2007年08月31日

会議はまわる

 新幹線の車中でこれを書いている。

 これまで何度、「新幹線の中でこれを書いている」と書いただろう。今日も早朝の飛行機に乗って午前8時過ぎに羽田、9時半に某所着、10時より打ち合わせ、午後1時より本会議、予定より早く午後4時過ぎ終了。東海道新幹線の予約切符を携帯電話経由で早い時間発のものに変更して、今こうしている。

 今日の会議はそれなりに順調に進行した。しかし、いろいろな会議に出席する機会が増えてきて、どんな会議にでも話を混ぜっ返す人がいる、というのがわかってきた。こういう人が一人か二人いると、議事進行が途端に停滞する。そんな人が議長だと絶望的だ。新幹線の中でヒマなのでそんな人たちのことを考えてみた。

 議事進行を停滞させる人たち。まず、会議の主体となる委員会の裁量範囲がわかってない人。「それは、この委員会で考えることではないだろう」という話を繰り返す。それから、何ら建設的でない文句や不平や疑問ばかりを並べ連ねる人。「それを今ここで言ってどうする?」というタイプだ。そんな発言でも、正当にオーサライズされた委員の発言であるから、議事を進行する側は相手をしなければならないので面倒くさい。

 自分の立場や知識を開陳したいがため、としか考えられないような不要な発言を繰り返す人。「私は常日頃から、、、しているもんですから、、、」というようなセリフがたいてい枕詞になる。わかったわかった、その話はあとでお酒を飲みながら聴いたるから、、と言いたくなる。
 それから、ただの議論好き。議論好きの困るところは、どちらが合理的か正論かなどに関わらず、とにかく自分が相手を論破したいがために脊髄反射で無茶な論理を押し通そうとするところである。あ、それからすぐに実務的な各論をいう人。委員会ではコンセプトと基本線を決めればよい、という段階で「あれはこれの方が安い」とか「その文書ならエディタで作成して、スキャンした書類をイラストレータで開いて、そこに文章を流し込んで、ワードに貼り付けて、PDF化をして、、」とか親切に説明してくれる人。この場合は、「それならこの件は先生にお任せしましょう」と仕事を振れるので便利といえば便利だが、議事進行を急いでるときにこれを聞くのはちょっとつらい。

 ん〜、、名古屋から京都までのあいだでこんなにたくさん「議事進行を停滞させる人」の例が出てきた。会議の運営については、わたしゃ結構、文句が溜まってるのかも知れん。

 会議における議論というのはもちろん論理的に進められるべきである。論理的思考は科学者にはお手ものもののはず。物理学者で原爆製作のマンハッタン計画に参加したリチャードファインマンさんは、著書「ご冗談でしょう、ファインマンさん」で書いている。
 ある会議、議長はアインシュタインだった。ある事項を決めるのに、アインシュタインは参加者に一通り意見を聞く。全ての参加者が意見を述べたあとおもむろに、「なるほど、一通り伺ったところ、Aさんの意見が最も良さそうだ、Aさんの意見通りにいたします。」と言って会議を終了した。これを目の当たりにしたファインマンさんは「アメリカの頭脳が集結すれば、会議もこのように簡潔に、かつ確実適性にすすむのだ」と感動している(思い出しながら書いたので、細部は違うかも知れん)。ん〜、そんな会議があるのなら、立ち会ってみたいもんじゃ。

 人から聞いた話。
 ある高名な先生は会議中では、上に書いたような議事進行を遅らせる、支離滅裂な困った発言のオンパレードを繰り返し、とても議題のポイントをつかめているようには見えないらしい。ところが、一方でこの先生は素晴らしくポイントのついた多数の教科書や科学啓蒙書を書かれていることでも有名なのだ。私もこの先生の書かれたものを読んだことがあるが、誠にポイントのついた面白い文章を書かれていて感服したことを覚えている。

 科学者の頭の中の論理回路というのは、なんだかどうも複雑なようだ。

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2007年08月30日

「学生に対する要望」 です。


 微研の各研究室は協力講座として、医学部三年次の後期と四年次の前期の基礎配属プログラム(基礎配)に参加している。このプログラムでは、医学生さんをそれぞれ3ヶ月ほど研究室で預かって基礎科学研究の実際を指導する、ということになっている。
 それで、各研究室に関して予備知識のない学生さん達のために、配属先の研究室を決めるにあたってのガイドブックが用意されている。そこには、各研究室の「研究の特色」「基礎配学生への指導方針」「学生に対する要望」「受け入れ可能人数」が記載されている。その内容はもちろん各研究室で作成する。我が分子細菌学分野の「基礎配学生への指導方針」は「当研究室のテーマの中で、できるだけ期間内に完結する一連の実験に取り組んでいただく」である。「学生に対する要望」には、「小さな研究室といえどもひとつの社会であることを認識して、学問的にも、それ以外の面でも積極的に研究室に関わり合って欲しい。そのなかで、研究という作業の具体的な部分を学んでもらいたい」と書いた。

 これが、どうも時折、学生さん達のあいだで波紋を呼ぶらしい。「この研究室に入るといったいどんなことを要求されるのだろう」という緊張を生むというのだ。非常に厳しい研究室、という印象を与えるらしい。

 そうかぁ? 結構当たり前のことを書いているだけやと思うんやけど。ウチのラボを実際に見てごらん。みんな楽しそうに仕事やっとるよ(と少なくとも教授は思ってるよ)。、、、普通やで、、、。社会性の乏しい人間はどこに行ってもしんどいよ。
 時々、「実験さえやってれば、あとは何でもいい」といわんばかりの指導をするような研究室の話を噂に聞くので、そのアンチテーゼとして数年前にこの「学生に対する要望」を書いた。それで、学生さんのほうが勝手に意識して、そこそこの覚悟のある人しか研究室の扉を叩かなくなったようだ。その結果、ウチの研究室の歴代の基礎配属の学生さん達はみんなやる気のある熱心な人ばかりであった。あんまりやる気のない人が間違ってウチの研究室に来て、悲劇を生むということもない。この「学生に対する要望」は、要するに双方にとって良い結果を与えている。

 しかしなぁ〜、あの、私の書いた「学生に対する要望」程度で厳しいと感じる学生さんのスタンダードはどの辺にあるのだろうか? 
 分子ウイルス分野の松浦さんは、「学生に対する要望」で、「明るくて面白い人」と毎年続けて書いている。松浦さんのところにはどんな学生さんが配属されてるんやろか?、、今度教えてもらおっと。

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2007年08月29日

カレンダーを眺めてみた


 明日は、微研所長の一次選挙がある。常勤職員が投票してその獲得票数上位3名が、後日の教授による二次選挙の被選挙人となるのである。明後日は早朝に大阪を出て、東京で会議。明明後日からは「あわじフォーラム」がある。その初日のトレーニングコースの最初のレッスンの講師を承っているのだが、実はまだ話題をキッチリ決められずにいる。どんな受講者がいるのか読めないからだ。しかも英語。とりあえず基本的なストーリーは決めているので問題はないが、英語が苦手な身としてはやはり少々気後れするものがある。

 あわじフォーラムは9月5日まで。その午後から今度は「毒素シンポジウム」が大阪泉南の犬鳴山である。これは7日まで。東京での会議と学会の連チャンで都合一週間の出張になる。その次の週は所長の二次選挙、選択必修科目の謎の(なぜ謎なのかは、またの機会に)講義、その次の週は東京で会議と講演で連続出張。んで、さらにその次の週は、微研の集談会、、。

、、うぅっ、、ア、アタマが痛い。オ、オナカも痛い。

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2007年08月28日

十勝・芸能情報


 関西自慢のテレビ番組の続き。「クイズ紳助くん」という、島田紳助さんが喋りまくる、「行列ができる法律相談所」のプロトタイプのような関西ローカルのクイズ番組がある(藤原紀香さんはこの番組の初代アシスタントだった)。ただし扱うクイズは法律関係の問題ではない。「なにわ突撃隊」という若手芸人からなる集団が、そのときおりのメンバーで主に国内の伝統技能・芸能やスポーツ、特殊な職業などに挑戦する過程でそれに関連したクイズが出題される。それで毎回、「なにわ突撃隊」は色んなことに挑戦する、というのがひとつの売りになっている番組である。

 先日の放送では、なにわ突撃隊が「ママチャリ12時間耐久レース」に挑戦した。ん?「ママチャリ12時間耐久レース」?、、、何かどっかで聞いたような、、?、、何かどっかの獣医系大学の研究室の面々が挑戦した とか、、。

 そうそう、帯広畜産大学の嘉糠さんの研究室だ。
「おおっ! ひょっとしたら嘉糠さんが映っているかもしれん!!」と思わず画面に見入る。目印は「防毒マスク・白衣・ラテックスグローブ」じゃ、と思いながら目を凝らすが、まず出場者が多すぎて全然わからん。さらに、似たような珍妙な格好をしたライダーがたくさんいるのでどれもこれも嘉糠さんに見えてくる。しっかし、平均年齢が若いからやろな〜、、こんなもんに研究室で出場しようなんて考えるのは、、。「なにわ突撃隊」は疲労しきってヒィヒィ泣きながら自転車を漕いどるがな、、。、、こんな過酷なレースやったんか? 楽しそうな嘉糠さんのブログからは、とてもそんな風な想像はできんが、、。ひょっとしたら、楽しんでたのは教授だけで、研究室の面々はみんな泣きながら走っていたとか、、、。ん〜、そうかもしれん。教授が研究室のスタッフや学生達を、慰安と称して振り回すのは慎みたいものじゃ、、(嘉糠さん、勝手な想像してスマン)。

 ん〜、でも楽しそうやの〜。来年は「チーム毒素くん」でエントリを、、い、いや、いかんいかん。教授がみんなを、ふ、振り回すのは、、。

 そこで、どう? 感染症関連の教授で「チーム感染くん」を結成するっていうのは、、?

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2007年08月26日

微研芸能事情

 関西には、「たかじんのそこまで言って委員会」や「探偵ナイトスクープ」など、私ら関西人が誇るテレビ番組がいくつかある。(むかしには「合コン合宿解放区」という尊敬すべき番組もあったが、今はない。)

 その探偵ナイトスクープ。視聴者から寄せられた謎や疑問の数々を西田敏行局長率いる優秀な探偵達が徹底的に究明する、という番組である。実にくだらん内容あり、いま思い出しても涙してしまう名作あり、。細かく説明するのも大変じゃからして、Wikipediaで詳しいから調べてみてチョ。それで、この番組では調査の内容によって、ちょくちょく専門家と称して(いや、ホントに専門家ですけど)大学の先生やらが登場する。んで、先日(金曜日)の番組。庭に小さい穴を作ってそこで生息する謎の虫の調査依頼があった。その調査の専門家として、以前微研にいた(いた、だけではなく部員会の委員長もやっていた)芦田久さんが登場したのだ。これは笑えた。何しとんじゃ?芦田さん。何か微研内でも見たようなTシャツ着て、、楽しそうにたむらけんじと虫釣りなんぞして、、。いやぁ、今までに科学番組や街頭インタビューなんかでも経験があるが、ブラウン管で知り合いが出てくると、笑える。

 土曜日は、娘の付き合いでウルフルズのコンサートに行った。毎年、ウルフルズは阪大吹田キャンパスに隣接する万博記念公園内にある「もみじ川広場」で野外コンサートを開催している。そう、吹田キャンパスからゆるゆる歩いていけるのだ。娘の付き合いとはいえ、50前のオッサンがウルフルズか〜?と心配したが、同年代のお父さんお母さんは結構いたようだ。調べてみるとリードヴォーカルのトータス松本も40歳を超えている。私は彼らの曲がわりと好きだが、ファンというほどでもない。でもコンサート自体は楽しめた。よう頑張っとるなぁと感心もした。でも、予定調和的なアンコールや、アンコール以後も完全に演出が用意されていたりして、昔のロックコンサートとちょっと違うムードがある。それと、これは絶対的に確かに感じたのだが、聴衆に元気がない。私がよく行った20年以上前のロックコンサートでは、聴衆の方も「絶対ステージを盛り上げてやるぜ」みたいな頑張りがあったんだけど、ちょっと今は違うようだ。みんな手拍子もするしリズムにも乗っているんだけど、なんか熱狂度が違ったねぇ、、。みんな大人しくなって、今はそんなものなのかしらん? 

 まぁコンサート中、3時間立ちっぱなしだったので今日は脚と腰がやられているオッチャンにとっては、あれくらい大人しいほうがちょうど良かったのかも知れんけど、、。
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2007年08月23日

ワタシ、コシ、クゥ〜ダケマシタ


 サイエンスのお仕事の話。

 AとBという二種の現象がある。現象Aが起こると色んな条件下で連鎖的に現象Bが起こる、ということが論文になってすでに報告されている、とする。
 そこで、別の研究グループの別の論文のなか、ある条件Cで現象Aが起こることが証明された。その論文の中で著者達は、「この条件Cでは現象Aが起こっているので現象Bも起こっている」と平気で書いている。、、、私は、これが許せない。、、条件Cで現象Aが起こると連鎖的に現象Bが起こるという保証は何もない。そのことを先に証明しろよ。

 あるリガンドの受容体Dが同定された。その論文の著者達は「同定した」というが、実はチョット怪しい。受容体というからにはリガンドの結合によって受容体を発現している細胞に何らかの機能変化が起こらねばならないが、その証明が弱い。そのあとに発表された別の著者の別の論文。そのリガンドの受容体がDであることを前提に実験を重ねて、なんだかよくわからない結論めいた考察が書かれている。この論文のどこかで、Dが受容体であることを確認する実験が必要だと思うがそれがない。おまけにこの論文では、私たちの論文が間違って解釈されて引用されている。他人の論文はしっかり読め!

 安直な実験で安直な結論を書いた論文はけっこう多い。今日はそんな論文を二編も連続で読んでしまった。んで、腰が砕けて目はうつろ、耳鳴りがして歯がうずいた挙げ句、「なめとんのか! こんなもんが何で論文になるんや! レビューアは何をしとんのや! 世の中間違うとる!」と怒り心頭に発する。特に最近、中堅どころの雑誌に載る論文にひどいのが多いように感じる。

 以前のエントリ「Impact factor バブル?」 で書いたけれど、増え続ける雑誌の発刊を支えるために論文が乱発されている影響で、論文の質、論文の中身の研究の質が低下しているとしたらホントに残念である。そうして論文の信頼性がどんどん低下して、科学のコミュニティーが空疎化する、、、、研究者が自分で自分の首を絞めるような結果にならなければよいけれど。中身も実態もない好景気に浮かれたバブル経済と同じ結末にならないように、ちゃんと仕事をしてちゃんとした論文を書きたい。これって、大したことではないはずだ。

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2007年08月22日

頑張れインターネット


 なんだかよくわからんが、研究所のネットワーク環境の調子が悪い。先日は研究室のネットがダウンした。ただし、私の端末だけが生きていた。私の端末はメールの送受信ができ、ネットサイトも閲覧できた。ところが、同じハブから分岐した端末はネットに出ることができない。「なんですか?これは?」と言いつつネットワーク管理室の先生に連絡する。その結果、どうも微研のあちこちでセグメントの基点となる装置(何というのかよくわからん、ハブの親玉みたいなやつ)が故障しているということが判明した。それにしても摩訶不思議な故障であった。

 ネットワーク管理室では、根本的に問題点を解消しようということで、部品の交換をするために昼の30分間に研究所内のネットワークを全面的に停止した。その情報を知りつつも仕事を続けていてのだが、ネットが停止した途端に仕事ができなくなった。メールの送受信はもちろんのこと、仕事中に生じる大小の疑問を解決するためにも、今やネットが必須なのである。ネットが停止すると仕事ができない。論文のsupplementary dataも取れないのだから、、。これが今の現実である。実際、ネットなくしては身動きとれん、のである。

 それで思い出したことがある。ネットの百科事典、Wikipediaのことだ。細菌学に携わる先生方、気づいてましたか?「腸炎ビブリオ」「コレラ菌」「サルモネラ」などの解説が妙に(まさに妙に)詳しいことを。日本人細菌学者の誰かが投稿したことは間違いないのだが、面白いのは「サルモネラ」、、 この記事は大部分、本職の微生物学者が記述していると思われるのだが、途中から明らかに細菌学の素人(あるいは不勉強な細菌学者)の手によって記事が追加されている。

 どう?そのちがい、わかります?、、、それにしても、この記事を書いたのが誰か? 私はとっても興味がある。

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2007年08月21日

やぁ〜、おひさしゅう、、タンサンこんばんわ


 いままで黙っていたが、実は熱帯魚飼育が趣味だったりする。

 家には 90 x 45 x 45 cm の水槽があり、80匹くらいの熱帯魚(魚種についてはまたいずれご報告する)を飼っている。水槽内には10種類以上の水草も植えている。魚の呼吸で排出される二酸化炭素と、エサの食べ残しからなるリンと窒素を消費して水草が育ち、光合成で生成された酸素をまた魚が呼吸で消費する。これが完璧に廻ると水槽内は半閉鎖された生態系になるはずだが、実際はそんなに簡単にはいかない。まず水草が充分な光合成を起こすのにはどうしても二酸化炭素が不足する。これを外部から補うことでようやく水草の成長が促進される。

 そのために今までは、砂糖水にドライイーストを入れて培養して発酵させて発生する二酸化炭素を水槽内に導入していた。この方法はとっても安価だがとってもジャマくさい。3年以上これを続けていたが、ついに意を決して小型炭酸ガスボンベを使った強制導入をすることにした。

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今回の機会に購入した炭酸ガス導入用フルセットおよびその他もろもろ、、。タイマー(左上)、炭酸ガスボンベとチューブ・減圧レギュレータなどのセット(左下)、予備のボンベ(右中央)、電磁弁(右下)。あとはいろいろ、、。 小型炭酸ガスボンベに電磁弁をつけ、タイマーに連動してスイッチが入る照明と合わせて、これもタイマーで電磁弁を開閉して効率よく照明時に炭酸ガスを水槽内に導入する、という作戦である。こうして水草を繁茂させ、その中を群泳する魚を夢想する。


 これまで何度か水槽を代えてきたこともあって、熱帯魚飼育関連で使ってきたお金は結構かさんでいる。○十万円くらいは使っているかも。こうして大金を投じていても、生体(魚や水草)にお金を使うのにはどうも抵抗がある。1,000円くらいの値のついた2cmほどのエビや小魚に手を出す勇気は全然ない。一匹50円程度までの安価な魚をたくさん買って、その群泳するさまを楽しむのだ。私はきっと、生き物がいる閉鎖された空間を作るのが好きなのだ。そうそう、んで、それを眺めながらビールをシュパッと開けて飲む、、、。
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2007年08月18日

ハイ、チョット、ゴソゴソするあるよ、

 昨晩は高校時代の体育館利用系体育会仲間の定例飲み会で心斎橋へ。

 大阪の北摂に位置する阪大を職場とするようになってからあまりミナミ(注)で飲み歩く機会がない。ただ、我々の高校は心斎橋から東へ1.5 kmほどのところにあったので(「あったので」、って今もあるけど)、この飲み会はミナミ側で企画されることも多い。昨日、お世話になったのは以前に「かわもっちゃん」との会食で利用した東心斎橋の「櫂」さん。ここは魚料理が美味しいし、地酒にもこだわっていて客の好みに合わせたお酒を選んでくれる。値段的にもなかなかよろし。
 「飲み」のテーマは種々雑多。なんせ30年以上の付き合いで思い出話には事欠かんし、みんなそれなりの地位にいるし、趣味もそれなりにあるしで、話題も豊富である。

 二軒目はバンちゃんの奥さんの企画でマジックバー「A-omoro」へ。目の前でテーブルマジックを見せてくれるバーである。「わたしゃ、さいえんちすとですけん、生半可なマジックは見破っちゃうよ」と意味なく悪態をつきながら貸し切りルームのカウンターでマジックが始まるのを待つことしばし、三人のマジシャンが交代で軽妙なおしゃべりとともにマジックを見せてくれた。これが面白かった。目の前で繰り広げられる不思議マジックにおもわず拍手喝采。ネタなんか全然わからん。はじめてだったが、マジックバー侮りがたし、である。行ったことないひと、面白いよ〜。でも、何度も行く、という感じではないかも、、。

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マジシャンの一人、アナベル・カトーさん。また行くからね〜(いつかね)

 楽しんでいるうちに12時を回ってしまっていた。ひさびさの、深夜のアメリカ村を抜けて四つ橋筋からタクシーで帰宅。、、、しかし、いま考えてもマジックのタネがわからん。ん〜、さいえんちすととしては気持ち悪い。


 
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注:大阪では、難波から心斎橋あたりまでの繁華街をミナミ、中津・梅田・淀屋橋辺りをキタ、と呼びます。京橋・大阪ビジネスパークをヒガシと呼ぼう、なんてこともいわれた時期があったが、地元民が ”ヒガシ” といっているのは聞いたことがない
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2007年08月15日

恋人よ、、勉強不足ちゃうん!


 お暑うございます。

 この暑いさなか、「カレーを食べに行きましょう」というトッシーの誘いにのってマミちゃんと三人で大学近くのインド料理店にカレーを食べに行く。トッシーはカレー好きである。それも「CoCo何とか屋」さんとか、「船場何とか」さんとかの日本人アダプトしたカレーではなくて、インドっぽい、本格カリィ〜っていうのをナンで食べるのがお好きなようだ。、んで、みんなでカレーを食べて、サービスドリンクのチャイを飲んで、真夏のお昼にしばしインド北部宮廷系の気分を味わって満足する。

 アヤっちとトッシー、チャーリーは明日から休暇をとる予定だ。ゆっくり休んできてくれ。

 ところで、「白い恋人」の賞味期限改ざん事件のこと。、、くだんの社長さんは「会社が増長していたのが原因のひとつ」と会見で応えていたそうだ。報道によると、ブドウ球菌の検出されたバウムクーヘンも出荷してたとか、、。ブドウ球菌 - 洋菓子って、食中毒の王道ですやん。私は会社の増長よりも何よりも、食品衛生に関する認識不足が問題やと思うけどねぇ。

 それにしても暑い。何か、、「一陣の爽やかな風が吹き抜けたような」と言い表されるような出来事はないんかいな?

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2007年08月14日

iWork '08


 昨日、今日と微研もお盆休みムードである。朝の駐車場もゆったり、業者さんの声もないし、電話もほとんど無い。ネットワークを開くと研究所内LANで見えてくる端末の数もいつもの半分以下だ。残りのコンピュータはスイッチが入っていないのだろう。それだけ休暇を取っているひとがいる、ということだ。

 私は先週末に休んだので今週は通常営業する。ウチのスタッフは交代で休暇を取っているので、研究室のムードはそれほどいつもと違うわけではない。が、外部からのアプローチがないのでおおむね静かである。静かな研究室で仕事するのはいいものだ。

 少し前から、私はプレゼン用のソフトをPowerPointからKeynoteに移行し始めている。いろいろ試行錯誤してアドビイラストレータをそれなりに使えるようになったので、Keynoteの弱点である描画機能をイラストレータで補うことができるようになった(もちろん、補うに余りあります)。イラストレータで作製したオブジェクトも、何度かこのブログでも取り上げたOmni Graffle で作製したフローチャートやオブジェクトも、どちらも変形の自由度が高いままKeynoteに持ち込める。Keynote, イラストレータ, Omni Graffle を組み合わせて使うことで、慣れてくると同じエッセンスを盛り込んだスライドをPowerpoint よりも手早く作製できるようになった。ん〜、、なかなか良いわい。アニメーションのスムーズさや基本配色の上品さにおいて、KeynoteがPowerpointより優れているのは誰もが認めるところ、、。

 と、悦に入っていると先日、新しいiWork '08が発売された。その中の新しいKeynoteではオブジェクトの移動(つまりホントのアニメーション)を可能にするコマンドがあるそうな、、。うぅ〜っ、欲しい!


 んで、ポチッとな、と買うてもた。たはは、、。
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ビール缶でパッケージの大きさを想像してくださいね。


 こうしてお盆休みの静かな研究室で、私はスライドづくりに邁進するのだ、、。


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2007年08月12日

宮崎・宮津・京丹後


 長い間更新をサボっていた、すまん。ただサボっていた、という訳でもないんですけどね、、。
前のエントリで書いていたように、8月7日(火曜日)に宮崎に行った。それから今までをザックリ報告する。

 宮崎空港に到着すると芳賀ちゃんが迎えに来てくれていた。私が北里研究所の研究員だった17〜8年前、芳賀ちゃんは東大医科研の大学院生だった。医科研と北里研究所はすぐ近くにある。芳賀ちゃんは北里研に実験に来ていて私と知り合った。今は獣医微生物学教室の准教授になっている。
 宮崎大学では、人獣共通感染症教育プロジェクトが特別教育研究経費のもとで進められている。プロジェクト長の堀井洋一郎教授をはじめとした関連の先生方とご挨拶をさせていただき、私と同じく招待講師でいらしていた大阪府立大学の小崎先生、宮大医学部の林哲也教授も合流して宮崎市内(だと思う)のとある場所で懇談。そのあと、今回招待してくれた三澤さんのお宅で午前二時頃まで、昔話をしながら飲んで飲んでまた飲んで、、。

 翌日、とーぜん酒は残っている。この日の一コマ目は小崎先生の講義である。そのあいだに三澤さんの研究室で寝て、甘いものなぞを口にして回復を図って講義に臨む。受講の学生さんは100名程度か、大人しいが私の矢継ぎ早の質問になんとかフレンドリーに答えてくれた。講義のあいだにお酒は抜けた。昼食をはさんで最後の1時間半はヘロヘロになったが、予定の話題を全て話すことができて満足じゃ。三澤さんは学生さん達の元気のなさに落胆していた様子だったが、私はそんなには感じなかった。楽しかった。講義中に活気に乏しいのは、学生さん達の生来の姿ではないと思う。小中高校を通じて、それまでの授業や講義のなかでそんな風に躾けられたからだ。

 宮崎大学農学部獣医学科は大きい組織ではない。しかし、人獣共通感染症教育という明確な目的を設定して活動されていることが上手く功を奏しているように感じた。感染症関連の研究室や実習室の充実ぶりは目を見張るばかりである。とくに、実習者の安全確保のために充分に装備を配した実習室は素晴らしかった。あのような実習室は、感染症研究を標榜するわが微研にも、その他の阪大内のどこにも存在しない。精神的には充実しながらも肉体的にはヘロヘロで、ヨタヨタと帰路につく。

 次の日、8月9日(木曜日)は昼過ぎから、天橋立で有名な宮津へと家族で出発。このあたりは学生時代から夏休みには良くお世話になっていたお馴染みの場所である。この日は「日本の滝百選」に選ばれている「金引きの滝」で夕涼み。
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  娘は滝が大好きである。ほっとくと何時までも滝の下にいる。

 宿泊は「宮津ロイヤルホテル」
 ここは、お犬さまOK(の部屋を用意している)、関西では珍しい大規模ホテルである。温泉と夕食バイキングに満足する。

 8月10日、朝から丹後半島を横断して毎度お馴染みの「小浜海水浴場」へ。ここには私のお気に入りの、20数年来お世話になっている海岸がある。

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 ねぇ、いい感じでしょ。海はムチャきれいし、海水浴場にしては魚影が濃いし。人は少ないし余計な音楽は流れていないし、シャワー・脱衣所・トイレはあるし。、、、ここで何度リフレッシュさせていただいたか、、、、。
 満足しながら、午後4時頃海岸を撤収。午後7時半には帰宅。私らの学生時代は、丹後半島といえば夜通しドライブが定番だったが、高速道路が整備されてからとっても近くなった。帰宅して恐る恐るメールを開いてみると、あるわあるわ、〆切指定の書類作成やら、連絡要請のメールやら、、。

 んで、8月11日(土曜日)。ホントは休みたかったが、メールの多さに恐れをなしてこれを片付けるべく研究室へ。メールの返事を書くだけで3時間かかった。それから今後の仕事を優先順位をつけながら整理してみる、、。
 、、、、9月の下旬まで仕事がてんこ盛りなのが判明。現実に背を向けて、とりあえず帰宅。本日(8月12日)は、これから大阪市内の実家に行く。これで、私の夏休みは終わり。

 みなさま、よい夏休みをお過ごしくださいませ。
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2007年08月07日

宮崎出張&休暇貰います


 いま、伊丹空港にいる。13時30分発の飛行機に乗って宮崎へ行くのだ。実は、大学院生時代の先輩の三澤さんに依頼されて、宮崎大学農学部の夏期集中講義とかで3コマ(4時間半)分、しゃべることになった。これまでにもあちこちで講義をした経験があるので話題とプレゼンスライドはいくらかの用意があるが、3コマ連続の講義はちょっと経験がない。生命医科学を専門としていないような学生さんも対象になっているようなので、ちょっと話題の構成に時間を使った。あたふたと用意をしてなんとか形を作ったが、その間の雑務が停まってしまった。

 明日、とんぼ返りで宮崎から帰ってくるがその後は休暇をいただくことにしている。そのあいだコマゴマとした用事はパス。、、ということで、私からの返信メールが届いていない皆様、、決して無視しているわけではありませんよ〜。3〜4日の猶予をくださいませ。

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2007年08月04日

新幹線でビール飲んでます


 今週はヘロヘロだった。いや、いつもヘロヘロかもしれんが、、。どうも今週後半はブログを更新するヒマと気力がなかった。んで、いま、東京での会議が終わっていつもの新幹線の中、今週の報告のためにちょっとこれを書いている。

 今週、8月1日、マミちゃんが講師から准教授に昇任した。その日の午前中、木下所長から辞令を受け取ったそうだ。研究室内のコマゴマとしたことを切り盛りしてくれていて、私はたいへん助かっている。研究テーマの腸管病原性大腸菌の仕事でも競争相手の多いなかで独自色のある仕事を展開してくれている。マミちゃん、昇任おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。

 今春から医学部4年次の基礎配属学生として当研究室で実験をしていたサトちゃんの配属期間が終了したのも今週だ。はっきり言って(ホントはっきり言って)、基礎配属の期間を休暇と考える学生と指導するのがジャマくさい教員達の間の馴れ合いで有名無実となっていることが多いこのプログラム、幸いなことにウチの研究室では毎年やる気のある学生さんが来てくれてお互い楽しい期間を過ごせている。今年のサトちゃんもこれまでの学生さんに負けず劣らず一生懸命やってくれた。おかげで、私たちが知りたかった腸管病原性大腸菌の感染に関する基本的ないくつかの疑問の答えを得ることができた。サトちゃん、将来いい医者になって頑張ってくれ。

 ということで、マミちゃん昇任、サトちゃん基礎配属終了の合同お祝い会を開いたのが8月2日である。分子細菌学分野名物のタコ焼きを焼いてみんなで楽しむ。今回は、トッシーお手製のピザもお披露目された。これもなかなか絶品だった。このピザは「トッシーのフライパンピザ」と命名されて、トッシーの在籍期間中はタコ焼きとともに分子細菌学分野の「究極のメニュー」として登録されることになった。

 んで、昨日から関東入りし、今日はとある委員会に出席した。この委員会、私はもうすぐお役ご免になるはずである。この委員会でしかお会いしない先生方もたくさんいらっしゃるが、会議中の公式な発言だけを聞いていても、その方の人となりがある程度推し量れるのは面白い。魅力のある方は、堅苦しい公式の会議での発言でも味が出る。人間の魅力というのはそういうものなのだろう。○○先生、、一緒に飲みに行きたいっす。

 いま、熱海駅をすぎた。午後7時59分に新大阪着の予定。相変わらず眼鏡は合わんし、コンタクトをすると充血するし、、なんやかんやとヘロヘロやし、、でも仕事が終わらないので日曜日の明日も出勤の予定。今週末は休みたいなぁ。

posted by Yas at 17:45| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする