2006年11月30日

夕鶴とウルトラマン


 昨日の講演会、とりあえず大過なくすごせてホッとした。そのあと有志の方々と食事に行く。ご挨拶させていただいたある部署の部長さんは何と私と同じ小中学校の先輩であった。しばしローカルな話題で盛り上がる。皆様のおかげで楽しくすごさせていただきました。ありがとうございました。

 んで、今日は予定の原稿をえいやっと仕上げる。案ずるより産むが易し。一挙に書き上げる。デキの善し悪しは〜、、、知らん。明日はもうひとつの原稿をまたえいやっと書き上げるつもり、、。それでやっと論文のリバイスにかかることができる、、はず。

 木下順二さんと実相寺昭雄さん死去。木下順二さんの「夕鶴」は多分小学校の時の音楽の授業時間に知った。それから何年か経って、映画「つる」のヒロインを演じた吉永小百合さんのセリフ「見るなと言うたに、なぜ見た!」と言うセリフにしびれた。けど、あの映画では木下順二さんの脚本は使われなかったらしい。実相寺昭雄さんは何といってもウルトラマン。実相寺監督の演出では、カレーを食べていた主人公のハヤタが慌ててウルトラマンに変身するとき、変身に使うペンみたいなの(フラッシュビームとか云ったがよくわからない)と間違えてカレースプーンを天にかざすシーンが有名だ。これはリアルタイムで覚えている。名作と今では云われているが、子供心になんでそんな演出をしたのか全然意味がわからなかった。お二人のご冥福をお祈りいたします。
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2006年11月28日

泥棒を捕らえて縄をなう


 明日は大阪のとある地方自治体で講演する。講演の相手はそこで働く食品衛生管理関係の獣医さんらしい。どうする? 研究者相手ならば慣れているものの、どんな切り口でハナシをさせてもらったらいいのやら、、。あわてて食品衛生の実際を勉強したとしても付け焼き刃はすぐにこぼれるだろう。んで、基礎研究者としてのスタンスで自分なりにまとめてみたが、どうかなぁ、と自信はあまりない。自分のテリトリー内で話の内容をまとめたがそれでも新しいスライドをかなりの枚数作った。ずいぶん前から講演することはわかっていたのだから、あらかじめ用意しておけばよいのだがそうはいかないところが苦しい。明後日と明明後日はそれぞれ別の原稿の〆切が迫っている。書けるかなぁ? 自信ないなぁ? って言いながらblogをこまめに書いていながら原稿の〆切を破ったら担当の先生に怒られるわなぁ、、。
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2006年11月27日

ホントにしてるやん


 ずいぶん前のことになるけれど亀田選手のボクシングのへんな判定についてのエントリで、公正な判定のための一策として点数を試合中に公開してはどうかと書いた。そしたらあなた、ホントにやったのですねWBCで。4回と8回(実際には9回)の終了時に点数を公表したとかで、ファンにはおおむね好評だったとか。ところが選手には不評らしい。曰く、点数がわかると妙な邪念が入る、点数を知らない方が緊張感が持続できて良い、とか、、。なるほどなぁ、、立場によって見方が分かれるわなぁ。けど、選手も判定の公表に慣れれば、判定経過をもとに作戦を立てることも可能なわけで、、、心理的な駆け引きが見られるようになるかも。ファンとしてはやっぱり良いことではないかと思う。ん〜、でも柔道みたいに点数が上回っている選手が試合途中から逃げ回るとか言うのもあるか、、、。いろいろむずかしいね。だけど、少なくとも公正性を示すためにはやっぱり公表するのがいいんじゃないか? ボクシングがスポーツであり続けるためには必要なんでない?
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2006年11月26日

愛国心と攘夷


 教育基本法改正案。「愛国心」の扱いで議論がかまびすしい。今朝、テレビで見た報道バラエティ番組では、街頭インタビューに応える多くのひと(もちろんテレビ局側の編集が入っていると思うが)が「愛国心ってなんだか怪しい」とか「愛国心を唱える政府の姿勢は軍国主義に突っ走った昔の政府を彷彿とさせる」とか、否定的なハナシが多かった。「国を思うて何が悪い」と言ったのは阿川弘之さんだったと思うが、愛国心を持ち出すと、右翼か? と思われる社会は窮屈で異常だと思う。わたしは国が国民に愛国心を持ってもらえるように努力するのは当たり前じゃないかと思う。
 国際会議で海外に出張すると、自分が日本人であることを思い知らされる。欧米の出張先で日の丸を見るとなにやら嬉しい。海外の友人たちは時折「、、、、だけど、日本ではどうだ?」と、私が日本代表であるかのように時々ものを尋ねたりする。彼らは無論、日本国民である私は日本が当然好きであると思っている。外国にいると、自国の国旗を恥じたり、国歌を認められないとするような態度は少なくとも私にとってはあり得ない。愛国心がうさんくさいと思い、日の丸を国旗として認められず敬えないというひとが私にはわからない。サッカーのワールドカップでもオリンピックでも、ファンやサポーターたちは熱心に「日本」を応援するのだ。

 んで、幕末の攘夷運動のこと。当時、攘夷を唱えるのは海外の事情を知り得ない人たちであった。欧米の国力を知り海外の情勢を知る人たちは(たとえ表向きは攘夷を唱えたとしても)攘夷が無理であることを知っていた。物事をアナロジーで考えたがる研究者の悪い癖を許していただければ、私は今の愛国心論争が当時の攘夷論争に似ているような気がしてならない。海外を知れば攘夷が無理であるのが理解できたのと同じで、海外を知れば愛国心を疑う態度は普通ではないことが理解できる、と思うんだがどうだろう? 今朝見たテレビ番組のインタビューの様子がハンでついたように「愛国心教育」に盲目的に否定的だったので寂しく感じて、そのようなことを思った。
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2006年11月24日

アッと云う間の1日


 今日は東京で会議。朝8時発の飛行機に乗るのを9時発と勘違いして昨晩床についた。7時10分の目覚めと同時に勘違いに気づいて大あわてで伊丹空港までクルマを走らせ、無事7時40分に搭乗(関係ないが、この飛行機に東大医科研の中川一路先生によく似たテレビでおなじみの弁護士も搭乗していた)。9時過ぎに羽田着、10時30分に北里大学生命科学研究所の阿部研に着いた。3時間少しで自宅のベッドから東京白金の北里大学に到着だ。もうこの時点でほとんど目が回ったような、「わたしはだれ?ここはどこ?」状態になっていた。研究所の会議室で11時から会議の事前打ち合わせ、午後1時から5時まで本番の会議、終了後に品川までタクシーで戻って新幹線で新大阪へ戻る。
 マイカーで伊丹空港に行く予定ではなかったのでこういうことになってしまったのだが、とにかく空港までクルマを取りに行かねばならん。JR伊丹駅からバスに乗って空港へ、、。そこでおもむろにクルマを駐車場出口まで走らせたが、そこで朝のドサクサで駐車券をどこかにやってしまったのに気がついた。「駐車券をなくされたのですかぁ、そうですかぁ」と係の人に言われている間にスーツの隠しポケットに入れていた駐車券に気づき、「でへへ」と照れ笑いしながら無事駐車場のゲートをでて、家に着いたのは午後10時。はぁ、ご苦労さんでした。
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2006年11月23日

楽しむべし!


 勤労感謝の日。だけどなんだかやること一杯で午前中は研究室に出る。明日は東京の会議、資料満載なので予習をしておく。それから、こまごまとした雑用を全て終える。昼ご飯はカミちゃん夫妻と一緒に近くのうどんファミリーレストラン「のらや」へ。ぐっと根性を入れたいときはここの昆布うどんがベストである。それから所用があって梅田のモンベルに行く。モンベルって「mont-bell」って書いたらわかってもらえるだろうか?アウトドアウェアおよびグッズのメーカーである。ある製品の不具合でお願いがあってやりとりをしたのだが、電話でも対面でも素晴らしい対応をしてくれた。mont-bell さん、感服いたしました。これからもお世話になります。

 帰宅前に本屋に立ち寄る。いつものようにダラダラと棚に並ぶ本を見ていると、井上雄彦さんの「リアル」と かわぐちかいじ さんの「ジパング」の新刊が出ていたので迷わずゲット。ついでに井上さんの「バガボンド」の4巻も買い(現在、バガボンド1巻から12巻まで再収集中)、んで帰宅。家は留守でヨークシャテリアのミュウだけが待っている。久しぶりにひとりの時間。買ってきたコミックスに次いで、読み残しの「世に棲む日々」を読了。ふぅ、、とか思ってるとピンポンと呼び鈴が鳴って宅配便さんがアマゾンに注文していた本を届けてくれた。サイクリングの案内本「大阪・神戸周辺自転車散歩」と中島岳志さんの「中村屋のボース」、永井美之先生の「センダイウイルス物語」、、。しばらく読書生活が楽しいかも、、。楽しむべし!
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2006年11月22日

千里の道も一歩からだよ、ふっふっふ。


 昨日今日と久しぶりに2日続けて自転車通勤した。2日連続は3,4ヶ月ぶりではなかろうか? さすがに足がだるいしちょっと腰も痛いような気が、、、。自転車通勤を始めたのは5年ほど前だったと思う。ランドギアという、今はもうない日本企画、台湾組立のメーカーのクロスバイク(ロードバイクとマウンテンバイクの中間クラスの自転車)をそれなりの値段で買った。そうそう、同じランドギアのマウンテンバイクを今は東大医科研の中川一路先生が乗ってたっけ。中川さ〜ん、東京に行ってもランドギア乗ってる? 私が買ったのは泥よけがついている限りなく昔のサイクリング車に近い外観をしていた。自転車乗りのスタイルもなにもわからないので、大学のバスケットボール部時代の練習着を引っ張り出してきて自転車通勤を始めた。今からかんがえると、どこから見てもばばっちいオッサンが気負って自転車に乗ってる風だったのではないかと思う。

 やがて、自転車にはハロゲンランプを付け、泥よけを外し、タイヤも精悍なものに交換した。それにつれて自転車乗り御用達のメーカーのサングラスを買い、コンピュータポケット付きのディバッグを買い、ウインドブレーカーもトレッキング用のメーカーもの(ゴアテックス装備!)にし、そして今年はついにあのサイクリングパンツ(ピチピチのやつね)をはくようになった。これがまた快適なのよ〜。世間の中途半端な自転車乗りのみなさん、サイクリングパンツは最高ですぜ。んで、この冬はサイクリング用の長パンを買った。これで完璧だぜ〜(ヘルメットはまだですけど、、だってあれはなんか安っぽいくせに値段が高いもん)。5年かけてここまで来たぜ、千里の道も一歩からだぜふっふっふ、と思いながら、ふんふん気分で通勤途中にあるカーディーラーのガラス張り店舗のガラスに我が姿を写してみると、、、、やっぱ、ばばっちいオッサンじゃん!
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2006年11月21日

指が痛い


 「あなたが〜噛んだ、小指が〜いたい」とかいう歌があったが、このごろ指が痛い。あいにく小指ではなく右手の人差し指だ。もちろん、別に誰に噛まれたわけでもない。かすかな鈍痛というべきか、ふとしたときに感じるのだが確かに痛い。何ですかな〜?、と考えて思い当たったのはマウスのクリックである。教授職のお仕事が調べ物と書き物とメールのやりとりだとすると、その全てにコンピュータが関係し、その全てに何十回ものクリックが関係するはずだ。私が使っているマウスはマイクロソフトの5ボタンのワイヤレスインテリマウスとかいうやつ。左クリックの連続にはさぞ人差し指が酷使されていることだろう。ということで、人差し指を休ませるべく、このインテリマウスの左側面にあるボタンに左クリック機能を割り当ててみた。左クリックの時は親指を使ってこの側面ボタンをクリックしてみる。、、、、、うぅっ、左クリックのたびに親指を伸ばすと指のスジが、い、いたい。、、それではと、マウスを覆う手の位置を全体に左側にずらして中指で左クリック、薬指で右クリックをすることにする、、、。うぅっ、めちゃ気持ち悪い(みなさん、いっぺんやってみてみ)。ん〜、どうしようか? だいたいマウスの使いすぎで腱鞘炎にでもなったらかっこ悪い。周囲の失笑のマトになってしまうが、失笑ならまだ罪がない、、。「マウスの使いすぎで腱鞘炎? ほぅ〜、ホリグチはそんな仕事やっとんのかぁ? はぁ〜ん、それやったらさぞ業績も上がっとることやろなぁ、ほっほ〜っ、、」とかイヤミ、いやいや励ましの言葉を云いそうな○○先生とか△△先生とか、、、いかんいかん、なんとかせねばっ。ひょっとして、アップル製のマウスは手のひら全体でクリックできる? 確か今のやつはツーボタンライクに使えるとか云うし、、。早速買うか? 誰か使っている人がいたら情報をくださいな。
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2006年11月20日

真綿で首を、、


 韓国出張じゃナンじゃカンじゃ、と言っている間に11月も中旬を過ぎた。今週末は東京で会議、来週末はある所で講演、んでさらに月末〆切の原稿があったりする。だいたい、論文の改訂を早くしないと行けないし、、。飲み過ぎて体調が悪い〜とか思っていると知らない間に真綿で首を絞められるようにやらなければならない仕事が増えた(注:増えたのではない、実はサボっていた、ともいえるかもしれなかったりして)。こうして仕事をハァハァいいながら終えるともう12月になる。そうなると年賀状の図柄の構想も練らないといけないし、今年の反省もせんと、、ほんでスキー旅行の計画もせんといかん。第一、12月は「飲み!」の季節やし、、。ちょっと、ウコンかにんにく卵黄でも飲んで、、、、がんばらんといかんかなぁ。
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2006年11月19日

勝敗のある小気味よさ


 高橋尚子さん、東京国際マラソンで3位に終わる。30 km すぎから失速して土佐礼子さんに離されて、さらにそのあと尾崎朱美さんにも追い越された。これまでの高橋さんの栄光から考えると惨敗に近いと言っていいのかも知れない。34歳。体力の衰えは否めないのだろう。かつての強者が年を経て落日の迎えを予感させるようになる。プロスポーツを観戦していると、そんな光景をときおり目にする。これまでにもっとも印象深かったのは、ボクシングの輪島功一さんの最後の世界戦。私は当時高校生くらいだったと思うが、年齢による衰えが明らかな輪島さんの悲愴感いっぱいの試合と惨敗ぶりに寂しい思いをした。

 このごろでは、すっかり勝てなくなって巨人を去る桑田投手やストレートを全く打てなくなった清原選手の例がある(キヨハラはまだ現役ですけど)。さみしいことだが、ゲームを通じて第一線で活躍できないことを思い知らされるのはむしろ小気味よい、と考えるべきかも知れない。少し話は違うが、研究を職業とするのに向かない若い人にどのようにそのことを伝えればよいのか(あるいは伝えるべきなのかどうか)、最近よく考えている。研究にはたいがい勝敗はないし対戦相手もない。おのれの今の力を測るすべに乏しい。だから「私は研究者として充分やっていける」という勘違いをくつがえす具体的な根拠を示すのは難しい。日本ではここ数年、ポスドクといわれる有給研究員のポストの数が著しく増えているので、研究職は少なくとも若いうちは「ぬるい」職種になりつつあると思う。今の少々バブルっぽいポスドクの雇用環境で甘やかされたまま年をとり、そのまま転職に難しい年齢になって路頭に迷うような人が増えてしまわないかと(杞憂かもしれんが)心配する。勝てなくなったら仕方がないというスポーツのようなキリの良さ、そんな仕組みがこの世界にも必要なんじゃないかと思うんだが、今のところどうすればよいのかよくわからない。んー、、どうもしなくてもいいのかも知れんけど、。
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2006年11月17日

ふたつの論文


 韓国出張の報告なんぞを長々と書いている間に研究室ではいくつかの出来事があった。まず、ハナが筆頭著者の論文が無事アクセプトされた。最後のひと飛躍をさせるための実験が結局はうまくいかず、それなりの雑誌に投稿することになった仕事の論文だがやはりアクセプトされるとホッとする。アヤっちと昼間にケーキを買いに走り、みんなでお祝いした。吹田キャンパスに近い分子細菌学分野御用達のケーキ屋さんのケーキは甘味が抑えてあって結構いける。これが11月15日のことだった。

 それから、韓国出張直前に少し書いたけど、もうひとつの論文のコメントも返ってきている。3人のレフェリーのうち2人はほとんど問題なし。1人が意気込んだ様子でこまごまと文句(著者側からするとホントに文句にしか読めない)を並べ立てている。「なんや、このコメントは、、、おのれの未熟をさらけ出しとんな」「こいつ、○○○○(雑誌名)の author's instruction をきっと読んでませんよ」「整理してコメントせーよなぁ」などとこちらでもひとしきりレビューアへの文句を悪し様にいって憂さを晴らす(レビューアが日本人ではありませんように)。少しだけ必要な写真を撮り直し、また少しだけ実験をする。このごろは supporting information とか supplementary data とかいう補足データをWeb上に掲載できるので、論文スペースの不足を理由に実験データを割愛しにくい。不便な世の中である。韓国出張中に溜まっていた雑用を2日でこなし、それからみんなで「ヤイのヤイの」と revise の方針を決めた。明日から実際に原稿に手直しを入れ始める、、、、、、んやけど、、明日は飲み会が入ってるしなぁ、、。
 まぁまだ実験結果も全部出てないし、、。アセって急ぐべからず、、。
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2006年11月16日

「ぶれない」こと。

 西武の松阪選手、60億円でレッドソックスが交渉権を獲得。これから松阪との交渉が始まるが、契約金と年俸をあわせて総額100億円以上になるとかいう。おめでとうというのか、頑張ってねというのか、、。少し前の毎日新聞によると、根拠は書いてなかったように思うが一般にメジャーリーグの新人の評価は3から8までの6段階で評価され、松阪選手は平均よりすこしだけ上の6に評価されているとか。そんなはずはないやろ、。WBCで各国のメジャーリーガーを含む代表選手の誰が松阪を打ち込めたというのか。メジャーリーグのプライドが松阪を過小評価させているのではないか、と疑う。それよりも、もう日本人選手がメジャーリーグにいってもそんなに大騒ぎしなくていいんじゃないか? 思えば、野茂英雄選手がドジャースに入団したときは興奮した。初登板の前日に当時学生だったカシモトを連れて家電店に飛び込み、二人であーじゃこーじゃ言いながらBSアンテナとアンテナ線を買って、何とかして家のテレビで野茂選手の勇姿を見ようとしたものだった(結局、素人配線で受信には失敗したが)。Wikipediaによると、後にメジャーリーグでノーヒットノーランを二度も達成する野茂選手の初年度の年俸は980万円だった。

 イチローがマリナーズに入団したとき、守備は一級品だがパワーがないので打率は2割6分程度の選手になるだろうと言われていたのをよく覚えている。ありえない、と思った。イチローのいたオリックスは神戸を本拠地にしていたので、息子が小さい頃には何度も観戦に行った。その時の試合前のイチローの打撃練習は圧巻だった。ポンポンと簡単にスタンドに放り込んでいた。小柄な割に異常なほど打球が飛んでいた。だから思っていた。イチローは試合中は打球の方向と距離をコントロールしてバッティングをしているのだ。いわゆるホームランバッターではないが、パワーがないわけではないと。そのイチローの初ホームランは野茂選手から打ったものだった。

 イチローは、メジャーリーグを目指す松阪へのコメントを求められて言ったという。「練習してこい」と。メジャーリーグでの輝かしい実績にもぶれない、イチローの野球への真摯な姿勢がここにある。
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2006年11月15日

魅惑の韓国出張(3日目~)

 3日目。どうも韓国のビールとウイスキーと焼酎は「バクダン」を作ったときに飲みやすい味になるように調製されているようである。だからどれも単体で飲むと適当に軽い。そして、どこに行っても出てくるビールとウイスキーと焼酎の銘柄は同じなのだ。つまり、どこに行っても同じお酒の三点セット(厳密には食事するところではビールと焼酎、飲むところではビールとウイスキー)が出てくる。ん〜、バクダンを乾杯しあって飲みまくる習慣はそれほど韓国社会(ひょっとしたら光州周辺だけ?)に深く根付いているのかも知れない。朝から頭が痛いし眠たいし、二日酔い気味で会場に向かう。

 この調子だと最初のデリタ先生の基調講演の間にきっと眠ってしまうだろうと思っていたのだが、存外興味深い内容で、しかも話の途中で実験結果の解釈と論旨の展開方向が一致しないことに気がついた。う〜、こうなると身体的にも学問的にも気持ち悪い。たまらず質問した。ところが、そもそも英語が上手くないうえに二日酔いも手伝ってひどい英語で質問してしまい、満場に英語下手をさらす羽目になってしまった。かっちょ悪いが、それ以上に講演の論旨がおかしい方が気にかかる。結局、デリタ先生、私の質問には「いい質問だけど、そこのところは実験やってないのよ、ゴメンしてチョ」ということを大げさな表現で英語で喋りまくって応えてくれた。他人の質問を良いとか悪いとか言う前に(欧米人はこれをよく言うが)、ちゃんと実験しろよ、と心の中で日本語で思う。

 二日酔い駆逐のためには血糖値を上げるのが一番である。んで、会場に用意されたアメやチョコレートを食べまくり、お昼ご飯も過ぎた頃にやっと身体が落ち着いてきた。最後のセッションの座長を務め、予定のすべてが無事終了。韓国政府は実用面に還元できない基礎研究は原則として認めてくれないとか言うことで、韓国側の研究発表は応用研究を意識したものが多い、というかほとんど全てがそうであった。このあと、焼き肉でフェアウェルパーティー。肉は美味しかった。でもまたまたバクダンが登場。そこで、下手な英語での質問が良かったのか、座長を務めたときの何かが琴線にふれたのか、色んな人が私のところにやってきて「ホリグチ、また来年は大阪で会おうぜっ!」と、なにやら気に入ってくださった様子でバクダンを勧めまくる。乾杯する、飲む。こっちも嬉しくなって飲む、また飲む。パーティーの締めに挨拶をしろと韓国側の先生方に指名されるがここでもアホ英語を披露してしまい、おまけに韓国側の先生方に謝意を表すことなく終わってしまった。少したって気がついて後悔したがまさに後の祭りだった。二次会三次会とバクダン乾杯は延々と続き、最後は全南大学医学部微生物学教室の教授、チョイ先生とカラオケで五輪真弓の「恋人よ」を熱唱する。(前日は長渕剛の「とんぼ」をやはり二人で熱唱したのだった)。こうして、3日目の夜は更けていったのである。、、、次の日、光州から仁川空港に到着するまでのバスや飛行機の中でのたうち回ったのはゆーまでもない!(以上、韓国出張報告終わり、長い連載ですまん)

 追記:次の日、エクスカーションのバスの出発時間に寝過ごして、みなさんを25分ほど待たせてしまいました。すいませんでした。(でも本当はもっと前に起きていたのだけれど、体調超不良だったのでエクスカーションはパスして単独で直接空港に行こうと思っていたのです。そのことが、伝え方が悪くてみなさんに伝わっていなかったのよ、、、、、、、信じて!。)
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2006年11月13日

怒濤の韓国出張(2日目)

 2日目。朝食はホテルでコンチネンタルブレークファースト。朝8時に迎えに来たバスに乗って全南大学へ。シンポジウムの会場となっているホールはとても豪華。午前中のセッションは主にタロウ先生のプレナリーレクチャーに続いて主に細菌学関係のセッションがあった。われらが神ちゃんの発表は午前中の最後。質問しながら食い下がるデリタ先生を巧みに退けつつ、昼食へ。この、会場で用意された昼食がプルコギだった。昼からナベですぜナベ。さすがにヨーロッパのように昼からワインがでることはなかったが、なかなか腹一杯になる。そのあと始まった午後のセッションのコーヒータイムにはピザが出た。「あんだけ食べといて、まだあんた食べるんかっ?」とタロウ先生に言われる。「ほっとけ」と心で思いながら(タロウ先生すいません)、ピザを味わう。ん〜、韓国のピザは日本のと同じ。夜は(シンポジウムのハナシは面白くないのでとばす。すまん)、ホテルでウエルカムパーティー。7時に始まったのだが1時間半っくらいアトラクションがあってなかなか始まらない。最後のアトラクションでプロ裸足の迫力でハーモニカを吹きまくっているのは昨日の会食で向こう隣に座っていたチャン先生だった。全南大学の教授、恐るべしである。これに対抗できるのは堀井先生のフルートしかない。今度はぜひ出席いただき、フルートを演奏していただこう。

 ところで、光州近辺のこの地域では男たちはウイスキーをビールで薄めた、いわゆる「バクダン」を乾杯して飲む。これを立て続けに乾杯して飲む。これをひたすら勧められる、乾杯する、飲む、の連続である。おまけにどこから聞いたのか、向こうの先生方は「ホリグチがお酒が強い」という情報を仕入れてきて、私に勧める勧める。日韓友好のためと私も飲む飲む、、。お腹は昼からのプルコギとピザ、パーティーでの食事と「バクダン」。こうして怒濤の二日目が過ぎていった。(2日目終わり)
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2006年11月12日

嵐の韓国出張(1日目)

 ご無沙汰でございます。昨日、午後10時半頃に帰宅いたしました。今日は朝から夕方まで起きては寝、目覚めては寝、ゆっくり過ごしました。へろへろでした。色んなことがありましたが、ブログ3日間の空白を埋めるべく、思い出しながらご報告いたします。

 1日目。出発直前にメールチェックをしていると2ヶ月待たされていた投稿論文のレビュー結果が届いていた。コメントの内容を見ると今後に問題はないようだが、こっちは今から海外出張の身。すぐに対応できないもどかしさを感じながら研究グループのメンバーに転送。それで予想外に時間をとってしまい、あわてふためいて出発。あわてたおかげでコートを忘れた。先日からの情報では韓国はかなり寒いらしいので、空港に着くと神ちゃんにつきあってもらって空港内のユニクロでセーターを買う。おかげで昼食をゆっくり食べるはずが時間がなくなってそのままチェックイン。前途を暗示するようなドタバタ出発となった。

 光州に到着したあと、交流相手の全南大学医学部の主だった先生と日本以外の招待研究者(ベトナムのビーン先生とアメリカのデリタ先生)とともに中華料理で会食。韓国では中華料理といえども辛い。中華料理といえどもキムチがでる。日本人にとっては出てくるお皿がそれぞれかなり近い味に感じる。ビールはOBブルーとハイトという二種類のビールが主流である。どちらのビールも日本のものと比べて軽い。これがなぜ軽いのか? その秘密は驚愕の二日目に知ることになる。
 隣の席のビーン先生としばし歓談。ビーン先生はベトナム戦争を避けて海外を転々として研究経験を積み、最近ベトナムに帰りバイオテクノロジー関係の研究所の責任者としてお勤めだ。

20061108.tiff ビーン先生とわたし、神ちゃん撮影。

 ベトナムの歴史に翻弄されてというべきなのか、ビーン先生はベトナム語、フランス語、ロシア語、英語に堪能なようだ。向こう隣の韓国人の先生とはフランス語でお話しされている。この人はチャン先生という。65歳とおっしゃっていたがとっても若く見える。この方は今回の全南大学・微研間交流の立役者であるリー先生の師匠らしい。お酒のすすめ上手で、ずいぶんお酒をすすめていただいた。それなりに宴がすすみ、双方の代表であるリー先生とタロウ先生が挨拶をして終わり。 んで、11月8日付のエントリ「光州市のホテルより」を書いてアップ。お風呂に入ってゆっくり休んだ。このときは「嵐の韓国出張」というタイトルでエントリを書くとは思わなかった。(1日目終わり)
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2006年11月08日

光州市のホテルより

 光州市のホテル。ここまで来るのに、関西空港から約6時間程度かかった。一度、仁川空港に到着してバスで金浦空港に移動、それから光州空港まで再度飛行機。わりあい遠かった。よく考えてみるとアジアの他国を訪れたのは10年以上前の台湾以来だ。それから今まで欧米ばかり行っていて気づかなかったのだが、韓国のような近い国だと韓国の人が同胞と思って韓国語で話しかけてくる。「いや違うんですよ、韓国人じゃないのです、日本人なんですよ」という風情たっぷりに英語でおずおずと応えるとなんだか申し訳ないような気分になる。そういや、台湾の時も「私は日本人です」という中国語を短い間に覚えたっけ。

 明日から本番のシンポジウム。とりあえず、寝ます。
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光州市のホテルより 光州市のホテルより

 光州市のホテル。ここまで来るのに、関西空港から約6時間程度かかった。一度、仁川空港に到着してバスで金浦空港に移動、それから光州空港まで再度飛行機。わりあい遠かった。よく考えてみるとアジアの他国を訪れたのは10年以上前の台湾以来だ。それから今まで欧米ばかり行っていて気づかなかったのだが、韓国のような近い国だと韓国の人が同胞と思って韓国語で話しかけてくる。「いや違うんですよ、韓国人じゃないのです、日本人なんですよ」という風情たっぷりに英語でおずおずと応えるとなんだか申し訳ないような気分になる。そういや、台湾の時も「私は日本人です」という中国語を短い間に覚えたっけ。

 明日から本番のシンポジウム。とりあえず、寝ます。
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2006年11月07日

明日から韓国(4日間ですけど)

 明日から韓国。光州市の全南大学と微研でジョイントシンポジウムを開催するのだ。韓国には初めて行く。私の父親は大阪の鶴橋というところの市場で店をやっていた、というか今もやっている。近くに自宅もあった、というか今もある。知っている方も多いと思うが、鶴橋の市場には韓国・朝鮮の食材や衣類を専門にする店が集まる有名な一角がある。また、近くにはコリアンタウンもある。だから私の幼なじみには韓国・朝鮮籍の子供が大勢いた。鶴橋駅の伝言板にはハングル文字が踊っていたし、街角で韓国(朝鮮)語を聞くことももちろんあった。言ってみれば、私は韓国という国と子供の頃から微妙にふれあっていたのだ、と思う。それが、明日は本当の韓国に行く。常日頃ふれあっていたと思っていた鶴橋の韓国と本当の韓国の違いを自分がどう感じるのか? ちょっと楽しみである。

 では皆様、行ってきます。明日、うまくいったら "blog from Korea"っす。
posted by Yas at 22:48| Comment(0) | 科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

「グチグチ」のち「ちょっとハレバレ

 少し前から、背筋から腰と右足にかけてスジが張っているようなしびれているような感覚があってよろしくない。朝起き抜けが一番ひどくて、少し柔軟体操をしないと動く気にならない。ちょっとヨレヨレ気分で研究室に行く。朝一番に「なぁんか、やっぱ調子悪いわぁ、、グチグチブツブツ、、」と、ここのところ決まり文句のように身体の調子の愚痴を言うと、「早くお医者に行ったらいいじゃないですか、、もうっ! うっとうしい」とアヤっちに怒られた。しかし、いつも昼過ぎになると普通の感じになるし、あいかわらず週一くらいの割合で自転車通勤も続けているし、、、。これって、ひょっとして通勤拒否の症状? あるいは中途半端な年寄りにありがちな体調不良自慢? 明後日から韓国出張なのに、、。韓国で美味しいものをいっぱい食べられるように、ちょっと(ほんとにちょっとだけね)お酒をひかえよっと。

 今日のお昼、バリで結婚式を挙げたハナから国際電話がかかってきた。「そうそう、ハナが筆頭著者の論文、超マイナーリビジョンでアクセプトされそうよ(いかんいかんカタカナ言葉は、、、、ちょっと手直しすれば載せてもらえそうよ)」と伝える。ハナにとっては二重の喜びだ。この調子で、研究室全体も上げ潮に乗りたいっす。
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2006年11月05日

「真剣」であることを真剣にとらえる

 ここんとこ、夜のゴールデンタイムにテレビ中継されているバレーボールと日米野球。どっちを見てます? もちろんどっちも見ていない人はいるでしょうが、、。このふたつのスポーツ、あるいはスポーツの番組としての取り上げられ方が面白い。バレーボールはやたらに必勝のムードを出している。ちょっとヘタすると、あのボクシングの亀田戦中継を彷彿とさせる演出もあるような、、同じテレビ局やからしゃぁないか。ゲームはもちろん真剣にプレーされているのだが、アイドルのマイクを通しての応援かけ声が、とってもうっとうしいし恥ずかしい。真剣勝負ならフェアにやれよフェアに。もちろんテレビ局の差し金であることは間違いないが、テレビ局の人、あのアイドルマイク応援はどういう狙いなの? ゲームは最後まで放映されるが、実は録画である。ゲーム終了直後に脈絡なく画面がきりかわって監督インタビューが始まるのも興趣がそがれる。

 かたや、日米野球。これは、、日本側は真剣にやる気あるん? 出場選手が真剣なのはわかる。だが申し訳ないが、選出されている選手に一線級が少ない。これはとても全日本とは言えんやろ。どう言い逃れようとも、日本プロ球界はこの日米野球を真剣に受け止めていないのは明らかだ。アメリカ側がいい選手をそろえているだけに残念。ところが、テレビ放送ではアナウンサーがやたらと「真剣勝負ですね、真剣にやってますね」と囃したてる。ところが定刻の9時になると試合中お構いなしに放送が終了する。真剣勝負を放送してるんやったら最後まで放送すべきやろ、、。うわべだけのかけ声で「真剣勝負」を演出するなよ、、。なぁんか、どちらも「真剣」であることを真剣にとらえることが出来ないという、まわりで見かけるようなイヤな風景を大々的にテレビ放映されているようで、イヤな感じ。選手が気の毒。
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2006年11月04日

甘いんちゃうん?


 50コマを補習上限とするんでしたっけ、70コマで手を打つんでしたっけ? 高校生の履修不足問題。あかんやろ! 不足した時間は全部受けんかい。該当する高校生達は不足必修科目の時間に受験科目を受講してたんやろ。彼らは被害者ではなく、受益者やないか。責任の所在はどこにあるのかはべつにして、必修科目は受けるのが当たり前やん。救済措置があること自体がおかしいがな。そのあとで、学校に対して訴訟でも何でも起こしなはれ。高校が不正をした。その結果生徒は恩恵を被っている。ところが、必修科目(必修科目ですよ!)の履修不足の救済に大人達が右往左往するという。こんなことをしていて、この国の大人達は子供達に「公正(FAIR)」ということをどうやって教えるつもりなのか?

 そもそも、受験競争(受験戦争と私らの世代では言われた)はそんなに過酷なのか? 現役高校生が聞けば怒るかも知れないが、受験とは過保護な、やわな競争である、と私は思っている。受験の時期は毎年決まっている。自分が受験競争にさらされるのはいつなのかあらかじめ予想できるわけだ。自分の学力相当の大学がどこなのかもあらかじめ知ることができ、そして受験する大学は選ぶことが出来る。もし失敗しても、来年の同じ時期に再度チャンスが与えられる。もし、受験に何度も失敗して大学入学を断念せざるを得ないとする。だが人生は終わりではない。若い人たちには別の可能性があるし、そもそも大学全入時代と言われる昨今、自分が入ることが出来る大学を見つけるのは難しいことではない。人生にはもっと過酷なことがあるだろう。営業で大きな契約が取れるかどうかの乾坤一擲のコンペティションもあるだろう、その結果、家業がたちいかなくなって破産廃業に追い込まれる中小企業の経営者の方もいるだろう。中堅以上の会社に入ったとしてもリストラにあうかも知れない。そのような苦境はたいてい突然やってきて、自分でその苦境の程度を選ぶことは出来ないのだ。受験競争が厳しくて生活が破綻することはないと思うが、その後の人生では生活破綻に追い込まれるような苦境というのはいくつもあるのではないか? 社会が、というか国が、こぞって受験競争は過酷で厳しい! というほどの実態が大学受験にあるのか? とっても疑問である。

 村上龍氏は著書「13歳のハローワーク」で「いい大学に入って、いい会社に入れば人生は安心という世の中はとっくに過ぎている」と書いている。賛成。あなたに人間として評価されうる能力があれば(誰かが人間力っていってたような)、希望大学に入れずとも、あなたはきっと道を開くはずだ。逆に、受験勉強の環境に恵まれていて運良く「いい大学」に入ったとしても人間として評価に値する美点が乏しいとすれば、「○○大学生でもアホはおるんや」とそしりを受ける。大学受験は、ほんっとに通過点に過ぎない、と言うことを知ってほしい。問題は、通過点を最終目標と見まがうほどはやし立てる社会(大人)ではないか? もう一度いう。受験競争はたいしたこと無い。希望の大学に入れないともちろんあなたは落胆はするかもしれないが、頑張っているあなたに見合う大学は複数あるはずだ。受験の結果次第によっては、少々人生の目標も変更せざるを得ないかも知れない。しかし受験のあと、受験に失敗しようが成功しようが、そのあとのあなたの努力で獲得できるあなたへの評価の方があなたの人生の糧にきっとなる。、、、、エラそうに言ってすいません。でもそう思う。
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2006年11月03日

おいら酒飲み、う〜んと飲めっ、や〜れ飲めっ


 昨夜は、微研の荒瀬、朝長、森石、菱田、中屋、藤永、安居と飲み会。楽しかった。研究生活で溜まったストレスを陽気に吐き出し合いながら飲む。話題は、それぞれの研究室の様子やら研究の苦労話、タチの良くない学生のこと、論文捏造問題から日本国中津々浦々の細菌学・ウイルス学・免疫学関係のウワサ話まで。、、、、これをお読みのアナタ! アナタの噂をしたかも知れませんよ。まぁとにかくみなさんサイエンスを生活の中心にしているので、サイエンスの話題には事欠かない。お酒も飲む飲む。久々に日本酒、「八海山」を飲んだ。「司牡丹」もメニューにあったが売り切れで残念。とにかくよく飲んだ。最後は森石氏と「おたがいがんばろうぜっ」と、なんだかよくわからないが堅く手を握りあって閉会。んで、今日はちょっと頭の中心がいたい。

 ところで昨日のお店、吹田キャンパス近くにあって、ちょっとした肴でも工夫がしてあって昔からのお気に入りだった。やっぱり流行っていたと見えてやがて支店を持ち、その支店もどんどん大きくなっていったのだが、昨日はなんだか「?」の感じだった。普通の味の店になっていた。だいたい食べ物屋さんというのは、最初おいしくて評判になると味が落ちる。店をやってるうちにどんどんおいしくなっていく食べ物屋さんっていうのはあまり聞かない。ん〜、研究ではどうか? 経験を重ねるうちにどんどん研究の質が上がる研究グループは間違いなくある。逆に、小さいうちはよい仕事を重ねている研究室が、じょじょに大きくなり研究室員が増えていくにつれて論文を粗製濫造し始めたりするってのは、ん〜、あるようなないような。
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2006年11月01日

拝啓ご無沙汰しております、、

 必要があって、とっても久しぶりに手書きで古い友人宛にはがきを書いた。もともと字は上手い方ではない。私の字を見ると人は決まって「かわいらしい字ですね」と言う。さらに今日は久しぶりにまとまった文章を手書きして、ペンを持って書くという技術があきらかに衰えているのを感じた。ペンを持って手を動かしているとなんだかもどかしい、むずがゆいような感じがする。おかげで筆圧の一定しない、落ち着きのないアホ字になってしまった。

 思い出してみると、私が学生の時はまだ和文タイプとかいう機械が現役だった。活字のブロックを一個ずつ取り上げてガッチャンガッチャンと紙に打ち込むやつだ。和文タイプ○○級とかいう資格もあったと思う。その頃私自身は万年筆で修士論文を原稿用紙に書いた。初めての論文も英文電動タイプライターで書いた。それからワープロと熱転写プリンタになり、コンピュータのワープロソフトとドットインパクトプリンタになった。その後はインクジェットやらレーザープリンタやら、ほんで何よりも、いまや印刷しなくても書いたものを通信できるようになった。おかげで書く(叩くというべきか)文章量は飛躍的に増えたように思う。それに見合う情報を自分が持っているようにも思えないが、いったい何を書いているのやら、、。少なくとも、このブログのように毎日記録を残すようなことは、きっと手書きではしようとも思わなかっただろう。第一、アホ字のブログはみっともない。
posted by Yas at 18:53| Comment(0) | 非科学的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする