意識しなくとも研究室の面々が入れ替わって雰囲気が変わる。全体的なレベルも変わってきっとパフォーマンスも変わる。数年で修了する学生や長期雇用のできない研究員から成る大学の研究室はそんなもんだ。
2012年05月17日
アヤッチ、産休に入る。
今月初めに出産したトッシーに続いて、アヤッチがついに産休に入る。
そこで、今日のお昼は産休お祝い(なんじゃそら?)で、みんなで会食した。以前も書いたと思うが、トッシーとアヤッチは共同でひとつのプロジェクトに携わっていた。そのプロジェクトも峠を越えて、あとは最後の締めのデータをどのように採るか、というところまで来ているのだが、こういうメデタイ事情で秋まですべてを保留することにした。
痛いといえば痛いが、そのテーマに愛を持っている人間でなければ心の行き届いた実験はできない。ということで、研究室の人的リソースが限られているということもあるが、あえて残りの実験の担当を他のメンバーに頼むことはしなかった。3月に産休に入ったトッシーが順調に復帰するとすれば8月、アヤッチの復帰は10月になる。女性研究員二人が長期休暇に入ってしばらくのあいだ姿を消す。んで、ブログではまだちゃんと取り上げてないのだけれど、実は今年度は3人の女性の学生&研究員が当研究室に参加してくれている、、。
意識しなくとも研究室の面々が入れ替わって雰囲気が変わる。全体的なレベルも変わってきっとパフォーマンスも変わる。数年で修了する学生や長期雇用のできない研究員から成る大学の研究室はそんなもんだ。
意識しなくとも研究室の面々が入れ替わって雰囲気が変わる。全体的なレベルも変わってきっとパフォーマンスも変わる。数年で修了する学生や長期雇用のできない研究員から成る大学の研究室はそんなもんだ。
2012年05月16日
済州島
先週の木曜日(10日)から土曜日(12日)にかけて、済州島に出張していた。5−6年ほど前から続いている微研と全南大学(Chonnam National University)のジョイントシンポジウムに出席するためである。
韓国への出張はこれで4度目。最初は光州市、それからソウル、慶州、んで今回が韓国のハワイといわれている済州島であった。韓国は慣れたつもりだったが今回は国内有数のリゾート地だ、これまでとは趣も違うかも、と思っていたが果たしてその通りだった。チェジュ空港からしてリゾートのニオイぷんぷんの作りで余裕をかましている。全南大学が用意してくださったバスに乗って植物園だの柱状節理のある海岸絶壁だのを観光してから、シンポジウム会場のある西帰浦市のKALホテルに行く。
ホテルで見かけた、シンポジウムのポスター。、、ちゃんと仕事で来ております、という証拠写真、。
この日は夕方からレセプションパーティーが予定されているだけで、それまで3時間ほどの自由時間がある。そこで、安居テルテル、うえまっちゃん、とーがんくん、スガワラくん、ひよっちゃんと私で、西帰浦の中央市場の見学に街の中心地に出てみた。市場は現地の人たちの生活が見える格好の観光地だ。しかし、テクテクとただ歩くだけでは面白くない。そこで「ひとり一品、よくわからない食べ物を購入する」と云うルールで散策することにした。市場は縦横に、水産物や生活雑貨、野菜や漬け物などを取り扱うお店でいくつかの専門通りに分かれている。売られている魚介類や野菜の種類は日本と同じだ。やっぱ、韓国は日本のお隣さんである。全く違うのは漬け物類。キムチ類は何となく味の想像がつくが、魚介類の塩辛や漬け物は、はらわたの下処理をしていない小魚が辛子味噌の中に丸ごと入ってたりして、日本人には取っ付きにくい。そのなかでひよっちゃんは、魚を扱う東京海洋大学出身らしく、果敢にキビナゴのごろごろ入った生々しい塩辛を買った。彼はそれを食べていたけれど、私はニオイを嗅いだだけでおしまい。食べられない。スガワラくんは海苔の唐辛子漬け。美味しいけれど、韓国の人はニオイに寛容なのか、日本人には少し生臭く感じる。とーがんくんはトッポギ、テルテルは豪快にぶつ切りされた蒸しブタを買った。これはどちらも美味しかった。、、、んで、私は、熟慮に熟慮を重ねた上、アメリカンドッグによく似た韓国の食べ物を買った。、、、、、食べてみたらアメリカンドッグでしたけど、、、。「それは『よくわからん一品』と違うでしょっ?」という、うえまっちゃんのクレームを尻目に美味しくいただいた。ええぃっ、やかましっ。歳をとって食べ慣れんもんを食べたら危ないのだ。、、、、、、そういううえまっちゃんは、何を買ったのか、よく覚えていない。市場からホテルまではタクシーで10分ほどの距離で、料金は2,500ウォンほど。日本円なら200円と少しの額だった。
二日目は朝から夕方までみっちりとシンポジウムのプログラムが詰まっていた。全南大学の研究は、感染症やガンの治療に応用できる生物製剤の開発という明確なゴールのもとで材料や方法論を研究グループ間で共用したりして、一体感がある。それに対して、微研の研究はクォリティーは明らかに高いものの、目指すゴールは研究グループごとにバラバラだ。そんな対照の妙を感じながらシンポジウムを楽しんだ。アカデミックプログラムのあとは、ホテル内の海を展望できる敷地でBBQを楽しむ企画だったのだけれど、あいにく天候がよろしくなくて、とても寒かったので早々にお開きになった。そのあと、ホテルのラウンジでビール三昧、さらに西帰浦市街に出て、全南大学の先生方と一緒にお酒を飲んだ。前日も実は、レセプションのあとに近くの海鮮居酒屋(たぶん、韓国側の先生の気遣いでそうなったと思う)でタラフク飲んだのだった。相変わらず韓国の先生方はお酒がお好きである。しかも、飲み方が体育会系だ。
体育会系の飲み方と云えば、今回のシンポジウムではマツウラ研のフクハラくん・モトムラくんと親しくなったのは私にとって収穫だった(研究の話でなくてすいませんねぇ)。この二人は元々、Q大のお医者さんなのだが(不都合があってはいけないので大学名はイニシャルにさせていただく)、体育会系のおバカな明るさと、出された酒は全部飲むと云うアホな意地があって面白かった。剣道をやっていたフクハラくんは部屋のミニバーにあった高価な(本人の名誉のためにあえて値段は伏せる)ウイスキーを空けてしまい、ラグビーでフランカーとして活躍したというモトムラくんは初日の飲み会で調子に乗って服を脱いでハダカになった。全くおバカである*。まぁしかし、久しぶりにおバカな体育会系人間を見て、とても嬉しかった。うんうん、私も若い頃はあんな感じだったような気もするし、、、しかし、あんな感じやったとしたら恥ずかしかったな、、、という風にも思うし、、、、いやいや、フクハラくん・モトムラくん、これからも私と遊んでくださいね。
彼らだけではない。久しぶりにうえまっちゃんやトーガンくんともゆっくり話しができたし、ひよっちゃんやコーヤマさんとも初めて色々と話しように思うし、、、海外出張では、一緒になった日本人研究者(といっても微研の身内ですけど)と親しくなれるのもひとつの魅力だ。みなさん面白かった。ありがとう。
最終日は韓国側の先生方と一緒に済州島ツアー。済州島東端にある牛島(うど)という島に渡って、ハイキング&飲み&飲み&飲み、、、、。
途中立ち寄った海岸(名前忘れた)。なんでも、珊瑚の残骸だけで海岸ができてるとか、、たしかに手に取ってみて見るとそのようだ。観光ガイドのおばさんは「こんな海岸は東洋ではここだけです」と言っていたけど、沖縄にもあったような気がするけど、、、。とまぁ、そんなこととは関係なく、飲み & 飲み & 飲み、、、、、
観光スポットを移動しては、テラス食堂に入ってマッコリを飲む。「おー、ホリグチせんせー、、マッコリ、マッコリー」と楽しそうに連呼して招いてくださる。ありがたいけど結講ヘロヘロなんですけど、、と思ってると隣でフクハラ・モトムラのコンビが韓国側の女子大学院生たちと手拍子しながら、マッコリをグイグイ空けている、、、。キミら今日の午前3時4時まで飲んでたんちゃうんか? こいつらやっぱちょっと、、アホ? まぁ確かに、食堂で出してもらったナマコやサザエの刺身はおいしい。これを肴にして海岸でマッコリを飲むのは楽しかった。
夕方に済州空港に着。国内線と国際線の分かれ道で、韓国側の先生と熱く抱擁しあって、「また会おう」と握手して手を振って別れた。韓国の先生方は本当にいつも熱い。あれは全南大の研究グループが熱いのか、韓国人はみんなあんなに熱いのか、今度韓国を訪れた時に観察してみようと思う。
午後7時半のフライトで関空に戻る。それからリムジンバスに乗って伊丹空港経由で帰宅すると午後11時だった。
全南大学の先生方、ありがとうございました。전미나미(南) 대학의 선생님들, 고마웠습니다 (translated by http://www.excite.co.jp/world/korean/)
*もちろん、彼らの知性のことを云っているわけではありません。普段は多分、素晴らしいお医者さんなのだと思います。多分、、。
韓国への出張はこれで4度目。最初は光州市、それからソウル、慶州、んで今回が韓国のハワイといわれている済州島であった。韓国は慣れたつもりだったが今回は国内有数のリゾート地だ、これまでとは趣も違うかも、と思っていたが果たしてその通りだった。チェジュ空港からしてリゾートのニオイぷんぷんの作りで余裕をかましている。全南大学が用意してくださったバスに乗って植物園だの柱状節理のある海岸絶壁だのを観光してから、シンポジウム会場のある西帰浦市のKALホテルに行く。
この日は夕方からレセプションパーティーが予定されているだけで、それまで3時間ほどの自由時間がある。そこで、安居テルテル、うえまっちゃん、とーがんくん、スガワラくん、ひよっちゃんと私で、西帰浦の中央市場の見学に街の中心地に出てみた。市場は現地の人たちの生活が見える格好の観光地だ。しかし、テクテクとただ歩くだけでは面白くない。そこで「ひとり一品、よくわからない食べ物を購入する」と云うルールで散策することにした。市場は縦横に、水産物や生活雑貨、野菜や漬け物などを取り扱うお店でいくつかの専門通りに分かれている。売られている魚介類や野菜の種類は日本と同じだ。やっぱ、韓国は日本のお隣さんである。全く違うのは漬け物類。キムチ類は何となく味の想像がつくが、魚介類の塩辛や漬け物は、はらわたの下処理をしていない小魚が辛子味噌の中に丸ごと入ってたりして、日本人には取っ付きにくい。そのなかでひよっちゃんは、魚を扱う東京海洋大学出身らしく、果敢にキビナゴのごろごろ入った生々しい塩辛を買った。彼はそれを食べていたけれど、私はニオイを嗅いだだけでおしまい。食べられない。スガワラくんは海苔の唐辛子漬け。美味しいけれど、韓国の人はニオイに寛容なのか、日本人には少し生臭く感じる。とーがんくんはトッポギ、テルテルは豪快にぶつ切りされた蒸しブタを買った。これはどちらも美味しかった。、、、んで、私は、熟慮に熟慮を重ねた上、アメリカンドッグによく似た韓国の食べ物を買った。、、、、、食べてみたらアメリカンドッグでしたけど、、、。「それは『よくわからん一品』と違うでしょっ?」という、うえまっちゃんのクレームを尻目に美味しくいただいた。ええぃっ、やかましっ。歳をとって食べ慣れんもんを食べたら危ないのだ。、、、、、、そういううえまっちゃんは、何を買ったのか、よく覚えていない。市場からホテルまではタクシーで10分ほどの距離で、料金は2,500ウォンほど。日本円なら200円と少しの額だった。
二日目は朝から夕方までみっちりとシンポジウムのプログラムが詰まっていた。全南大学の研究は、感染症やガンの治療に応用できる生物製剤の開発という明確なゴールのもとで材料や方法論を研究グループ間で共用したりして、一体感がある。それに対して、微研の研究はクォリティーは明らかに高いものの、目指すゴールは研究グループごとにバラバラだ。そんな対照の妙を感じながらシンポジウムを楽しんだ。アカデミックプログラムのあとは、ホテル内の海を展望できる敷地でBBQを楽しむ企画だったのだけれど、あいにく天候がよろしくなくて、とても寒かったので早々にお開きになった。そのあと、ホテルのラウンジでビール三昧、さらに西帰浦市街に出て、全南大学の先生方と一緒にお酒を飲んだ。前日も実は、レセプションのあとに近くの海鮮居酒屋(たぶん、韓国側の先生の気遣いでそうなったと思う)でタラフク飲んだのだった。相変わらず韓国の先生方はお酒がお好きである。しかも、飲み方が体育会系だ。
体育会系の飲み方と云えば、今回のシンポジウムではマツウラ研のフクハラくん・モトムラくんと親しくなったのは私にとって収穫だった(研究の話でなくてすいませんねぇ)。この二人は元々、Q大のお医者さんなのだが(不都合があってはいけないので大学名はイニシャルにさせていただく)、体育会系のおバカな明るさと、出された酒は全部飲むと云うアホな意地があって面白かった。剣道をやっていたフクハラくんは部屋のミニバーにあった高価な(本人の名誉のためにあえて値段は伏せる)ウイスキーを空けてしまい、ラグビーでフランカーとして活躍したというモトムラくんは初日の飲み会で調子に乗って服を脱いでハダカになった。全くおバカである*。まぁしかし、久しぶりにおバカな体育会系人間を見て、とても嬉しかった。うんうん、私も若い頃はあんな感じだったような気もするし、、、しかし、あんな感じやったとしたら恥ずかしかったな、、、という風にも思うし、、、、いやいや、フクハラくん・モトムラくん、これからも私と遊んでくださいね。
彼らだけではない。久しぶりにうえまっちゃんやトーガンくんともゆっくり話しができたし、ひよっちゃんやコーヤマさんとも初めて色々と話しように思うし、、、海外出張では、一緒になった日本人研究者(といっても微研の身内ですけど)と親しくなれるのもひとつの魅力だ。みなさん面白かった。ありがとう。
最終日は韓国側の先生方と一緒に済州島ツアー。済州島東端にある牛島(うど)という島に渡って、ハイキング&飲み&飲み&飲み、、、、。
観光スポットを移動しては、テラス食堂に入ってマッコリを飲む。「おー、ホリグチせんせー、、マッコリ、マッコリー」と楽しそうに連呼して招いてくださる。ありがたいけど結講ヘロヘロなんですけど、、と思ってると隣でフクハラ・モトムラのコンビが韓国側の女子大学院生たちと手拍子しながら、マッコリをグイグイ空けている、、、。キミら今日の午前3時4時まで飲んでたんちゃうんか? こいつらやっぱちょっと、、アホ? まぁ確かに、食堂で出してもらったナマコやサザエの刺身はおいしい。これを肴にして海岸でマッコリを飲むのは楽しかった。
夕方に済州空港に着。国内線と国際線の分かれ道で、韓国側の先生と熱く抱擁しあって、「また会おう」と握手して手を振って別れた。韓国の先生方は本当にいつも熱い。あれは全南大の研究グループが熱いのか、韓国人はみんなあんなに熱いのか、今度韓国を訪れた時に観察してみようと思う。
午後7時半のフライトで関空に戻る。それからリムジンバスに乗って伊丹空港経由で帰宅すると午後11時だった。
全南大学の先生方、ありがとうございました。전미나미(南) 대학의 선생님들, 고마웠습니다 (translated by http://www.excite.co.jp/world/korean/)
*もちろん、彼らの知性のことを云っているわけではありません。普段は多分、素晴らしいお医者さんなのだと思います。多分、、。
2012年05月14日
しばらくお待ちを、、、
またまたご無沙汰です。
前回の続きの「細菌学の面白いこと」も書かないと話が終わらないし、先週行ってきた済州島の出張も楽しかったし、他にも色々と書きたいことがあるんだけど、どうも仕事が詰まりすぎていて、このブログを楽しく書けない、、。
ということで、とりあえず今日はエントリを埋めるだけ、、。書きたいんやけどね、、。
体勢を立て直して、またいつも通りのペースでアップできるようにします。それまでしばらくお待ちを、、、
、、、それにしても、毎日根気よくブログをアップする人はすごいよなー。、、
、、ということで、、すいません、しばらくお待ちを、、、
前回の続きの「細菌学の面白いこと」も書かないと話が終わらないし、先週行ってきた済州島の出張も楽しかったし、他にも色々と書きたいことがあるんだけど、どうも仕事が詰まりすぎていて、このブログを楽しく書けない、、。
ということで、とりあえず今日はエントリを埋めるだけ、、。書きたいんやけどね、、。
体勢を立て直して、またいつも通りのペースでアップできるようにします。それまでしばらくお待ちを、、、
、、、それにしても、毎日根気よくブログをアップする人はすごいよなー。、、
、、ということで、、すいません、しばらくお待ちを、、、
2012年05月08日
分子細菌学いらっしゃいませ
5月19日に微研/iFReC の合同説明会・見学会がある。26日には大学院医学系研究科の説明会も控えている。
日頃アホ話ばかり書いているこのブログだが、そもそもこれは大学院入学を志望されるような外部の方々に研究室の活動をお伝えするために始めたものなのだ。今日は初心に返って、当研究室の目標や活動などを書くことにする。「細菌学」とか「毒素」とか「阪大」とか「微研」とかのキーワードで本ブログに行き当たった大学院志望の皆さん方、今夜はラッキーですぜ。
当研究室の研究分野は細菌学の範疇に入る。しかし細菌学だ、ウイルス学だ、寄生虫学だ免疫学だと専門領域の壁などを意識して研究などしていられないのが昨今の感染症領域の学問の実情である。どんな感染寄生体を材料に使うにしても、寄生体と宿主の相互認識と応答の結果、感染が成立したり感染防御機構が発動して感染が不成立に終わったりで、すべての感染現象は宿主(動物・植物の別を問わず)で認められる生命現象を通じて繋がっているのである。ということを前提に、、それでもわれわれは細菌学をやっている。
では何故細菌を研究するのか? 私なりに理由がある。細菌感染とウイルス感染や寄生虫感染のあいだには明確な違いがあるからである。ウイルスや寄生虫は、程度の差はあるが、己の生活環のなかに宿主寄生期があり、この時に宿主に病気を起こす。その病態は寄生組織に概ね依存する。肝炎ウイルスは肝臓に寄生するし、マラリアは寄生した赤血球の破壊に伴って種々の病態を現すというように。つまり病気を起こすほとんどのウイルスや寄生虫は、種の維持のために生活環を回しているあいだに、たまたま(やむなく?)病気を起こしているように見える。ウイルスや寄生虫に悪気はないのである。
一方、病原細菌には悪意がある。病気を起こそうという意図が存在する、と思わざるを得ないような、自己の増殖や種の維持とは関係のないところで宿主に病気を起こす例があまた存在する。典型的な例は、破傷風、ボツリヌス中毒、ブドウ球菌食中毒のような細菌毒素による病気である。主要な細菌毒素は、細菌の存在とは関係なく、毒素のみで宿主に病気を起こす。その病気は、毒素を産生する細菌の生活環とはなんの関係もない。そして、細菌毒素や病原因子の遺伝子を破壊した細菌株は、ほとんど例外なく親株と同様に環境中や場合によっては宿主内でも増殖することができる。その好例は大腸菌である。思い出していただきたい。分子生物学で遺伝子の操作に用いるK-12株やB株は、たとえば出血性腸炎を起こす腸管出血性大腸菌(0157とか、、)と同じ大腸菌なのである。前者は病気を起こさず、後者は重篤な病気を起こす。そしてその原因となる病原遺伝子のいくつかを破壊しても、腸管出血性大腸菌は病原性は失うものの、生存・増殖能(viability)はK-12株と変わらない。つまり、病気を起こす遺伝子は大腸菌の生存にとって特に必要なものではない。では何故そんな病原遺伝子を持っている? 病原細菌には病気を起こそうという意図があるからだ。そんな風に思えて仕方がない。
われわれの身体は数十兆個の細胞で構成されている。その身体の腸や皮膚や髪の毛などに寄生・付着する細菌数は数百兆個におよぶ。つまりわれわれは、自身を構成する細胞の10倍の細菌にとりつかれていても健康なのである。それらの細菌は非病原性だからだ。これに対して、わずかな菌量の病原細菌にさらされると、我々はあっさり病気に陥る。たくさんの非病原性寄生体に囲まれていながら健康で、わずかな病原性寄生体に暴露されて病気になる。こんな著しい対比をなす感染現象は、細菌感染にしか見られない。そもそも同じ種に属する寄生体のなかでも「病原性」と「非病原性」に区別するような概念がウイルスや寄生虫にあるのかどうか、、、、少なくとも私は知らない*。
その「病原性」と「非病原性」を区別するのは、細菌ゲノム内(プラスミドを含む)の病原遺伝子の存否である。生存・増殖に関係がないのに、なんでそんな病原遺伝子が存在するのだろうか? その意味を考えたり調べようとしたりするのは面白い、と私は思っている。
たくさん書いちゃったので続きはまた次回。今回はとりあえず「細菌の面白いところ一般論」ということで、、。
*:ウイルスや寄生虫の専門家の先生方、ご意見いただけましたら幸いです。
日頃アホ話ばかり書いているこのブログだが、そもそもこれは大学院入学を志望されるような外部の方々に研究室の活動をお伝えするために始めたものなのだ。今日は初心に返って、当研究室の目標や活動などを書くことにする。「細菌学」とか「毒素」とか「阪大」とか「微研」とかのキーワードで本ブログに行き当たった大学院志望の皆さん方、今夜はラッキーですぜ。
当研究室の研究分野は細菌学の範疇に入る。しかし細菌学だ、ウイルス学だ、寄生虫学だ免疫学だと専門領域の壁などを意識して研究などしていられないのが昨今の感染症領域の学問の実情である。どんな感染寄生体を材料に使うにしても、寄生体と宿主の相互認識と応答の結果、感染が成立したり感染防御機構が発動して感染が不成立に終わったりで、すべての感染現象は宿主(動物・植物の別を問わず)で認められる生命現象を通じて繋がっているのである。ということを前提に、、それでもわれわれは細菌学をやっている。
では何故細菌を研究するのか? 私なりに理由がある。細菌感染とウイルス感染や寄生虫感染のあいだには明確な違いがあるからである。ウイルスや寄生虫は、程度の差はあるが、己の生活環のなかに宿主寄生期があり、この時に宿主に病気を起こす。その病態は寄生組織に概ね依存する。肝炎ウイルスは肝臓に寄生するし、マラリアは寄生した赤血球の破壊に伴って種々の病態を現すというように。つまり病気を起こすほとんどのウイルスや寄生虫は、種の維持のために生活環を回しているあいだに、たまたま(やむなく?)病気を起こしているように見える。ウイルスや寄生虫に悪気はないのである。
一方、病原細菌には悪意がある。病気を起こそうという意図が存在する、と思わざるを得ないような、自己の増殖や種の維持とは関係のないところで宿主に病気を起こす例があまた存在する。典型的な例は、破傷風、ボツリヌス中毒、ブドウ球菌食中毒のような細菌毒素による病気である。主要な細菌毒素は、細菌の存在とは関係なく、毒素のみで宿主に病気を起こす。その病気は、毒素を産生する細菌の生活環とはなんの関係もない。そして、細菌毒素や病原因子の遺伝子を破壊した細菌株は、ほとんど例外なく親株と同様に環境中や場合によっては宿主内でも増殖することができる。その好例は大腸菌である。思い出していただきたい。分子生物学で遺伝子の操作に用いるK-12株やB株は、たとえば出血性腸炎を起こす腸管出血性大腸菌(0157とか、、)と同じ大腸菌なのである。前者は病気を起こさず、後者は重篤な病気を起こす。そしてその原因となる病原遺伝子のいくつかを破壊しても、腸管出血性大腸菌は病原性は失うものの、生存・増殖能(viability)はK-12株と変わらない。つまり、病気を起こす遺伝子は大腸菌の生存にとって特に必要なものではない。では何故そんな病原遺伝子を持っている? 病原細菌には病気を起こそうという意図があるからだ。そんな風に思えて仕方がない。
われわれの身体は数十兆個の細胞で構成されている。その身体の腸や皮膚や髪の毛などに寄生・付着する細菌数は数百兆個におよぶ。つまりわれわれは、自身を構成する細胞の10倍の細菌にとりつかれていても健康なのである。それらの細菌は非病原性だからだ。これに対して、わずかな菌量の病原細菌にさらされると、我々はあっさり病気に陥る。たくさんの非病原性寄生体に囲まれていながら健康で、わずかな病原性寄生体に暴露されて病気になる。こんな著しい対比をなす感染現象は、細菌感染にしか見られない。そもそも同じ種に属する寄生体のなかでも「病原性」と「非病原性」に区別するような概念がウイルスや寄生虫にあるのかどうか、、、、少なくとも私は知らない*。
その「病原性」と「非病原性」を区別するのは、細菌ゲノム内(プラスミドを含む)の病原遺伝子の存否である。生存・増殖に関係がないのに、なんでそんな病原遺伝子が存在するのだろうか? その意味を考えたり調べようとしたりするのは面白い、と私は思っている。
たくさん書いちゃったので続きはまた次回。今回はとりあえず「細菌の面白いところ一般論」ということで、、。
*:ウイルスや寄生虫の専門家の先生方、ご意見いただけましたら幸いです。
2012年05月06日
GWのダラダラをウダウダと回想した
ゴールデンウィーク後半。3日は仕事に出て依頼原稿を書いたが、4日から今日まではダラダラして過ごした。ゴールデンウィークをダラダラ過ごすのはどうやら恒例になってしまった。
でも混雑や渋滞は嫌いだ。ゆっくり寝そべりながらだらしなくビールを飲み続けても次の日も休みだ。こんな有り難い連休に、わざわざ混雑した行楽地に疲れに行くなんて性に合わない。TSUTAYAさんで借りてきたDVDを観て、本を読んで、自転車整備して水槽掃除して三日間を過ごした。日本ハム X オリックス戦や、 巨人 X 阪神戦をテレビ観戦したのも去年と同じだ、、。シンポがないというかなんというか、、、まぁいいや、。
最近の忙しさで掃除を怠けていた熱帯魚水槽は、水草が伸び放題。底床砂のあたりには繁茂した水草に遮られて光が届かず、枯れた葉っぱだらけで汚れ放題だった。そこでこの際、徹底的に水草を間伐して水を8割ほど入れ換えた。
自転車の整備も久しぶり。Tikit くんのクイックリリースのネジアタマ部分がさびていたので、Kure 556 をかけて金ブラシで磨いてサビを落とす。しかしなー。それなりの価格の自転車なら、クイックリリースが錆びるなんてことあまりないはずなんだが、、、Tikit はそれなりの価格の自転車なのだけど、自慢の折りたたみフレームにお金をかけすぎていて他の部品はチープだという話はやっぱり本当のようだ、、。Tikit くんのサビを落として、プロント君と一緒にフレームやホイールを磨いて、チェーンにワックスをかける。そう。私は自転車のチェーンにワックスをかけている。ホコリがつかないし、それなりに潤滑効果は高いし、、ものぐさなんちゃって自転車乗りにはお薦めのアイテムである。
今回借りてきたDVDのなかでは、やっぱり「冷たい熱帯魚」が強烈だった。監督は園子温さん。やはり強烈な愛憎劇を描いた映画「愛のむき出し」の監督でもある。この人の映画には、めちゃくちゃ強烈な負のエネルギーが充満している。これを観ると暗い気持ちになること請け合いだ。それでもOKと云う人なら、一度、観てみてくださいな。凡百のサスペンス・ミステリー作品よりも、はるかに感動することは間違いない(ただし、感動にもいろいろありますのでご注意を、、)
しかしそれにしてもNHKの大河ドラマ「平清盛」はあかんね。作り手の熱意は何となく感じ取れるけれど、視聴者をエンターテインするという、娯楽番組の作り手にとって最も大切な視点が欠けているように思う。、、独りよがり、と言ったら失礼かな、、、、でも面白くないんだもん。
そうだ。それとおめでたい知らせ。この連休中にトッシーが無事、男の赤ちゃんを出産した。本人のメールによると「壮絶な安産」だったそうだ。ケンタロウくん、トッシー、、おめでとうございます。
でも混雑や渋滞は嫌いだ。ゆっくり寝そべりながらだらしなくビールを飲み続けても次の日も休みだ。こんな有り難い連休に、わざわざ混雑した行楽地に疲れに行くなんて性に合わない。TSUTAYAさんで借りてきたDVDを観て、本を読んで、自転車整備して水槽掃除して三日間を過ごした。日本ハム X オリックス戦や、 巨人 X 阪神戦をテレビ観戦したのも去年と同じだ、、。シンポがないというかなんというか、、、まぁいいや、。
自転車の整備も久しぶり。Tikit くんのクイックリリースのネジアタマ部分がさびていたので、Kure 556 をかけて金ブラシで磨いてサビを落とす。しかしなー。それなりの価格の自転車なら、クイックリリースが錆びるなんてことあまりないはずなんだが、、、Tikit はそれなりの価格の自転車なのだけど、自慢の折りたたみフレームにお金をかけすぎていて他の部品はチープだという話はやっぱり本当のようだ、、。Tikit くんのサビを落として、プロント君と一緒にフレームやホイールを磨いて、チェーンにワックスをかける。そう。私は自転車のチェーンにワックスをかけている。ホコリがつかないし、それなりに潤滑効果は高いし、、ものぐさなんちゃって自転車乗りにはお薦めのアイテムである。
今回借りてきたDVDのなかでは、やっぱり「冷たい熱帯魚」が強烈だった。監督は園子温さん。やはり強烈な愛憎劇を描いた映画「愛のむき出し」の監督でもある。この人の映画には、めちゃくちゃ強烈な負のエネルギーが充満している。これを観ると暗い気持ちになること請け合いだ。それでもOKと云う人なら、一度、観てみてくださいな。凡百のサスペンス・ミステリー作品よりも、はるかに感動することは間違いない(ただし、感動にもいろいろありますのでご注意を、、)
しかしそれにしてもNHKの大河ドラマ「平清盛」はあかんね。作り手の熱意は何となく感じ取れるけれど、視聴者をエンターテインするという、娯楽番組の作り手にとって最も大切な視点が欠けているように思う。、、独りよがり、と言ったら失礼かな、、、、でも面白くないんだもん。
そうだ。それとおめでたい知らせ。この連休中にトッシーが無事、男の赤ちゃんを出産した。本人のメールによると「壮絶な安産」だったそうだ。ケンタロウくん、トッシー、、おめでとうございます。
2012年04月30日
ノドの痛みと筋肉痛と
1週間ほどご無沙汰してしまいました。えらいすまんこって、、。
先週の水曜日の午前中、医学修士の学生を相手に約3時間の講義をしたあと、急に疲れを感じた。ノドがガラガラとして何度も小さな咳を繰り返す。頭痛もする。案の定、次の日には発熱していた。ちょっと仕事もつまってるし、週末にはソフトボール大会もあるのに、、。ということで、薬をもらってしっかり寝て早く治そうと、滅多に行かないお医者さんに行くことにした。街の医院である。
「だいぶ気管支炎が進んどるがな、これは昨日今日から症状が出たんやないやろ」と医院の先生が言う。昨日の朝は元気に仕事をしてたんですけど、、、「鼻汁やら痰が黄色いやろ?と云うことは炎症をしっかり起こしとんのや。炎症ってなんで起こるか知っとるか?」
「は?」
「ばい菌が感染しとるからや」
「はぁ」
炎症がなんで起こるのか、一言で説明できる知識と能力は私にはない。ばい菌が感染しても炎症が起こる時と起こらない時があるから日頃色々と考えているんですけど、、、まぁしかし、この先生には関係のないことだ、、、、。ゴールデンウィークが始まって休診が続くからと、大量9種類のクスリをもらって帰る。こんなに要らんやろ、と思ったがそもそも薬をもらうために行ったようなものだから有り難くいただいておいた。万が一、こじらせるとイヤなので、抗生剤とあと何種類か、クスリを適当に見繕って飲んで寝たが、金曜日、熱は下がったが復調には至らず仕事を休んだ。午後にはいくつかのメールの返信をしたが、積極的に仕事ができるほどではない。夜は早々に就寝した。
明けて土曜日。気管支にちょっと違和感は残るが大丈夫だ。この日のソフトボール大会は、色んな部署のメンバーの混合チーム「火の玉ストレンジャーズ」で出場する。その核となる我が分子細菌学分野のメンバーの参加者が少ないし、そのボスが安易に休むわけにはいかん(ホントはソフトボールをしたいだけですけど)。ということで、早めに研究室に出て最小限の仕事をすませてから会場の万博公園スポーツ広場に行く。好天の下、何試合やったんだか、、、しかし、この例年のソフトボール大会ほど、自分の体力の衰えを痛感する時はない。しかも病み上がり、、。投げて守って打って走って、ヨタヨタしてたらいつの間にか決勝戦になった。火の玉ストレンジャーズ、久しぶりの決勝進出である。対戦相手は黒崎知博教授率いるところの、多分「免疫学フロンティア研究センター(iFReCと業界では呼ばれている)」の混合チームである。このチームには昨年のトーナメント一回戦でも、今年の予選リーグ第一戦でも敗れているので、この決勝戦では生真面目にスターティングメンバーを厳選して勝負をかけたが、6対4でやっぱり負けた。けれど、今年の大会ではいずれの対戦もいい試合になったので楽しかった。対戦相手の皆さん、ありがとうございました。また来年ね。
このあと、微研名物のコワモテ准教授、安居テルテルが買ってきてくれた 5 kg の牛肉でBBQをしながら反省会。塊を切り取って焼いて、塩コショウだけで食べるお肉は最高でした。それに、体調を崩していて2日ぶりで飲んだビールがまた美味しかった。この日の夜も、心地よい疲れの中で早めに就寝した。
次の日。つまり昨日。激しい筋肉痛で目が覚めた。研究所のリクレーションのソフトボールくらいで筋肉痛とは我ながら情けないが、それがここ10年ほどの現実だ。まぁしかしとりあえず、朝のあいだノロノロと動いているうちに筋肉痛は幾分マシになった。ところで、週間天気予報を見るとこの日は晴れだがあとはしばらく天気がよくないようだ。ということで、この日のうちに愛犬ミューを連れてお出かけすることにした。我が家のお出かけは、イヌを連れてゆっくり周囲を散策できるような自然公園が目的地になることが多い。そうそう、一昨年のゴールデンウィークも三木山森林公園という所に行ったし、、。
んで、今年は宝塚西谷の森公園に出向いた。里山に田圃や畑、水辺や湿地が整備され、そこを中心に散策路が巡らされている。自宅のある伊丹からなら、なんと30分ほどで到着するが、しっかり山の中だ。
公園入り口からの風景。田圃も田舎家も公園の施設である。130台ほどの駐車場は半分ほどは空いている。敷地が広いせいか、散策路を歩くと、ゴールデンウィークにも関わらず、あまり人に出会わない。イヌの散歩には絶好の公園だ、と思って見ると、確かにイヌ連れの来園客が多い、。静かである。散歩好きの娘も鼻歌まじりで楽しそうである。園内の高台にある展望台では360度の眺望が楽しめる、、、と言っても、まぁ山の中なのだけれど、、。約 2.5 km ほどのコースをゆっくり歩いたあと、周辺をドライブして夕方に帰宅。これぞ安近短レジャーの極致である。
午前中に筋肉痛を激しく感じた割に、気持ちよく散策できたわいと思っていたが、夜になって身体が冷えると再び足腰が激痛に襲われた。痛いよー痛いよー、、、、ということで、今日は一日ゴロゴロと過ごした。ビールを飲みながらゆっくりとテレビ観戦した巨人ー阪神戦は0対0で引き分けだった。
さて、明日は仕事だ。体調を崩したり、ソフトボール大会があったり、連休に突入したりで、予定がずいぶんと遅れている。性根を入れて仕事をしないといけない。金曜日の反省会BBQでクルマを置いてきたので、明日は自転車通勤の予定。、、、、筋肉痛でちゃんと走れるやろか?
先週の水曜日の午前中、医学修士の学生を相手に約3時間の講義をしたあと、急に疲れを感じた。ノドがガラガラとして何度も小さな咳を繰り返す。頭痛もする。案の定、次の日には発熱していた。ちょっと仕事もつまってるし、週末にはソフトボール大会もあるのに、、。ということで、薬をもらってしっかり寝て早く治そうと、滅多に行かないお医者さんに行くことにした。街の医院である。
「だいぶ気管支炎が進んどるがな、これは昨日今日から症状が出たんやないやろ」と医院の先生が言う。昨日の朝は元気に仕事をしてたんですけど、、、「鼻汁やら痰が黄色いやろ?と云うことは炎症をしっかり起こしとんのや。炎症ってなんで起こるか知っとるか?」
「は?」
「ばい菌が感染しとるからや」
「はぁ」
炎症がなんで起こるのか、一言で説明できる知識と能力は私にはない。ばい菌が感染しても炎症が起こる時と起こらない時があるから日頃色々と考えているんですけど、、、まぁしかし、この先生には関係のないことだ、、、、。ゴールデンウィークが始まって休診が続くからと、大量9種類のクスリをもらって帰る。こんなに要らんやろ、と思ったがそもそも薬をもらうために行ったようなものだから有り難くいただいておいた。万が一、こじらせるとイヤなので、抗生剤とあと何種類か、クスリを適当に見繕って飲んで寝たが、金曜日、熱は下がったが復調には至らず仕事を休んだ。午後にはいくつかのメールの返信をしたが、積極的に仕事ができるほどではない。夜は早々に就寝した。
明けて土曜日。気管支にちょっと違和感は残るが大丈夫だ。この日のソフトボール大会は、色んな部署のメンバーの混合チーム「火の玉ストレンジャーズ」で出場する。その核となる我が分子細菌学分野のメンバーの参加者が少ないし、そのボスが安易に休むわけにはいかん(ホントはソフトボールをしたいだけですけど)。ということで、早めに研究室に出て最小限の仕事をすませてから会場の万博公園スポーツ広場に行く。好天の下、何試合やったんだか、、、しかし、この例年のソフトボール大会ほど、自分の体力の衰えを痛感する時はない。しかも病み上がり、、。投げて守って打って走って、ヨタヨタしてたらいつの間にか決勝戦になった。火の玉ストレンジャーズ、久しぶりの決勝進出である。対戦相手は黒崎知博教授率いるところの、多分「免疫学フロンティア研究センター(iFReCと業界では呼ばれている)」の混合チームである。このチームには昨年のトーナメント一回戦でも、今年の予選リーグ第一戦でも敗れているので、この決勝戦では生真面目にスターティングメンバーを厳選して勝負をかけたが、6対4でやっぱり負けた。けれど、今年の大会ではいずれの対戦もいい試合になったので楽しかった。対戦相手の皆さん、ありがとうございました。また来年ね。
このあと、微研名物のコワモテ准教授、安居テルテルが買ってきてくれた 5 kg の牛肉でBBQをしながら反省会。塊を切り取って焼いて、塩コショウだけで食べるお肉は最高でした。それに、体調を崩していて2日ぶりで飲んだビールがまた美味しかった。この日の夜も、心地よい疲れの中で早めに就寝した。
次の日。つまり昨日。激しい筋肉痛で目が覚めた。研究所のリクレーションのソフトボールくらいで筋肉痛とは我ながら情けないが、それがここ10年ほどの現実だ。まぁしかしとりあえず、朝のあいだノロノロと動いているうちに筋肉痛は幾分マシになった。ところで、週間天気予報を見るとこの日は晴れだがあとはしばらく天気がよくないようだ。ということで、この日のうちに愛犬ミューを連れてお出かけすることにした。我が家のお出かけは、イヌを連れてゆっくり周囲を散策できるような自然公園が目的地になることが多い。そうそう、一昨年のゴールデンウィークも三木山森林公園という所に行ったし、、。
んで、今年は宝塚西谷の森公園に出向いた。里山に田圃や畑、水辺や湿地が整備され、そこを中心に散策路が巡らされている。自宅のある伊丹からなら、なんと30分ほどで到着するが、しっかり山の中だ。
午前中に筋肉痛を激しく感じた割に、気持ちよく散策できたわいと思っていたが、夜になって身体が冷えると再び足腰が激痛に襲われた。痛いよー痛いよー、、、、ということで、今日は一日ゴロゴロと過ごした。ビールを飲みながらゆっくりとテレビ観戦した巨人ー阪神戦は0対0で引き分けだった。
さて、明日は仕事だ。体調を崩したり、ソフトボール大会があったり、連休に突入したりで、予定がずいぶんと遅れている。性根を入れて仕事をしないといけない。金曜日の反省会BBQでクルマを置いてきたので、明日は自転車通勤の予定。、、、、筋肉痛でちゃんと走れるやろか?
2012年04月24日
肉喰う日々 ー佐賀にてー 3
前回より続く、、。
さて、次の日。9時半にホテルのロビーでヤマちゃんと待ち合わせた。ありがたいことに、午後1時半の列車の時間まで私と付き合ってくれると云う。
佐賀市は真っ平らである。山がない。古くは有明海だったところで、干拓や河川に運ばれた土砂で長い年月のあいだに陸化した。だから地盤が柔らかいので高い建物を建てるのが難しいということだ。おかげで空が広い。市内には水路や遊水池がたくさんある。海抜が低いので排水は佐賀市にとっては大切なことなのだ。
最初に向かったのは、佐賀城趾である。ここには復元された本丸御殿がある。この本丸御殿を建てたのは、名君で有名な10代佐賀藩主の鍋島直正(閑叟)だそうだ。この人は私の好きな幕末キャラクターの一人である、、。鍋島閑叟は自前で西洋大砲(アームストロング砲)や蒸気船を作るわ、自分の子供に種痘を接種するわと、、とっても偉い殿さんなのだ。そのせいか、佐賀藩の歴史についての説明は、閑叟にまつわる話ばかりだった。ボランティアのおじさんの説明に、ヤマちゃんと二人で相づちをうって小一時間、本丸御殿で過ごす。
そのあとヤマちゃんの仕事場である佐賀大の文化教育学部の研究室にお邪魔した。ヤマちゃんの専門は地理学である。地図や地理・地史に関する本に囲まれた部屋で、専門の研究の話を聞く。今は、特定地域における土地利用の様子を、建物の階層(1階は何に使われていて、2階は何に使われているのか、とかいうこと)別の利用様態の変遷を調べているらしい。実験室に連れて行ってもらって、目的別に情報を整理した地図を作成すると云う作業も見せてもらった。文系の研究で「実験室」があるというのも勉強になったが、主要都市では実に詳細な地図データが存在して、大学レベルで利用可能だと云う話も興味深かった。その後も文科系地理学教授と理系細菌学系教授の仕事の違いや共通点を、ポカリスエットを飲みながら語らっているうちにお昼前になった。
「お昼も佐賀牛を食べない?」とニコニコしながらヤマちゃんが言う。ヤマちゃんは私の覚えている小学生時代からずっと、いつもニコニコしていたような気がする。物腰の柔らかい、優しい男である。ということで、佐賀JAが運営するレストランで焼きしゃぶをいただくことにした。焼きしゃぶというのは初めてだったが、やはりとっても美味しかった。食べているうちに列車の時間が近づいてきたので、食後のコーヒーもそこそこに佐賀駅まで送ってもらって、別れを惜しむ暇もなく列車に飛び乗った。ありがとうヤマちゃん。また同窓会で会おう。
ところで、一日前、「焼肉 竜馬」にいたときに目加田先生から「明日、菊谷先生と飲むことにしたので来ませんか?」というお誘いメールをいただいた。先輩の大教授二人の飲み会に誘われるとは、何か大事な話があるに違いないと「ご相伴させていただきます」と返事しておいたが、果たして大阪に着いて、両先生に「何かあったんですか?」と尋ねると、「何もないよ。ただ飲むだけ」と云われた。場所は、堂島アバンザ横の「五鉄」という飲み屋さんである。このお店も「よしむら」と並んで実に美味い料理を出してくれる。そこで、少年マガジンと少年サンデーは1冊30円やった頃から大学院生になるまで毎週読み続けた、とか、ビッグコミックは面白かったとか、定年退職したら一匹狼の長距離トラックの運転手(映画のトランスポーターか!?)になりたいとか、ホントにアホ話をして飲みつづけた。その「五鉄」でも、おいしいお肉や佐賀の地酒「東一」をいただいた。
自転車通勤を重ねて節制しようと思っていたのに、その直後に、続けて酒飲んで肉喰っての毎日になった。でもいいや、美味かったし。
さて、次の日。9時半にホテルのロビーでヤマちゃんと待ち合わせた。ありがたいことに、午後1時半の列車の時間まで私と付き合ってくれると云う。
佐賀市は真っ平らである。山がない。古くは有明海だったところで、干拓や河川に運ばれた土砂で長い年月のあいだに陸化した。だから地盤が柔らかいので高い建物を建てるのが難しいということだ。おかげで空が広い。市内には水路や遊水池がたくさんある。海抜が低いので排水は佐賀市にとっては大切なことなのだ。
最初に向かったのは、佐賀城趾である。ここには復元された本丸御殿がある。この本丸御殿を建てたのは、名君で有名な10代佐賀藩主の鍋島直正(閑叟)だそうだ。この人は私の好きな幕末キャラクターの一人である、、。鍋島閑叟は自前で西洋大砲(アームストロング砲)や蒸気船を作るわ、自分の子供に種痘を接種するわと、、とっても偉い殿さんなのだ。そのせいか、佐賀藩の歴史についての説明は、閑叟にまつわる話ばかりだった。ボランティアのおじさんの説明に、ヤマちゃんと二人で相づちをうって小一時間、本丸御殿で過ごす。
そのあとヤマちゃんの仕事場である佐賀大の文化教育学部の研究室にお邪魔した。ヤマちゃんの専門は地理学である。地図や地理・地史に関する本に囲まれた部屋で、専門の研究の話を聞く。今は、特定地域における土地利用の様子を、建物の階層(1階は何に使われていて、2階は何に使われているのか、とかいうこと)別の利用様態の変遷を調べているらしい。実験室に連れて行ってもらって、目的別に情報を整理した地図を作成すると云う作業も見せてもらった。文系の研究で「実験室」があるというのも勉強になったが、主要都市では実に詳細な地図データが存在して、大学レベルで利用可能だと云う話も興味深かった。その後も文科系地理学教授と理系細菌学系教授の仕事の違いや共通点を、ポカリスエットを飲みながら語らっているうちにお昼前になった。
ところで、一日前、「焼肉 竜馬」にいたときに目加田先生から「明日、菊谷先生と飲むことにしたので来ませんか?」というお誘いメールをいただいた。先輩の大教授二人の飲み会に誘われるとは、何か大事な話があるに違いないと「ご相伴させていただきます」と返事しておいたが、果たして大阪に着いて、両先生に「何かあったんですか?」と尋ねると、「何もないよ。ただ飲むだけ」と云われた。場所は、堂島アバンザ横の「五鉄」という飲み屋さんである。このお店も「よしむら」と並んで実に美味い料理を出してくれる。そこで、少年マガジンと少年サンデーは1冊30円やった頃から大学院生になるまで毎週読み続けた、とか、ビッグコミックは面白かったとか、定年退職したら一匹狼の長距離トラックの運転手(映画のトランスポーターか!?)になりたいとか、ホントにアホ話をして飲みつづけた。その「五鉄」でも、おいしいお肉や佐賀の地酒「東一」をいただいた。
自転車通勤を重ねて節制しようと思っていたのに、その直後に、続けて酒飲んで肉喰っての毎日になった。でもいいや、美味かったし。
2012年04月22日
肉喰う日々 ー佐賀にてー 2
佐賀牛。Wikipedia によると、「佐賀牛」とは県内の肥育農家で飼育される黒毛和種の和牛のうち、一定の基準を満たした場合に呼称が許される牛肉の名称(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版「佐賀牛」 2012年2月11日 10:28)ということだ。獣医学科で学ぶ「家畜品種学」で、黒毛和種は試験に出ても判別し易い品種の代表格だ(ただし、白黒写真で判別しろと云われると、褐毛和種と区別がつかん)。もちろん美味しいと云われている。
吉田先生に連れて行っていただいたのは、佐賀大医学部近くの「焼肉竜馬」である。吉田研究室の方々と幼馴染みのヤマシタ君(幼馴染みのよしみで、「ヤマちゃん」と呼ばせていただく)も同席してくれた。どうして肥前佐賀で竜馬なのかよくわからないが、お肉はとにかく柔らかくて美味しかった。基本的にタレではなくて塩でいただく。肉の旨味がよくわかる。ビールが進む。ビールもよく冷えて美味しゅうございました。ここでアホ話に花が咲く。
ヤマちゃんは、鶴橋(知る人ぞ知る、大阪の焼肉の聖地。不案内な素人が迂闊に足を踏み入れると迷って出られなくなると云われる広大な市場を抱えている)の下駄屋の息子だった。同じ鶴橋の私の親父の店は、一言で言うことの難しい、なんというか「食料品梱包資材等および文房具」の卸売りをしていた。タコ焼きの舟とか、紙袋とか、包装紙とか、ビニール袋とか、割り箸とか、人造バランとか、、。へぇ〜、タコ焼きの舟って正式な名前ないの?と吉田せんせ。そんなんどうでもよろしいがな「ちっちゃい頃からの付き合いやけど、特別な名前なんか聞いたことありませんで、、」と云っているとネットでセッセと調べて、あの素材は経木と呼ぶらしいことを突き止めた。この辺が吉田先生らしい、、。へぇ?薄く削った木にお経を書いたら「経木」と言うのとちがうんでっか? でも「経木」でできた器でタコ焼きを食べると思ったら、なんかイマイチ味が悪くなるような気もしますけど、、。

「焼肉 竜馬」でご一緒した皆さん。
チョイ露光過多ですいません。みなさん、色々とありがとうございました。
佐賀は肉も美味しいけど、魚も美味い。そういえば大分県で採れるフグはキモに毒がないから、ふぐ料理屋さんで普通に出てきますよ*と吉田せんせが言う。それって、科学的にどうなんですか?食物連鎖の結果に濃縮される毒素なのに、地域差があるなんて考えられます? いやだってないんだもん(だから科学的じゃないって)。どんぶり一杯食べさせられたこともあるし*、、。そういうのやめましょうよ〜。食品衛生法上あかんでしょ〜? だいいち危ないって。、、、さらにそういえば北陸地方ではフグの卵巣の糠漬けが食べられている。たしか、糠漬けで毒素(テトロドトキシン)が失活するかどうかは科学的には確認されていないはずだが、でも食べられている。あれは塩辛いからちょっとしか食べへんから大丈夫なんやー。そんなあほなー。(現在は、テトロドトキシンの含有量を調べた上で基準値以下のもののみを製品化しているということだ)
アホ話は午後10時頃まで続いた。「また呼んでくださいね」と吉田せんせと固い握手をして別れ、ホテルのある駅前までタクシーで戻る。しかし寝てしまうのは惜しい。せっかく再会したヤマちゃんとももっと話したい。ということで、吉田研の社会人大学院生のウエマツさんに連れていただいて、駅前の飲み屋さんに行った。ウエマツさんは、20年以上前に私が所属した北里研究所にお勤めである。私の所属した柏市にあった研究所は埼玉県北本市に移転している。彼はそこに勤務しているらしい。ヤマちゃん、ウエマツさんと私で入ったのは、建物の2階にある小さな「申子」というお店だった。質素だがこだわりのありそうな内装のお店で、これまたこだわりのありそうな肴を少しと日本酒を楽しむ。いい店だった。ウエマツさんとは北里研究所の話で盛り上がり、ヤマちゃんとは小学生中学生時代から現在に至るまでの四方山話で盛り上がった。
つづきます、、。
*:あくまで昔の話です。
吉田先生に連れて行っていただいたのは、佐賀大医学部近くの「焼肉竜馬」である。吉田研究室の方々と幼馴染みのヤマシタ君(幼馴染みのよしみで、「ヤマちゃん」と呼ばせていただく)も同席してくれた。どうして肥前佐賀で竜馬なのかよくわからないが、お肉はとにかく柔らかくて美味しかった。基本的にタレではなくて塩でいただく。肉の旨味がよくわかる。ビールが進む。ビールもよく冷えて美味しゅうございました。ここでアホ話に花が咲く。
ヤマちゃんは、鶴橋(知る人ぞ知る、大阪の焼肉の聖地。不案内な素人が迂闊に足を踏み入れると迷って出られなくなると云われる広大な市場を抱えている)の下駄屋の息子だった。同じ鶴橋の私の親父の店は、一言で言うことの難しい、なんというか「食料品梱包資材等および文房具」の卸売りをしていた。タコ焼きの舟とか、紙袋とか、包装紙とか、ビニール袋とか、割り箸とか、人造バランとか、、。へぇ〜、タコ焼きの舟って正式な名前ないの?と吉田せんせ。そんなんどうでもよろしいがな「ちっちゃい頃からの付き合いやけど、特別な名前なんか聞いたことありませんで、、」と云っているとネットでセッセと調べて、あの素材は経木と呼ぶらしいことを突き止めた。この辺が吉田先生らしい、、。へぇ?薄く削った木にお経を書いたら「経木」と言うのとちがうんでっか? でも「経木」でできた器でタコ焼きを食べると思ったら、なんかイマイチ味が悪くなるような気もしますけど、、。
「焼肉 竜馬」でご一緒した皆さん。
チョイ露光過多ですいません。みなさん、色々とありがとうございました。
佐賀は肉も美味しいけど、魚も美味い。そういえば大分県で採れるフグはキモに毒がないから、ふぐ料理屋さんで普通に出てきますよ*と吉田せんせが言う。それって、科学的にどうなんですか?食物連鎖の結果に濃縮される毒素なのに、地域差があるなんて考えられます? いやだってないんだもん(だから科学的じゃないって)。どんぶり一杯食べさせられたこともあるし*、、。そういうのやめましょうよ〜。食品衛生法上あかんでしょ〜? だいいち危ないって。、、、さらにそういえば北陸地方ではフグの卵巣の糠漬けが食べられている。たしか、糠漬けで毒素(テトロドトキシン)が失活するかどうかは科学的には確認されていないはずだが、でも食べられている。あれは塩辛いからちょっとしか食べへんから大丈夫なんやー。そんなあほなー。(現在は、テトロドトキシンの含有量を調べた上で基準値以下のもののみを製品化しているということだ)
アホ話は午後10時頃まで続いた。「また呼んでくださいね」と吉田せんせと固い握手をして別れ、ホテルのある駅前までタクシーで戻る。しかし寝てしまうのは惜しい。せっかく再会したヤマちゃんとももっと話したい。ということで、吉田研の社会人大学院生のウエマツさんに連れていただいて、駅前の飲み屋さんに行った。ウエマツさんは、20年以上前に私が所属した北里研究所にお勤めである。私の所属した柏市にあった研究所は埼玉県北本市に移転している。彼はそこに勤務しているらしい。ヤマちゃん、ウエマツさんと私で入ったのは、建物の2階にある小さな「申子」というお店だった。質素だがこだわりのありそうな内装のお店で、これまたこだわりのありそうな肴を少しと日本酒を楽しむ。いい店だった。ウエマツさんとは北里研究所の話で盛り上がり、ヤマちゃんとは小学生中学生時代から現在に至るまでの四方山話で盛り上がった。
つづきます、、。
*:あくまで昔の話です。
2012年04月21日
肉喰う日々 ー佐賀にてー
土曜日。自転車で研究室に向かった。この頃、自転車通勤の頻度が上がっているのにはわけがある。少し前に電話で北里のアベッチと話していた時のこと。「仕事がつまってるし身体も辛いから、自転車通勤ができん」と愚痴っていたら、、「でも、そうしてると身体がどんどんなまってきてだるくなって、さらに自転車通勤ができなくなるでしょ?悪循環だよ。どこかで無理して自転車に乗らないと、事態は好転しないよ」とアドバイスされた。このアドバイスに従って、迷った時は自転車通勤するように考え方を変えたのだ、、。んで、今日も、出張疲れもあるが、あえて自転車で行くことにした、、、。
昨日までの佐賀の出張は、声をおかけくださった吉田先生や幼馴染みのヤマシタ君のおかげで実に充実したものになった。一昨日、佐賀駅に到着したのは午後2時15分。大阪市内を走っている赤バスのような可愛らしいバスに乗って佐賀大学医学部に到着したのは午後3時頃だった。到着してすぐに、吉田先生の研究室のメンバーの方々に、こちらの研究の話を聞いていただく。多分40分くらいは話したように思う。みなさん、いろいろと質問してくださってありがとう、、。それから准教授の原さんの仕事の話を聞かせていただく、。リーシュマニア感染や接触性皮膚炎等に対する初期免疫応答に関わる免疫細胞側分子のカスケードの話。話の途中で遠慮なく質問させていただいたので、ほんとに勉強になった。みなさん、ありがとうございました。
午後5時半からは、この出張の本来の目的である講演をさせていただいた。タイトルは最近では毎度おなじみ「プレゼンテーションを考える(あるいは、考えるプレゼンテーション)」である。先月も同じタイトルで細菌学会で話をしたばかりだ。細菌学会では20分の持ち時間だったが、今回はたっぷり60分の時間をいただいたので、比較的余裕を持って話をすることができた。テーマがテーマだけに、多くの方が聴きにきてくださった。吉田先生の話では、このセミナーシリーズの中ではこれまでにないほど聴衆が多かったとか、、、。確かに会場では、立ち見の方も出た。ヤマシタ君も来てくれていた。質疑の時間も色々と質問いただき、講演が引けたあとも個人的に何人かの方からご質問いただいた。なんせ、プレゼンテーションの話だからな、、、。これが自分の研究テーマの講演だったら、とっても嬉しいのだが、、、、嬉しさも 中くらいなり プレゼン講演、、、。
さてこの日の全ての用務が終わって、、吉田先生に焼き肉屋さんに連れて行っていただいた。そうだ、「佐賀牛でも食べにきませんか?」が、講演に誘っていただいた時の殺し文句だった、、。焼き肉だー焼き肉だー、、
と言うことで次回につづく、、、。
昨日までの佐賀の出張は、声をおかけくださった吉田先生や幼馴染みのヤマシタ君のおかげで実に充実したものになった。一昨日、佐賀駅に到着したのは午後2時15分。大阪市内を走っている赤バスのような可愛らしいバスに乗って佐賀大学医学部に到着したのは午後3時頃だった。到着してすぐに、吉田先生の研究室のメンバーの方々に、こちらの研究の話を聞いていただく。多分40分くらいは話したように思う。みなさん、いろいろと質問してくださってありがとう、、。それから准教授の原さんの仕事の話を聞かせていただく、。リーシュマニア感染や接触性皮膚炎等に対する初期免疫応答に関わる免疫細胞側分子のカスケードの話。話の途中で遠慮なく質問させていただいたので、ほんとに勉強になった。みなさん、ありがとうございました。
午後5時半からは、この出張の本来の目的である講演をさせていただいた。タイトルは最近では毎度おなじみ「プレゼンテーションを考える(あるいは、考えるプレゼンテーション)」である。先月も同じタイトルで細菌学会で話をしたばかりだ。細菌学会では20分の持ち時間だったが、今回はたっぷり60分の時間をいただいたので、比較的余裕を持って話をすることができた。テーマがテーマだけに、多くの方が聴きにきてくださった。吉田先生の話では、このセミナーシリーズの中ではこれまでにないほど聴衆が多かったとか、、、。確かに会場では、立ち見の方も出た。ヤマシタ君も来てくれていた。質疑の時間も色々と質問いただき、講演が引けたあとも個人的に何人かの方からご質問いただいた。なんせ、プレゼンテーションの話だからな、、、。これが自分の研究テーマの講演だったら、とっても嬉しいのだが、、、、嬉しさも 中くらいなり プレゼン講演、、、。
さてこの日の全ての用務が終わって、、吉田先生に焼き肉屋さんに連れて行っていただいた。そうだ、「佐賀牛でも食べにきませんか?」が、講演に誘っていただいた時の殺し文句だった、、。焼き肉だー焼き肉だー、、
と言うことで次回につづく、、、。
2012年04月19日
佐賀へ
今、新大阪駅にいる。これから佐賀大学に行く。医学部の吉田裕樹先生にお誘いいただいて、プレゼンテーションに関する講演をすることになっているのだ。その前に、吉田先生の研究室でクローズドの研究話もする。免疫学を専門にする吉田先生に、感染成立と免疫についての日頃の疑問をぶつけてみるつもりである。私のいる微研やiFReCにも沢山の一流の免疫学者さんがいるが、残念ながらいつもアホ話ばかり(ぜんぶ私のせいであります)していて、あまり「免疫と感染」みたいな話をしたことがない。こちらが免疫学に無知なこともあるけれど、、。これを皮切りに「『免疫学』のようなもの」にも手を染めてみたいと思っている。、、、吉田先生、よろしくねー。
佐賀では、小中学校の同級生で、今は文化教育学部の教授をやっているヤマシタ君とも会うつもりである。小学校でも中学校でも同じクラスになったことはないと記憶しているのだが、彼も私も鶴橋の店の子だった(よね?ヤマシタ君)のでよく知っている。昨年の同窓会で再会したが、その時はあまり話ができなかった。こちらも楽しみである。
あ、そろそろ駅弁でも買わないと、、「ひっぱりだこ飯」か「神戸牛肉弁当」か、、、、新大阪から佐賀まで、3時間半ほどの道のりである。
佐賀では、小中学校の同級生で、今は文化教育学部の教授をやっているヤマシタ君とも会うつもりである。小学校でも中学校でも同じクラスになったことはないと記憶しているのだが、彼も私も鶴橋の店の子だった(よね?ヤマシタ君)のでよく知っている。昨年の同窓会で再会したが、その時はあまり話ができなかった。こちらも楽しみである。
あ、そろそろ駅弁でも買わないと、、「ひっぱりだこ飯」か「神戸牛肉弁当」か、、、、新大阪から佐賀まで、3時間半ほどの道のりである。
2012年04月16日
ヨタヨタと、、、
腰が痛い。10年くらい前に買ったベッドのマットレスが柔らかすぎて長時間寝ていると腰が痛くなる。痛いなー、痛いなーと思いながらも10年ほど誤摩化しながらそのマットレスを使ってきたのだけれど、先週末についにズンと重い腰の痛みに見舞われた。この痛みは覚えがある。30歳前後の頃、なぜかよくわからないのだけれど、頻繁に寝違えを起こして、首が痛くて回らなくなった。整体師に診てもらうと「肉離れ」と診断された。その痛みだ。
あの頃の痛みに比べるとずっと軽いが、痛みの質はおなじだ、、。と、われながら非科学的な根拠で勝手に「肉離れ」と診断した。
ところでまたタイミングの悪いことに、今月末にはソフトボール大会がある。金曜日に、「練習しましょう」というオカケーの誘いに乗って、ついついキャッチボールなどをやってしまった。私は昭和の体育会系野郎である。軽いキャッチボールで済むわけがない。ついつい力が入って、汗をかくほど投げ込んでしまった。
次の日から腰は痛いわ、肩は張るわ、お尻の筋肉はプルプルして足首にまで筋肉痛は走るわ、、。爺さんのようにゆっくりとしか動けない。今日、研究室に出て、常備の薬箱から湿布薬を出してもらって腰に貼って、サロンパス臭(サリチル酸メチルですかね)をさせながらヨタヨタ歩いていると、ホントにお爺のようだ、、。
ヨタヨタと雑用の書類を作成し、ヨタヨタとスライドの用意をする。そうだ、今週の水曜日は微研オリエンテーションで「遺伝子組換え実験」の話をしなきゃいけない。木曜日は佐賀大に出張して講演だ、、。忙しい忙しい、、ヨタヨタ、、、。
佐賀から帰ってきたら、マットレスを買い替えよっと。あ、それからやっぱり日頃の運動かな、、。
あの頃の痛みに比べるとずっと軽いが、痛みの質はおなじだ、、。と、われながら非科学的な根拠で勝手に「肉離れ」と診断した。
ところでまたタイミングの悪いことに、今月末にはソフトボール大会がある。金曜日に、「練習しましょう」というオカケーの誘いに乗って、ついついキャッチボールなどをやってしまった。私は昭和の体育会系野郎である。軽いキャッチボールで済むわけがない。ついつい力が入って、汗をかくほど投げ込んでしまった。
次の日から腰は痛いわ、肩は張るわ、お尻の筋肉はプルプルして足首にまで筋肉痛は走るわ、、。爺さんのようにゆっくりとしか動けない。今日、研究室に出て、常備の薬箱から湿布薬を出してもらって腰に貼って、サロンパス臭(サリチル酸メチルですかね)をさせながらヨタヨタ歩いていると、ホントにお爺のようだ、、。
ヨタヨタと雑用の書類を作成し、ヨタヨタとスライドの用意をする。そうだ、今週の水曜日は微研オリエンテーションで「遺伝子組換え実験」の話をしなきゃいけない。木曜日は佐賀大に出張して講演だ、、。忙しい忙しい、、ヨタヨタ、、、。
佐賀から帰ってきたら、マットレスを買い替えよっと。あ、それからやっぱり日頃の運動かな、、。
2012年04月12日
スローガン
今年の桜は格別に美しい。近辺で見かける桜の樹は、枝という枝に豊かにたくさんの花をつけている。こんなに見事な桜は、ここ数年見たことがなかった。
そう思われませんか? 大阪近郊の皆さん。、、、これから開花を待つ地域の皆さん。今年の桜は期待してもいいかもしれませんぜ、、、。お楽しみに、、。
ところで昨日、研究室で毎年この時期恒例の「大相談会」をおこなった。いわゆるスタッフ・ミーティングである。昨年一年間の研究の進捗を振り返り、それをもとに今年の作戦を立てる。私が作成した素案をもとに、メンバーみんなの考えを聞きながら修正して、コンセンサスを形成させながら目標、作戦、戦略を立てる。わりと楽しい作業である。
昨年のわが研究室のスローガンは「選択と集中と根性」だった。そのおかげ(かどうかは実はわからんが)で、研究室の規模の割に分散していたプロジェクトの整理ができて、メンバー間で共同できる実験や共有できる実験材料もはっきりした。加えて、今年は昨年の今頃と違って研究費のことを心配しなくて良さそうだ。それと、数年前から始めた新プロジェクトのいくつかをまとめることができるかもしれない。、、、ということで、今年のスローガンにしたい言葉は「Think output」
1997年にアップル社CEOに復帰したばかりのスティーブ・ジョブスが広告キャンペーンで掲げたスローガン「Think different」をもじってみた。
ここ数年の成果をそろそろ論文にしないと、、。ということで、「Think output」
アウトプット(論文化)に近づくため、んで、効率よく仕事を進めるため考えよう。ということだけど、、、我が研究室のスローガンとしてはちょっと何か足りない。そこで、みんながんばろうね、という思いもこめて、、、
やっぱりここは、「『Think output』 と根性」 というスローガンにすることにした。
そう思われませんか? 大阪近郊の皆さん。、、、これから開花を待つ地域の皆さん。今年の桜は期待してもいいかもしれませんぜ、、、。お楽しみに、、。
ところで昨日、研究室で毎年この時期恒例の「大相談会」をおこなった。いわゆるスタッフ・ミーティングである。昨年一年間の研究の進捗を振り返り、それをもとに今年の作戦を立てる。私が作成した素案をもとに、メンバーみんなの考えを聞きながら修正して、コンセンサスを形成させながら目標、作戦、戦略を立てる。わりと楽しい作業である。
昨年のわが研究室のスローガンは「選択と集中と根性」だった。そのおかげ(かどうかは実はわからんが)で、研究室の規模の割に分散していたプロジェクトの整理ができて、メンバー間で共同できる実験や共有できる実験材料もはっきりした。加えて、今年は昨年の今頃と違って研究費のことを心配しなくて良さそうだ。それと、数年前から始めた新プロジェクトのいくつかをまとめることができるかもしれない。、、、ということで、今年のスローガンにしたい言葉は「Think output」
1997年にアップル社CEOに復帰したばかりのスティーブ・ジョブスが広告キャンペーンで掲げたスローガン「Think different」をもじってみた。
ここ数年の成果をそろそろ論文にしないと、、。ということで、「Think output」
アウトプット(論文化)に近づくため、んで、効率よく仕事を進めるため考えよう。ということだけど、、、我が研究室のスローガンとしてはちょっと何か足りない。そこで、みんながんばろうね、という思いもこめて、、、
やっぱりここは、「『Think output』 と根性」 というスローガンにすることにした。
2012年04月10日
自転車シェアリングについての素朴な愚考
昨日の朝、目覚めたら頭痛がなくなっていた。鼻づまりは少し残っているが、一昨日までに比べると全く大したことはない。そこで、えいやっと Tikit 君で出勤した。桜の季節だ。気持ちよく自転車を走らせた。
んで、続いて今日も自転車通勤をした。今度はプロント君で軽やかに大学に向かう。あまりに季候が良いので、早めに家を出て、北摂よりの遠回りコースで花見をしながら通勤を楽しんだ。いつも書くけれど、心と体に余裕がある時には自転車通勤がよい。

今日、自転車通勤途中に見かけた風景。毎年恒例の、猪名川にかかる鯉のぼり、、、、
と同時に、今回の連続自転車通勤で、Tikit 君と プロント君の両方に少しだけチェーンとギアの引っかかりを感じた。どうやら昨年末に調整をしたっきりなので、少しまた点検した方がいいのかもしれない。そろそろ、プロント君のチェーンも交換時期だ、,.
ということで、自転車ネタを少し。今日、自転車シェアの社会実験のニュースを目にした。それ以外に、これまでにも自転車共有の試みは全国あちこちで行なわれているらしい(こことか、こことか)。ともすれば不法駐輪や路上放置などで社会の邪魔者になる自転車をみんなで共有するようにすれば、問題が解消されるのではないか、というのである。こういった試みは上手くいけばいいのだけれど、私はそれほど楽天的ではない。確か、自転車ツーキニストの疋田智氏によると、自転車シェアリングの自転車は「温泉宿のスリッパ」になる運命が心配されるとか、.温泉宿のスリッパは、共有であるがゆえに、大切に使うという観念の対象にならない。だから、たとえ破れてくたくたになったとしても、誰も(使用者である温泉客かな)顧みないという論だ。大切に使われないスリッパは不幸ではないか、という論だったと思う。それはその通りだと思う。数年前にフランス・パリで始まった自転車シェア(ヴェリブ)では、最初の一年間で3,000台が故障や盗難で使用不能になったというし、、。
でも、こういった試みを私は否定するわけではない。ただ、これまでの自転車シェアリングの多くは、無人の自転車ステーションに自転車をプールして、そのオートロックを何らかの認証で解除して自転車を使う方式だ。つまり、自転車ステーションには管理する人はいない。これはつまり、私には、共同放置自転車のように見えるのだ。共同放置自転車を何らかのルールで、多数の人が利用しているだけ(だけ、というと悪いけど)のように見える。だからどうしたって自転車の保守管理が薄くなる。
そこでなんとか、有人の、できれば自転車駐輪場なんかを兼ねたような場所をステーションにして、保守管理できるような体制で自転車シェアリングを試行されてはいかがだろう? そういったところもあるんでしょうけどね、。、、、成功してるのかな? またちょっと調べてみてから、この話題を取り上げたいと思う。、、
んで、続いて今日も自転車通勤をした。今度はプロント君で軽やかに大学に向かう。あまりに季候が良いので、早めに家を出て、北摂よりの遠回りコースで花見をしながら通勤を楽しんだ。いつも書くけれど、心と体に余裕がある時には自転車通勤がよい。
今日、自転車通勤途中に見かけた風景。毎年恒例の、猪名川にかかる鯉のぼり、、、、
と同時に、今回の連続自転車通勤で、Tikit 君と プロント君の両方に少しだけチェーンとギアの引っかかりを感じた。どうやら昨年末に調整をしたっきりなので、少しまた点検した方がいいのかもしれない。そろそろ、プロント君のチェーンも交換時期だ、,.
ということで、自転車ネタを少し。今日、自転車シェアの社会実験のニュースを目にした。それ以外に、これまでにも自転車共有の試みは全国あちこちで行なわれているらしい(こことか、こことか)。ともすれば不法駐輪や路上放置などで社会の邪魔者になる自転車をみんなで共有するようにすれば、問題が解消されるのではないか、というのである。こういった試みは上手くいけばいいのだけれど、私はそれほど楽天的ではない。確か、自転車ツーキニストの疋田智氏によると、自転車シェアリングの自転車は「温泉宿のスリッパ」になる運命が心配されるとか、.温泉宿のスリッパは、共有であるがゆえに、大切に使うという観念の対象にならない。だから、たとえ破れてくたくたになったとしても、誰も(使用者である温泉客かな)顧みないという論だ。大切に使われないスリッパは不幸ではないか、という論だったと思う。それはその通りだと思う。数年前にフランス・パリで始まった自転車シェア(ヴェリブ)では、最初の一年間で3,000台が故障や盗難で使用不能になったというし、、。
でも、こういった試みを私は否定するわけではない。ただ、これまでの自転車シェアリングの多くは、無人の自転車ステーションに自転車をプールして、そのオートロックを何らかの認証で解除して自転車を使う方式だ。つまり、自転車ステーションには管理する人はいない。これはつまり、私には、共同放置自転車のように見えるのだ。共同放置自転車を何らかのルールで、多数の人が利用しているだけ(だけ、というと悪いけど)のように見える。だからどうしたって自転車の保守管理が薄くなる。
そこでなんとか、有人の、できれば自転車駐輪場なんかを兼ねたような場所をステーションにして、保守管理できるような体制で自転車シェアリングを試行されてはいかがだろう? そういったところもあるんでしょうけどね、。、、、成功してるのかな? またちょっと調べてみてから、この話題を取り上げたいと思う。、、
2012年04月08日
花見日和に家で寝る
体調がイマイチ戻らない。本当は、今日は自転車で大学に出て(金曜日に飲み会があって、クルマをおいて帰ってきた)仕事をするつもりだったけどダメ。頭痛鼻水涙目でちょっと熱っぽい。仕方ないので薬を飲んで安静にしてぼんやりテレビを眺める。いつも書いてるように私はテレビ大好き野郎である。けれど身体が辛くて、テレビを見ていてもちっとも楽しくない。毛布をかぶって何度も居眠りする。
世間は、花見シーズンだ。私も、隅田川公園、小金井公園、上野公園、大阪城公園の桜の様子をテレビニュースでチェック。みなさま、楽しんでいる様子である。いやけっこうけっこう。皆さん楽しんでね、家のリビングから応援してますー、、とか言ってる場合ではないんだが、、。
食欲はある。でも頭痛がちょっと気になる。 今日やるべきだった仕事は明日まわしだ。とりあえず風邪薬を飲んで、お風呂入ってもう寝ます。、、おやすみ。
2012年04月05日
体調悪し
風邪を引いたのか、花粉アレルギーが原因なのか、先日から鼻炎症状で眉間の奥あたりおそらく副鼻腔が痛い。自転車通勤日和だったが、そんなこんなで体調がよろしくないのでここのところはずっとクルマで出動だ。
昨日は、大学院新入生の西川さんが緊張の面持ちでやってきた。研究室での必携品であるコンピュータ(もちろんMac)を支給し、早速セットアップをしてもらう。そのあとは何かしらヒマそうにしているが、いまのうちだ。ゆっくり研究室の様子を見ていればいいと思う。そのうちきっと忙しくなるから、、。
ある用件で古い写真を探していたら、秘書のスズキさんが研究室のアルバムを出してくれた。見ると、私がプロジェクト助教授で研究グループを持つ以前の写真からキレイに整理してあった。今から見ると、もちろん私も若くて、研究室の様子も今とは違ってレトロな雰囲気だ。PIになってからとにかく必死になってやってきただけで、振り返る余裕などなかったが写真を見て少しだけ昔のことを思い出す。「あの頃は若かったのー」と声に出して言ってみると、なんだか体調の悪い10数年後の今日の自分の言い訳をしたみたいで、ちょいと落ち込んだ。
西川さん(まだラボでの呼び名がついてない)に、ラボの研究をたどれるように、このラボ発の論文を読んでおくように言って自分でもあらためて確認してみると、今の研究材料を最初に取り上げた論文は1988年だった。「えぇ?私は3歳でした」と彼女が言う。そりゃそうだ。この研究を始めた頃はオレも若かったもの、、。と話をしていたら、気のせいかいっそう体調が悪くなったような、、、
うぅ、さむっ、、。今日は早く寝よっと。
昨日は、大学院新入生の西川さんが緊張の面持ちでやってきた。研究室での必携品であるコンピュータ(もちろんMac)を支給し、早速セットアップをしてもらう。そのあとは何かしらヒマそうにしているが、いまのうちだ。ゆっくり研究室の様子を見ていればいいと思う。そのうちきっと忙しくなるから、、。
ある用件で古い写真を探していたら、秘書のスズキさんが研究室のアルバムを出してくれた。見ると、私がプロジェクト助教授で研究グループを持つ以前の写真からキレイに整理してあった。今から見ると、もちろん私も若くて、研究室の様子も今とは違ってレトロな雰囲気だ。PIになってからとにかく必死になってやってきただけで、振り返る余裕などなかったが写真を見て少しだけ昔のことを思い出す。「あの頃は若かったのー」と声に出して言ってみると、なんだか体調の悪い10数年後の今日の自分の言い訳をしたみたいで、ちょいと落ち込んだ。
西川さん(まだラボでの呼び名がついてない)に、ラボの研究をたどれるように、このラボ発の論文を読んでおくように言って自分でもあらためて確認してみると、今の研究材料を最初に取り上げた論文は1988年だった。「えぇ?私は3歳でした」と彼女が言う。そりゃそうだ。この研究を始めた頃はオレも若かったもの、、。と話をしていたら、気のせいかいっそう体調が悪くなったような、、、
うぅ、さむっ、、。今日は早く寝よっと。
2012年04月03日
オメデタです
新年度である。前回のエントリと同じようなオープニングで悪いが、、新年度なのだ。
たいてい、新年度にはラボのメンバーが入れ替わる。今年度は二人の新人が入ってくる。辞めていくメンバーはいないので、最近では珍しくラボの総メンバーが増えることになる。
一方、以前にも書いたが、既存のメンバー二人が出産で長期休暇に入る。一人はトッシーで、先々週すでに産休に入った。もう一人はアヤッチで、彼女も来月中に産休に入る予定だ。
誠におめでたいことである。しかし、二人は共同でひとつのプロジェクトを担当している。つまりそのプロジェクトはしばらく休止になる。ラボ内で最も論文に近いプロジェクトだったのだけれど、まぁいいや、。幸せな人生を送ってこその仕事だ研究だ。
丈夫な赤ちゃんを産んでくれ。
あ、アヤッチはあと一ヶ月。身体に気をつけて頑張ってね。
たいてい、新年度にはラボのメンバーが入れ替わる。今年度は二人の新人が入ってくる。辞めていくメンバーはいないので、最近では珍しくラボの総メンバーが増えることになる。
誠におめでたいことである。しかし、二人は共同でひとつのプロジェクトを担当している。つまりそのプロジェクトはしばらく休止になる。ラボ内で最も論文に近いプロジェクトだったのだけれど、まぁいいや、。幸せな人生を送ってこその仕事だ研究だ。
丈夫な赤ちゃんを産んでくれ。
あ、アヤッチはあと一ヶ月。身体に気をつけて頑張ってね。
2012年04月02日
大学人の戯言
新年度を迎えた。いわゆる新しい門出の季節である。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
こういう仕事をしていると、受験を控えた高校生や浪人生およびその父親・母親から進路相談を受けることが結構ある。とりわけ、生物系の大学を目指す人たちからよく色々と尋ねられる。獣医系の大学に入ると、獣医以外に何になれるのでしょうか? 医薬品メーカーに勤めるためにはやっぱり薬学部がいいでしょうか? 薬学でも生物のことを学べるのでしょうか? 獣医でも薬理系のことを学べるのでしょうか? 農学系って、食品メーカー関係に就職できますか?
そんなとき、私の分かる限りのことはお話しさせていただくが、しかしどうも話が噛み合ってないな、と思うことがある。相談者の方々が、本人であれ家族であれ、どうも「〇〇大学××学部なら、何をどれくらい教えてもらえるのでしょうか?」と尋ねているように聞こえる時である。大学は、言わずもがなであるが、教えてもらうところではなく自ら学ぶところで、学ぶ機会を提供することに関しては(もちろんレベルの差はあるけれど)高校などと比べて遥かに懐が深い。だから「何をどれくらい教えてもらえる」ではなくて「何をどれくらい学びたいか」が学生にとっては問題になると思う。
入学した大学が自分の欲しているような学問のカリキュラムを用意してないとすれば、それはあんまり幸せなことではないけれども、それなら他学科他学部他大学に学びの場所を求めていけばいいのだ。それを拒む思想は普通の大学にはないと思う。
医者や獣医や薬剤師のような資格免許の取得が目的ではなく、生物系の勉強をしたいと云うのであれば、どの学部に入ったかというのはそれほどの問題ではない。例えば私の研究室では、獣医、工学、薬学、理学、生活科学出身の様々な経歴を持つスタッフが同じ目的に向かって研究をしている。学生の一人は自分の好きな勉強をするために、公式には微研へのルートのない人間科学部からやってきた。そのまま卒業研究をこちらでできるように、自分で本来の担当主任の先生に交渉を進めている。
要は学ぶ姿勢が大切なのだけど、、、大学人にとってはきわめて当たり前のことをあえて書いてみた。でも、新入生にこれを説くのは、ちょっとやっぱキツいかな、、。
こういう仕事をしていると、受験を控えた高校生や浪人生およびその父親・母親から進路相談を受けることが結構ある。とりわけ、生物系の大学を目指す人たちからよく色々と尋ねられる。獣医系の大学に入ると、獣医以外に何になれるのでしょうか? 医薬品メーカーに勤めるためにはやっぱり薬学部がいいでしょうか? 薬学でも生物のことを学べるのでしょうか? 獣医でも薬理系のことを学べるのでしょうか? 農学系って、食品メーカー関係に就職できますか?
そんなとき、私の分かる限りのことはお話しさせていただくが、しかしどうも話が噛み合ってないな、と思うことがある。相談者の方々が、本人であれ家族であれ、どうも「〇〇大学××学部なら、何をどれくらい教えてもらえるのでしょうか?」と尋ねているように聞こえる時である。大学は、言わずもがなであるが、教えてもらうところではなく自ら学ぶところで、学ぶ機会を提供することに関しては(もちろんレベルの差はあるけれど)高校などと比べて遥かに懐が深い。だから「何をどれくらい教えてもらえる」ではなくて「何をどれくらい学びたいか」が学生にとっては問題になると思う。
入学した大学が自分の欲しているような学問のカリキュラムを用意してないとすれば、それはあんまり幸せなことではないけれども、それなら他学科他学部他大学に学びの場所を求めていけばいいのだ。それを拒む思想は普通の大学にはないと思う。
医者や獣医や薬剤師のような資格免許の取得が目的ではなく、生物系の勉強をしたいと云うのであれば、どの学部に入ったかというのはそれほどの問題ではない。例えば私の研究室では、獣医、工学、薬学、理学、生活科学出身の様々な経歴を持つスタッフが同じ目的に向かって研究をしている。学生の一人は自分の好きな勉強をするために、公式には微研へのルートのない人間科学部からやってきた。そのまま卒業研究をこちらでできるように、自分で本来の担当主任の先生に交渉を進めている。
要は学ぶ姿勢が大切なのだけど、、、大学人にとってはきわめて当たり前のことをあえて書いてみた。でも、新入生にこれを説くのは、ちょっとやっぱキツいかな、、。
2012年04月01日
細菌学会3
細菌学会2日目。この日の目玉はなんと云っても本年度の浅川賞(日本細菌学会賞)を受賞された東大医科研の笹川教授の記念講演である。受賞研究のタイトルは「赤痢菌の病原性の研究」である。柔らかい語り口で、ご自身の研究経歴を織り込みながら圧倒的な業績の数々を紹介されたその60分は圧巻であった。いわゆるトップジャーナルでの論文発表を連発してこられた笹川先生を見て、あとに続こうと闘志を燃やすのか、とてもダメだオレなんてと落ち込むか、素晴らしい業績を挙げられた笹川先生に特別な事情や理由を見出そうとするのか、人それぞれで思いは違うだろうが、笹川先生ほど国内の細菌学研究者に影響を与えた(与えている)現役日本人研究者はいない。満席で立ち見が溢れた講演会場がそのことを物語っている。
午後には、若手研究者企画による「つぶやいて(twitterで)広がる感染症研究」というセッションがあった。口演の様子を Ustream で公開し、海外留学中の研究者や会場の参加者たちに口演に関する疑問やコメントを twitter にアップしてもらってその内容も同時に会場に映し出して紹介する、という斬新な企画である。私は不参加だったのだが、かなりの好評を博したようだ。このセッションや昨日紹介した「目指せ PI 、、、、」というセッションは若手の学会員に自由に企画していただいたものだ。こういうことは、すでに前例主義や常識の垢にまみれた私たちの世代では考えつかない。、、、、若手の皆さん、これからもよろしく、、。私らでサポートできることは頑張ってやらしてもらいますさかい、、、頑張ってください。
んで、そのセッションに不参加だった私は、日頃馴染みのない話題を求めて、法政大学の川岸さんと遺伝研の仁木さんが企画された「増殖停滞期の微生物の生存戦略」の会場で勉強させていただいた。自分の研究と全く違う観点から為される微生物研究にたくさんの刺激をいただいた。この日の夜の懇親会のあと、川岸さんから仁木さんを紹介いただいて、盟友アベッチも誘ってまた思案橋へ、、。生理的な微生物機能を探る先生方と微生物の病原性を考える私たちとのあいだで貴重な情報交換をした。と云うのはウソで、馬鹿話をして大笑いして、みんなで酒や焼酎の品評をしていただけだった。
最終日の3日目も、日頃馴染みのない話題のセッションへ、、。阪大の西野さん企画による「細菌センサーと環境応答」だ。どの演題の背景も、私のほとんど知らないことばかりで大変刺激を受けた。細菌学会は歴史のある学会だが、そろそろ従前通りの専門領域区分で学会プログラムを構成するのはやめてはどうか? 学会内のみならず学会外のコミュニティとも、細菌研究を土台にしたクロストークがもっともっと必要だ。んで、それは決して実現不可能なことではない。今回の学会総会を通じてそう思った。大市大の松本さんグループと群馬大の富田さんと一緒に近くの中華料理屋で昼食をとりながら、そんなことを語り合って意気投合した。と云うのはウソで、チャンポンと皿うどんとチャーハンとトンポウロウをみんなで腹一杯食べただけだった。
午後にポスター会場を一巡りしたあと、藤永さんと一緒にバスで空港に向かう。この日はずいぶん暖かくなっていたのもあったのか、バスの中で彼女が「ビール飲みたい、ビール飲みたい」と盛んに繰り返す。そこで、あくまで藤永さんの渇望を満たすため、、、、空港にいた私の学生時代の後輩で大阪府公衛研に勤めるカァちゃんを誘って3人で長崎蒲鉾をアテにしてビールを飲み、いい気分で飛行機に乗った。長崎空港から伊丹空港までは1時間ほどである。ビールの酔いでいい気分にまどろみながら窓の下を見ると瀬戸内海の島々や淡路島がくっきりと見えた。
午後には、若手研究者企画による「つぶやいて(twitterで)広がる感染症研究」というセッションがあった。口演の様子を Ustream で公開し、海外留学中の研究者や会場の参加者たちに口演に関する疑問やコメントを twitter にアップしてもらってその内容も同時に会場に映し出して紹介する、という斬新な企画である。私は不参加だったのだが、かなりの好評を博したようだ。このセッションや昨日紹介した「目指せ PI 、、、、」というセッションは若手の学会員に自由に企画していただいたものだ。こういうことは、すでに前例主義や常識の垢にまみれた私たちの世代では考えつかない。、、、、若手の皆さん、これからもよろしく、、。私らでサポートできることは頑張ってやらしてもらいますさかい、、、頑張ってください。
んで、そのセッションに不参加だった私は、日頃馴染みのない話題を求めて、法政大学の川岸さんと遺伝研の仁木さんが企画された「増殖停滞期の微生物の生存戦略」の会場で勉強させていただいた。自分の研究と全く違う観点から為される微生物研究にたくさんの刺激をいただいた。この日の夜の懇親会のあと、川岸さんから仁木さんを紹介いただいて、盟友アベッチも誘ってまた思案橋へ、、。生理的な微生物機能を探る先生方と微生物の病原性を考える私たちとのあいだで貴重な情報交換をした。と云うのはウソで、馬鹿話をして大笑いして、みんなで酒や焼酎の品評をしていただけだった。
最終日の3日目も、日頃馴染みのない話題のセッションへ、、。阪大の西野さん企画による「細菌センサーと環境応答」だ。どの演題の背景も、私のほとんど知らないことばかりで大変刺激を受けた。細菌学会は歴史のある学会だが、そろそろ従前通りの専門領域区分で学会プログラムを構成するのはやめてはどうか? 学会内のみならず学会外のコミュニティとも、細菌研究を土台にしたクロストークがもっともっと必要だ。んで、それは決して実現不可能なことではない。今回の学会総会を通じてそう思った。大市大の松本さんグループと群馬大の富田さんと一緒に近くの中華料理屋で昼食をとりながら、そんなことを語り合って意気投合した。と云うのはウソで、チャンポンと皿うどんとチャーハンとトンポウロウをみんなで腹一杯食べただけだった。
午後にポスター会場を一巡りしたあと、藤永さんと一緒にバスで空港に向かう。この日はずいぶん暖かくなっていたのもあったのか、バスの中で彼女が「ビール飲みたい、ビール飲みたい」と盛んに繰り返す。そこで、あくまで藤永さんの渇望を満たすため、、、、空港にいた私の学生時代の後輩で大阪府公衛研に勤めるカァちゃんを誘って3人で長崎蒲鉾をアテにしてビールを飲み、いい気分で飛行機に乗った。長崎空港から伊丹空港までは1時間ほどである。ビールの酔いでいい気分にまどろみながら窓の下を見ると瀬戸内海の島々や淡路島がくっきりと見えた。
2012年03月31日
細菌学会2
さて、細菌学会総会本番の初日。目覚めたら眠くてちょっと頭が痛かった。寝不足のうえに少しお酒が残っていたようだ。朝食にホテルのレストランに出向くと、目加田先生がいらした。偶然にも同じホテルだったようだ。目加田先生だけではない。北里のアベッチ&くわエッチ、東大医科研のミムミム&カワムラさん、学会理事長の神谷先生、法政大の川岸さん、京都薬科大の後藤さん、それからご挨拶いただいたものの、どなたか分からなかった先生数名、、。同じホテルにたくさんの学会参加者が宿泊しているようだった。みそ汁をゆっくりいただいて眠気と酒気を覚まして、目加田先生と一緒に路面電車で会場へ赴く。
国際シンポジウムのセッションでは、アメリカNIHの Dr. Joel Moss, ドイツ Albert-Ludwigs Univ. の Dr. Klaus Aktories, アメリカ Northwestern Univ. の Dr. Karla Satchell の招待講演と、目加田先生、千葉大学の野田先生と私の日本側からの講演があった。私の講演は、体調不良でテンション低くて、英語がうまく口から出てこなかったので65点。破綻せずに済んだのでよしとした。ただ、いくつか話をすっ飛ばしてしまったので予定よりも2−3分早く口演が終わってしまって、残った時間でたっぷり(英語で)質問されて閉口した。ウーとかアーとか言いながら適当に時間を稼いで、回答するための英語を頭の中で紡ぎだす。この時間稼ぎはそれなりに役に立ったが、「なんて説明したらいいんでしょ?」とか「英語の説明は難しいなー」とか、「ちょっと考えさせて」とか、いらんことを(英語で)口走ってしまってちょっと反省。外国人のいる会場で、あんまり云うべきセリフじゃない。
続いて、午後最後に「目指せPI ー成功する科研費申請・プレゼン・論文執筆」というセッションでプレゼンテーションのコツについての口演もした。一日のあいだに英語と日本語で続けて口演してみると、日本語の有り難さが身にしみる。このセッション、廊下まで立ち見が出るほどの盛況だったのだけど、フロアからの質問がちょっと少なかったかも、、。テーマがテーマだけに、質問しにくかったのか、、。
夜には、稲佐山にあるホテルで、東大医科研の笹川千尋先生の定年退職記念祝賀パーティーに出席。心温まる、よく企画された良いパーティーだった。そのあと思案橋に戻って、アベッチと桑エッチ、国立感染研のモリタトモコの4人でしんみりほのぼのと馬鹿話をして午前1時頃まで飲んだ。楽しかったが、実は何を話したのかちっとも覚えていない。
ということで、寝不足のまま2日目に突入することになった。口唇ヘルペスは、進行は治まったが水泡のあとが赤くなって目立ってきた。
国際シンポジウムのセッションでは、アメリカNIHの Dr. Joel Moss, ドイツ Albert-Ludwigs Univ. の Dr. Klaus Aktories, アメリカ Northwestern Univ. の Dr. Karla Satchell の招待講演と、目加田先生、千葉大学の野田先生と私の日本側からの講演があった。私の講演は、体調不良でテンション低くて、英語がうまく口から出てこなかったので65点。破綻せずに済んだのでよしとした。ただ、いくつか話をすっ飛ばしてしまったので予定よりも2−3分早く口演が終わってしまって、残った時間でたっぷり(英語で)質問されて閉口した。ウーとかアーとか言いながら適当に時間を稼いで、回答するための英語を頭の中で紡ぎだす。この時間稼ぎはそれなりに役に立ったが、「なんて説明したらいいんでしょ?」とか「英語の説明は難しいなー」とか、「ちょっと考えさせて」とか、いらんことを(英語で)口走ってしまってちょっと反省。外国人のいる会場で、あんまり云うべきセリフじゃない。
続いて、午後最後に「目指せPI ー成功する科研費申請・プレゼン・論文執筆」というセッションでプレゼンテーションのコツについての口演もした。一日のあいだに英語と日本語で続けて口演してみると、日本語の有り難さが身にしみる。このセッション、廊下まで立ち見が出るほどの盛況だったのだけど、フロアからの質問がちょっと少なかったかも、、。テーマがテーマだけに、質問しにくかったのか、、。
夜には、稲佐山にあるホテルで、東大医科研の笹川千尋先生の定年退職記念祝賀パーティーに出席。心温まる、よく企画された良いパーティーだった。そのあと思案橋に戻って、アベッチと桑エッチ、国立感染研のモリタトモコの4人でしんみりほのぼのと馬鹿話をして午前1時頃まで飲んだ。楽しかったが、実は何を話したのかちっとも覚えていない。
ということで、寝不足のまま2日目に突入することになった。口唇ヘルペスは、進行は治まったが水泡のあとが赤くなって目立ってきた。
2012年03月30日
細菌学会1
学会前日の26日。午後1時頃、伊丹発長崎行きのANA 161便、長崎空港リムジンバスと経由して長崎市内に入った。長崎は多分5−6度目の訪問になる。毎回、長崎大学近辺で宿泊していたので、今回はあえて繁華街の真ん中のホテルをとった。ホテルのフロントで紹介してもらった台湾料理屋さんで長崎チャンポンを食べたあと、夕方に予定されている会議までまだ1時間以上あるので、ホテルの部屋で仕事をすることにした。が、終わってみると何のことはない、この日のうちに溜まったメールの処理をするだけで精一杯で、本来の仕事などちっともできなかった。
んで、夕方4時からは学会評議員会があった。本当はブッチしようと思っていた(こらこら)のだが、〇〇委員長としての報告職務があったので仕方なく出席する。
この会議のあとに、北海道大学の東さんと浦上で飲んだ。以前からの約束である。東さんは長崎大学薬学部出身だ。学生時代にバイトをしていたという焼き鳥屋さんで、おいしい焼き鳥とお酒を楽しむ。途中から東大医科研のミムミム、サナダくん、フクマツくんと、東京医科歯科大のマルヤマさんが合流し、さらに長崎大学で教員をしているという東さんの後輩(すまん、名前を失念しました)が加わってワイワイと11時まで。
長崎の路面電車は午後10時のうちに最終が出てしまう。やっぱ早いなー、と思ったけれどよく考えたら大阪市内だって路線バスの最終は早い。タクシーに分乗してホテルに戻る。
実は、この前の週末に連続して飲んだのが祟ったのか、口唇ヘルペスが2日ほど前から出ていた。あーやだなーと思いながらも、そこは学会である。安静になどできるはずもない。酒も飲む。先が思いやられる学会前日であった。その次の日には朝から座長を務める(だけではなく自分も講演する)国際セッションがある。早く寝なきゃと思いながらも、風呂に入ってベッドについたときには午前1時になっていた。
んで、夕方4時からは学会評議員会があった。本当はブッチしようと思っていた(こらこら)のだが、〇〇委員長としての報告職務があったので仕方なく出席する。
この会議のあとに、北海道大学の東さんと浦上で飲んだ。以前からの約束である。東さんは長崎大学薬学部出身だ。学生時代にバイトをしていたという焼き鳥屋さんで、おいしい焼き鳥とお酒を楽しむ。途中から東大医科研のミムミム、サナダくん、フクマツくんと、東京医科歯科大のマルヤマさんが合流し、さらに長崎大学で教員をしているという東さんの後輩(すまん、名前を失念しました)が加わってワイワイと11時まで。
長崎の路面電車は午後10時のうちに最終が出てしまう。やっぱ早いなー、と思ったけれどよく考えたら大阪市内だって路線バスの最終は早い。タクシーに分乗してホテルに戻る。
実は、この前の週末に連続して飲んだのが祟ったのか、口唇ヘルペスが2日ほど前から出ていた。あーやだなーと思いながらも、そこは学会である。安静になどできるはずもない。酒も飲む。先が思いやられる学会前日であった。その次の日には朝から座長を務める(だけではなく自分も講演する)国際セッションがある。早く寝なきゃと思いながらも、風呂に入ってベッドについたときには午前1時になっていた。
2012年03月29日
帰阪報告
3月27日から29日までの日程で、長崎で開催された日本細菌学会に参加してきた。先ほど戻ってきて、お風呂入って夕食をとったところ。
ビールを飲んでいる。
盟友アベッチと国立感染研のトモコさんと。
今回もいろいろあって楽しかった。ほぼ全てのプログラムが終わって帰路についた時に「細菌学会総会って、こんなにおもしろかったっけ?」とふと思った。確かに少し前まで、細菌学会総会はこれほど面白くなかった。10年近く前に「プログラム企画調整委員会」の立ち上げを企画し、数年後に実際に統一フォーマットによるプログラム作成をスタートして6−7年。ようやく、その成果が現れてきた様に思う。
細菌学会総会は面白いぞ。 今ならそう言って宣伝できるかも。 この調子が続きますように、、。
ということで、今日は疲れたのでもう一本ビールを飲んだら寝ることにする。学会の様子は、明日からぼちぼちと報告するつもり、、。
ビールを飲んでいる。
盟友アベッチと国立感染研のトモコさんと。
細菌学会総会は面白いぞ。 今ならそう言って宣伝できるかも。 この調子が続きますように、、。
ということで、今日は疲れたのでもう一本ビールを飲んだら寝ることにする。学会の様子は、明日からぼちぼちと報告するつもり、、。
2012年03月25日
お祝いラッシュ
木曜日、兵庫医大で開催される寄生虫学会に参加するためにシンザーくんが来阪した。(シンザーくんについてはこことかここを見てちょ)。シンザーくんは先日結婚(入籍)したばかりである。これはお祝いせねばならんと、この夜は名店「よしむら」で飲むことにした。微研きってのコワモテ准教授のテルテルと、シンザーくんと、私の三人である。
久しぶりの「よしむら」だ。相変わらずどれもこれも美味い。身近で最高の酒肴を味わえる最高の飲み屋である。「大阪らしいところに連れてってください」と言っていたシンザーくんも満足の様子だ。お客さんの出入りがひと回りして、店内が少し落ち着いたとき、シンザーくんが新婚であることが居合わせたお客さんのあいだで話題になった。
んで、見ず知らずのお客さんみんなで、シンザーくんお祝いの記念写真を撮ることになった。おめでとー、シンザーくん。見ず知らずの人たちと盛り上がって、写真を一緒に撮る。、、、大阪らしいやろ?

金曜日、この日は、トッシーが産休に入る前の最後の出勤日というので、お昼に激励会をした。お寿司をとってケーキを食べて、、、。ともすれば実験でギスギスしそうになる研究室だが、そんなときにトッシーのスマイルで何度救われたか、、お産はたいへんだと思うが、がんばってね、、。

この日はそれだけでは終わらない。この春で栄転して微研を去る竹内さんと星野さんをお祝いして、壮行タコ焼きパーティーを開催した。ときどき研究室で企画した、誰でも参加できる微研フルオープンのパーティーだ。今回はあまり宣伝していなかったので参加人数が心配されたが、フタを開けて見るとたくさんの参加者で賑わった。

この週末は、様々な人々の色んなお祝いの連続だった。んで、来週は長崎で、第85回日本細菌学会総会が開催される。私は明日のお昼前に長崎に入る予定である。
んで、見ず知らずのお客さんみんなで、シンザーくんお祝いの記念写真を撮ることになった。おめでとー、シンザーくん。見ず知らずの人たちと盛り上がって、写真を一緒に撮る。、、、大阪らしいやろ?
金曜日、この日は、トッシーが産休に入る前の最後の出勤日というので、お昼に激励会をした。お寿司をとってケーキを食べて、、、。ともすれば実験でギスギスしそうになる研究室だが、そんなときにトッシーのスマイルで何度救われたか、、お産はたいへんだと思うが、がんばってね、、。
この日はそれだけでは終わらない。この春で栄転して微研を去る竹内さんと星野さんをお祝いして、壮行タコ焼きパーティーを開催した。ときどき研究室で企画した、誰でも参加できる微研フルオープンのパーティーだ。今回はあまり宣伝していなかったので参加人数が心配されたが、フタを開けて見るとたくさんの参加者で賑わった。
この週末は、様々な人々の色んなお祝いの連続だった。んで、来週は長崎で、第85回日本細菌学会総会が開催される。私は明日のお昼前に長崎に入る予定である。
2012年03月21日
まとまりのない読書報告/吉村昭作品
吉村昭さんの小説「暁の旅人」と「逃亡」を読んだ。
吉村昭さんは史伝作家である。歴史を題材にした小説は、時代小説と歴史小説に大別できるという。歴史のコンテクストのなかにフィクションを織り込むのが時代小説で、史料にもとづいて歴史を語るのが歴史小説である。さらに史実に忠実に歴史を伝えるのが史伝であるという。歴史小説が史料にもとづいていると云っても、史料のない空白を埋めたり読者を引き込んだりするためにフィクションをはさみ込む余地を残すのに対して、史伝は一切のフィクションを排する。その史伝作家の第一人者に挙げられるのが吉村昭さんである。
「暁の旅人」は幕末の奥医師にして蘭方医の松本良順が松本家の養嗣子となってから生涯を閉じるまでの人生をたどった史伝である。仲野徹先生が、同じ松本良順を主人公にした司馬遼太郎さんの小説「胡蝶の夢」を読んだ私に本書を紹介してくださった。ということで、本書を、歴史小説である「胡蝶の夢」と対比しながら読むのはなかなか面白い。私の感覚では、エンターテインメントとしては「胡蝶の夢」に軍配が上がるが、「暁の旅人」には、ホントの人生ってこんな感じで過ぎて行くもんやろな、と妙に納得させられる史伝ならではの迫力がある。
一方の「逃亡」は、霞ヶ浦航空隊で整備兵だった少年が、隊に配備されていた九七式艦上攻撃機に放火して逃亡するというストーリーである。この紹介記事をどこかで読んだだけで興味を掻き立てられて迷わず購入した。こちらの方は「暁の旅人」に比べると、かなりハラハラドキドキでエンターテインメントとしても楽しめるし、史実(この場合は事実というべきか)であるという迫力が一層興趣をそそる。
この、「暁の旅人」と「逃亡」の違いは、多分、文献となる史料の質や量の違いから来るのではないかと思う。とくに「逃亡」の場合は、主人公の少年兵本人から吉村さんが聴取したことが元になっているので、時代をさらに遡ることになる「暁の旅人」の史料とは、質も量もさらには密度もずいぶん違うのだろう。史伝が緻密なストーリーで埋まるかどうかは、史料の良否による。だから「逃亡」の方が、はっきり云って面白い(いや、もちろん、どちらも面白いんですけど、どちらかというと、です)。そういえば、吉村さんの「生麦事件」も、歴史の授業で習った時の生麦事件とは全く違う生々しさで事件の顛末が描かれていて、とても面白かった。
「生麦事件」は別にして、一般に史料の良否ということになると、やっぱり時代の近い方がいいのかもしれない。ということは、吉村作品はひょっとすると近代史の史実に関するものの方が、一般的に面白いのかもしれない、、。
と、勝手な法則を考えて、今度は吉村作品で名作と名高い「戦艦武蔵」を読んでみることにする。
吉村昭さんは史伝作家である。歴史を題材にした小説は、時代小説と歴史小説に大別できるという。歴史のコンテクストのなかにフィクションを織り込むのが時代小説で、史料にもとづいて歴史を語るのが歴史小説である。さらに史実に忠実に歴史を伝えるのが史伝であるという。歴史小説が史料にもとづいていると云っても、史料のない空白を埋めたり読者を引き込んだりするためにフィクションをはさみ込む余地を残すのに対して、史伝は一切のフィクションを排する。その史伝作家の第一人者に挙げられるのが吉村昭さんである。
「暁の旅人」は幕末の奥医師にして蘭方医の松本良順が松本家の養嗣子となってから生涯を閉じるまでの人生をたどった史伝である。仲野徹先生が、同じ松本良順を主人公にした司馬遼太郎さんの小説「胡蝶の夢」を読んだ私に本書を紹介してくださった。ということで、本書を、歴史小説である「胡蝶の夢」と対比しながら読むのはなかなか面白い。私の感覚では、エンターテインメントとしては「胡蝶の夢」に軍配が上がるが、「暁の旅人」には、ホントの人生ってこんな感じで過ぎて行くもんやろな、と妙に納得させられる史伝ならではの迫力がある。
一方の「逃亡」は、霞ヶ浦航空隊で整備兵だった少年が、隊に配備されていた九七式艦上攻撃機に放火して逃亡するというストーリーである。この紹介記事をどこかで読んだだけで興味を掻き立てられて迷わず購入した。こちらの方は「暁の旅人」に比べると、かなりハラハラドキドキでエンターテインメントとしても楽しめるし、史実(この場合は事実というべきか)であるという迫力が一層興趣をそそる。
この、「暁の旅人」と「逃亡」の違いは、多分、文献となる史料の質や量の違いから来るのではないかと思う。とくに「逃亡」の場合は、主人公の少年兵本人から吉村さんが聴取したことが元になっているので、時代をさらに遡ることになる「暁の旅人」の史料とは、質も量もさらには密度もずいぶん違うのだろう。史伝が緻密なストーリーで埋まるかどうかは、史料の良否による。だから「逃亡」の方が、はっきり云って面白い(いや、もちろん、どちらも面白いんですけど、どちらかというと、です)。そういえば、吉村さんの「生麦事件」も、歴史の授業で習った時の生麦事件とは全く違う生々しさで事件の顛末が描かれていて、とても面白かった。
「生麦事件」は別にして、一般に史料の良否ということになると、やっぱり時代の近い方がいいのかもしれない。ということは、吉村作品はひょっとすると近代史の史実に関するものの方が、一般的に面白いのかもしれない、、。
と、勝手な法則を考えて、今度は吉村作品で名作と名高い「戦艦武蔵」を読んでみることにする。
2012年03月20日
春になれば
本日は溜まった雑用を少しでも減らすために出勤。自転車(プロントくん)だ。年末に整備と調整をしてからプロントくんはすこぶる調子がよろしい。静かに、滑るように走る。休日なので街を歩く人もまばらである。気持ちよく研究所に到着した。
研究室には大学院生のオカケーがいた。今日は夕方まで実験をするという。頑張ってね。頑張る人には実験の神様がきっと微笑んでくれるよ、と言おうとしたがやめた。実験の神様はそんなにあまくない。
お昼ご飯は「曽呂利」のせいろ蕎麦にした。「曽呂利」は堺で有名な名店「ちく満」の流れを汲む温かいせいろ蕎麦を出してくれる。オカケーは「曽呂利」が初めてだったようだ。美味しそうに食べる。箸の持ち方もなかなか落ち着いて堂に入っている。ふむふむ、オカケーはこの1年で成長した(かもしれない)。
自転車行の途中に早咲きの桜をいくつも見た。季節は春だ。たいていの大学の研究室は毎年春になると少しだけリニューアルする。人数の少ない我が研究室だが、それでも何人かのメンバーが入れ替わる。そうだ。春だから、研究室の模様替えをしよう、と思ったのは先週のことだった。なんかとにかくなんでもいいが、春だ。模様替えだ 模様替えだ。メンバーが使う事務用チェアをいくつか買い替えて、机の配置も変えることにした。
春になってもなんにも変わらんかもしれんが、新調のチェアと机の配置換えで無理やり気分を変えてやろ。変えるチャンスは春しかない。
帰りは、箕面の山沿いを池田に向かう私のお気に入りのコースをとった。大阪青山大学の南側を走る府道9号線の、そのまた南側の旧道を通る。今日初めて知ったのだが、この旧道を「西国巡礼街道」と呼ぶらしい。
そこでも桜が咲いていた。
研究室には大学院生のオカケーがいた。今日は夕方まで実験をするという。頑張ってね。頑張る人には実験の神様がきっと微笑んでくれるよ、と言おうとしたがやめた。実験の神様はそんなにあまくない。
お昼ご飯は「曽呂利」のせいろ蕎麦にした。「曽呂利」は堺で有名な名店「ちく満」の流れを汲む温かいせいろ蕎麦を出してくれる。オカケーは「曽呂利」が初めてだったようだ。美味しそうに食べる。箸の持ち方もなかなか落ち着いて堂に入っている。ふむふむ、オカケーはこの1年で成長した(かもしれない)。
自転車行の途中に早咲きの桜をいくつも見た。季節は春だ。たいていの大学の研究室は毎年春になると少しだけリニューアルする。人数の少ない我が研究室だが、それでも何人かのメンバーが入れ替わる。そうだ。春だから、研究室の模様替えをしよう、と思ったのは先週のことだった。なんかとにかくなんでもいいが、春だ。模様替えだ 模様替えだ。メンバーが使う事務用チェアをいくつか買い替えて、机の配置も変えることにした。
春になってもなんにも変わらんかもしれんが、新調のチェアと机の配置換えで無理やり気分を変えてやろ。変えるチャンスは春しかない。
帰りは、箕面の山沿いを池田に向かう私のお気に入りのコースをとった。大阪青山大学の南側を走る府道9号線の、そのまた南側の旧道を通る。今日初めて知ったのだが、この旧道を「西国巡礼街道」と呼ぶらしい。
そこでも桜が咲いていた。
2012年03月18日
無為な休日を過ごす
昨日の土曜日は家庭の都合で一日中留守番だった。んで本日、日曜日も、熱帯魚水槽の掃除をしたあとは家でダラダラ、、。私は基本的にグウタラでズボラである。まぁグウタラやズボラに基本的も原則的もない。ただひたすらグウタラでズボラである。
ダラダラと寝そべりながら MacBook Air を弄くって、ネットでニュースやブログを拾い読みしたり、Facebook で知り合いの様子を探ったり、、。そうそう、Facebook と云えば、先日、月間のログインユーザーが 1,000 万人を越えたそうだ。実名登録が必要な Facebook は日本では定着しないと云われていたが、(私の見るところ)東日本大震災を契機に状況は変わったようだ。私自身、大震災の前日に中学校同窓会の運営の都合でFacebook に登録したのだが、それが震災後の関東以北の知り合いの消息確認に十二分に役立った。
それ以来、友達は136人に増えて、mixi や twitter の苦手な私のなかでも Facebookは定着したようだ。Facebook のニュースフィードを眺めていると、知り合いたちが実に種々様々な趣味や活動を楽しんでいるのがわかる。毎晩のようにあちらこちらの名店で夕食を楽しんでる奴。毎週のようにゴルフを楽しんでる奴。趣味のいい生活小物などを紹介してくれる奴。映画やコンサートに頻繁に足を運ぶ奴。この国の行く末を思って東奔西走する憂国の士。好き好んで誰もいない雪山にハイキングに行く奴。美味そうな酒ばっかり飲んでる奴(私と違いますよー)。それに引き比べて、私はなんと無為な休日を送っていることかと、ちょっとだけ反省する。

ということで、賑やかしに今日掃除した水槽の写真をアップしとく。
、、、明日は自転車通勤しよっと。
ダラダラと寝そべりながら MacBook Air を弄くって、ネットでニュースやブログを拾い読みしたり、Facebook で知り合いの様子を探ったり、、。そうそう、Facebook と云えば、先日、月間のログインユーザーが 1,000 万人を越えたそうだ。実名登録が必要な Facebook は日本では定着しないと云われていたが、(私の見るところ)東日本大震災を契機に状況は変わったようだ。私自身、大震災の前日に中学校同窓会の運営の都合でFacebook に登録したのだが、それが震災後の関東以北の知り合いの消息確認に十二分に役立った。
それ以来、友達は136人に増えて、mixi や twitter の苦手な私のなかでも Facebookは定着したようだ。Facebook のニュースフィードを眺めていると、知り合いたちが実に種々様々な趣味や活動を楽しんでいるのがわかる。毎晩のようにあちらこちらの名店で夕食を楽しんでる奴。毎週のようにゴルフを楽しんでる奴。趣味のいい生活小物などを紹介してくれる奴。映画やコンサートに頻繁に足を運ぶ奴。この国の行く末を思って東奔西走する憂国の士。好き好んで誰もいない雪山にハイキングに行く奴。美味そうな酒ばっかり飲んでる奴(私と違いますよー)。それに引き比べて、私はなんと無為な休日を送っていることかと、ちょっとだけ反省する。
ということで、賑やかしに今日掃除した水槽の写真をアップしとく。
、、、明日は自転車通勤しよっと。
本日のBGM。Corinne Bailey Rae/Corinne Bailey Rae
2012年03月14日
電子メールに気合いを込めて
今日夕方、ある先生から電話をいただいた。「今日、〇〇委員会があったんだけど、、」
あ、忘れてました、というか、そもそもその連絡メールをちゃんと見てませんでした。すんませんすんません。別の会議にはちゃんと出席したんだけど、、今日参加予定の会議がふたつもあるなんて、ちっとも気づかなかった。
このごろ、こういうことが多い。最近、信じられないくらい多数のメールが私のメールボックスで着信する。先月だったか、あまりに多いので数えてみたらジャンクメールを含めて一日あたり100通近くあったことがある。もちろん、迷惑メールのフィルターを通しての数字である。今はそれほどではないが、それでも時に50通近いメールが一日に届く。これは問題だ。ちゃんと見ているつもりでも、どうしても読飛ばしてしまうメールが出てきているようだ、。
私の処理能力を超える仕事が舞い込んできて、それで会議や依頼仕事に穴をあけてしまうのは、私の能力の欠如が原因なので仕方ないが(、、仕方なくはないか、、)、試薬の売り込み、私の研究に関係ない領域の学会からの招待状(のような宣伝メール)、雑誌への論文投稿の勧誘メールが大量に届くのは、どうだかなぁと思う。最近、そんなメール、異常に多くありません? みなさん。
あかん。このまま色んな仕事や会議で周囲に迷惑をかけていたら、信用をなくしてしまう、。なんとかしなくては、、。
あ、、信用がなくなって、仕事が減った方がいいかも、、、、、いやいや、、、いかんいかんっ、、。
あ、忘れてました、というか、そもそもその連絡メールをちゃんと見てませんでした。すんませんすんません。別の会議にはちゃんと出席したんだけど、、今日参加予定の会議がふたつもあるなんて、ちっとも気づかなかった。
このごろ、こういうことが多い。最近、信じられないくらい多数のメールが私のメールボックスで着信する。先月だったか、あまりに多いので数えてみたらジャンクメールを含めて一日あたり100通近くあったことがある。もちろん、迷惑メールのフィルターを通しての数字である。今はそれほどではないが、それでも時に50通近いメールが一日に届く。これは問題だ。ちゃんと見ているつもりでも、どうしても読飛ばしてしまうメールが出てきているようだ、。
私の処理能力を超える仕事が舞い込んできて、それで会議や依頼仕事に穴をあけてしまうのは、私の能力の欠如が原因なので仕方ないが(、、仕方なくはないか、、)、試薬の売り込み、私の研究に関係ない領域の学会からの招待状(のような宣伝メール)、雑誌への論文投稿の勧誘メールが大量に届くのは、どうだかなぁと思う。最近、そんなメール、異常に多くありません? みなさん。
あかん。このまま色んな仕事や会議で周囲に迷惑をかけていたら、信用をなくしてしまう、。なんとかしなくては、、。
あ、、信用がなくなって、仕事が減った方がいいかも、、、、、いやいや、、、いかんいかんっ、、。
2012年03月12日
学会に なだれ込んだら もう4月
あーじゃこーじゃとウダウダ言っているあいだに、3月中旬になった。この月末には我が研究グループの主戦場である日本細菌学会が開催される。私はなぜか、初日の最初の国際シンポジウムセッションと最後のワークショップで演者になっている。同一人が学会総会で2回も演者になるのは異例のことである。しかも一日のあいだに2回。なんか差し出がましいが、プログラム企画の成り行きでこういうことになった。
問題は、ふたつのプレゼンテーションの準備をしなきゃならんということだ。「あんた教授やし、プレゼンテーションなんて慣れてるでしょ?」というのは間違いだ。時間の決められた学会の発表は、幾つになってもちゃんと準備しなければならない。とくに、ふたつ目のプレゼンテーションは若手研究者向けのセッションで「プレゼンテーションのやり方」について話をする予定なのだ。プレゼンテーションのやり方についてのプレゼンテーションがだらしなかったら、全く説得力のないプレゼンテーションになってしまう。イヤなもんだ。
というわけで、セッセセッセと今から準備を始める。
午後は、トッシーに、実験ノートの確認とデータの申し送りをしてもらった。トッシーは今月末から長期休暇に入る。その仕事を論文化するためのデータは8割方揃っている。しかし、論文化のためにそれらのデータが図表化されているわけではない。これは問題である。私は、論文を書こうとする時にデータが図表化されていないのは我慢できないタイプだ。図表は、チャンピオンデータが取れた時にすぐさま作成しておくべきである。、、、と、ブツブツいいながら、トッシーに教育的指導を与える。
依頼原稿(100,000字の、例のやつ)の執筆は細々と進めているが、目標のボリュームにはまだまだほど遠い。明日は東京出張だ。その新幹線車中で10,000字は書きたい(書けるかっ)。でないと予定の締め切りに間に合わん怖れもあり、、、。
昨日、梅が咲いているのは街中を自転車で走って確認した。
、、、桜はまだかいな。
問題は、ふたつのプレゼンテーションの準備をしなきゃならんということだ。「あんた教授やし、プレゼンテーションなんて慣れてるでしょ?」というのは間違いだ。時間の決められた学会の発表は、幾つになってもちゃんと準備しなければならない。とくに、ふたつ目のプレゼンテーションは若手研究者向けのセッションで「プレゼンテーションのやり方」について話をする予定なのだ。プレゼンテーションのやり方についてのプレゼンテーションがだらしなかったら、全く説得力のないプレゼンテーションになってしまう。イヤなもんだ。
というわけで、セッセセッセと今から準備を始める。
午後は、トッシーに、実験ノートの確認とデータの申し送りをしてもらった。トッシーは今月末から長期休暇に入る。その仕事を論文化するためのデータは8割方揃っている。しかし、論文化のためにそれらのデータが図表化されているわけではない。これは問題である。私は、論文を書こうとする時にデータが図表化されていないのは我慢できないタイプだ。図表は、チャンピオンデータが取れた時にすぐさま作成しておくべきである。、、、と、ブツブツいいながら、トッシーに教育的指導を与える。
依頼原稿(100,000字の、例のやつ)の執筆は細々と進めているが、目標のボリュームにはまだまだほど遠い。明日は東京出張だ。その新幹線車中で10,000字は書きたい(書けるかっ)。でないと予定の締め切りに間に合わん怖れもあり、、、。
昨日、梅が咲いているのは街中を自転車で走って確認した。
、、、桜はまだかいな。
2012年03月11日
3月11日、日曜日
3月11日。アヤッチの動物感染実験の手伝いに、昼前に自転車で研究所へ向かう。
久しぶりの自転車通勤である。春を感じさせる日差しのなかを走る。自転車乗りとしてもよく知られている俳優の鶴見辰吾さんの言葉だったと思うが、自転車は、乗った瞬間に『自転車の世界』に入り込むことができるのでいい、。まさしくその通りだと思う。
感染動物舎、午後2時46分。安全キャビネットの中で20匹のラットを相手に麻酔をし、実験に必要な処置をしていた。先週あたりから目にするようになった、3月11日を語るテレビ番組はあまり観る気がしない。しかしテレビをつけると当時の映像が流れているのでしばらく眺めるが、コメンテーターがいらんコメントを始めるとチャンネルを変える。あのとき、たくさんの人々にそれぞれの出来事があったことは間違いないが、それを感傷的にドラマチックにどこかの誰かが語るのは願い下げだ。
午後4時半頃、動物舎でのすべての作業を終える。研究室に戻り、あとの作業はアヤッチとトッシーに任せ、私はここで帰宅。動物舎にいるあいだに雨が降ったらしい、湿った道路を自転車(プロントくん)で行く。梅の花が咲いていた。
久しぶりの自転車通勤である。春を感じさせる日差しのなかを走る。自転車乗りとしてもよく知られている俳優の鶴見辰吾さんの言葉だったと思うが、自転車は、乗った瞬間に『自転車の世界』に入り込むことができるのでいい、。まさしくその通りだと思う。
感染動物舎、午後2時46分。安全キャビネットの中で20匹のラットを相手に麻酔をし、実験に必要な処置をしていた。先週あたりから目にするようになった、3月11日を語るテレビ番組はあまり観る気がしない。しかしテレビをつけると当時の映像が流れているのでしばらく眺めるが、コメンテーターがいらんコメントを始めるとチャンネルを変える。あのとき、たくさんの人々にそれぞれの出来事があったことは間違いないが、それを感傷的にドラマチックにどこかの誰かが語るのは願い下げだ。
午後4時半頃、動物舎でのすべての作業を終える。研究室に戻り、あとの作業はアヤッチとトッシーに任せ、私はここで帰宅。動物舎にいるあいだに雨が降ったらしい、湿った道路を自転車(プロントくん)で行く。梅の花が咲いていた。
2012年03月10日
来年度のことを考える
今週、研究室のスタッフひとりひとりと面談をした。それぞれが抱える問題やプロジェクトの進捗状況を聞いて、来年度の研究室の運営方針を決めるためだ。ウチの研究室は人数が少ない。強烈に少ない。一方で、少人数でもスタッフが頑張ってくれているので、研究はそれなりに進んでいる。PIとしては、メンバーそれぞれの持つ情報を聞いて研究室の現状をつぶさに把握して、効率よく仕事を進めるための方針を立てねばならない。と言っても大したことができるわけではないのだけれど、、人数少ないし。それでも、おかげで来年度に向けて、どうすれば良いか、だいたい見当をつけることができた。
今回、とくに私が神経質になっているのには理由がある。実は、来年度中に、メンバー二人がそれぞれの事情でほぼ同時期に長期休暇に入るのだ。二人が関わっているプロジェクトは、今のところウチの研究室では最も進んでいるのだが、やむなく長期停滞することになる。そればかりか、ただでさえ少ない研究室のメンバーがさらに減る。いつぞや書いたように思うが、まさに限界集落になろうとしている、、。
幸い、研究は進んでいるし、研究費も「有り余る」ほどはないが、不如意で困るほど少ないわけでもない。来年度は、如何に仕事の効率を維持し、効果的に成果をアウトプットできるのか、それはPIたる私の考え方にかかっていると思う、、。
どうなりまっしゃろか? 、、、来年(度)のことを言うと鬼が笑うというけれど、。、、なぜ鬼が笑う? と調べてみると、その解説のひとつにこうあった。「今年のことも満足にできない未熟者が来年のことを言うのを見て、鬼(超常的、万能的なもの)が笑うということである」
へいへい、もちろん未熟者だす。
2012年03月08日
iPad の重量
新型 iPad が発表された。それから、iOS5.1 に Siri の日本語版も実装されたようだ。Siri とは音声認識機能を備えた人工知能の一種で、操作者の音声に反応して、iPhone の操作のアシスタントをしてくれる機能である。巷では、Siri に向かって「愛してる」と云ってみたり、自分のことを「ご主人様」と呼ばせたり、無理難題をふっかけたりする iPhone ユーザーが続出しているようだ。大阪では、濃い大阪弁で Siri に話しかけている奴もきっと居る。Siri が理解できないと「なんや、大阪弁もわからんのか。あかんがな。役に立たんな、Siri は、、」とか云ってる奴が、きっといるに違いない。
ところで今回の iPad。このブログでは何度も書いているが、私は自他ともに認めるアップルのイヌである。新製品が出ると、そわそわして居ても立ってもいられなくなるタイプだ。現行の小型軽量の MacBook Air は、その登場を10年ほど待ち続けて、発表されたと同時に注文した。iPhone は必ずソフトバンクから発売されると、Vodafone 以前の時代からサービスの決して良くない通信事業者を変えずに頑張ったりした。
そして iPad の三代目が発表された。初代 iPad が発表されたとき、私は「iPad は買いません」と宣言した(こことかここをみてちょ)。そして二代目もやりすごし、さらにこの三代目、、、、どうしようかとちょっと考えてみた。
私が iPad を買わなかった理由はいろいろあるが、日本国内での電子書籍事情が落ち着いて、Keynote と iPad の組み合わせによるプレゼンテーションの使い勝手が MacBook のそれと変わらないようになれば、買ってもいいと思っている。他にも、文字入力がキーボードに比べるとやはり面倒とかいうこともあるが、それはそういう使い方はそもそも iPad の設計思想では重要視されていないので横に置く。しかし残念ながら電子書籍も普及していないし、まだ iPad によるプレゼンテーションも学会などでは一般化していない。ということで、やっぱり購入意欲はイマイチわかない。
ただもうひとつ、学会で重い抄録冊子を持たずに、その代わりに抄録の PDFファイルを格納した iPad をもって会場を颯爽と歩きたい、という欲望が出てきた。同業者の方ならよくご存知のように、学会の抄録集は重い。分子生物学会や生化学会の抄録集など分冊されて配布されるが、その全てを持って会場を歩くのは(ウェイトトレーニングが趣味のような人以外は)絶対イヤだ。これを iPad に代えることができるのなら、それはそれでかなりのメリットになる。iPad の重量は 650-660 g ほどである。分子生物学会などの抄録は 1 kg を越える。これはいいかも、、、、、
そう思って、私の主戦場である細菌学会総会の抄録集の重さを量ってみたら、680 g だった、、、。
うぅむ、。微妙、、。
ところで今回の iPad。このブログでは何度も書いているが、私は自他ともに認めるアップルのイヌである。新製品が出ると、そわそわして居ても立ってもいられなくなるタイプだ。現行の小型軽量の MacBook Air は、その登場を10年ほど待ち続けて、発表されたと同時に注文した。iPhone は必ずソフトバンクから発売されると、Vodafone 以前の時代からサービスの決して良くない通信事業者を変えずに頑張ったりした。
そして iPad の三代目が発表された。初代 iPad が発表されたとき、私は「iPad は買いません」と宣言した(こことかここをみてちょ)。そして二代目もやりすごし、さらにこの三代目、、、、どうしようかとちょっと考えてみた。
私が iPad を買わなかった理由はいろいろあるが、日本国内での電子書籍事情が落ち着いて、Keynote と iPad の組み合わせによるプレゼンテーションの使い勝手が MacBook のそれと変わらないようになれば、買ってもいいと思っている。他にも、文字入力がキーボードに比べるとやはり面倒とかいうこともあるが、それはそういう使い方はそもそも iPad の設計思想では重要視されていないので横に置く。しかし残念ながら電子書籍も普及していないし、まだ iPad によるプレゼンテーションも学会などでは一般化していない。ということで、やっぱり購入意欲はイマイチわかない。
ただもうひとつ、学会で重い抄録冊子を持たずに、その代わりに抄録の PDFファイルを格納した iPad をもって会場を颯爽と歩きたい、という欲望が出てきた。同業者の方ならよくご存知のように、学会の抄録集は重い。分子生物学会や生化学会の抄録集など分冊されて配布されるが、その全てを持って会場を歩くのは(ウェイトトレーニングが趣味のような人以外は)絶対イヤだ。これを iPad に代えることができるのなら、それはそれでかなりのメリットになる。iPad の重量は 650-660 g ほどである。分子生物学会などの抄録は 1 kg を越える。これはいいかも、、、、、
そう思って、私の主戦場である細菌学会総会の抄録集の重さを量ってみたら、680 g だった、、、。
うぅむ、。微妙、、。





