2008年04月27日

ひとりで渚に立って、、、

 一昨日(24日)は東京某所で会議。そのあと群馬大の富田さんと上野・御徒町まで飲みに出る。なかば恒例化した感のある飲み会は今年二回目になる。

 上野から御徒町にかけてのアメ横界隈は私の育った大阪・鶴橋の雰囲気に似ているので昔から気に入っている。「おしゃれ」とはほど遠い「おっちゃん好き」のする何の変哲もない飲み屋でビールを飲みながらお互いに近況報告。上野では、お店のおばちゃんやらバイトのオネェちゃんが気さくに話をしてくれるのもいい。ただ、次の日は早朝から人と会わねばならないので、早めに解散して東大前のホテル「フォレスト本郷」に戻って快眠する。

 25日、早朝の用事を済ませて、班会議のある鎌倉へ向かうべく本郷三丁目に向かって歩いていると、医学部の米田悦啓先生とバッタリ出会った。聞くと、ある公的予算の審査会に行かれるところと云う。私の方も科研費の班会議だ。ん〜、みなさん研究費の事で日々いろいろと動かれているわけだ。

 東京から横須賀線で鎌倉へ。だいたい1時間くらい。

 10年くらい前、出張中にできた1日の空白に鎌倉を散策した事がある。ちょうど、5年期限のプロジェクト助教授の提案を当時の教授会からいただいた頃だった。「5年間、500万円/年の研究費を保証する。その間の研究成果の評価によって契約解除かあるいは待遇を考えて契約更新する」というのである。その提案が自分のキャリアに何をもたらすのか、とかいう事を考えながら北鎌倉から歩いたり江の電に乗ったりして江ノ島まで散策した。この日の鎌倉行は、そのシチュエーションとともに自分のターニングポイントでの思わぬ休日だったという事で、かなり印象に残っている。そのときに歩いた由比ガ浜のそばに、今回の班会議の会場はあった。

 しっかり仕事をしている先生方が20人ほど、みんな(私も含めて)予定の20分を無視してガッツリ30分近く喋りまくる。初日は午後10時までこれが続いた。次の日も予定の正午までみっちり、、。めちゃくちゃタイトだけどめちゃくちゃ面白かった。場所は思い出の鎌倉、話される研究レベルは一級、、。いや〜、充実した三日間だった。
 全プログラムが終了して帰るとき、10年前を思い出してわざわざ江の電に乗り、藤沢まで30分のセンチメンタルジャーニーにちょとだけ耽る。
 頭の中で流れるBGMはもちろんサザンオールスターズ。なかでも「恋はお熱く」がお気に入りだ。
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2008年04月23日

バックアップ・パニック

 明日から東京・鎌倉出張、二泊三日。
鎌倉では特定領域研究「感染マトリックス」の小班会議がある。

 MacBook Air はまだ本調子ではない。代わりのノートパソコンは無い。PowerMac G5 もいまいち。この状態で Keynote でプレゼンテーションの用意をしたが、ちょっと不安、、、。今日も、医学修士課程の学生向けのオリエンテーションで、MacBook Air から液晶プロジェクタへの出力に手間取った。MacBook Air (あるいは Leopard の仕様か?)では、スライドショーを始めてからプロジェクタにつないでもダメで、Finder に戻らないと出力ができないらしい。この時はそれがわからずにアセった。

 やっぱ不安、、、。班会議の本番で何かあったら事だ。、、、ん〜、、不安。

 もうプレゼンの内容の良し悪しなんかよりも、ファイルがちゃんと開けるかどうかが気になって仕方がない。
とりあえず、フラッシュメモリをふたつ用意してどちらにもKeynote ファイルをバックアップして持っていく。それから .Mac のレンタルハードディスクである iDisk にもバックアップを取る。それから Leopard の新機能である「どこでも My Mac」を PowerMac G5 でオンにする。「どこでもMy Mac」はその端末のFinder を遠隔地から操作できる機能だ。

 これで MacBook Air のファイルに不都合があっても、ふたつのフラッシュメモリのバックアップで何とかなる。万が一、フラッシュメモリがふたつともダメになっていたとしても、ネット経由で iDisk にアクセスすればファイルをダウンロードできる。さらに iDisk がダメだったとしても、「どこでも My Mac」を利用して教授室にある PowerMac G5 にアクセスしてファイルをこちらに移せばいい。ふっふっふ。完璧じゃ。

 い、いや、まだ不安。携帯のSDカードにも入れておくか。CDにも入れてCDドライブも一緒に持っていく?
、、とか考えていると、めっちゃ気疲れした。軽いはずの MacBook Air が、気を重くする。
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2008年04月22日

意思、あるいは意志

 山口県光市の母子殺害事件被害者の夫、本村洋さんという人はどういう人だろう?

 事件以前は、きっとこの人はどこにもいるような普通の人だったはず。それが、事件を境に置かれる立場は激変する。被害者の遺族というだけでなく、少年犯罪や死刑のあり方という社会的な問題に自分の考えを表明し発信する事になった。その意見の論理構成や意思は明快にして強固。この方面には素人の私の目には、あたかも練達の犯罪学者やオピニオンリーダーのように見えた。かなり強い覚悟や意志があった事と思う。事件発生当時、この人は23歳だった。

 本村さんを見ていて、もう一人、思い出す人がいる。

 カンボジアでボランティア活動中に射殺された中田厚仁さんの父親、中田武仁さんである。この人は、息子が射殺された、という報道でインタビューされて微笑んでいたように見えた、というので世間の批判にさらされた。だがその後、息子の意志を継ぐべく、勤めを辞めてボランティア支援活動に従事するようになる。その活動が実を結んだのだろう、国連から唯一無二の「国連ボランティア大使」に任命され、多方面から評価される立場になる。

 そのきっかけがどれほど大きい事であれ、自分の日常を180度転換させて意志を貫くような事がそんなに簡単にできるものか? と自問する。

 遠くから見るだけなのだが頭が下がる。そんな人は確かにいる。
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2008年04月21日

コンピュータ・クライシス

 覆水盆にかえらず、、、、。 It is no use crying over spilt milk. ...

 無くなってしまったデータは仕方ない。どうせもう戻らない(BackUp で溜め込んでいたファイルの入ったハードディスクは、腹いせに直ぐに再フォーマットしてやった)のだから。気を取り直して同じ失敗をしないように複数のバックアップ先を作ってバックアップ設定。メールのアカウントやフォルダを整理し直して先週末から仕事をコツコツと再開する。

 ところが、今度は MacBook Air のWeb ブラウザー、Safari 3.1 の調子が悪くなった。ネット閲覧中にページ更新がいきなり遅くなったりする。たまらず主要ブラウザーを Firefox に切り替えて、何とか乗り切る。
 今日は、仕事場の PowerMac G5 で使っているキーボードがおかしくなった。アルファベット以外の、@とか括弧「」とか*などの記号の表示に使うキーが、でたらめな記号を表示し始めた。括弧を打とうとするとアステリスクになったりスラッシュになったり、、、、。些細な事(でもないか?)だが、これだけでも仕事はできなくなるのだ。
 おまけに、MacBook Air で Windows を起動させて連携していたPDA(電子手帳)の連携ができなくなった。

 まさにコンピュータ不具合のドミノ倒し。原因不明の土砂崩れ状態。、、何が何やら、、わてホンマによう言わんわ。

 今週は科研費・特定領域研究の小班会議がある。こんな状態の MacBook Air で無事にプレゼンができるのやらどうやら、、。
 
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2008年04月17日

お知らせとお詫び

少し前に PowerMac G5 にインストールしたMacOSX Leopard の調子がやはり良くない。ときに異様に遅くなり、ときに終了ができなくなる。ということで、ハードディスクをきれいにして再インストールする事にした。

 今から思えばそれが惨劇の始まりだった。

 .Mac メンバーである私は Back Up というメンバー特典のソフトを使って並列外付けのハードディスクにユーザー環境を丸ごとバックアップしている。MacBook Air の環境の大部分もこのバックアップファイルを使って構築したものだ。Leopard を再インストールしてもこれまでの快適なユーザー環境は同じ作戦で復帰させる事ができる、と軽く考えて再インストール、再起動、、そしてバックアップファイルを復元、、復元、、、ふ、復元できない !? ほんの数週間前は、同じ事を MacBook Air でできたのに、、。いろいろ試して、結局 2006年8月の時期のファイルを復元することができた。という事はこのコンピュータの環境は1年8ヶ月ほど古くなったという事だ。

 こういう事は何度かあったが、これまでは完全同環境で維持されていたMacBook(PowerBook)と「移行ユーティリティー」を使って難を逃れてきたのだった。だが、今のMacBook Air ではそれができない 。
アセったが、落ち着いて環境の復旧をはかる。

.Mac Sync という、これも .Mac メンバー特典のシステムで保存していたSafari のブックマーク、iCal のスケジュール、アドレスブックのデータ、メールアカウント情報を回収する。それからDocument フォルダにある昨日までの個人データは MacBook Air で同期保存されているので、シンクロソフトを使ってなんとか流し込む事ができた。しかし Document フォルダの個人データだけでコンピュータは動いているわけではない。研究室内のネットワークや共有サーバとの接続、携帯電話との連携など、細かな調整を山ほど繰り返して何とか復帰。

 結局、朝の10時頃に再インストールして、それから午後7時頃まで復旧に要した。やれやれ、、その間に一度もメールチェックしてないや、と思いながら Mail を起動して愕然とした。そう、これまでのメール(正確にはこの1年8ヶ月間のメール)が残っていないのである。メールと関連づけした To Do やスケジュールも、タイトルだけが残ってその内容を見る事ができない。

 あかんわ、疲れた。という事で、最近、私に仕事の依頼メールなどを出された方は申し訳ありませんが再度私にメールを送信くださいませ。それから、私からレスポンスがない、返事が届かない、等々の場合もあるかと思いますが何とぞご容赦ください。私は悪くない! Leopard と BackUp とMacBook Air が悪いのです。
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2008年04月16日

浸透性抜群!

 今年に入って買った自転車、妖刀プロント 。
 少し前にチェーンに注油したところなのに、ここのところ「キュウキュウ」と微かな軋み音があって気になっていた。そこで思いあまって研究室の高速遠心機にオマケで付いてきた潤滑油を注すと、てきめんに調子が良くなった。さすが ~30,000 rpm で回転する遠心機の潤滑油じゃ。60 ~ 90 rpm の自転車なんぞはイチコロじゃ。と喜んでいると、私の自転車の師匠(に、もうなってもらった)のおっきぃ安倍ちゃんは、「注油してしばらくおいてから拭かないと、摺動部のシールド性が高い今のチェーンには潤滑油は浸潤しませんよ」と云う。私は余分な油でチェーンに汚れが付くのがイヤで、潤滑油を塗ってすぐに拭いていたのだった。

 なんじゃ。注油のやり方が悪かっただけか。

 ところでその安倍ちゃん。
 この研究室にやってきて2週間と少しが過ぎた。それまでに仕事をしてきた幾つかの研究室と今の研究室とのキャラクターの違いからか、いろいろ戸惑う事があるようだ。けど私から見て、この研究室の日々の流れと彼の流儀のあいだでギクシャクするような事はなさそう。順調順調(安倍ちゃんがどう思ってるか知らんけど)。「キュウキュウ」という軋み音もなく、油を注す必要もなさそうだ。
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2008年04月14日

うんざり

 神戸大学大学院医学研究科の分子薬理・薬理ゲノム学分野という研究室で、遺伝子組換え体を死滅処理させずに廃棄していたという事件、、、、なんでこんなことが起こるのか理解できない。

 もう、うんざりである。

 当該の教授の責任は重大だ。この違法行為が教授の指示で常態化していたのなら、法的責任を問われても仕方ない。 まぁそういう事よりも何よりも、そんなことが起こる研究室が存在するということに深く落胆する。その組換え体が危険かどうか、という問題ではない。組換え生物を任意に作製できる立場の人間の社会的責任として、「ルールを守る」というのは当たり前の事なのだ。

 それから、神戸大での遺伝子組換え実験全面停止という措置を「大仰」と言い、まるで神戸大の措置を批判しているかの論調も巷にあるようだが、、この違法行為の社会的インパクトを考えれば、これは組織としてはあたりまえの措置ではないのか? これを大げさと考える人は、研究者の社会的責任について再考するべきだと思うが、いかがだろう?

 いったい、オートクレーブバッグがもったいなかったのか? 電気代がもったいなかったのか? 邪魔くさかったのか? 、、実験材料の後滅菌(オートクレーブ)くらい、やれよ! 大した事ないやんけ! 
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2008年04月13日

雪平夏見はいいですけど

 好きな女優さんの一人、篠原涼子さん主演の「アンフェア the movie」をテレビで見た。
まぁ、緊迫感のあるエンターテイメントものだ。篠原涼子さん演じる主人公「雪平夏見」のキャラクターがいい。事件に関わる人間の関係や思惑が錯綜しすぎていて、よくわからん部分もあるがそれもまぁいいかなと思う。ただひとつ、許せないというのか何といっていいのかわからないが苦言をひとつ。

 このドラマのキーポイントで登場するBSL4で保管されている病原細菌「黒色壊疽菌」だ。これは細菌学者であろうとなかろうと、誰がどう読んでも「こくしょくえそきん」と読むのが普通だ。ところがドラマではこれを「こくしょくかいそきん」と呼ばせていた。、、、完全な間違いやろ、、テレビドラマのスタッフには字を読めるやつがおらんのか? おかげで、出演者が「かいそきん」「かいそきん」と云うたびに、せっかくの緊迫ドラマがだいなしになって喜劇ドラマの一幕のようになってしまった。少なくとも私にはそう感じた。

 私の知識では、「黒色壊疽菌」と一般に呼ばれる細菌は実在しない。実在しない細菌を登場させるのは、いろんな方面への配慮という事でいいと思うし、その他の細々とした「科学的に?な部分」にも目をつぶってもいいが、「かいそきん」はあかんやろ「かいそきん」は、、。

 以前も、同じような思いで映画「アウトブレーク」を見た覚えがある。ここではウイルスの「host」あるいは「vehicle」を日本語吹き替えで「やどぬし」と云わせていた。「やどぬし」は確かに「宿主(普通は ”しゅくしゅ" と読む)」ですけどね、、。んで、たまに学会でも何らかの理由でわざわざ「やどぬし」と言い換える研究者もいますけどね、、。けど緊迫した場面で学者同士が「やどぬし」とは云わんし、、ということでこの映画(テレビで見てましたけど)も見ていて途中で醒めた。

 専門性を振り回して、ドラマや映画にいちゃもんをつける気はないが、、、「かいそきん」はあかんわ。

追記:ブログのスタイルを春仕様に模様替えした。これで四季仕様が一巡したことになる。

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2008年04月10日

You've Got Mail

 この春から、仕事のペースというか配分というか、それを少し変えようと思っている。以前にも同じような事を書いたが、自分の研究に注力できるような環境を整えるためだ。「研究にある程度集中して成果を上げる事ができた」と満足したいし、あるいは「研究にある程度集中しても大した成果を挙げられなかった、自分には才能はないようだ」と納得したいからだ。

 ということで、一日のスケジュールを整理するようにした結果、自分の仕事の為にいくらかの時間を毎日なんとか割く事ができるようになってきた。そんななかでの目下の敵は、電子メールである。

 われわれの仕事に関わる情報の伝達速度は電子メールの登場で著しく加速した。しかし、人間の情報処理能力が速くなったわけではない。いきおい、届いたメールの返事や対応に追われることになる。事務関係のメールは斜め読み。知り合いからのメールの返事も億劫に感じてしまう。これをどうしようか? といろいろと考えている。

 以前、当研究所の岡部勝先生のメールの末尾には「メールは一日一開」というスローガンが掲げられていた。あのスローガン、岡部先生はほんとに実行されていたのだろうか? 私の場合、「一日一開」は無理でも「一日の決まった時間にしか返事メールを書かない(長ったらしくてすまん)」というのを心がけてみることにする。

 ここんとこホリグチからメールの返事が来ない、遅い、と思われている方、そういう事情ですのでご容赦くださいませ。

 
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2008年04月09日

クイダオレ

 道頓堀にある食堂「くいだおれ」が閉店する。くいだおれの人形(ニュースで報道されている「くいだおれ太郎」なんて呼び名には私は馴染みがない)で有名な食堂である。
私の実家はこの「くいだおれ」食堂からほぼ直線で東側に 2 km ほどのところにある。実家に住んでいた頃は、ミナミで飲んで酔っ払っても歩いて家に帰る事ができた。

 くいだおれ人形は物心ついた頃からあそこにいた(あたりまえだけど)。私の友人にはあの人形の存在がなんらかのトラウマになっていて、あの人形が「怖い」というのがいる。いまでもその友人はくいだおれ人形の前は耳を塞いで走り抜ける。私の場合は、心の中の引っかかりは「くいだおれ人形」ではなくて「くいだおれ食堂」の方にある。場所がら、幼い頃から道頓堀界隈は家族でよく歩いた。「くいだおれ人形」を何度も眺めてその前を歩いたが、決して私の父はその食堂に入ろうとはしなかった。それでこの年になっても、多分一度もあの食堂には入った事がない。入った覚えがない。それで、私にとっては「くいだおれ人形」よりもその背後にあるいつまでもあか抜けない食堂がずっと気になっていた。

 今年7月8日に食堂は閉店するらしい。それまでに一度はそこで食事をしなくては、、。

 ところで、大阪は八百八橋と昔から云われている。その数多い橋のほとんどは、大店の旦那が店の宣伝と客の誘導のためにかけたものだ(たとえば、「淀屋橋」は淀屋さんが架けた橋だ)。それで橋をかけたり補修したりに費用がかさんで身上を潰す大店が続出し、橋の杭を築くのに倒産したというので大阪の「杭だおれ」と呼ばれるようになった。「食い倒れ」とはその後のこじつけである、とのこと。
それでもなぁ、、「株式会社くいだおれ」の食堂なんてこんなぴったりのネーミングはないのになぁ。なんで閉店になるのか、、、、ネイティブ大阪人としてはやっぱり寂しいものなのだ。

追記:この「くいだおれ」の閉店発表会見、見ました? 専務取締役会長の柿木道子さん。笑わせてもらいました。

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2008年04月08日

伝統技能、、、、メンセン

 わけあって、久しぶりに嫌気性菌を培養する事になった。組換え体ではない毒素を取るためだ。

 培地はまぁ、なんとかなる。中試験管に分注し、前処理をしてオートクレーブへ、、。と思ったが試験管の栓がない。プラスミドをとるための大腸菌の培養ではないので、種菌を残しつつ継代する事が必要だ。だから培地が蒸発するようなアルミ栓やモルトン栓は使えない。シリコン栓もこの研究室にはない。

 培地を作ってくれたキムジュンは、用意した試験管の列を眺めてぼんやり佇んでいる。キムジュン、、こういう時は、綿栓というのを自分で作ったんだよ、、むかしはね、、、。

 「見っとっきなさぁ〜い!」と言いながら研究室の倉庫で眠っていた近江綿を取り出してきて、やおら綿栓を作り出す。
「へぇ〜、何ですかそれは?」
と、アヤッチやらトッシーやらチャーリーがワラワラと寄ってきてキャーキャーと綿栓作りを手伝ってくれた。なんか近所のおばさんが、町内会の炊き出しをしているみたい。ワイのワイのと楽しげだ。

20080408(002).jpg

んで、こんなんできました。

 ちょっと不細工だけど、まぁ何とかモノの用には立つだろう。これぞ伝統技能、、メンセンである。

 近江綿の固まりを適当な大きさに千切って芯を作り、試験管の口径にあうようにさらに芯を綿で包んで栓状の形にして試験管に挿入する。最初は要領がわからないが、数を作っているうちに使いやすい綿栓がどんなものか想像しながらそれなりにそれなりのものを作れるようになる。こういう手先の感覚や想像力や回数をこなす事が必要な技術は、このごろは割と少ない。経験や感覚に頼る仕事は効率的ではない、とは云うけれど、伝統技能も楽しいやろ? たまには、、。
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2008年04月07日

同窓会

 昨日は、中学時代の同窓会に出席した。

 小学校の同窓会といい、この中学校の同窓会といい、卒後30年以上たつというのに同窓生の名簿をなんとか再作成し、連絡し、しっかりと会をやってしまう、そんな幹事さんたちのパワーに脱帽する。以前、小学校の同窓会の話 を書いたが、私の実家のあたりではふたつの小学校(真田山小学校、味原小学校)の児童が同じ中学校(高津中学校)に上がり、その中学校から3分の1ほどの生徒が近くの府立高校などに集中して進学する。つまり、小中高とずっと同じ学校だったという仲間がたくさんいたりするのだ。それに限らず、地元や地元近くにとどまった者はそれぞれで交友を続けている。そこへ私のように外に出て行った人間が時々参加して、懐かしさやら楽しさを彼らからお裾分けしてもらうような関係がここ10年くらい続いている。

 前も書いたように思うが、同じような環境で同じような空気を吸って生きてきた人間の感性はやはりどこか似ているものがある。お互いのコミュニケーションのために、とりたてて構えるようなことがほとんど必要ない。どうせ子供の頃の恥ずかしいみっともなかったところをお互い知っているのだ。それで、20年振りでも30年振りでもいきなり話が弾むところがたまらなく気持ちいい。

 同窓会は昼の12時から、上本町のホテルで始まり、途中2度も場所をかえて午後11時頃まで飲み続けた。ほとんど12時間。やっぱりむちゃくちゃ楽しかった。

 そんで今日。なんだかふんわりと温かい気持ちで心地よく自分が仕事をしているように感じた。「ストレスがはける」というのはこういう事なんやろね。
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2008年04月04日

MacBook Air 、結論。それと、、

 MacBook Air 、、あるデバイスをコントロールするためのアプリケーションをインストールしようとした。そのためにはインストールされるデバイスとインストールするCDの入った光学ドライブが同時につながっている必要がある。が、この機械にはUSB端子がひとつしかない。リモートディスクを試してみたが、あいにくこのアプリケーションは Windows 用で、本体がWindows で起動されている時にはリモートディスクはどうやら使えないようだ(そうじゃない、という人がいたら教えてチョ)。んで、断念。今日一日の結論として、MacBook Air は私の使用目的には合っていない、ということになった。研究室で使っているディスクトップの環境を持ち歩いてバシバシ使いたい私には MacBook Pro が必要みたい、、、、。私にとっては MacBook Air は中途半端な製品である。昨日は「頑張って使い倒してみる」と言ったが、一日で撤回させていただく。でもすぐ代わりという訳にはいかんしなぁ、、。

 閑話休題。

 今週水曜日は研究室の(久しぶりの)プログレスセミナー、約3時間。木曜日にはスタッフミーティングをやった。約2時間。研究室にとって新顔の大きい安倍ちゃん(もとい、ひろゆき)を交えての初めてのミーティングだ。やっぱり仕事の話は楽しい。各プロジェクトの進捗状況を整理し、未着手のテーマ、論文手前まで来ているテーマ、可能性のありそうな将来のテーマ、現時点では絵空事のテーマなどを並べて、それぞれに対する今後の方針を検討する。こうしてディスカッションする中で、スタッフそれぞれの性格やら考え方やらが透けて見えてきたりする。そんなみんなの姿を見ながら「よし!今年度からは研究以外の仕事やら雑用やらを思い切り減らして、自分の研究の事を考える時間を絶対増やすぜ!」と、なぜか東京弁で誓う。

 いや、ほんと。

 ちょっとこれから数年間、ちょっとホントになんとかします。
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2008年04月03日

MacBook Air 超第一印象2

以前のPowerBook "12 の環境を MacBook Air で再現するまで3日かかった。すこし前のエントリでも書いたように、 Mac で便利な「移行ユーティリティー」を効率よく使う事ができなかったせいだ。でもとりあえず、以前とほぼ同様に MacBook Air をようやく使えるようにはなった。

 たしかにいままでのPowerBook や MacBook に比べてMacBook Air は軽い。しかし私はこの機械の大きさと薄さが気に入らない。MacBook Air はデカすぎる。12 インチ程度の液晶で少しだけキーピッチをつめれば、もっと軽くなったんではないか? ラングドシャのような形も好きじゃない。この形、Steve Jobs が「MacBook を封筒から取り出すパフォーマンスをしたい」とか言い出して、そのために無理から設計された形ではないかと勘ぐってしまうほどだ。今日、少し分厚いハウジングのUSB端子のついた外部機器を MacBook Air につなぐと、本体よりも端子が分厚くて、MacBook Air 本体が机の上で傾いた。んな、アホなぁ〜。この薄さは、「使いにくい」のだ。

 だいたい、「ポータブルでもデスクトップに引けをとらない性能をめざす」というアップル社の心意気はわかるが、日本人の私(私たち)の目から見るとその「引けをとらない性能を目指す」方向性が間違っているように感じてしまう。1.3 kg 以上の重量がありながら光学ドライブを装備していない(Let's Note や VAIO を見よ)。FireWire を無くしたのは我慢しよう。でも USB 端子がひとつしかなく、Ethernet ポートがひとつもないところにアップルのおごりが見え隠れしてイヤだ。それでいてフルピッチのキーボードを装備し、"13.3 の液晶を備えているところがまたわからない。キーボードのピッチサイズにこだわっていながら光学ドライブを捨てる、というのはどうよ?切り詰めるものを間違ってないか?私はPowerBook "12をそのままの装備と形で1 kg 程度にして欲しかった。無理か?

 と、文句をひとしきり、、、でも私は PowerBook 2400 以来、「軽い Mac」を10年ほど待ち続けていた のだ。いろいろ文句はあるが、頑張って使い倒してみる事にする。依然からそうだったが、さらに洗練されたトラックパッドの操作性は好きだ。Leopard (Mac OSX 10.5) も使いやすいと思う。BootCamp で 6 GB を Windows XP に割り当てたがまだ15 GB ほど残っている。仕事でフルに使えるのかどうか、ちょっと期待が持ててきたので頑張って試してみる。

追記:液晶が壊れたPowerBook "12 は修理代の折り合いがつかず、結局壊れたまま返送されてきた。それで不要となった古いディスプレイにつないで、研究室のサーバーとして余生を過ごす事となった。
posted by Yas at 23:49| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

石の上にも、、、

 先月末で転出したマミちゃんに代わって、昨日(4月1日)付けで本学医学系研究科から安倍裕順さんがやってきた。

    この顔にピンときたら、、、安倍くんで〜す。

 実は5、6年ほど前にも当研究室でポスドクとして仕事をしますか?どうしましょう? というような事があったがその時はお互いのタイミングが合わずに実現しなかった。それで6年後の今回、助教としてめでたくここで仕事をする運びとなった。

 身体が大きい。バイクと自転車を愛するオトコである。特に私も趣味としている自転車にはかなり造詣が深いとみた。自転車好きである。マニアである。おタクである。これは良いわい。いろいろと教えてもらおっと、、。安倍くん、これからよろしくね〜。

 彼が来てくれたおかげで、以前から考えていた新プロジェクトにやっと着手できることになる。ただし、ここでの当初の彼の採用用件には3年の時限がある。カミちゃんの採用時と同じだが、カミちゃんは見事に成果を挙げて任期なしのポストを勝ち取った。安倍くんも頑張ってそうしてくれ。もしダメなら、微研を去るのも致し方ない、と思う。
 日々の暮らしをしのぐためというのではなく、良質の研究をするためにこの職を選んだというのであれば、こうした採用当初の制限はやはり避けられない。しかし成果を上げれば残ることができるのだ。私は、教員に対してもこういう評価システムをセットできる微研が好きだ。安倍くんにも好きになってほしい(まぁ、それも3年後の結果次第でしょうけどね)。

 ところで、ひとつ困った事がある。安倍くんは私の北里の盟友「阿部ちゃん」と名字の音が同じで、「あべちゃん」と彼を呼ぶと「阿部ちゃん」を連想してしまう。なんか気持ち悪い。安倍くんは体が大きいので彼を大安倍、北里の阿部ちゃんを小阿部と呼んでもいいが、それだと「大安倍小阿部」で四国の「大歩危小歩危」みたいになる。名前で呼ぶという手もあるが、、、「ひろゆき」か、、、。 

「ひろゆき〜、これからがんばろうねぇ〜」

posted by Yas at 23:45| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする