況になる。腹が減って進めなくなるのだ。自転車が進まないので食事場所を見つけることができない。でも進まないと食事はできない。という蟻地獄のような状態である。何度か経験したことがあるが、これはつらい。で、3号線沿いでドライブインやら喫茶店やらを探しながら走るが、これがまったくない。アセって走っていると、ふと、民家とも廃屋(失礼)ともつかない建物が目の端に映った。通り過ぎかけたのだが、「ソバ定食、うどん定食」とか書かれた立て看板が出ているのを発見して、急停車。ここで昼食をとることにした。これが大正解だった。

IMG_0108.JPG ね。なんか不思議な佇まいでしょ。この店の名は「宇治川ライン かんばやし」
 よく見ると、「古美術」の看板もあって、なんか古いんだか汚れているんだか、よくわからないモノがたくさん陳列してあったりする。店内には常連客(だと思う)が一組、それ以外には私だけだ。


IMG_0106.JPG 敷地内には屋外のテーブルもある。これがまた田舎家の庭のようで、とても懐かしい感じがして落ち着く。






IMG_0107.JPG 奥行きのある店の裏側からは、水が流れる音がする。それと、時折通り過ぎる車の音。それ以外はなぁ〜んにもない、そんな静かな空間でいただいた「ソバ定食」は、ゆずの香りがして上品。定食のおかずが揚げ物なんかではなく、真面目な煮物だったのも嬉しい。思わず食後のコーヒーも頼んで、結局小一時間ほど居てしまった。レストランや喫茶が提供する雰囲気や空間がメニュー価格に含まれるとするのなら、間違いなく超お得なお店である。この店を見つけただけでも、今回の自転車行は意義があった。

 店を出て一路、琵琶湖に向けて走り出す。が、今回は琵琶湖までは行かない。手前の南郷で右折して山側から草津にたどる作戦をとった。これも正解だった。滋賀県は奥が深い。都会と云っていい草津市から数km の場所なのに、昼なお暗いような鬱蒼とした林がある。人っ子一人居ない、その中を自転車で走って集落に出くわすと、今度は「八ツ墓村」に登場しそうな立派な旧家があったりする。

 そんな風景を抜け、滋賀医大の前を抜けて一気に坂を下ると旧東海道だ。その東海道と中山道の分岐点の宿場だったのが草津である。伊丹から草津まで、休憩をたっぷりとっても6時間と少し。色んな風景に出会えてとっても楽しかった。自転車は楽しいぞ〜。中性脂肪値も下がるし高血圧もなくなるし、、。みなさんも、どう?




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2008年10月10日

愚痴

 昨日の夜、冷静になってこれからやるべき仕事(やらされる仕事?)を整理してみると、11月中にやらねばならぬ仕事を11月中にとても終えることはできない、、という結論に達した。

 おもわず笑いがこみ上げてくる。つい少し前、「やっと仕事が空いたなぁっ」とホッとしたばかりなのに、、。いつのまにやらまた仕事だらけ、、。ほんま、笑てなしゃぁないですわ。

 こんな仕事、一切やらなくても別に給料が減るわけでもない。大学教員として給料をもらう立場と、私を忙殺する仕事とは全く関係がない。

、、あ、すまん。なんかいま愚痴を云おうとしてるかも、、。でも時々想像することがある。忙しくなるとそれだけ儲かる、、という感覚ってどんな感じでございましょうか? 大学教員は忙しくなっても給料は変わりません。どーゆーことでしょーか?
posted by Yas at 23:59| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

トラウマ

 先々週に受診した人間ドックの結果がもどってきた。ここ数年、私は高血圧と高中性脂肪、それから昨年は心電図異常で、毎年「要注意」やら「要検査」の指導を受けてきた。それで昨年の今頃から「自転車通勤強化キャンペーン」をはじめてセッセセッセと自転車通勤をしてきたのだった。そのかわり食生活は変えない。毎晩のビールもやめない。

 んで、1年経った今年の結果。
 中性脂肪値、血圧ともに正常値に戻った。心電図も異常なし。自転車通勤の成果である。どんなもんじゃ。ふっふっふ。自転車通勤は素晴らしい、、。

 ところが先日の、アホ高校生との衝突事件から、ちょっと自転車通勤が楽しくなくなった。高校生やら主婦が自転車を乗ってるのを見ると、怖くてやたらと徐行するようになってしまったのだ。なんせ、ヤツらは自転車に乗ると何をするかわからない。交差点はノーブレーキで突っ込んでくるし、車道の右側を走るのもおかまいなし。急な進路変更、携帯電話しながらのフラフラ走行、街灯のない夜道での無灯火高速走行、、、。ちょっとトラウマになってるかも。

 それなら彼らの走らない幹線道路の車道を選んで走る方がむしろ一般街路よりも安全なのかもしれん。しかし、免許を持った自動車の運転手でもタマには変な奴もいる。そこでちょっと引っ掛けられたら、ヒジの擦傷ではすまない。
 衝突の危険性は高いがキズの程度が低いのと、衝突の危険性は低いが一発で大怪我するのと、、あなたならどっちを選びます?
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2008年10月08日

世界に物質が存在する理由は、、、

 ノーベル物理学賞に続いて下村脩博士のノーベル化学賞受賞。おめでとうございます。

  ノーベル物理学賞を受賞された先生方の業績の説明を、今朝の朝刊で読んだ。そのせいで頭の中は素粒子やらクォークやらで一杯になって、そのまま研究室に行ったものだからもう大変だった。
 今日の私はスタッフに何を尋ねられても、
「それはな、『自発的な対称性の破れ』があるからや」とか
「何を言うてるんや! そもそも粒子と反粒子が出会うと光を発して消滅するんや、だいたい粒子と反粒子が同数あったら質量も物質もない光だけの世界になるんやぞ!」とか、、、わけのわからんハナシ(?)を繰り返すエセ物理学者になってしまった。朝刊で覚えたことを言いたくて仕方ないのである。

「粒子と反粒子が出会うと光が残って、物質も質量もなくなる」、、、なんとカッチョいいフレーズか、、、。なんか、やたら賢くなったみたい。ちょうど科研費申請の季節だが、チマチマと自分の研究の意義とか独創性とかいう説明を申請書に書いているのに比べ、なんと圧倒的な迫力だろうか、、。

 その興奮も醒めやらぬうちに、下村博士のノーベル化学賞受賞の報があった。GFPの発見によるものである。恥ずかしながら、私はGFPの発見者が日本人であったことを知らなかった。ん〜、、しかしGFPは我々にとっても切実すぎて研究室の馬鹿話のネタにはならん。ちょっと残念である。い、いやいや、大変おめでとうございます。
 
 高校時代からの友人のフルセは
「お前がノーベル賞を取ったら、オレはテレビのインタビューに出て『アイツはいつかやると思ってました』とシタリ顔でコメントしたい」と云う。

 あほ言え、、口にするだけでも恥ずかしいわ。オレの場合、ノーベル賞をとる確率なんか考えたら、まだレコード大賞をとる確率の方が高いわ。
 イグ・ノーベル賞やったら、、ど、どうかな? 一応、わ、わたしの毒素で、ブ、ブタのハナが曲がるんですけど、、、、?
 
posted by Yas at 22:17| Comment(3) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

大人げないニュースと訃報と朗報と

 昨日・今日の芸能スポーツニュースから、、、

 ●柔道の石井慧くん。全日本柔道連盟から三行半を突きつけられる。連盟は本人の総合格闘技への転向の希望を受け入れるかたちをとるが、本人は転向を否定。ロンドン五輪への強化選手から外れたことで、事実上の"追放"であるとか、、ないとか、、、。
 そもそも本人の放言に問題がある、のは誰もが認めるところ。だが報道される彼の談話内容を見ればわかるが、彼はただ若くて未熟なだけだ。無分別といっていいレベルかもしれない。いわばまぁ、経験の乏しい子供に本気になって放逐を決めた連盟の吉村強化委員長、本人の話を聞いてやってから報道陣にリークしてもええんちゃうん?、、なんか、、。

 ●日本プロ野球界は、ドラフト会議を拒否して海外のプロ球団と契約した日本人選手に、海外の球団退団後の日本球界復帰を制限する事を決めた。
 数年前の1リーグ制へのプロ野球再編問題の時から、日本野球機構(NPB)の首脳さん達にはビジョンがない、と思っていたが、今回もやっぱりビジョンのなさを露呈したみたい。彼らは、阪神のローカルスターにすぎなかった新庄が、大リーグから帰国後所属した日本ハムで存在感を示して日本プロ野球界を代表する人気者になったのを忘れたようだ。くわえて、数年前に同じ措置を決定した韓国プロ野球界では、大リーグを経験して帰国した人気選手には特例を連発し、その措置が有名無実化したという。NPBは経験と歴史のどちらからも何も学ぶ気はないようだ。それにしても、、、

 ●それから、緒形拳さん死去。迫力のある俳優さんをまたひとり失った。肝臓癌を隠しての仕事ぶりで結果として急死という最期をとげた。松田優作さんの最後とよく似ている。あの時は「Black Rain」を息をのんで観た。緒形拳さんの供養には「復讐するは我にあり」を選びたい。

 ● もうひとつ、、ノーベル物理学賞、、日本人3人の受賞、、おめでとうございます、、。あ、これは芸能スポーツニュースと違うか、、。
posted by Yas at 22:55| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

もうっ!

 今日の通勤途中、自転車がパンクした。自転車通勤7年目(8年目かも?)にして初めてのパンクである。時間は8時15分頃、吹田キャンパスまで30分程度の距離である。今日は9時半から全体ミーティングがある。

 くっそ〜、、邪魔臭いなぁ。と思いながらも自転車を脇によせパンク修理を始める。パンク修理の経験はないが、タイヤやチューブは替えたことがある。パンク修理というのは取り出したチューブの穴にパッチを当てるだけの事だ。簡単簡単。チャッチャカチャ〜♬ 30分ほどで終了。9時10分頃には研究室に到着じゃ。楽勝楽勝、と思っていたら、またもやタイヤがペチャンコになりはじめた。パンク修理が不完全だったみたい。

 んで、気を取り直して安倍師匠の指導のもと、お昼休みに再びパンク修理。
photo.jpg 安倍師匠撮影、、。

「あぁ〜だめだめ! そんなことじゃぁ!」と師匠風を吹かしながら私を指導する安倍っち。うるさい奴じゃ。(って、教えてくれてるのにスマン)
「いいですか、チューブに塗ったゴムのりを充分乾かしてからパッチを張るんです。それからパッチを張って圧着したら5分待ってください!」
 あいにく私はイラチ("せっかち"の関西弁)である。ゴムのりが乾くのも、パッチ圧着の5分も待ってられん。
「もうっ! そんなことじゃぁパンクは直せません」とタイマーで5分間を測る安倍師匠。
(お前は融通のきかん理系人間か?!)と心の中で理不尽な減らず口をたたきながら、なんとか今度こそキッチリとパンク修理が完了した。

 先日からのタイヤ交換やバーテープ交換もそうだが、こうして自転車に関する経験値が上がっていくのを感じるのは楽しい。 
 研究の世界に入ったばかりの若い人もこんな風に科学に関する経験値があがっていくのを楽しんでくれたらいいんだけどね。ただそのとき、安倍師匠のような口うるさいチューターに「もうっ!」とか言われるのは我慢せねばならんのかも知れんよ。こちらは未熟なのだから、、。
posted by Yas at 22:35| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

A Change of Pace

 昨日も外でお酒を飲んだ。そこで仕事場の環境についての話題になった。

 この友人は「アホの上司のいうことをさばいて、かつ自分には現場の責任がかかって様々なプレッシャーがあって、、こんな職場辞めていっそのこと責任のないパートになりたい」と言う。そこでまぁ、それぞれの職場の話に及んで、、「いろいろあるやろうけど、嫌なことの無い職場はないさ」と云うことで全員一致。い、いや、私はちょっと違うかったかも。研究所は悪くないし、研究室も小さいグループでそれほど(いやまったく、といっていいかも)人間関係やらに問題はない。いま、そんなにイヤな事はない。

 ただ、以前は私の見通しが甘いせいで研究室の運営がうまくいかず、「オレは研究室を主宰する才能がないわ」と思って「辞める道もあるかも」ということを考えたこともあった。今は優秀なスタッフに支えられてそれなりに研究が動き出しているのでそんなことも考えなくなった。

 最後はまたもや「ソッタク」でウダウダ。帰宅はやっぱり2時頃になった。この日は気をつけてそれほど飲まなかったので酔いすぎることもなくしっかり眠れた。

 今日。別にお酒が残っているわけではなかったが、ここのところどんよりとした疲れをずっと感じていたので、一日中ずっと寝ていたいなぁ、と思っていたことを実践した。
 実験に明け暮れていた大学院生時代、数ヶ月に一度、やはり何もせずに下宿でずっと寝るということをしていた。自分なりにリフレッシュしていたつもり。これを久しぶりにやってみたのだ。んで、朝から夕方まで、食事の時間以外はとにかく寝た。

すっかり秋になったし、日々のペースを変えるにはいいタイミングだったかも。
posted by Yas at 18:40| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月02日

10月1日

 昨日、10月1日は日本酒の日である。なんでも日本酒の仕込み暦では10月1日から新年度になるのだそうだ。

「日本酒の日なのでお酒を飲みにいこう」という吉森先生のお誘いで、目加田先生と3人で谷町4丁目にある「かむなび」という居酒屋さんに行った。私は初めてだったが、店内の雰囲気も、店主さんの物腰も、提供される酒肴も、かなり高レベルでとても気に入った。この日は「日本酒の日」ということで通常と違うメニューだったが、普通のときにまた足を運んでみたい。

 目加田先生、「今日はあんまり飲まんと帰るわ」と言っていたのに、あっさり2軒目にソッタクへ、、。んでやっぱりウダウダと飲み続けることになった。最近は、お酒に弱くなったというか、どうも夜更かしに弱くなったみたいで、酒量が減ったくせに妙に次の日にお酒と疲れがひどく残るようになった。それで「かむなび」からずっと意識してゆっくり飲んでいたのに、ソッタクでグビグビ。さらにソッタクの順子さんを巻き込んで近くの餃子屋さんで餃子とビールを楽しむ。最後に吉森先生と「ラーメンを食おう」と、これも10月1日(てんいち)が記念日のラーメン屋さんへ行って好物のこってりラーメン(ヨシモリせんせはこってりが嫌い。あっさりラーメンを選んだ)を食べる。帰ったのは2時頃か。

 これがあかんかった。次の日の朝までこってりラーメンのスープがお腹に溜まっていて気持ち悪い。ヘロヘロでヒロヒロで、来月の講義や講演用に作ったスライドが変な出来。届いたメールの返事も、まともに書いてないかもしれん。今日私からメールを受け取った方々、変な文面でも気にしないでくださいませ。こういう事情なのでお許しを、、。しかし、やっぱ年をとったみたい。気をつけよ、、って明日も飲み会なんですけど、、。
posted by Yas at 21:06| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする