2008年01月30日

内向きの論理


 橋下徹さんが大阪府知事に当選した。大阪府議会は戦々恐々だ、橋下さんは前首相の小泉さんに似てワンフレーズパフォーマンスばかりで具体的な政策が見えてこない(小泉さんには郵政民営化があったけれどね)、と新聞が伝える。府債発行を認めないとする橋下さんの意向に、早速府議会や府庁では批判的な反応が出ているとか。反応が早いなぁ、過敏なんちゃうん? と思う。「現場を知らない」と府議や府職員は主張しているとも新聞は書く。

 わたしは、この「現場を知らない」とか「内部の事情を知らない」とかいうセリフが好きではない。こういったセリフはしばしば外部からのアドバイスを拒絶し、独善を正当化するのに使われる。

 他人の話は、一度は聞け。そして考えろ。んで、二度目からの話を聞くかどうかそれから決めろ。

 お前は龍を見たか 、、の精神である。

 
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2008年01月28日

妖刀 Pronto


 Bianchi社の自転車、Prontoくんを購入して一週間が経った。その間、天気が悪くてほとんど乗れていないが、それでも週末と今日とを併せて多分 100 km ほど走ったと思う。

 前の愛車(ランドギア君;これからも街乗りに使用する予定)に比べるとずいぶんとライディングポジションが違う。Pronto君はかなりの前傾姿勢を強いられるのだ。これが慣れないと結構苦しい。乗り始めて最初の10分ほどは買ったことを後悔したほどだった。でも、軽い車体でパーツも良いせいか、子供用マウンテンバイクについているようなパーツを搭載したランドギア君と比べると、さすがに加速も巡航速度も全く違う。今朝の感じでは前傾姿勢にも慣れてきたようで、とにかく速い。ん〜、、速いぞ。

 この速さにちょっと困っている。だいたい私はゆっくりと街中をダラダラ走るのが好きなのだ。オーナーのキャラクターと合っとらんがな。しかも困ったことに、私の身体には体育会系の血が流れている。自転車が速いと、「もうちょっとスピード出るかな? どれくらいまで出るかな?」と私の本来の自転車スタイルとは全く違う、体育会系ローディーばりの走り(気持ちだけ)をついついしてしまう。
 ほら、時代怪奇モノであるでしょ。温厚な殿様が切れ味抜群の妖刀を手にした途端に人の血を求める殺人鬼になってしまい、夜な夜な辻斬りに立つようになる、、というようなハナシ。あんな感じ。

 この調子だと、当分は用がないと思っていたヘルメットが必要かも、、。いや、それともそんなPronto君でも街中をダラダラ走ることができるように精神力を養うか、、。ん〜、でも、私が殿様で妖刀を手にしたとしたら、バッサバッサと町人を切ってしまいそうだし、、、、、いやいやっ、ここは精神力を養うのだ。

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2008年01月27日

業績発表会


 金曜日の業績発表会は結構楽しめた。

 この「微研のお祭り」も11年目になる。各研究室からエントリーされた15分間の発表を微研の有給研究員がそれぞれの判断で採点し最後に投票する。そして獲得投票点数の最も多い演者が最優秀賞、次点二人が優秀賞ということになる。それぞれの受賞者には記念の盾と副賞の賞金が授与される。

 なんだか、他人の研究発表を採点するっていうのが続いてるなぁ、、と思いながら、それなりに採点に偏りが無いように気をつけながらメモをする。「専門が違う研究は、良いのか悪いのか判断つかないでしょう?」と、ときどき尋ねられるが、それは申し訳ないが未熟な質問と言わざるを得ない。工学系の研究や人文系の研究ではないのだ。発表者がウソを言ってる場合は別として、ちゃんと自分の仕事の背景を説明し、問題点を挙げ、適切に実験結果を示してもらえれば(これは研究発表の基本であるが)、普通はその研究のレベルは判断できるし、できなければこの仕事で相応の給料をいただいてるのは恥ずかしい。また、この発表会は若い人にとっては他分野の研究を聴く、発表者にとっては他分野の研究者に理解してもらえるプレゼンをする、というトレーニングの機会になっているのも確かだ。

 んで投票の結果、きわめて順当なそれに相応しい研究発表をした人たちが受賞された。私が言うのもなんだが、この発表会は10年のあいだにしっかり成熟してきたようにおもう。この発表会のことを微研は誇りにしてもいいのではないだろうか。発表会後、岡田雅人先生と研究室で余韻の酒を飲みながら、そんなことを想った。

*追記:この日の全てのプログラムが終わったあとの懇親会で、乾杯の音頭をとるように松浦評価委員長から唐突に指名された。その乾杯前の話の中で私は「准教授の発表はそろそろ控えて欲しい」と云ったが、その真意は、微研の准教授は今やレベルが高いので明らかにレベルの違う助教や研究員と並べての採点は成立しにくい、というところにある。これを私が言ったとき、岡田研の准教授の名田さんが「たはっ」という顔をしたのが目に入った。名田さ〜ん、、そういう意味なんですよ〜。

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2008年01月24日

外は白い雪の夜


 そうそう、お礼を言うのを忘れていた。
 昨年末頃から、「自転車は何を買うつもりなんですか?」「自転車は届きました?」とたくさんの方から声をかけていただいた。みなさんこのブログを読んでくださっているようだ。ご心配をおかけした自転車は紆余曲折の末になんとか購入できました。暖かいお言葉をありがとうございました。

 んで、今朝こそは自転車通勤すべしっ、と、いそいそと準備して自転車を出してガレージのシャッターを開けると、、、雨みぞれがザァッと音を立てて降り始めた。今日もアカンがな、、。仕方がないので自転車通勤の服装のままクルマに乗り込んで、自動車通勤。

 雪は今日一日ほぼずっと降り続けていた。が、ネット天気サイトのアメダスを見てもずっと降水量ゼロ。研究室の窓から見えるキャンパス内の路面も乾いている。変な天気。そして、こんな天気でも昼間の教授室は暑い 。セーターなんぞは着ておれん。なんか体調が悪くなりそう、、。

 明日は、微研のお祭りと言っていい「業績発表会」である。だが、この夜半から大阪北部は雪、場所によっては積雪が予想されている。私は業績発表会ではお腹が痛くなる ほどプレッシャーを感じるのだ。、、、、、、なんとか雪で中止に、、、、、ならんわな。

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2008年01月23日

夢見るDNAチップ



 今シーズン初めてではないだろうか? ここんところにきて、やっと冬らしい寒さになった。東京は朝から雪だったらしいが、大阪では冷たい雨がシトシトと降っている。おかげで折角買ったProntoくんにはまだ乗れない。このあともグズグズした天気が続くようで、しばらく楽しみはおあずけになるかも。

 年が明けてしばらくは出張であちこちに出回っていたが、最近はまた、ジトッと原稿書きや発表用のスライド作製などばかりをしている。前にも書いたことがあるが、アウトプットばかりが続くとやたら疲れるのだ。そんなところで久しぶりに、ちょっとしたことがあってラボ内でミーティングをすることになった。そこでのハナシ。
 研究費がまだ少しばかり残っていて消耗品の心配は今のところない、ということで、ある問題を解決するのに高価なDNAチップを使おうと云うことになった。おぉ〜、、DNAチップ、、、。私らのような細菌の病原性をやっている者にとってはついぞ縁のないモノと思っていたのに、、。DNAチップ、、このカッチョイイ響き、、。わが微研にあるDNAチップセンターの奥崎くんにきてもらってハナシを聞いてみると、私らの問題を進めるのには効果的な作戦かもしれないことがわかった。かつ、目の前に担当の奥崎くんがいることでその仕事の顛末がリアルに想像できて、、、ふっふっふ、現実味充分じゃ、、。と、即座にゴーサインを出す。カミちゃんはすでに試料の準備ができいて、すぐにもスタートOKの状態。アヤっちもすぐに試料作製にとりかかる。このあたり、うちのスタッフは頼もしい。

 おぉ〜、、DNAチップ。
まだなんにも進んでないし、なんの結果も得られていないのに、そのディスカッションをしているときはやたら楽しかった。きっと具体的な実験のハナシをみんなで久しぶりにしたからだ。しかも、DNAチップ、、。ラララ〜夢の〜DNAチップ♪、、魔法の〜DNAチップ〜♭、ラララ〜、、、、、、、

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2008年01月21日

狼になりたい !?


 11月始めに予約注文した自転車、Bianchi の Lupo。

 予約したお店から連絡が来た。

「ホリグチさん!、、最悪ですっ。今朝卸元に連絡を取って、たった今、ファックスで回答がきたんですが、、、5月納入予定だそうですっ!」

 まさしく最悪のシナリオである。いや、Lupoの現物を確認した(前エントリを見てね)いまでは、最良のシナリオか?

「ふ〜ん、、。そんじゃぁ、申し訳ないけど予約キャンセルしてもいい? 11月初めに予約して納期が6ヶ月後ではねぇ、、ちょっとねぇ、、」と尋ねてみると、「これはもう、そうしてもらって構いません」と、あっさりOK。
 すぐさま、土曜日に立ち寄った店に電話を入れて、店頭にあった Lupo と Pronto がまだあるかどうか確認する。「あぁ、土曜日のお客さんですね、、、まだどちらもありますよ」との返事。んで、午後6時半、クルマを走らせてその店へ、、。

 Lupo と Pronto '07 を前にしばし考える。Lupo か? Pronto か?(以下、自転車に興味のない方は読み飛ばしてチョ)
 Lupo は、私自身も予約した超人気車種。ディレーラーやシフターはシマノのTiagraでありながら、低価格である。フレームはクロモリ。このフレームは剛性があり、衝撃吸収力が高い。それと強度があって細身のチューブでフレームを構成できるので、スタイリッシュな自転車に仕上げることができる。
 Pronto '07 は、Lupo の上位機種である。ディレーラーやシフターは同じくシマノだが 105 という、Tiagraよりも上位セット(この差は、自転車オタクにとっては大きいのだ)。ブレーキも 105 システムのモノを使っている。フレームはアルミ。アルミは軽量だが剛性に欠け、強度も高くないので太めのチューブでフレームを構成しなければならない。そのため、どちらかというと武骨なスタイルになりやすく、乗り心地もクロモリに一歩譲る。私もアルミフレームの太っちょ自転車は好きではない。だから、クロモリフレームの機種を中心にカタログを漁って Lupo にたどり着いたのだった。だが、このPronto '07 は前輪を挟み込むフォークという部分がカーボン製である。カーボンは超軽量、高強度、剛性ありの最新素材。カーボンフォークはアルミフレーム自転車の乗り味の堅さをやわらげてくれるのだ、、、。しかし、私はあくまで華奢なフォルムを可能にするクロモリフレームが好きなのだが、、でもProntoの装備は圧倒的にLupoに優る。

 ん〜、、どっちにする?
Bianchi社の自転車が軒並み品薄なご時世で、LupoとProntoの現物を目の前にして贅沢な悩み、、、。

んで、結局、これを買った。
20080121(002).jpg





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2008年01月19日

狼になりたい



 昨年の11月始めに予約した自転車はイタリアの Bianchi社の Lupo という、シクロクロスという範疇に入る自転車である。「Lupo」とは、イタリア語で「狼」のことらしい。

 まだ、来ん、、。

 インターネットでいろんなショップサイトを検索してみると、Lupoの納期はほとんどが未定、よくて納期5月である。、、、、やる気あんのか? と疑う。

 予約した自転車屋さんにたまらず電話。
「Lupoを予約してるホリグチですけど〜、、納期ってわからないでしょうか? もう音沙汰なしで2ヶ月半経ってるんですけどぉ〜、、」
「いや〜、Bianchi は最近はこんなもんですわ。私らも困ってるんです」
ホントに困ってるのは顧客である。ショップが困るかどうかは客の知ったことではない。
「卸元に聞いてもらえます?」と、詰問調で頼む。
「今日は土曜日なんで、向こうは休んどるんですわ」
 そんなことはわかっとる。「ですから、月曜日に連絡を待ってますんで、状況を知らせてくださいね」とやんわりお願いして電話を切る。この店は職人気質はいいのだがどうも商売のやり方が今一歩。

 なんか納得がいかん。そこで予定の仕事が終わってから、「Bianchi の品揃えには自信があります」というのが宣伝文句のリアルショップにクルマで向かう。

「いらっしゃいませ〜」という愛想の良い店員さんの声に迎えられながらスポーツバイクの揃っている2階に行くと、、、、、、階段を上がったすぐそこに、、、あるがなぁ〜! 色もサイズもピッタリのLupoが、、ふつうに。

「これ、いつ入荷したんですか?」
「去年の12月ですね。Bianchiは時期を決めて生産しているんで、タイミングを外すとなかなか入ってこなくなりますけどね、、、これ、ディスプレイスタンドからおろしますけれど、さわってみられます?」

 感じの良い店員さんである。だが、こんなもん、さわってしもたら衝動買いしてしまうがな。それでは予約した店に申し訳が立たん。
「いやいや、、お構いなく、、、」と言いつつ、「来週電話するかもしれませんが、、その時はよろしく」というわけのわからんセリフを残して店をあとにする。確かに品揃えの良い店である。この店で「Lupo」の隣にあった「Pronto '07(Lupo の上位機種)」もなかなか良かった。


 来週月曜日、予約した店の納期がはっきりしないのなら、こ、こっちのLupoを買っちゃうかも、、。いや、、十中八九買うやろな。、、おそらく。、、、、、いや、ひょっとしたら Pronto を買っちゃうかも、、。
 「Pronto」は「ready」という意味らしい、、"Ready" for being bought , , , , !? 
 いや、や、やっぱり「Lupo」、、、あぁっ! もうっ!

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2008年01月16日

Something in the air ?


 いつぞやのエントリ で書いたとおり、薄型ノートブックMac(MacBook Air)が発表された。

 Macworld Expoで基調講演(去年はこのときに iPhone が発表された)したApple社CEOのスティーブジョブスさんは得意満面だ。だが、超軽量コンパクトでは類を見ない Let's Note をよく知っている日本人としてはどうよ?

 光学式ドライブ非搭載で 1.36 kg は超軽量といえるか? 例えば以前のPowerBook G4 "12 から光学式ドライブを除けば、それだけで1.5~6 kg くらいにはなっていたんじゃないか? その後の技術革新を考えると、1.36 kg というのは評価に値するのか? 世界最薄というが、私は少なくとも封筒に入るほどのMacBook Air の薄さをというのに魅力を感じない。たとえ厚さが2 cm 以上あってもカバンに入れるのに不自由はないのだ。それよりも 100 ~ 200 g さらに軽い方が嬉しい。バッテリー駆動 5 時間というのも微妙、、。設定価格も安くはない。

 ん〜、、アップルならもうちょっと頑張って欲しかったが、、なんせ Mac OS で起動する最軽量のコンピュータであることは間違いない、、。そのうち買うかも、、。

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2008年01月15日

親バカ・1分20秒


 いつだったか、娘のピアノの発表の様子をブログで報告する、と誰だったかに約束した。
んで、昨日、そのピアノ発表会があった。

音声が出ます。ご注意を、、、 サビだけですけど、、。音声に不具合がある場合はダウンロードしてみてくださいな。そこまでして聴いてもらうほどのものでもないですけど、、、




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2008年01月14日

感染マトリックス


 一昨日、昨日の土曜日と日曜日は科研費特定領域「感染マトリックス」の全体班会議だった。場所は一ツ橋の学術総合センター。朝10時前からのスタートにあわせるべく、午前6時前に起床、7時15分の飛行機に乗って東京へ、、。研究班には100を超える研究課題があり、それぞれ1人5分間でこの1年の成果を報告する。

 私や他の総括班員の先生方は、今回は各発表の評価をすることになっているので全ての発表を聴かねばならない。勿論、「感染マトリックス」が対象にする細菌・ウイルス・寄生虫・免疫に関する課題の内容を全て理解できるわけではないが、5分間に盛り込まれた研究背景と目的から実際の成果までを聴いて、勉強させてもらいながら色々と判断する。いや、ほんとに勉強になるんですよ、、でも結構疲れてしまう、、けど楽しい。

 この班会議は研究発表も楽しいが、それぞれの先生方との個別のやりとりも面白い。やはり感染症の基礎研究分野でトップクラスの研究者が集まっているだけのことはある。自分の研究を展開するだけでなく、関連の研究領域とつながりを持つことで自らの活動領域を拡げることを知っている先生方だ。たとえ馬鹿話でも楽しくないはずがない。他の大学の先生と会ってもサイエンスの話にならないことが多い学会が時々あるが、それとは全然違う。

 終了後、東京駅ビル内で阿部・飯田・富田といった細菌学仲間とビールを飲みながら反省会。1000円飲み放題の店で1時間半ほど、ひとり 4, 5杯のジョッキビールを飲む。次は春の細菌学会だ。それまでの精進を誓い合って、解散。
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2008年01月11日

失敗するのだ


 何日か前の毎日新聞に「待つこと」というタイトルのコラムがあった。
それによると、iPS細胞の山中伸弥教授とホンダ創業者の本田宗一郎さんは「失敗と成功」について同じような考え方を持っている、という。
 山中教授は研究室希望の学生に「実験を繰り返しても9割はうまくいかないことに耐えられますか?」と質問することにしている。本田氏は「成功とは99%の失敗に支えられた1%である」と好んで口にした、というのである。

 まず、この考え方が、二人の優れた賢人の言葉によって初めてたつ真理だとでも云うようなこのコラム氏の前提に驚く。少なくとも実験科学者にとっては、こんなことは常識なのだ。
ちなみに私は「実験なんか上手いこといけへんのやっ! そう覚えとけっ! ボケッ!!」と学生さんに丁寧に説明することにしている。

 実験は上手くいかない。
上手くいかないことを前提にするからポジコンを周到に用意するのだし、他人の持っている成功体験情報をいっしょうけんめい収集するのだ*。そうして、上手くいくような実験系を構築する。

 だが、実験は失敗する。
先のコラム氏は「数多くの失敗を重ねながら、成功するまで辛抱強く待ち続けることが大切である」という論旨でコラムを結ぶ。だが実際はそんなことはない、実験者はポジティブなデータを採るために手を代え品を代え、あくまで前向きである。「待つ」という姿勢はそこにはない(いや、たまには待つこともあるが)。そんな、いわばアグレッシブな態度を研究者に想像するのは、コラム氏のような研究者でない人には難しいのかもしれない。

 失敗しても、それを乗り越えて成功に導くべく努力すること、、これを楽しめますか? 

 これから研究を志す人にはそんな風に尋ねたい。
 

* ところが、どうやらこの「失敗するもんだ」感覚は教えられて会得できるモノではないらしい。口を酸っぱくして「実験は失敗するっ」と何度教えても「上手くいく」ことを前提に実験群を設定して失敗する人がいる。こういう、「上手くいく」感が染みついている人には「失敗する」ことを前提にするのがとても難しいようだ。

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2008年01月10日

すまん


 昨日の岡山出張の余韻が残っているのか、昼過ぎからカクッとエネルギーが切れた。
疲れているというのではないが、なぜか集中力が持続しない。明日が〆切のゲラ校正があるがちょっとムリ。こういうときはとっとと帰るに限る。

 と、いうことでこのエントリも書きかけたがチカラが尽きた。もうやめて寝る。すまん。おやすみなさい。

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2008年01月09日

岡山大医学部特別講義


 良かったぁ〜。岡山大学医学部3年次のみなさん。良かったよ〜、君たちの反応。中にはドタバタと途中から入ってきた奴とか出て行った奴とかいたけれど、それよりも多くの学生さんの目が私の話に反応してくれていたのが嬉しい。7割、いや8割以上の学生さんがちゃんと講義を聴いてくれていたのではないだろうか。うれひ〜。
 特別講義で呼んでいただいた大学での講義の雰囲気はたいてい良いのだが、今日の岡山大の講義は一段と良かった。気持ちよく話をさせてくれてありがとう。キミ達がしっかりとした基礎生物学の知識を持っているのにも感心した。私を呼んでくださった小熊先生、ありがとうございました。岡山大医学部の先生方が如何に丁寧に教育されているのかを垣間見た気がしました。

 新大阪から岡山まで新幹線で45分ほど。あらためてその近いことに感心した。講義のあとに小熊先生に夕食に連れて行っていただいたが、そのタクシーから見る岡山の街は落ち着いていてやっぱり良かった。夕食をとったお店もすこぶる雰囲気良し。なんか、岡山ファンになりそう。

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2008年01月08日

だから ガンバレ みんな ガンバレ


 正月ボケの身体をいつも通りのペースに戻すのに疲れてしまって夜にMacに向かう気になれず、更新をサボった。すまん。

 今朝は7時半頃から自転車にて大学へ出発する。朝靄が深かったせいか、お日様が顔を出すのが遅くなったようで、なんだか日の出のなかを自転車で走行するような格好になった。なんかそれだけで、むちゃくちゃ健康的なことをやっているような気分になる。「気分」だけだけど、、でもこういう「気分」は、とても大事だと思う。

 明日は岡山大学で出張講義の予定である。週末は東京。2008年ものっけから、東へ西へ、、。

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2008年01月04日

イチロー


 2日、NHKで放送された「プロフェッショナル・仕事の流儀、イチロースペシャル」を見た。

 以前にイチローについて書いたことがある が、これを見てまずその時に書いたことが正しかったと確認できた。やはり、イチローはフリーバッティングでボールをポンポンとスタンドに打ち込み、狙ったときにかなりの確率でホームランを打てる(と間違いなく本人は思っている)のだった。

 そして、毎日の昼食に必ずカレーを食べ、同じ時間にスタンド入りし同じ時間に同じメニューで練習をする。他人のグラブやバットは感覚を鈍らせるので決してさわらない。以前の自分を脱ぎ捨てて自分を変えるように常に心がけ、自分の目標のハードルを下げることがない。
 そうして7年連続200本安打やメジャーリーグのシーズン最多安打を達成してきた。そうすることで相手を圧倒し、圧倒的な結果を残す。多くの人々が、イチローのことを「圧倒的なスーパースター」だと認めているだろう。私も、むろん彼の大ファンであり、彼を尊敬する一人である。

 そうだ。イチローはスーパースターなのだ。少なくともあと数年間は活躍してくれるはずだ。だが彼が引退したあと、指導者としても成功するだろうか? 
 自分に課したのと同じような厳しさをメンバーに要求すれば間違いなく失敗する。「名選手は名監督たらず」という言葉もある。自分を磨くことではなく、他人を磨くことへと目標が変わったときに、彼はどう変わるだろうか? これは私が将来に楽しみにしている疑問である。

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2008年01月01日

謹賀新年2008

新年あけましておめでとうございます。
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 今年はみなさまにとって、実り多き年になりますように、、、。
posted by Yas at 00:28| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする