2006年12月31日

大晦日

 昨日、高校ラグビーを見ようと地上波からBS/CSとチャンネルをパチパチ変えていると、放送大学で小安先生がいきなり画面に出てきた。感染と何とかという企画の「獲得免疫」の回を担当されていたようだ。こりゃちょうどいいや、ちょっとは免疫学を勉強せねばと思っていたし、、と思わずチャンネルを止める。Wikipediaにも載っている天下の小安重夫の講義を朝食を食べながらのんびり見られるとは、便利便利。いや、どうも小安先生、パジャマ姿で失礼します、、、、。30分だったか、しっかり拝見した。ん〜、免疫細胞が抗原の種類によって分化していく大筋はあわじフォーラムでもおなじみなので大体つかんでいるつもりなのだが、何せ関係するサイトカインが多すぎますがな。これを免疫学者は全て覚えているのだろうか? 全ての経路についてコンセンサスがあるのだろうか?「鳴くよウグイス平安京」みたいな、関係サイトカインを覚えるための免疫学者だけの秘密の符牒があるのではなかろうか? まぁいいや。こつこつ勉強するっス。それにしても、冗談も言わず笑顔もなく、ただまじめくさってテレビ画面で講義する小安先生はなかなか見ものであった。(小安先生、一生懸命喋ってられたのに、こんなこと言ってすいませんね)

 今日は大晦日。今年はいろいろとお世話になりました。来年もよい年でありますように。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。しかし、紅白歌合戦も何が何やら分からん変な歌番組になっとるし、K-1には興味ないし、他もわけのわからんアホ番組ばっかしやし、テレビを見ながら年明けを待つ、というわけにはいかなさそう。DVDでも見るかそれとも本でも読んで除夜の鐘を待つっス。それでは、また来年お会いしましょう。

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2006年12月30日

2006年、年末スペシャル

 ランタンタンタンタ〜ン、ランタンタンタンタ〜ン、ランタッタッタ、ランタッタッタ、ランタンタンタンタ〜ン♪

 2006年も残すところあと1日と少し! みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 今日は2006年の年末スペシャルです。この一年を振り返ってみましょう!

 本年1月20日には、微生物病研究所の業績発表会がありました!「この頃は厳しかったですねぇ、研究室には発表できるような新しい成果が全くありませんでしたよねぇ。」「そうですねぇ、困った挙げ句に担当の塩田先生に「今回はパスさせてください」とかお願いしましたよねぇ」「そんなことが許されるはずもなく、犠牲になったのはキムジュンで、予備実験のような小さな実験結果ばかりを組み合わせて発表しました。この発表会は有給研究員以上は投票権があるんですが、それでもキムジュンに得点が入ったんでしたね。」「えぇ、驚きでした。点数を入れた人はいったい何を見とんのでしょうか?」「ホリグチが苦し紛れにヒゲを生やし始めたのもこの頃でした。」「えぇ、思いのほか評判が良くて、そのヒゲはいまでも続いていますねぇ。」

 2月にはフランスパスツール研究所と日仏交流シンポジウムを行いました!「これはさすがに予備実験でごまかせないので、すでにJBCに発表済みのアヤっちの仕事を発表してもらいました。」「そうですね、アヤっちの英語の発音はなかなかのもので、他の教授陣もとっても感心してました。」「そうですねぇ、それと、そのあとのパーティーでCOEリーダーの審良先生がスッと私の後ろに近づいてらして、「あれ、なかなかええがな、そこそこのとこいけるんちゃう?」とお褒めの言葉をいただいたのでした。」「そうですね、「もう論文になってます」と言えずに「はぁ、そう思われますか? ありがとうございます。」と思わず応えてしまっていました。」「うん、その気持ちは分かりますねぇ。」

 3月は何といっても金沢で行われた細菌学会です!「やたら忙しかったですねぇ、色々あって。一番ゆっくりしたのは理事会が始まる前の昼食に近江町市場でホタルイカを食べながら阿部ちゃんと一緒にビールを飲んだときですね」「「会議前に酒飲んだことは笹川理事長には黙っとこうぜ」とか言いながらねぇ。」「もう時効ですよね」「そうですねぇ」

 4〜5月頃ではなかったでしょうか?ウチのテクニシャンとして頑張ってくれていたプジが、将来をいろいろ考えた末に転職していったのは。「そうですね、プジに代わってやってきてくれたのは○○(匿名希望)さんでした。」「プジ〜っ、元気でやってるかぁ〜?、、って、このあいだ忘年会で会いましたがな」「そうですねぇ」

 7月にはいよいよ壮大な実験として企画されたブログ「Yas's Green Recipes」が始まりました。「そうですね、期待したいです。」「帯広畜産大学との合同COEセミナーで、嘉糠さんと初めてお会いしたのもこの頃です」「嘉糠さん、来年の細菌学会のシンポジウム演者、よろしくお願いしますね」

 7〜8月の間に、長く低迷が続いた研究室にもいくつかのデータが出始めて複数の論文を書いたり投稿したりできるようになったのもこの頃です。「また、いずれ書きますが、EMBO Journal に4分でリジェクトされたという苦い思い出もあります。」「まったく、ふざけたことですね。」「まったくです!」

 9月はご存知、あわじフォーラムでした。「来年も自転車で行きたいですねっ!」「この頃には発表できるネタも出来ました。共同研究者の北所さんとカミちゃんのおかげですね。」「そうですねぇ」「しかし、これ以降は当研究室関連のシンポジウムやミーティングのたびにカミちゃんが駆り出されることになります。」「仕方ないですね、カミちゃんには頑張ってもらいたいものです。」「まったくです、仕方ないですね。」

 だんだん振り返るのが邪魔臭くなってきました。あとは、みなさま、壮大な実験として企画されたブログ「Yas's Green Recipes」で今年を振り返りください。「そうですねぇ」、、、、、

  ランタンタンタンタ〜ン、ランタンタンタンタ〜ン、ランタッタッタ、ランタッタッタ、ランタンタンタンタ〜ン♪

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2006年12月29日

研究室仕事納め

 みんなの予定表を見るとフル稼働日はおおかた今日が最後の様子。なので本日とりあえず2006年仕事納めになりそうだ。午前中に迎えたお客さんと居合わせたメンバーでちょっとしっかりした昼食をとる。美豚(ビトンと読むらしい)の薬膳鍋がどうしたの、溶岩焼きがどうしたのとかいう複雑な名前のメニューだったけれど美味しかった。外は雪、冬休みムードいっぱい。けど来月は7日8日とシンポジウムがあり、そのあとも行事と出張が満載のしっかりしたスケジュールが待っているのであまりゆっくりするわけにもいかない。

 午後から少々の雑用をこなし、さらにシンポジウム発表のスライド準備をする。前半部分のスライドを作成し、後半部用のスライドは来年にまわす。ちょいとデスクを拭き、品川先生にいただいたシクラメンにたっぷり水をやり、拭いたデスクに飾って教授室を出る。部員室ではハナが来月11日にある学位発表会の練習をしており、アヤっちもなにやらコンピュータでデータを整えている。カミちゃんは暗室で細胞の蛍光イメージを撮っていた。しばらくマミちゃんの孤軍奮闘のような感じで何とか命脈を保ってきた格好の研究室だが、今年はちょっと上向いた。このいいムードのまま来年はさらに何とか仕事を発展させたい。

 み・な・さ・ま〜、らぁいねんも〜、、シャンシャンシャン、、よっろっ〜し〜く〜♪

 全然関係のない追伸:柳田充弘先生、12月29日のエントリ、何が言いたいのかさっぱり分かりません!(サイエンスに関係がなくて何のこと言ってるのか分からない方、すまん。が、指摘せずにはおれん!)
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2006年12月28日

プロフェッショナル

年末。研究室にとっても来年度に向けての準備をする季節になった。この季節、感じるところを少しだけ、、。大学の研究室というのは、学生の延長線上で何となく年を経てきた人間達の集いの場ではない。より上質の研究を目指してプロが切磋琢磨する場である。私はそんな使命のある研究室を主宰する教授として自分が甚だ未熟であるのを知っている。だから色んな意味で自分を磨かねばならないし、そのためには努力しなければならないことも知っている。そうしながら成果を挙げていく見返りとして給料をもらっていることももちろん知っている。そんな中にあって、やはり仕事に関しては自分以外の人間にも妥協することはできない。そう思っている。もし来年度以降の参加を目指してウチの研究室に興味を持った方がいらしたらお願いしたい。、、生半可な気持ちで来ないでね。

 ホリグチ、今日はちょっと星一徹。

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2006年12月27日

雑用はメールとともに (MailTags)

 今年は秋あたりからとっても雑用が多かったように思う。雑用はメールとともにやってくる。メール受信のアラーム(私の場合、潜水艦の探信音(ピコーン、っていうの)を使っている)が鳴ると反射的にいや〜な気持ちになるようになってしまった。

 んで、いきなり話は変わるが、私はその昔、マックのクラリスワークスが発売された頃から「できるだけアップル純正ソフトを使って仕事をしよう」キャンペーンを実施し、ほとんど全てのことを(フォトレタッチはダメだったけど)クラリスワークス・アップルワークスでこなしていた時期がある。そのうちアップルがホームユーザー指向に方針転換したこともあり、さすがに古典的なアップルワークスでは仕事ができなくなってきたが、それでもWebブラウザにはSafariを使っているし、アドレスブックとiCalも使ってデータをiSyncでNokia製携帯電話とシンクロして重宝している。

 んで、話は戻る。アップル純正ソフトはやっぱりマック上ではサクサク動く。操作がシンプルで分かりやすいのも好き。メールソフトのMailもその点では文句はない。ところが例えばマイクロソフトのEntourageと比べると、仕事依頼のメールをスケジュールソフトに貼り付けて備忘や確認に使ったりすることができないのが難点だった。そのせいで雑用の期限をすっかり忘れてお叱りを受けたことも二度三度、、、、すいませんウソです、、、二度三度ではなく何度も何度もあります。、、、それはともかく、同じようなことでお困りの方はいらっしゃいません?

 そこで、登場するのがMailのPlug in ソフトの「MailTags」 。これを導入してからはそんな悩みは一掃された。これは届いたメールに多種類の自作のタグを付けることができるソフトだ。そのタグをもとにMail本体で検索やファイルの仕分けができ、iCalのTo Doに用件を貼り付けることができる。たとえばやってきた雑用依頼メールに "Response required" とキーワードを振り、そのキーワードでスマートメールボックスを作ってそこにメールを振り分けられるようにルールを作っとけば(Macに詳しくない人、すまん)、スマートメールボックスを見れば雑用依頼の一覧を見ることができる。いまなら、「MailTags 2.0」のβ版が無料で使える。いっぺん試してみそ。 Yas's Mac Information でした。 ふっふっふ、これで雑用問題は解消だぜ!、、すいませんウソです。雑用はやっぱり自分でしないといけません。MailTags がやってくれるわけではありません。

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2006年12月25日

新春一週間前

 今年もあと一週間。少し前までワイのワイのと騒いでいた論文は先週末に再投稿した。自分が執筆に関係した論文の中では割合と手間取った方(といってもまだ採択されたわけではないけれど)かもしれない。とりあえず採択・不採択がわかるのは来年になってからだろう。なんだか長い間この論文に関わっていたような気になって、メールの記録から去年の今頃のこのプロジェクトの進捗状況を振り返ると、論文のエッセンスになる結果はその頃はまだ出ていなかった様子。まぁ、ながながと仕事が遅れていたわけではなさそうだったのでちょっと安心する。

 それはそれとして、今年ももうわずかだが〆切のある仕事がまだいくつか残っている。教授というのは妙に〆切のある仕事が多い。明日は研究室の大掃除だが、教授室に閉じこもって仕事をする方がいいかも、、。んで、夕方から忘年会。けど明日も明後日も〆切付き仕事がある。ん〜、俺って仕事が遅いのかも、、。深酒は控えよっと。


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2006年12月24日

中田カウスさんと、京産大と法政大と、その昔の同志社大

 私は格闘技のK-1には興味がない。が、漫才グランプリのM-1は好きだ。今年はチュートリアルが優勝した。昨年のブラックマヨネーズにも笑わせてもらったが、今年のチュートリアルの優勝決定のネタも最高だった。

 一般お笑いファンとして云わせていただくと、漫才を見るとき人は笑う準備をして聴く。だから無理に笑ってあげるわけではないが、心のどこかで笑いの閾値を下げて漫才を聞いている。決勝に出てきたコンビでも、半分くらいはこの手の心理に助けられて笑いをとっている。本当に心から笑わせてもらえるのは上位3〜4コンビだけである。と、お笑いファンはエラそうなことを言うが、テレビで放映されるまで残っている彼らは 3,922 組から勝ち残ってきた強者なのだから漫才の世界は奥が深い。わずか数分にまとめたストーリーに聴衆を引き込み、起承転結をつけて魅了する。この手管は研究成果や講義でのしゃべりの参考になる。

 もうひとつ、M-1で好きなのは審査員たちの姿勢である。そもそもM-1とは、島田紳助さんや松本人志さんが漫才の将来に不安を抱いて、若手漫才師の育成のために始めた企画と聞いている。それだけに審査員側の真剣味とともに漫才という技術の専門性が伝わってきてこれも勉強になる。中でも中田カウスさんのコメントが好きだ。大体この人は他の審査員に比べて点数が甘い。だが彼のコメントからは、漫才が好きでたまらない、より良い漫才を目指して研鑽を積む若者が好きで好きでたまらない、という思いがとてもよく伝わってくる。自分が研究者として若い人を見たときに、中田カウスさんのように優しい目で若い人を見ることができたらカッチョいいなぁ、と思うが、いまの自分がどうなのか自信はない。

 大学ラグビー。京産大、大体大が準決勝に進出した。京産大は9年ぶり、大体大は17年ぶりの進出。関西勢2校が準決勝に残ったのは13年ぶりとか、、。今日は昼からラグビー三昧(TV観戦ね)だったが、とくに京産大対法政大の試合はよかった。京産大はFW戦にこだわり、法政大はバックス勝負にこだわって互いの持ち味を出し切った末にわずかに京産大がスコアでまさった。こういうこだわりは大好き。何年前だろうか、同じ全国大学ラグビーで同志社大学がトライでの得点にこだわって一度もペナルティゴールを狙わなかった大会を思い出した。あぁいうのは、単純に感動させてくれる。

 大体大も京産大も、1月2日に楽しみを残してくれてありがとう。国立でがんばってくれぃ、、打倒早稲田!

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2006年12月21日

自転車の安全利用の促進に関する提言について(3)

 さて、前回までは「自転車を交通主体のひとつとして位置づける」としながらも「自転車の歩道(歩道ですぜ歩道)通行を認める」というちぐはぐな議論展開について紹介した。その根拠に、自転車と自動車は車道を走るものという事実に目を伏せて、「両者間の車道での事故が最も頻繁である」という奇妙な統計解釈がなされた末に「ある条件では自転車の歩道走行を認めても良いのではないか」と云うのである。しかしこの話題のエントリの最初に云ったように、一方でこの10年間で対歩行者の事故は4倍以上増加している。この場合は歩行者が普通の状態で車道に出るわけはないので、これらの事故は歩車道の区別のない道路上か歩道上で生じているはずである。にもかかわらず、警察庁は自転車を歩行者専用道路であるはずの歩道に上げようというのだ。これが、「安全利用の促進に関する提言」といえるだろうか? その論理展開がむちゃくちゃということで、私はこの提言の価値をほとんど認めていない。

 また、多くの自転車愛好家(あるいは運動家)はこの提言にかなり目くじらを立てている(例えばこの人など http://japgun.hp.infoseek.co.jp/ )。警察庁はこれまでに何度も自転車を歩道に押し込めようとしてきた、この提言もそのための布石である、というのである。私にはそれはどうだかわからない。この提言には自転車の多様性(そもそもそんな多様性は自転車の歩道走行を事実上認めている日本でのみ見られるものではあるが)を認め、かつ走行性能を発揮できる環境を整えようとする文言もあるので、論理展開のアホさ加減にあきれつつも実は私はそれほど自転車の将来を不安視していない。しかし、日本の交通事情においては自転車はまともな交通手段としての権利をちっとも守られていない、というのは常日頃感じている。

 大きな国道ではかなりの確率で「自転車歩道通行可」の標識が上がっている。これを真に受けて自転車が歩道を走るといろいろ問題がある。たとえば、(大阪近郊に居住していない人、すまん)梅田新道の交差点。あそこは歩道と車道の間にはとぎれることなくガードレールが付けられ、歩行者には歩道橋が用意されているが歩道走行の自転車は交差点を渡ることはできない。またたとえば(大阪北摂ローカルでない人、すまん)、豊中はロマンチック街道と中央環状線の交差点南側の歩道を東から西に通過するとする。下り坂でスピードが出る。ところが歩道はいきなり下り階段に変わっている。めっちゃ危ないがな。さらにたとえば、中央環状線を逆に池田側から豊中に入るときに差し掛かる阪大豊中キャンパス手前の跨線橋。ここは自転車通行禁止だ。だが、歩行者用の階段付き歩道はあるが、自転車が利用できるバイパスはない。下には阪急宝塚線が走る。自転車はこれに突き当たり、北へ500メートルほど走って踏切を渡るしかない。このように、自転車でそれなりに気合いを入れて走っていると、「どうせぃっちゅうねん」という場面にしょっちゅう出っくわす。

 権利が守られていないので交通ルールを遵守する(あるいは遵守させる)という意識も稀薄である。傘をさして携帯電話しながら車道を右側通行するような自転車走行が許される(ホントは許されてませんよ〜、そこのあなた〜)のはそのせいだと思う。自転車愛好家・運動家は車道上の自転車専用レーンをまず早急に整備すべきだろうと云う。そりゃそうだが、日本の道路事情を考えるとそれをすぐに進めるのはなかなか難しいだろう。かといってロードバイクが歩道を疾走するのは危険きわまりないし、そもそも段差が多くて舗装の程度の低い歩道をスポーツバイクが長く走ることはできない。また、ママチャリに車道のみを走行するように奥様方やダラダラ通学高校生に求めるのは酷というもんだ。

 そこで! 当座のしのぎとしてこんな作戦はどうだろう? 本質的に自転車を二種に分けてしまう。ひとつはいわゆるスポーツバイク。これに乗る人は覚悟を決めて車道を走るべし。もうひとつは下り坂であっても時速10キロメートルくらいまでしか出ないようになっている歩道走行用モデル(これをママチャリZ(ゼータ)と呼ぶ)。そういうのを自転車メーカーに作ってもらう。スポーツバイクは決して歩道に上がってはならない。信号無視も飲酒運転ももってのほかだ。一方でママチャリZ(ゼータ)は決して車道に降りてはいけない。この二車種を運用している間(30〜50年くらいかかるかも)に自転車レーンを整備するっていうのはどうでっしゃろ?

 日本の自転車事情は異常である。海外の友人が日本に遊びに来たときに、彼らは一様に無茶なスピードで歩道を走る自転車に目を丸くする。仕方ないので、「日本では自転車は子供の遊びのひとつのような扱いを受けているのだ」と説明する。そうすると彼らは納得する。そう、日本の自転車のあり方は官民ひっくるめて「子供の遊び」なのだ。「ふうん?」と半信半疑のあなた、一度真剣に自転車でそれなりの距離を走ってみんさい。わかるから。

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2006年12月20日

スイスイスーダララッタ

岸田今日子さん、青島幸男さん死去。岸田今日子さんはショーケン主演の「傷だらけの天使」のショーケンをあごで使う探偵屋の社長(役名を忘れた、すまん)の怪演が好きだった。それから、、

 ちょっと一杯のつもりで飲んで、いつのまにやらハシゴ酒、気がつきゃホームのベンチでゴロ寝、これじゃ身体にいいわきゃないよ、わかっちゃいるけどやめられない!、、っと、、、、

 、、、、謹んでご冥福をお祈りします。

*「自転車の安全利用の促進に関する提言(3)」は都合によりお休みします、、。

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2006年12月19日

自転車の安全利用の促進に関する提言について(2)

 昨日はすまん。疲れて途中でやめて寝てしまった。

 さてこの「提言」、「自転車を主要な交通主体のひとつとして明確に位置づける」と明言している。以下ちょっと引用。「自転車は、現行道路交通法でも規定されているように、車両の一種であり、その走行性能を発揮し、通行の安全性とともに迅速性・快適性を確保するためには、その通行空間は、専用の通行空間である自転車道か、又は車道に求められるべきである」。しかし、自転車対自動車の事故において、交差点事故の約4割が車道からの交差点進入によるもの、単路での事故(すなわち交差点や道路横断時を含まない事故)のうち7割以上が車道上で起こっている、と指摘し、「こうした我が国の事故実態や道路実態、更に今後の高齢化社会の進展等を考慮すると、我が国において自転車を一律に車道通行とすることは現実的ではなく、車道通行を原則としつつ、一定の場合に歩道での通行を認める現行制度の考え方を今後も基本的に維持することが適当と考えられる」と続ける。さらに「我が国の道路事情を考慮すると、、、自転車の車道通行が著しく危険である場合も少なからずある」とし、「自転車の歩道通行を認めても差し支えないのではないか」となって、昨日に書いた結論「児童・幼児が運転する場合や車道通行がとくに危険とされる場合は歩道通行を認める」というのにつながる。

 おかしくない?「自転車を主要な交通主体のひとつとして位置づける」のに、「歩道通行を認める」? 自転車対自動車事故の我が国の実態? 基本的に自転車は車道を走るものであり、自動車はもちろん車道を走るものであるから、自転車対自動車事故が車道で主に起こるのはあたりまえちゃうん? これは世界各国、基本的に自転車の車道通行しか認めないところでは普遍的な事実ではないのか? 「我が国の事故実態」も何もなかろうに、、。

 あぁごめん。今日ももうしんどい。また明日(か次のエントリ)まで待ってチョ。

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2006年12月18日

自転車の安全利用の促進に関する提言について(1)

 私は自転車乗りである。週一回ぐらいだが自転車ツーキニスト(自転車通勤をしている、という意味です。念のため)だ。昨年は琵琶湖一周もしたし、来年は東海道五十三次の自転車走破を目論んでいる。だから自転車乗りのたしなみとしてそれなりに情報を集めたりはしている。そのなかで知った情報だが、警察庁が web site にアップしている「自転車の安全利用の促進に関する提言」というのがある。これは近い将来に法制化することを目標として提出されているようだ。この要点は「児童・幼児が運転する場合や車道通行がとくに危険とされる場合は歩道通行を認める」というところにある。えっ?「自転車の歩道通行は認められてんじゃん」と思った? いいえ! 現行法では「自転車は車両であり、原則車道を走行する」ものです。例外として「自転車通行可」の歩道のみで走行が許されているだけなのである。ところが、これが誤解されてみんなが(警察官も)「自転車は歩道を走行するもの」と思いこみ、ママチャリなるヘンに重心の低い日本特有の自転車を生み出してしまい、自転車対歩行者の事故件数を4倍以上に増やしてしまったのである。いいですか、自転車対歩行者の事故件数が4倍以上増えたのですよ。

 これを問題視して、くだんの「自転車の安全利用の促進に関する提言」が提出されたようだ。これが結構、変。もし、これが科学論文として学生がもってきたら怒鳴り散らすかも、、。論理が明らかにおかしい。何がおかしいのか? 書きたいけど今日はもうダメ。明日の仕事に備えて寝ます。よって to be continued!! 。

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2006年12月17日

ちゃんとした 休日やけど なに考えとんじゃ(字余り)

 久しぶりに休日らしい休日をとった。朝はテレビで大沢親分と張本さんの「喝!」を見ながら朝食をとり、水槽の手入れ。昨年に導入した自慢の90cmの水槽だ。それなりに維持しているが、魚が少しずついなくなり水草も野放図に伸びてコケも出だしているので、来春の水ぬるむ頃には大掃除でもしないといけない。とりあえず冬の間は水温の関係もあるのでこのまま水草を簡単にトリミング。それから「憂歌団」をBGMに年賀状の図柄を作成。Macを使って年賀状を作り出して15年目。最初は「SuperPaint」と「プリントゴッコ」での合作だったがそのうち「Apple Works」になり、いまは「Photoshop」で作っている。後処理のソフトは変われども、ずっと下絵は鉛筆の手書きである。こうして自分の下手な絵に色なり何なりをレイヤーで重ね書きしていると、コンピュータって素晴らしい道具だとやはり思う。これからも長い付き合いお願いします。

 昼からは希代の討論テレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」をみる。激高した言い合いあり、相手の舌鋒をひょいと外す軽口あり。これぞ大阪人好みの討論である。関東地方では放送されていないそうで、もし放送されると番組が成り立たないとの噂もあり今後も放送予定はなさそう。これを見ることのできない関東の方はちょっと気の毒。

 それから、ラグビー大学選手権をケーブルテレビ放送で観戦する。早稲田 85 - 関西学院 7、早稲田はやっぱり強い。今日一日で、この関学のほか関西勢としては立命と同志社が消えた。圧倒的な東高西低の大学ラグビー界では致し方ないが、関西一位の大体大には頑張っていただきたい。今日は、もうひとつの冬の球技の楽しみであるアメリカンフットボールの大学日本一を決める甲子園ボウルがある。ところが!リアルタイムで放送やってないがなっ!数年前からそうだったが、今年はケーブルテレビに衛星・地上デジタルを装備して万全の受信体制をとったのにもかかわらず、、毎日放送が録画で0時30分から放送するのみ! 結果がわかってしまった(関学惜しかったみたいやがな)アマチュアスポーツを録画で見るような酔狂な一般人はそんなにおらんやろっ。なに考えとんじゃ? んで、毎日新聞を見るとあなた、甲子園ボウルの全面広告が載っている。「毎日甲子園ボウル、午前0時30分放映!」って、この全面広告はいったい誰にアピールしてるんや? ここんとこのスポーツ放送に関してMBS/TBS系は、ほんっとになに考えとんじゃ!
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2006年12月15日

あんなにいい仕事をしながら、、、

 本日は微研の忘年会。千里阪急ホテルでのパーティーの前に学術プログラムとして所内演者による業績報告会と招待演者による学術講演会が所内で開催される。今回の学術講演会の演者は京都大学教授で著明な歌人でもある永田和宏先生であった。ERでミスフォールドしたタンパクが如何に認識され、ER外に放出されるのかというお話で、非常に興味深かった。私の研究分野から見ると、ERから細胞質へ移行するのはミスフォールドされたタンパク質ばかりではなく外来タンパクである細菌毒素にもERから作用場所である細胞質に移行するものがある。永田先生の話はN-linkedの糖付加のあるタンパク質の話であり、糖付加されないタンパク質のERからの放出についてはほとんどわかっていないとのこと。細菌毒素はERに入っても、一般的には糖鎖付加の対象にはならないと考えられる。、、、ん〜、、ここにも研究領域が広がっているかも、、。

 ところで、著明な歌人である永田先生を指して多くの人が「あんなにいい仕事をしていながら、いつ歌を作ってらっしゃるのか」と不思議に思っていたようだ、、。目加田先生も同じことを言っていた。が、私は「目加田先生もあんなにいい仕事をしながら、よくあんなにあっちこっちをほっつき歩いていられるなぁ(ずっと前のエントリ(SAVVYの項)参照のこと)」と思うのだが、、。私も陰で言われてるかも、、「あんなに××な仕事をしとっても、あんな△△なブログを書いとんのやで、あいつは、、、。」
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2006年12月14日

リラックスさせてね

 朝からちょっと細かい数字を見てモノを考えることがあり、さらに午後から表計算ソフト上で多くの項目をひとつずつ数えて数字化するという作業をした。そしたら、、もう、、だめ! 目が疲れて回復しない。ディスプレイを見ると吐き気がするところまで来てしまった。こうなると全く仕事ができなくなる。今はたいがいどんなことであれコンピュータを通じて仕事をするような仕組みになっているのでこれは痛い。いっぱいすることがあるのに、、。

 んで、こんなときに教授職って気分転換をする方法がないんですよ。どこにも行くところがないし、、、ただ部員室か教授室でコーヒーでも飲みながら回復を待つしかない。私はコーヒーを飲みながら仕事をするタチなので、お腹の中はコーヒーでタプンタプンになるし。ちょっと音楽を聴いてリラックスしようとするのだけど、リラックスしようと集中しすぎてリラックスできん! うぅ〜、苦しい。でもこの姿をハタから見ると、音楽を聴いてダラダラしている教授の姿にしか見えないのがつらい。違いますよ〜、、。い、いま私はリラックスしようと必死で戦ってるのよ〜。わかって〜。

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2006年12月13日

ウィニー

 ウィニーの作者が著作権法違反幇助の疑いで罰金150万円の有罪判決を受けた。ウィニーの中身を何も知らない。だからこのことにコメントをするつもりはなかったのだけれど、新聞を読んでやっぱりちょっと感じたことを書く。判決骨子のひとつには「著作権侵害の蔓延を積極的に企図していないが、認識・容認し、開発・提供した。」というものがある。ウィニーの開発と不特定多数への提供が著作権法違反の幇助にあたるかどうか(多少見せしめのにおいがする)は別にして、この指摘は外れていないのではないかとやっぱり思う。技術の検証だけが目的ならば、なぜ最も利用者数の多いWindowsの対応ソフトにしたのか? もっともっとマイナーなOSで走るソフトでも充分データをとれたのではないか? ソフトの利用者を制限する方法は思いつかなかったのか? ファイル交換ソフトという性格から考えて、対象となるファイルは著作権の伴うファイルになる可能性は容易に考えられるのではないか? 「私は『違法なファイル交換はやめて』と言い続けてきた」と当人は主張する。これは大人としては天真爛漫にすぎる主張だ。他方、新聞は当人を「天才プログラマー」と記事で表現する。これを第三者的に俯瞰すると、世間知らずの専門バカ、の姿が見えてくる。当人が実際にそうなのかどうかは関係なく、一般の人がもちやすい偏見のパターンにはまってしまっているのではないか。特別な知識や技術に秀でた人はある意味で「特殊能力」を持っているといっていいと思う。細菌毒素バカの私も含めて、そんな「特殊能力」を一般社会で発揮させるとき(そんなときがあればだが)は、『世間知らずの専門バカ」にならないような配慮が自分のためにも世間のためにも必要ではないかなぁ〜っ、、て思ったりする。
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2006年12月12日

Yas's gourmet report

 先日から免疫学会が大阪で開催されている。それで昨日は大阪にいらした楽しいお客さん(今回は故あって名前を伏す。すまん)と福島界隈でお酒を飲んだ。福島は近くに大阪朝日放送があったりして業界人が使うことが多いのか、こぢんまりとしているがおしゃれで美味しい店がある。昨日行ったところは、民家を改造した和食屋さん。雰囲気も良かったし、店のお姉さんの客あしらいもなかなかだ。う〜ん、でも味がもう一歩か二歩かな? 全体的に火の通りが浅い。それぞれの味もポイントが今ひとつ。調理人のお兄さんがまだまだ若いのでこれから頑張って勉強してチョ(と、いっぱしの通ぶったりする)。お酒は美味しかった。久しぶりにたくさん飲んでワイワイやってたら知らぬ間に12時になっていた。なんとか新福島駅から最終電車に乗って伊丹の自宅に無事帰る。一緒に飲んでいたマミちゃんはタクシーで帰ったらしい。遅くまで付き合わせてすまんすまん。

 んで、今日。お酒がすこし残っているのでヘンな風にお腹が減る。夕方、お腹が減って減ってたまらないので「そばでも食べにいけへん?」とみんなに聞いたら「行きはったらよろしいがな、私らちゃんとお昼も食べたんで行きまへん」ときっぱり断られた。教授は孤独なのだ。仕方がないので近くのせいろそば屋さんにひとりで行く。ここは昔からの顔なじみ。「どうしたん?今頃の時間に、、」と奥さんに問われて事情を説明すると、二日酔いにはそば湯が一番とばかりたっぷりそば湯を出してくれた。ここのおそばは蒸しそば(堺に有名な店があり、ここはそこからのれん分けしてもらったらしい)で、いわゆるツルッとしたそばではないが胃袋の弱ったときには良い。ご主人が夜の部に向けて作ったと見える、打ち立てのそばをいただく。とりあえず満足。

 仕事の方では改訂論文の英文校閲の仕上がりを待っている。今日明日でこまごまとした仕事を片付け、カバーレターの下書きをそろそろ書くことにする。年末に向けて早め早めに仕事をこなすのだ!、、、とむやみに心の中で宣言する。
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2006年12月09日

川崎泰生さんを偲んで

「川崎泰生さんを偲ぶ会」に出席し、さきほど研究室に帰ってきた。会は阪大吹田キャンパスのコンベンションセンターで行われた。余計な演出のない厳粛な会であった。企画運営された実行委員会の先生方にお礼を申し上げたい。親しい友人方の弔辞にはいずれも大事な友人を失った無念さがにじみでており、誠に共感するものがあった。なぜ死なねばならなかったのか? 誰しも一度は問いかけ、誰しも「本人にしかわからない」と結ぶ。同感である。だがしばらくするとやはり問いかけずにはいられない、「なぜ死なねばならなかったのか?」。

 ずっと前にも書いたが、川崎さんと私は同年同月付で微生物病研究所の助手になった。同じ教授会の日に続けて挨拶をしたらしい。実はその時のことをよく覚えていないのだが、それを思い出させてくれたのは川崎さん自身だった。当時私の所属した研究室は若い人がおらず、ほかの研究室と横のつながりを持つすべがあまりなかった。ある時、少しは話をする仲になっていた当時品川研の助手であった岩崎博史さんに誘われて、ひょんなことから助手数人でお酒を飲むことになった。場所は今の微研では特任助教授の永井宏樹さんの研究室の居室にあたる。そこに杉野研の談話室があり、そこで初めて川崎さんと言葉を交わした。「教授会で一緒に挨拶をしましたよねぇ」と云われて、それで私の方もそれが川崎さんであったことを認識した。どちらかというと小柄で線が細いように見えたが、お酒は強かったように思う。その後何度もよく飲んだ。杉野研でも飲んだし、こちらの研究室でも飲んだ。とくに新人歓迎会やソフトボール大会など、微研で催事があった後などは必ず飲んだ。川崎さんと旧知の永井宏樹さんが一時帰国して微研でセミナーをしたときも、大学時代の同級生であった古瀬幹夫さんがこちらの研究室に遊びに来たときも、飲んだ。研究での接点は実はほとんどない。それでも彼が留学から帰って微研で報告セミナーをしたときは興味深く聞かせてもらったりした。大学センター試験の試験監督を一緒にしていたとき、彼が休憩時間に「岳人」を読んでいたのを覚えている。その頃には「やまおとこ」としての彼のイメージが私の中にもできつつあった。むかし、微研では秋に部員会主催で運動会をやっていた。その時の障害物競走の競技説明のデモンストレーションで、係であった川崎さんは下半身をズタ袋に入れて必死でコース上をジャンプして見本を見せていた。「見本やねんから、そんなに必死でやらんでもええやろ」と私などは苦笑しながら思ったが、それが川崎さんという人だったように思う。

 「偲ぶ会」の会場で次々と投影される彼の写真。子供さんを抱きかかえる姿があり、ウォータークライミングやロッククライミング、スキーに雪山登山の姿があり、そして山小屋の記録帳のようなものに彼が記帳した絵や文章。それぞれを眺めながら、ここまで彼はなんと豊饒な人生を送っていたのだろうか、とつくづく思った。そんな暮らしを打ち切らねばならなかったのはなぜなのか?答えのない問いをやはりしてしまう。「偲ぶ会」には私にとっても懐かしい人がたくさん出席されていた。こういう機会で懐かしい人に久しぶりに出会うのはある意味つらい。「偲ぶ会」のあとに食事会のようなものが企画されていたようだが、私は(あくまで個人的事情で)告別の会での酒食を避けていることにしているのでそのまま会場をあとにした。研究室に帰って文献を読んでいたが川崎さんの思い出が何度も頭の中にあらわれるので、たまらずこうして追悼文のようなものを書いた。ほんとうに、ご冥福をお祈りいたします。
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2006年12月07日

うぅ〜、イヤな予感

 今週前半、論文の改訂なんかでテンションあげて仕事をしてきたせいか、今日は昼からいきなりカクッと勢いがなくなった。だいたい、毎日毎日一定のペースで効率よく仕事ができないたちである。うぅ〜、つらいつらいと思いながらやらないかん仕事を放棄して、コンピュータのファイルの整理やら雑誌の新着チェックでお茶を濁す。明日は頑張るからね、、とか独り言で言い訳しながら、、。うぅ〜、なんかダルい。そういえばウチの研究室では風邪かノロウイルスか知らんがひとりずつ倒れて順々に病欠している。、、うぅ〜、、そういえばなんだか頭痛が、、、。と言うことで早めに帰って風邪薬を飲んで寝ることにします。今日、SPring8で頑張っている北所さんに神ちゃんにきむじゅん、頑張ってくれてるのにすまんね。
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2006年12月06日

英文校閲

 年末年始に向けて、片付けないといけない仕事の目白押し。昨日と今日で論文の改訂は一応終了した。カバーレターを書いて再投稿といきたいが、わたしら日本人にとっては宿命の英文校閲を業者に依頼しないといけない。この英文校閲、みなさんどうされているだろうか?学生時代から色んな先生の仕事を勉強させてもらってきて感じてきたことだが、研究と論文発表を大事にされる先生ほど入念に英文校閲されるように思う。英文校閲業者もピンキリだと思うが、このような先生はこんなときオカネにイトメを付けない。大づかみに見てみると、確かに高額な料金を請求する業者はきめ細かく英文校閲してくれているように思う。

 むかしむかし、学生時代、研究室のボスで恩師であった阪口玄二先生は英語に堪能で、少し前なら研究室でよく見かけたベストセラー、「科学者のための英文手紙文例集(講談社サイエンティフィック)」を続刊をあわせて2冊も上梓されていた。論文を書いて見ていただくと、「おまえちょっとここに座れ」と言われて軽く3時間ほど英語について説教された。論文を書くたびにこの説教(講義というべきか)があったので、大学院を修了する頃には曲がりなりにも一応にもひとりで論文を書き上げるだけのことはできるようになった。やがて、「poor English」というコメントがついても最終的には論文が採択されるということに味を占め、英文校閲を外部委託することナシに論文を投稿してきた。英文校閲に出すようになったのは微研に移ってきてからである。

 助手になってしばらくした頃、実験の関係で木下タロウ先生の研究室に入り浸るような格好で実験をしていたある時期、英文校閲のハナシになった。タロウ先生は「自分がレフェリーを依頼されて無報酬にもかかわらず(大抵そうだが)引き受けて担当した論文の英語がひどいと頭に来る」という意味のこといわれた。なるほど、、と素直な私は納得し、ちょうど高いグレード(あんまり良い言い方ではないけど)の雑誌を目指して論文を投稿するようになってきたのも手伝ってそれから英文校閲を依頼するようになった。最初は安い料金設定の業者から、、やがてその校閲ぶりに不満が出るようになるとさらに高みを目指して質の高い添削をしてもらおうと考える。

 こうして、英文校閲業者に対する評価が厳しくなる。、、、自分の英語力が上達しないのを棚に上げながら、、、「なんやこの英文校閲は、、あかんのぅ、なっとらんがな」。
 
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2006年12月05日

今日はこの辺で

 自分なりにいろいろ考えて始めたブログだがそろそろ5ヶ月経った。毎日書くことなんてない、と思いこんでいたがそれはそうでもなかった。ただ、仕事にかなり没頭した直後にブログを書くのはつらい。つまり、仕事を終える時間が遅くなればなるほど頭を素早くほかに切り換えることのできない私は寝る前までにブログモードにならない。仕事のことであれこれ考え込んでしまう、、。と言うことで今日はこれで、、。あぁ、ひとつだけ。野球の小笠原選手の巨人への移籍。いつ頃からか、他球団の大物選手が満面の笑みでうれしさをたたえて巨人入団記者会見をするという、毎冬の風物詩になってしまった。んで、残ってる選手おるか? 清原、広沢、江藤、吉永、ローズ、小久保、えぇっとあと誰やっけ。もっとおると思うけど思い出さん! 小笠原ぁ〜!今からでも遅くないっ!(遅いか?)考えなおせっ!
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2006年12月04日

ただいま論文改訂中

 久々に自分の(研究にまつわる)仕事をした。以前から時々ここに書いていた論文の改訂である。レフェリーのひとりが非常にプリミティブな要求をしてきたのでそれに応えるべく本文を書き直していると限りなくボリュームが増えていく。一方で投稿規定では論文の長さを文字数で制限しているので、何でもかんでも書き加えるわけにはいかない。レフェリーのプリミティブな要求とは、実験方法を詳細に書け、ということに行き着く。限られたスペースでそんなこと出来るわけがないだろがっ。
 加えて、最近はDNAの構築に使うベクターは星の数ほどあるし、優れたキット類が山ほどあり、実験によってはPCRに使うプライマーの種類は両手では数え切れない。ただ、論文の実験方法記載の原則は「読者に実験の再現が出来るように書く」というところにある。けど、、論文通りにプライマーを設計してPCRをし、論文通りのプラスミドを取り寄せて記述通りの制限酵素部位に増幅断片を挿入してDNAを構築する人が何人いるでっしゃろか? 生化学実験でも、優れた実験書がそこかしこで流通している昨今では、実験目的さえ合致していればその方法の細かい違いはあまり問題視されない。従って、論文の方法をそのまま再現しようとする人はそんなに多くないと思う(もちろん論文の内容によるが)けどどうでしょうか? そういえば、今日、そのことを意識してある雑誌を読んでいると論文の「材料と方法」に「この研究で使ったプラスミドやプライマーの塩基配列はリクエストしてくだされば著者がお知らせします」という記述に出くわした。こんなんもありかいな。

 書ききれない部分は雑誌社が開設するweb site に補遺(supporting information とかいうやつ)として載せることができる。こちらはファイルサイズが制限されているもののテキストサイズでいえば無限に近い。こんなことを考えていると、もうそろそろ論文記述の作法を考え直しても良いのではないだろうか? と思ってしまう。世間の流れとして少しずつ変わってきているのは実感しているが、誰か基準を決めてくれないだろうか? とかグチっぽく思ってしまった。とりあえず時間が足らんので、明日は早朝出勤して論文改訂、字数制限、入り組んだ実験方法記述、などなどに立ち向かいまする。
posted by Yas at 22:53| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

しっどーりょく!

 何じゃかんじゃでもう12月。この季節、私にとってはラグビーの季節であり、アメリカンフットボールの季節である。一昔前に比べてテレビの試合中継がかなり少なくなったのでストレスが溜まるが、私はこの時期、テレビの中で展開されるラグビーのドライビングモールに手に汗握り、アメリカンフットボールでのQBサックにガッツポーズをする。今期の注目はラグビーの清宮監督率いるサントリーサンゴリアスである。清宮監督は昨期まで早稲田大学ラグビー部の監督を務め、圧倒的な常勝チームを作り上げた。今期はプロ契約でサントリーの監督となり、昨期6位だったチームを前半戦首位で折り返すまでにした。指導者として見事というほかない。後半戦、このまま優勝を勝ち取ることが出来るのか、要注目である。

 実は、清宮監督のような名伯楽と呼ばれる人たちに以前から興味があった。例えば野球の野村監督。弱小球団であったヤクルトを優勝に導いた(阪神では失敗したが)。女子マラソンの小出監督。有森裕子選手や高橋尚子選手を育て、千葉真子選手に笑顔を取り戻させた名監督である(なんで女子マラソン選手ばかりで男子マラソン選手を育てられないのか不思議。なんか教え方が違うのだろうか?)。バレーボールの柳本監督。先代までの監督の方々の努力もあるにせよ、柳本監督になってからの女子バレーはさらに強くなったのは認める(ただ、この時期、バックについてるテレビ局がなぁ〜、、)。

 このような人たちの優れた指導力にあやかりたいと願うくらい、実は私は指導力に自信がない。だいたい貫禄がない。重みがない。細かいことを云われるのが嫌いだったから細かいことを云うのも好きではない。いわれるのが嫌いであったから、学生時代は自分でいろいろ考えて勝手にやってきた(これは、勝手にやらせてくれた恩師の小崎俊司先生の懐の深さがあって初めて出来たことであると感謝している)。だから、キミも自分で考えてよ、、と初心者の学生に対しても思ってしまう。幸い、今の研究室はスタッフのマミちゃんやカミちゃんが指導者として素晴らしい力を発揮してくれているので何とかイケているようだ。研究室の運営における教授の役割について、いろいろと思いめぐらせる毎日である。ごちゃごちゃ考えてんと、研究費とって研究室の宣伝活動しとけっ!、とマミカミの声が聞こえてきそうである。はい、頑張ります。

 ところで、ハナシは戻るがもう12月。思い起こせば去年の今頃はもう研究室の忘年会をやっていた。この一年、マミカミ(漫才コンビか!?、双子(マナカナ)か!?)のおかげで研究室はようやく上げ潮に乗りそうである。今年も残すところ1ヶ月。頑張っていきまっしょい。
posted by Yas at 22:49| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする